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面粗度Ra仕上げ切削

面粗度Ra(送り×ノーズR)

送り量とノーズRから理論面粗度Ra(μm)を即算出。仕上げ加工の条件設定・面精度予測に。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

面粗度Ra(送り×ノーズR)ツール

理論面粗度

Rz(μm) = f²(mm) / (8R) × 1000

Ra ≒ Rz / 4

送り量fの2乗に比例、ノーズRに反比例。仕上げ加工での目標粗度から送り量を逆算する。実測は理論値の1.2-2倍(振動・工具摩耗)。

面粗度等級と用途

Ra μm用途
0.2以下鏡面・光学部品
0.4-0.8摺動面・シール面
1.6-3.2一般精密部品
6.3-12.5一般部品
25以上荒加工・非機能面

面粗度Ra(送り×ノーズR)の詳しい解説

面粗度Raは「送り量の2乗÷8×ノーズR」という単純式が理論値。送り0.1mm・ノーズR0.4mmならRz=3.1μm、Ra=0.78μm。実測は理論値の1.2-2倍(工具振動・摩耗・切削温度で悪化)が慣例です。

実務では「目標Ra→送り逆算→サイクルタイム確認」のフローで加工条件を決めます。Ra1.6μm仕上げなら送り0.15mm・ノーズR0.4mmで理論Ra1.75μm(実測2-3μmで達成可)。仕上げ工程を分けるほど面粗度・寸法精度が向上しますが、加工時間・工具コストのトレードオフ。

業界・現場での使い方

精密切削加工

ISO 1302図面指示のRa値から送り・R選定。

金型加工

摺動部品のシボ面・鏡面加工。研削・磨きとの組合わせ。

自動車エンジン加工

シリンダ内面Ra0.4以下、クランクジャーナルRa0.2以下。

よくある間違い・注意点

  • 理論値=実測値と考える — 振動・摩耗・熱で1.2-2倍悪化。安全率2倍で送り選定。
  • ノーズR大なら万事OK — R大は面粗度良いが、切込制限強く送り遅い場合も。
  • 工具磨耗を無視 — 摩耗進行で面粗度急速悪化。仕上げは新品工具で。

関連する規格・法規

  • ISO 4287 表面粗さパラメータ
  • JIS B 0601 製品の幾何特性仕様(GPS)-表面性状

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

送り0.1・ノーズR0.4のRaは?

Rz=3.1μm、Ra=約0.78μm(理論値)。実測1-2μm。

Raを半分にするには?

送りを1/√2=0.7倍に。または、ノーズRを2倍に。

鏡面(Ra0.2以下)を出すには?

送り0.03-0.05mm・R0.8以上+切削油+新品工具。

Raと機能性の関係は?

摺動面Ra0.4-0.8、シール面0.8-1.6、機能面3.2以下、非機能面は指示なしも。