計算ツール
送りfzフライス加工条件

送り速度(F値)・1刃送り(fz)

RPM・刃数・1刃送りfzから送り速度F(mm/min)を即算出。フライス加工条件の3大パラメータ設定に。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

送り速度(F値)・1刃送り(fz)ツール

送り速度

F(mm/min) = N(rpm) × Z(刃数) × fz(mm/刃)

1回転送り fn = Z × fz

送り速度は加工時間と面粗度に直結。fzが小さいと綺麗な面・工具長寿命だが加工時間長。fzが大きいと逆。被削材と工具メーカー推奨から選ぶ。

被削材別 推奨fz(超硬エンドミルφ10mm)

被削材fz(mm/刃)
アルミ合金0.05-0.15
快削鋼0.05-0.10
炭素鋼0.04-0.08
SUS3040.03-0.06
チタン合金0.02-0.05
インコネル0.02-0.04

送り速度(F値)・1刃送り(fz)の詳しい解説

送り速度はN×Z×fzのシンプルな式。3000rpm・4枚刃・fz=0.05なら600mm/min。fzは工具メーカー推奨値から開始し、加工音・切りくず色・面粗度を見ながら調整します。fz過小は工具刃先摩耗促進、fz過大は工具欠損リスクの両面注意。

実務ではアプローチ→切込み→仕上げで送りを段階的に変えます。荒加工fz=0.10、中仕上げfz=0.05、仕上げfz=0.02という具合。CNCではサブプログラムやマクロで自動制御。切削油との組み合わせで最適点が変わるため、実加工での微調整が定番。

業界・現場での使い方

CNCフライス・マシニング

G94(mm/min)送り指令の設定値を計算。

工具メーカー技術資料

推奨fz値の適用計算。カタログ値からRPM連動計算。

サイクルタイム短縮

送り速度上げで加工時間短縮。ただし工具寿命とトレードオフ。

よくある間違い・注意点

  • 刃数を1として計算 — 2枚刃・4枚刃でも「1刃送り」ではなく「送り速度F」を1刃分で計算=1/2〜1/4に。
  • fzを大きくしすぎ — 工具欠損リスク急増。特に難削材では推奨値上限を厳守。
  • マシン最大送り速度を超過 — 15000-30000mm/min制限。超過設定は無視される。

関連する規格・法規

  • ISO 8688 フライス工具寿命試験
  • JIS B 4053 超硬材料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

4枚刃・3000rpm・fz=0.05の送り速度は?

3000×4×0.05 = 600mm/min

fzと面粗度の関係は?

fz²/(8R)で理論粗さRz。fz=0.05・ノーズR0.4mmでRz=0.78μm。

高送り加工とは?

fz大きくRPM抑えた条件。荒取り効率化。工具寿命とバランス。

切削油の効果は?

熱除去・潤滑で工具寿命2-3倍。fzも20-30%上げ可能に。