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CMYKTACインキDTP

CMYK総インキ量(TAC値)

CMYK 4色のインキ量合計(TAC値)を算出、用紙別上限との適合性を判定。DTPデザイン・カラー設計に。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

CMYK総インキ量(TAC値)ツール

TAC値(Total Area Coverage)

TAC = C% + M% + Y% + K%

4色すべて100%だとTAC=400%だが、これは実印刷不可。用紙により200-350%が上限。オフセット印刷でこれを超えると裏移り・乾燥不良・インキつまり・オフセットの原因になる。

用紙別 TAC上限

用紙上限TAC
コート紙(高級)320-350%
コート紙(標準)300-340%
マット紙300-330%
非塗工紙240-280%
新聞紙220-240%

CMYK総インキ量(TAC値)の詳しい解説

TAC値は「4色すべての面積率合計」で、印刷可能なインキ量の上限を示す指標。用紙品質でこれが変わり、高級コート紙で320-350%、非塗工紙で240-280%が上限。これを超えるとインキ乾燥不良・裏移り・ローラー付着・ブランケットずれの原因になります。

実務では「リッチブラック」(黒を鮮やかに見せる) の設定でTAC調整が重要。K100%だけでは色薄く見え、C60/M60/Y60/K100(TAC 280%)などで深い黒を演出。ただし用紙上限を超えないよう Adobe IllustratorやInDesignで事前チェックが必須です。

業界・現場での使い方

DTPデザイン

入稿前の各要素TAC値確認。プリフライトチェック。

印刷所

受入時の品質チェック。上限超え原稿は修正依頼。

広告制作

リッチブラック指定時のTAC最適化。

よくある間違い・注意点

  • K100+C/M/Y100の重ね — TAC 400%で乾燥不良確実。上限内に調整。
  • 用紙変更時にTAC再確認せず — 非塗工紙変更で以前の設定が不適合に。
  • プロファイル無視 — JapanColor 2011 Coatedなど適正プロファイル使用。

関連する規格・法規

  • ISO 12647-2 オフセット印刷カラー
  • JapanColor 印刷カラー標準

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

リッチブラックのTAC推奨値は?

コート紙で250-280%程度が安全。

4色すべて100%は?

TAC 400%で乾燥不良確実。実印刷ほぼ不可。

用紙上限超過の症状は?

裏写り、乾燥時のブロッキング、ローラー付着、色ムラ。

プリフライトでTAC警告は?

Adobe Acrobat Proの分色プレビュー・PDF/X-1a検証で確認可。