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確定申告 所得税 計算ツール|事業収入・経費・各種控除から納税額を即時算出

個人事業主・フリーランス・副業所得者向けの確定申告 所得税自動計算ツール。事業収入・必要経費・青色申告特別控除65万円・社会保険料(国保・国民年金)・iDeCo・小規模企業共済・生命保険料控除・扶養・配偶者控除を入力し、納める所得税・復興特別所得税・予定納税の概算を一発算出。所得税法第89条の累進税率(5%・10%・20%・23%・33%・40%・45%の7段階)・国税庁「所得税の税率」No.2260・青色申告特別控除の3階建て(65万/55万/10万)に完全準拠。e-Tax電子申告・電子帳簿保存法対応・マイナンバーカードでの電子送信、翌年の予定納税(15万円以上)まで実務目線で網羅しています。

最終更新:2026年7月28日/監修:計算ツールズ編集部

確定申告 所得税 計算機

1〜12月に発生した売上(発生主義)。前受金は含まない。
仕入・家賃・通信費・接待交際費・減価償却費等。私生活分は家事按分。
65万円取るには複式簿記+期限内提出+e-Tax or 電子帳簿保存が必要。
国民健康保険料・国民年金保険料・介護保険料の合計。全額控除可。
個人事業主のiDeCo上限は月6.8万・年81.6万。小規模企業共済は月7万・年84万。
一般・介護医療・個人年金の3枠×各4万=上限12万。
16歳以上・年収103万以下の親族。1人38万控除。
配偶者年収103万以下で満額38万。48万は70歳以上老人配偶者。

所得税の累進税率と計算式

所得税は7段階の累進税率(所得税法第89条)で、課税所得が増えるほど税率が上がります。加えて復興特別所得税2.1%(東日本大震災復興財源、2013〜2037年)が所得税額に上乗せされます。事業所得の計算は「収入 − 必要経費 − 青色申告特別控除」で、そこから各種所得控除(基礎控除48万・社会保険料控除・生命保険料控除・配偶者控除・扶養控除・医療費控除等)を差し引いて課税所得を出します。

事業所得 = 事業収入 − 必要経費 − 青色申告特別控除
課税所得 = 事業所得 − 所得控除の合計(基礎48万+社保+iDeCo+生保+配偶者+扶養…)
所得税 = 課税所得 × 税率 − 控除額(下表)
復興特別所得税 = 所得税 × 2.1%
納税額 = 所得税 + 復興特別所得税 − 源泉徴収税額 − 予定納税

所得税の累進税率(7段階・令和7年)

課税所得税率控除額限界税率での税負担例
〜195万円5%0円100万 → 5万
195万〜330万10%97,500円300万 → 20.3万
330万〜695万20%427,500円500万 → 57.3万
695万〜900万23%636,000円800万 → 120.4万
900万〜1,800万33%1,536,000円1,500万 → 341.4万
1,800万〜4,000万40%2,796,000円3,000万 → 920.4万
4,000万超45%4,796,000円5,000万 → 1,770.4万

出典:国税庁 No.2260「所得税の税率」/所得税法第89条

青色申告特別控除の3階建て

青色申告は個人事業主・フリーランスの最大の節税ツール。事前に青色申告承認申請書を税務署に提出し(開業から2ヶ月以内 or 適用年の3月15日まで)、複式簿記+期限内申告+e-Tax(or電子帳簿保存)で最大65万円の特別控除を受けられます。所得税率20%なら実質13万円の節税、住民税10%も含めると年約19万円の恩恵です。

青色申告特別控除の3段階

控除額要件実質節税額(税率20%+住民10%)
65万円複式簿記+期限内申告+e-Taxまたは電子帳簿保存約19.5万円
55万円複式簿記+期限内申告(紙提出)約16.5万円
10万円簡易簿記(現金主義でも可)約3万円
0円白色申告(青色未申請)0円

65万円控除を取るための必須アクション

  1. 青色申告承認申請書を税務署に提出(開業から2ヶ月以内or適用年の3月15日まで)
  2. 複式簿記で帳簿を作成(freee・マネーフォワード・弥生等の会計ソフト利用が実務標準)
  3. 貸借対照表・損益計算書を確定申告書に添付
  4. 期限内(原則3月15日)に確定申告書を提出
  5. e-Taxで電子申告するor 電子帳簿保存法の要件を満たす

e-Tax送信の方が電子帳簿保存より簡単。マイナンバーカードとICカードリーダー(またはスマホ)でOK。多くの会計ソフトが電子申告連携機能を持ち、ボタン一つで送信可能です。

主要な所得控除の使い方

個人事業主が使える主要な所得控除は以下の通り。所得控除が10万円増えると、所得税率20%・住民税10%なら実質3万円の節税効果。年間の節税上限を意識して計画的に活用します。

控除の種類上限・要件節税効果(税率20%+住民10%)
基礎控除48万円(所得2,400万以下)14.4万円
社会保険料控除全額(国保・国民年金)支払額×30%
iDeCo(個人事業主)月6.8万・年81.6万最大24.5万円
小規模企業共済月7万・年84万最大25.2万円
生命保険料控除3枠×各4万=上限12万最大3.6万円
地震保険料控除上限5万円最大1.5万円
配偶者控除38万円(配偶者年収103万以下)11.4万円
扶養控除(一般)1人38万円11.4万円/人
扶養控除(19-22歳)1人63万円(特定扶養)18.9万円/人
医療費控除10万円 or 所得×5%超過分支払額×30%
寄附金控除(ふるさと納税)年収の一定割合実質2,000円で返礼品

個人事業主の節税三種の神器は「青色申告特別控除65万+iDeCo年81.6万+小規模企業共済年84万」で合計約230万円の控除枠。所得税率20%+住民税10%なら年約69万円の節税、税率33%クラスなら年約100万円の節税効果になります。

e-Tax・マイナポータル連携

e-Tax(国税電子申告・納税システム)は2004年開始の電子申告サービス。青色申告65万円控除の必須要件かつ、還付が1〜2週間早く、24時間いつでも申告できます。マイナンバーカードとスマホ(対応機種)またはICカードリーダーがあれば無料で利用可能です。

e-Taxのメリット

  • 青色申告特別控除65万円の要件を満たせる
  • 還付が1〜2週間早い(通常1〜1.5ヶ月→2〜3週間)
  • 24時間365日申告可能(税務署の混雑回避)
  • マイナポータル連携で医療費・保険料・寄附金の情報を自動取込
  • 過去の申告データ(決算書等)を翌年に流用できる
  • 添付書類の提出省略(源泉徴収票・保険料控除証明書等)

マイナポータル連携で自動取得できる情報

項目情報源効果
医療費情報健康保険組合・協会けんぽ医療費控除の明細書作成
ふるさと納税寄附金楽天・さとふる・ふるなび等寄附金控除の自動取込
生命保険料控除証明書各生命保険会社控除額の自動計算
地震保険料控除証明書各損害保険会社控除額の自動計算
iDeCo拠出金証明書国民年金基金連合会小規模企業共済等掛金控除の自動
公的年金等の源泉徴収票日本年金機構雑所得の自動計算
給与所得の源泉徴収票勤務先(対応企業のみ)給与所得の自動計算

シーン別の使い方

フリーランス初年度

売上400万・経費80万・青色65万→事業所得255万。基礎48万+国保国民年金40万で課税所得167万・所得税約7万+復興0.15万=計7.15万。青色申告承認申請書の提出忘れずに。

会社員+副業(雑所得)

本業給与400万+副業売上100万・経費20万=副業所得80万。副業20万超で確定申告必須。給与所得と合算して累進課税。副業を事業所得化するには帳簿要件クリアが必要。

個人事業主のiDeCo満額

iDeCo年81.6万+小規模企業共済年84万=合計165.6万の全額所得控除。所得税率23%・住民税10%なら年約55万円の節税効果。老後資金+節税のダブル効果。

フリーランスから法人成り

事業所得800万超で法人化検討ライン。個人事業税5%+所得税率23%→法人税15-23%で有利になる可能性。ただし社会保険加入・会計コスト増あり。法人成りシミュレーションは別ツールで。

ふるさと納税との併用

年収500万+事業所得500万=合計1,000万相当なら、ふるさと納税上限約17万円。返礼品30%で年約5万円相当の返礼品を実質2,000円で獲得。ワンストップ特例は使えないためe-Tax申告推奨。

インボイス登録事業者

売上1,000万以下の免税事業者でもインボイス登録した場合は消費税納税義務あり。2割特例(売上×2%)で当面軽減。所得税とは別枠計算、インボイス計算ツール参照。

よくある勘違い

1. 青色申告承認申請書を出し忘れて65万控除を逃す

青色申告特別控除65万円を受けるには、事前に青色申告承認申請書を税務署に提出する必要あり。開業から2ヶ月以内、または適用したい年の3月15日まで。提出忘れは白色申告扱いで65万円の節税機会喪失。

2. 経費と家事費の按分ミス

家賃・光熱費・通信費のうち事業使用分のみが経費。自宅兼事務所なら床面積比・使用時間比で按分計算。100%経費計上は税務調査で否認されるリスク大。合理的な按分計算根拠を残しておく。

3. 副業20万円ルールの誤解

「副業20万円以下は確定申告不要」は所得税のみ。住民税は20万円以下でも申告必要(自治体ごとに)。また源泉徴収済の副業でも医療費控除・ふるさと納税の還付を受けるには申告推奨。

4. 期限後申告で青色65万→10万に減額

青色申告特別控除65万円は期限内申告(3月15日まで)が絶対条件。1日でも遅れると10万円控除に減額。55万円の差×税率30%=約17万円の損失。締切厳守が重要。

5. 予定納税を忘れる

前年の所得税15万円以上で翌年の7月・11月に予定納税(税額の1/3ずつ前払い)が発生。忘れると延滞税+加算税。事前に納税用の口座を分けておく、振替納税で自動引き落とし設定推奨。

6. 消費税の課税事業者判定を見落とす

売上1,000万円超で翌々年から消費税課税事業者。またはインボイス登録で即課税事業者化。所得税と別枠で消費税も納付必要。売上急増時は消費税の資金繰りも準備。

7. 帳簿を作らず経費だけメモする

青色申告は複式簿記が必須(65万・55万控除の場合)。仕訳帳+総勘定元帳+貸借対照表+損益計算書が必要。会計ソフト(freee・マネーフォワード・弥生)で自動化推奨。手書きは実務不可能。

参考リンク・公的資料

本ツールは事業所得の所得税・復興特別所得税の概算計算です。実際の税額は個別の売上・経費・所得控除・税額控除(住宅ローン控除・寄附金控除等)・青色申告承認の有無・電子帳簿保存法対応の有無で変動します。住民税・個人事業税・消費税・国民健康保険料は別枠計算のため、総合的な税負担を把握するには各ツールを併用してください。特に法人成り(法人化)の判断、インボイス登録の有無、事業所得と雑所得の区分は個別の税務判断が必要なため、税理士への相談を推奨します。国税庁の最新情報と本ツールの計算結果に差異がある場合は公式資料が優先されます。

よくある質問(FAQ)

青色申告特別控除65万円はどう取る?

事前に青色申告承認申請書を提出→複式簿記+期限内申告+e-Tax(or 電子帳簿保存法対応)で65万円。紙申告は55万円、簡易簿記は10万円。フリーランスの節税で最も大きな効果(所得税率20%+住民税10%なら年約19.5万円の節税)。開業から2ヶ月以内 or 適用年の3/15までに申請書提出が必須。

予定納税とは?いつ払う?

前年の所得税が15万円以上の場合、翌年に税額の1/3を7月、1/3を11月に前払いする制度。11月末までに納付。確定申告で精算し過不足調整。予定納税額の1/3を「予定納税基準額」から自動計算。本ツールの「予定納税の目安」は今年の税額の2/3を表示。

会社員+副業の場合は?

給与所得+事業所得(または雑所得)の合算で計算。副業の所得20万円超で確定申告必須。本ツールでは事業所得側だけを入れる前提。給与所得との合算は確定申告書の所定欄で実施。副業を「事業所得」化するには帳簿要件クリアが必要で、雑所得扱いだと青色申告特別控除が使えない。

消費税の納付は別ですか?

はい。所得税は所得に対する税、消費税はインボイス登録事業者または年商1,000万円超の事業者のみ別途納付。2割特例(売上×2%)で当面軽減されるインボイス登録者もいる。詳細はインボイス計算ツールで試算可能。所得税と消費税で確定申告書は別の様式。

iDeCoと小規模企業共済はどちらが得?

個人事業主なら両方満額拠出が最強。iDeCo年81.6万+小規模企業共済年84万=合計165.6万の全額所得控除。所得税率23%・住民税10%なら年約55万円の節税。iDeCoは60歳まで引出不可、共済は事業廃止・解約でいつでも受取可能で流動性が違う。

家事関連費(家賃・光熱費)の按分は?

自宅兼事務所なら床面積比・使用時間比で按分。事務所として使う部屋の面積が全体の30%なら家賃・光熱費の30%を経費。合理的な按分計算根拠(間取り図・使用時間記録)を残しておく。100%経費計上は税務調査で否認されるリスク大。

期限後申告のペナルティは?

青色申告特別控除が65万→10万に減額。加えて無申告加算税(税額の5〜20%)+延滞税(年8.7%相当)。期限後申告でも青色申告承認は取消されないが、控除減額の損失が大きい。3月15日厳守が原則。天災等の場合は個別延長申請可能。

e-Taxで電子申告するメリットは?

①青色申告特別控除65万の要件を満たす、②還付が1〜2週間早い、③24時間365日申告可能、④マイナポータル連携で医療費・保険料の自動取込、⑤過去の決算書データを翌年流用、⑥源泉徴収票等の添付書類提出省略。マイナンバーカードとスマホで無料利用可能。

個人事業税は所得税と別?

はい。個人事業税は都道府県税で所得税とは別枠。事業所得290万超で税率3〜5%が課税(業種による)。8月・11月の2回払い。所得税の確定申告データから自動計算されるため事業税だけの申告は不要。詳細は個人事業税計算ツール参照。

ふるさと納税は個人事業主でも使える?

使えます。事業所得+給与所得の合計で上限額を計算。個人事業主はワンストップ特例が使えないため、確定申告での寄附金控除として処理。e-Tax申告時にマイナポータル経由で寄附金情報を自動取込可能。年収1,000万相当なら上限約17万円で年5万円の返礼品が実質2,000円で獲得可。

雑所得と事業所得の区分は?

2022年10月の通達改正で「収入300万円超+帳簿保存」が事業所得の目安に。300万以下は原則雑所得、300万超でも帳簿がなければ雑所得扱い。事業所得は青色申告特別控除・損益通算・純損失繰越(3年)が使えるため大きな差。副業を事業所得化するなら帳簿整備必須。

白色申告と青色申告の違いは?

白色申告:青色申告承認未申請の場合、控除0円・単式簿記OK・欠損繰越不可。青色申告:控除最大65万円+純損失3年繰越+家族への専従者給与全額経費。所得税率20%・住民税10%なら青色65万で年約19.5万円の節税。個人事業主は必ず青色申告を選択すべき。