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単位配管設備

配管呼び径 早見表|A呼称⇔B呼称⇔外径mmと、外径からの逆引き

15A=1/2B=外径21.7mm・内径16.1mm。20A=3/4B=外径27.2mm。25A=1B=外径34.0mm。50A=2B=外径60.5mm。100A=4B=外径114.3mm。下の早見表に、JIS G 3452:2019のSGP鋼管6A〜500A(全24サイズ)の外径・厚さ・内径・単位質量・ねじの呼びをそのまま載せています。ノギスで実測した外径から呼び径を逆引きすることもできます。日本の配管規格は2系統存在し、JIS規格の「A呼称(ミリ表記)」と、米国系ANSI/ISO由来の「B呼称(インチ表記)」を並行使用します。15A=1/2B=外径21.7mm、25A=1B=外径34.0mm、100A=4B=外径114.3mmといった対応関係が固定されており、鋼管(SGP・STPG)・ステンレス鋼管(SUS)・銅管(JIS H 3300)・塩ビ管(JIS K 6741)・ポリ管(HIVP)でそれぞれ規格が異なります。設備設計・給排水工事・空調工事・製造業の配管図面読解に必須の換算知識で、JIS G 3452(SGP)・JIS G 3454(STPG)・JIS G 3448(SUS)に基づく外径・厚み・内径・SCH(スケジュール番号)を網羅。ANSI B36.10(米国鋼管規格)との対応も掲載しています。

最終更新:2026年8月20日/監修:計算ツールズ編集部

配管呼び径ツール(呼び径⇔外径mmの双方向)

ノギスで測った外径を入れると、SGP鋼管・塩ビ管VP・塩ビ管VUのどの呼び径にあたるかを返します。呼び径は外径でも内径でもないため、実測から特定するには外径で照合するのが確実です。

A呼称・B呼称の関係

配管呼び径は2系統あり:A呼称(mm)とB呼称(インチ)。15A=1/2B=外径21.7mm。日本のJIS規格はA呼称メイン、B呼称も併記。設備設計・水道工事で必須の換算です。

A呼称(JIS):15・20・25・32・40・50・65・80・100・125・150...
B呼称(ANSI/ISO):1/2・3/4・1・1-1/4・1-1/2・2・2-1/2・3・4・5・6...
1インチ = 25.4mm(ただし呼び径はSI丸め・寸法規格で決まる)
外径は呼び径より大きい(材厚み分)

呼び径の由来

「A」は「Aシリーズ」の意味で、mm系規格。「B」は「Bシリーズ」の意味で、インチ系規格。歴史的にはB呼称(米国)が先で、日本のJIS規格制定時にmmベースのA呼称が併記されました。国際規格(ISO 6708)ではDN(Diameter Nominal・呼び径)を使用し、DN15=15A=1/2Bの関係になります。

SGP鋼管の呼び径・外径・厚さ・内径 早見表(JIS G 3452:2019)

SGP(一般配管用炭素鋼鋼管)は水道・ガス・空気・蒸気配管の主流規格で、白管(亜鉛めっき)と黒管(無めっき)があります。この表がこのページの本体です。呼び径A・呼び径B・ねじの呼び・外径・厚さ・内径・単位質量を、JIS G 3452:2019 表4の全24サイズ分そのまま載せています。

呼び径A呼び径Bねじの呼び
JIS B 0203
外径
(mm)
厚さ
(mm)
内径
(mm)
単位質量
(kg/m)
典型用途
6A1/8BR1/810.52.06.50.419計装・小口径
8A1/4BR1/413.82.39.20.652計装・小口径
10A3/8BR3/817.32.312.70.851器具まわり
15A1/2BR1/221.72.816.11.31給水枝管・散水栓
20A3/4BR3/427.22.821.61.68住宅の給水主管
25A1BR134.03.227.62.43一般給水・空調
32A1-1/4BR1 1/442.73.535.73.38給水主管
40A1-1/2BR1 1/248.63.541.63.89給水主管・排水
50A2BR260.53.852.95.31排水主管・空調
65A2-1/2BR2 1/276.34.267.97.47大型給水
80A3BR389.14.280.78.79大型給水・排水
90A3-1/2BR3 1/2101.64.293.210.1大型設備
100A4BR4114.34.5105.312.2排水主管・消火
125A5BR5139.84.5130.815.0大規模設備
150A6BR6165.25.0155.219.8大規模給水・排水
175A7BR7190.75.3180.124.2大規模設備
200A8BR8216.35.8204.730.1本管
225A9BR9241.86.2229.436.0本管
250A10BR10267.46.6254.242.4本管
300A12BR12318.56.9304.753.0本管
350A14B355.67.9339.867.7大口径本管
400A16B406.47.9390.677.6大口径本管
450A18B457.27.9441.487.5大口径本管
500A20B508.07.9492.297.4大口径本管

内径は「外径 − 厚さ×2」で計算した値です。単位質量はJIS G 3452の規定値で、鋼を1cm³あたり7.85gとして W=0.02466 × 厚さ × (外径 − 厚さ) で求めたもの。ねじ付管の両端にはJIS B 0203の管用テーパねじが施され、その呼び(R1/2 など)は呼び径Bと同じ数字になります。350A以上はプレンエンド(ねじなし)が原則です。出典:JIS G 3452:2019「配管用炭素鋼鋼管」表4、JIS B 0203:1999「管用テーパねじ」附表1。

ねじの記号の読み分け(R・Rc・Rp・G)

JIS B 0203では、同じ呼びに対してR=テーパおねじ、Rc=テーパめねじ、Rp=平行めねじという記号を使い分けます。平行ねじだけを規定するJIS B 0202はGです。図面で「PT」「PS」「PF」と書かれているのは旧記号で、現在のR/Rc/Gに読み替えます。米国のNPTはねじ山の角度が異なるため、JISのRとは直接ねじ込めません。海外機器を接続するときは変換継手が必要です。

硬質塩化ビニル管 VP・VU の呼び径と外径(JIS K 6741:2016)

塩ビ管は呼び径がおおむね内径を表しており、鋼管のA呼称とは別体系です。「呼び径13」「呼び径20」は水道の給水管でよく使われますが、これは鋼管の13A・20Aとは寸法が違います(塩ビVP20は外径26.0mm、SGP 20Aは外径27.2mm)。VPとVUは外径が同じで厚さだけが違うため、外径を測っただけでは区別できません。

呼び径VP(肉厚・給水給湯)VU(薄肉・排水雨水)
外径(mm)厚さ(mm)概略内径(mm)外径(mm)厚さ(mm)概略内径(mm)
1318.02.213
1622.02.716
2026.02.720
2532.03.125
3038.03.131
4048.03.64048.01.844
5060.04.15160.01.856
6576.04.16776.02.271
7589.05.57789.02.783
100114.06.6100114.03.1107
125140.07.0125140.04.1131
150165.08.9146165.05.1154
200216.010.3194216.06.5202
250267.012.7240267.07.8250
300318.015.1286318.09.2298

出典:JIS K 6741:2016「硬質ポリ塩化ビニル管」表3(VP・HIVP・VM・VUの管の外径及び厚さ)。概略内径は同表の参考値です。HIVP(耐衝撃性)はVPと同じ外径・厚さで、密度だけが異なります(VP 1.43g/cm³、HIVP 1.40g/cm³)。

「13A」と「呼び径13」は別物

水道の給水管で言う「口径13mm」「呼び径13」は、おおむね内径13mmの管を指し、塩ビならVP13(外径18.0mm)、鋼管系なら15A(外径21.7mm・内径16.1mm)が対応します。JIS G 3452のSGPに13Aというサイズは存在しません(6A・8A・10A・15A…と並ぶ)。図面や見積で「13」とだけ書かれているときは、鋼管なのか塩ビなのか、外径なのか内径なのかを必ず確認してください。

SUSステンレス管の寸法(JIS G 3448)

A呼称外径(mm)厚み(mm)内径(mm)用途
15Su19.051.216.65給湯・給水
20Su25.401.223.00給湯・給水
25Su31.801.229.40給湯・給水
30Su38.101.535.10給湯・給水
40Su44.451.541.45給湯・給水
50Su57.151.554.15給湯・給水
60Su63.502.059.50給湯・給水
75Su76.302.072.30給湯・給水
80Su89.102.085.10大型設備
100Su114.302.0110.30大型設備

SUS管は「Su」を付けて表記します(例:15Su)。SGPと外径が異なるため接続時は要注意。ステンレスは腐食に強いため給湯配管の主流ですが、価格はSGPの3-4倍と高額です。

銅管・塩ビ管・ポリ管の規格

銅管(JIS H 3300・タイプK/L/M)

呼び径外径(mm)厚み(K)厚み(L)厚み(M)
1/46.350.810.76-
3/89.520.890.810.71
1/212.701.241.020.71
5/815.881.241.020.81
3/419.051.241.070.89
125.401.651.270.89

銅管は「呼び径=外径」で、SGPと違います。給湯配管・冷媒配管で使用。

塩ビ管(VP・VU、JIS K 6741)

  • VP管:肉厚パイプ、給水・給湯対応
  • VU管:薄肉パイプ、排水・雨水専用
  • HIVP:耐衝撃塩ビ、給水用
  • 外径はVP・VU同じ、厚みが異なる

ポリエチレン管(HDPE・PEX)

給湯・給水・埋設用の樹脂管。柔軟性があり凍結にも強い。呼び径は外径ベース(16mm・20mm・25mm等)で、JIS規格外の独自規格が主流。

SCH(スケジュール)とは

SCH(Schedule Number)は米国ANSI B36.10で規定された配管の厚み区分。SCH10・SCH20・SCH40・SCH80・SCH160と数字が大きいほど厚くなります。高圧配管・化学プラント・発電所で使用され、日本のJIS圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG・JIS G 3454)でSCH規格が採用されています。

SCH15A厚み50A厚み100A厚み用途
SCH102.0mm2.8mm3.4mm低圧配管
SCH202.5mm3.5mm4.2mm中低圧
SCH402.8mm3.9mm6.0mm標準(SGP同等)
SCH803.7mm5.5mm8.6mm高圧・化学プラント
SCH1604.8mm7.1mm13.5mm超高圧

シーン別の使い方

給排水設計

給水は25-50A、排水は75-150Aが標準。SGP鋼管の内径から流量計算→ポンプ選定。集合住宅の主管は150A以上が一般的。

空調ダクト・冷温水配管

冷温水は40-100Aが標準、大型設備は150-200A。SUS管使用の場合は寸法対応表で外径確認必須。

ガス配管

都市ガス:25-50A、LPガス:15-32A。ガス機器の消費量から必要ガス流量→配管径選定。ガス事業法・液化石油ガス法遵守。

プラント配管

化学プラントはSCH80以上のSTPGを採用。腐食性流体はSUS316L・チタン・ハステロイなど特殊材質。

海外機器接続

米国・欧州機器はB呼称(インチ)で表記。15A=1/2Bの対応で規格変換。ANSI B36.10とJIS G 3452で若干厚み・外径が異なるため接続時は要注意。

DIY配管工事

塩ビ管VP・HIVPは配管工事士資格不要のため個人でも施工可能。給水・給湯・排水系統に応じたパイプ選定と接続金具の確認が必要。

よくある勘違い

1. 呼び径 = 外径だと誤解

SGPの「50A」は外径60.5mm、内径52.9mm。呼び径は「およその内径」を示す指標だが、実寸ではない。実際の設計は外径・内径をJIS表で確認

2. SGPとSUS管の互換性を仮定

同じ「50A」でもSGP外径60.5mm・SUS外径57.15mmと異なる。接続時は変換継手(アダプター)が必要。無理な接続は漏水の原因。

3. 銅管とSGPで同じ呼び径を仮定

銅管は「呼び径=外径」、SGP・SUSは呼び径と外径が異なる。銅管1/2は12.7mm、SGP15A(1/2)は外径21.7mmと2倍近く違うため要注意。

4. SCH規格を無視して選定

圧力配管は使用圧力に応じてSCH選定。使用圧力の1.5倍以上の耐圧が必要。SCH40では0.98MPa(10kg/cm²)まで、それ以上はSCH80以上が必要。

5. 塩ビ管VPとVUの用途混同

VP(肉厚)は給水給湯用、VU(薄肉)は排水雨水専用。VUを給水に使うと圧力に耐えられず破裂する。用途表示(色・刻印)で必ず確認。

6. 白管と黒管の使い分け

SGP白管(亜鉛メッキ)は給水・給湯用、SGP黒管(無メッキ)はガス・空気・蒸気用。給水に黒管を使うと錆で赤水発生。

7. 継手のねじ規格

JIS配管用テーパねじ(PT)とISO管用テーパねじ(Rc/R)は互換性あるが、米国NPTとは若干異なる。海外機器接続時は変換継手が必要な場合も。

参考リンク・公的資料

本ツールはJIS G 3452(SGP)・JIS G 3448(SUS)・JIS H 3300(銅管)・JIS K 6741(塩ビ管)等の一般的な配管規格に基づく寸法データを提供します。実際の配管設計・選定は使用圧力・温度・流体特性・接続機器・法規制(水道法・ガス事業法・消防法・液化石油ガス法・高圧ガス保安法)を総合考慮し、建築設備士・給水装置工事主任技術者・液化石油ガス設備士・配管技能士等の有資格者が行う必要があります。海外規格との接続や特殊用途配管は必ず有資格者にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

外径が40mmくらいの配管は何Aですか?

SGP鋼管なら32A(外径42.7mm)が最も近く、次が25A(外径34.0mm)。塩ビ管ならVP30(外径38.0mm)またはVP40/VU40(外径48.0mm)。呼び径は外径でも内径でもないため、実測から特定するときは外径で照合します。上のツールの「実測した外径から逆引き」欄に数値を入れると、SGP・VP・VUそれぞれの最も近い呼び径と差が出ます。

28mmの配管はインチでいくつですか?

外径28mmに最も近いのはSGP鋼管の20A=3/4B(外径27.2mm)です。25A(1B)は外径34.0mmなので別物。塩ビなら呼び径20のVP(外径26.0mm)が近い値になります。銅管だけは呼び径がそのまま外径なので、外径28mmなら実質1-1/8インチ相当の管ということになります。

「13A」と水道の「呼び径13」は同じですか?

違います。JIS G 3452のSGPに13Aというサイズはありません(6A・8A・10A・15A…と並びます)。水道で言う「口径13mm」「呼び径13」はおおむね内径13mmの管を指し、塩ビならVP13(外径18.0mm)、鋼管系なら15A(外径21.7mm・内径16.1mm)が対応します。図面に「13」とだけあるときは、材質と、外径・内径どちらの意味かを確認してください。

配管のねじの呼び(R・Rc・Rp・PT)はどう読むのですか?

JIS B 0203「管用テーパねじ」では、R=テーパおねじ、Rc=テーパめねじ、Rp=平行めねじ。呼びの数字は呼び径Bと同じで、15A(1/2B)の管ならR1/2です。平行ねじだけを規定するJIS B 0202はG。図面の「PT」「PS」「PF」は旧記号でR/Rp/Gに読み替えます。米国のNPTはねじ山の角度が異なるため、JISのRとは直接ねじ込めません。

A呼称とB呼称どっち使う?

日本JIS=A・米国系=B。図面で確認。日本の建築設備業界はA呼称が主流、化学プラント・製薬工場は米国由来でB呼称が使われることが多い。JIS規格では両方併記が原則。

15Aの内径は?

SGP標準(JIS G 3452)で内径16.1mm、外径21.7mm、厚み2.8mm。SCH40相当。SUS15Suは内径16.65mmで若干大きい。銅管1/2は外径12.7mmで大幅に細い。

銅管との違いは?

銅管は「呼び径=外径」。呼び径1/2の銅管は外径12.7mm、SGP15A(1/2)は外径21.7mmと約2倍差。接続時は変換継手(銅→鋼アダプター)必須。銅管はK・L・Mの3タイプで厚みが異なる。

SGPとSTPGの違いは?

SGP(JIS G 3452)は低圧配管用で1MPa以下、STPG(JIS G 3454)は圧力配管用でSCH40〜SCH160まで規格化。高圧化学プラント・蒸気配管・発電所ではSTPGを使用。

SCH(スケジュール)とは?

米国ANSI B36.10で規定された配管の厚み区分。SCH10・20・40・80・160と数字が大きいほど厚くなる。SGPはSCH40相当、高圧・腐食性流体はSCH80以上を選定する。

白管と黒管の使い分け

SGP白管(亜鉛メッキ)は給水・給湯用(錆防止)、SGP黒管(無メッキ)はガス・空気・蒸気用。白管の耐熱温度は約120℃で高温給湯には不向き、給湯にはSUS管推奨。

塩ビ管VPとVUの違い

VP(肉厚パイプ)は給水給湯用で耐圧1.0MPa、VU(薄肉パイプ)は排水雨水専用で耐圧0.75MPa。VUを給水に使うと破裂リスク。用途表示(色・刻印)で必ず確認。

ステンレス管の呼び径「Su」

SUS管はJIS G 3448で規定され「Su」を付けて表記(15Su・20Su等)。SGP同呼び径と外径が異なるため接続時は変換継手(SUS-SGPアダプター)必須。SUSの方が薄肉・軽量。

DIYで配管工事できる?

給水・ガス配管は資格必要(給水装置工事主任技術者・液化石油ガス設備士)。排水・塩ビ管の一部・浄化槽内配管はDIY可能(無資格でOK)。ただし建築確認・自治体届出が必要な場合あり。

継手のねじ規格

JIS配管用テーパねじ(PT)とISO管用テーパねじ(Rc/R)は互換性あり。米国NPTとは角度が異なるため接続にはアダプター必要。海外機器接続時は必ず確認。

配管の耐用年数

SGP白管:20-30年(給水)、SGP黒管:30-50年(ガス)、SUS管:50年以上、塩ビ管:40-50年、銅管:30-40年(銅腐食で減少)。適切な維持管理で延命可能。

ANSIとJISの互換性

ANSI B36.10(米国)とJIS G 3452(日本)は外径・厚みが概ね同じだが、厳密には若干の差異あり。国際プロジェクトや輸入機器との接続では、両規格の詳細比較・変換継手の使用を検討。