タップ下穴径(M/UNC対応)
M3〜M24のタップ下穴径を切削/転造別で即参照。ねじ深さ目安も表示。設計・加工現場の必読値。
タップ下穴径(M/UNC対応)ツール
下穴径の計算式
切削タップ: 下穴径 ≒ 呼び径 − ピッチ
転造タップ: 下穴径 ≒ 呼び径 − ピッチ×0.65
切削タップは切りくずが出る一般タップ、転造タップは塑性変形でねじ山を作る(切りくずなし)方式。転造は切削より下穴径が大きく、ねじ山強度も高い。JIS B 0209準拠。
メートル並目 下穴径(JIS B 0209)
| 呼び | ピッチ | 切削下穴 | 転造下穴 |
|---|---|---|---|
| M3 | 0.5 | 2.5 | 2.75 |
| M4 | 0.7 | 3.3 | 3.7 |
| M5 | 0.8 | 4.2 | 4.5 |
| M6 | 1.0 | 5.0 | 5.4 |
| M8 | 1.25 | 6.8 | 7.4 |
| M10 | 1.5 | 8.5 | 9.2 |
| M12 | 1.75 | 10.3 | 11.0 |
| M16 | 2.0 | 14.0 | 14.9 |
| M20 | 2.5 | 17.5 | 18.5 |
タップ下穴径(M/UNC対応)の詳しい解説
タップ切削の下穴径は「呼び径 − ピッチ」が切削タップの標準式。M6(ピッチ1.0)なら下穴5.0mm、M10(ピッチ1.5)なら8.5mm。転造タップは塑性変形で山を作るため下穴が大きく、M6で5.4mm・M10で9.2mmが標準です。
転造タップは切りくずが出ない・ねじ強度が高い(繊維流線切断せず)・工具寿命長いという利点があり、自動車・家電の量産現場で普及。ただし材質が硬い(SS400なら可、SUS316は難)場合や薄板では使えない制約もあります。切削タップは万能ですが切りくず処理が必須。
業界・現場での使い方
機械加工現場
日常のタップ加工での下穴選定。CNCマクロプログラム定数に組み込み。
設計図面作成
下穴径・タップ深さ・面取りの指示書き込み。JIS B 0209準拠。
金型・治具製作
量産部品への複数M6/M8タップ加工。転造タップで生産性向上。
よくある間違い・注意点
- 切削と転造の下穴径混同 — 転造下穴で切削タップ→タップ折損。切削下穴で転造タップ→ねじ山不完全。
- ピッチを標準/細目で混同 — M8並目P1.25 vs 細目P1.0で下穴6.8 vs 7.0mm。
- ねじ深さを径の3倍未満 — ねじ強度不足。並目で径の1.5-2倍、細目で2-3倍が最低目安。
関連する規格・法規
- JIS B 0209 メートルねじ
- JIS B 4432 ハンドタップ
- JIS B 4429 転造タップ
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
M6タップの下穴径は?
切削5.0mm、転造5.4mm。
切削と転造タップの使い分けは?
材質・強度要求・生産量で。量産・高強度は転造、単発・難削は切削。
タップ深さの目安は?
貫通穴なら制限なし、止まり穴は径の1.5-3倍。深すぎるとタップ折損リスク。
タップ加工の潤滑は?
切削油(タッピングペースト)必須。ドライだと寿命1/10。