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パスポート写真規格ツール|世界主要12カ国の寸法早見とICAO基準

パスポート・ビザ申請用写真の国別規格(寸法・顔の高さ・背景色・撮影ルール)を瞬時に表示。日本(45×35mm)・米国(51×51mm)・中国(48×33mm)・EU(35×45mm)など主要国の寸法と、ICAO 9303国際基準、証明写真機・自宅撮影・スマホアプリのポイントを解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

パスポート写真規格ツール

パスポート写真の規格と国際基準

ICAO 9303(国際民間航空機関)

各国のパスポート写真は、ICAO Doc 9303「機械読取式旅券」規格に基づき設計されています。ICAO基準では顔の高さが写真高さの70〜80%、頭頂から写真上端まで3〜5mmの余白が推奨されます。日本、米国、EU、中国、韓国など多くの国がICAOに準拠しつつ、独自の寸法を採用しています。

基本サイズの違い

日本旅券:45mm × 35mm(顔の高さ 32〜36mm)
米国旅券:51mm × 51mm(2×2インチ、顔の高さ 25〜35mm)
中国ビザ:48mm × 33mm(顔の高さ 28〜33mm)
EU シェンゲン:35mm × 45mm(顔の高さ 32〜36mm)

共通ルール

ほぼ全ての国で共通するのは、撮影日6ヶ月以内・無帽・無背景(無地)・正面向き・目を開ける・口を閉じるのルール。宗教上の理由で頭を覆う場合は、輪郭が判別できることが条件(顎から額まで見える)。

日本パスポート写真の詳細規格

外務省の旅券申請規則により、日本のパスポート写真は以下のルールを満たす必要があります。

寸法

  • 写真サイズ:縦45mm × 横35mm
  • 顔の縦の長さ:34±2mm(34mm相当が理想)
  • 頭頂から写真上端:4±2mm
  • 顔中心から写真中心:左右のズレなし

撮影ルール

  • 撮影日から6ヶ月以内のもの
  • 正面向き・無帽・無背景(白または薄い青が推奨)
  • 目を開き、口を閉じている(笑顔不可)
  • 顔に影がないこと(頬・首の下・背景に影がない)
  • 眼鏡はフレームが目に重ならないこと、反射不可
  • 髪の毛が目や輪郭を隠さないこと
  • 顔に手や物を近づけない

用紙とプリント品質

光沢紙またはマット紙、鮮明で汚れ・折れ・欠けがないこと。デジタルデータ提出は不可(一部電子申請除く)。

主要国の寸法早見表

国・地域寸法 (mm)顔の高さ背景色備考
日本(旅券)45 × 3532〜36mm白・薄青撮影6ヶ月以内
米国(旅券・ビザ)51 × 51 (2×2 inch)25〜35mm正方形
中国(ビザ)48 × 3328〜33mm両耳表示
EU シェンゲン45 × 3532〜36mm薄グレー・白ICAO準拠
英国(UK)45 × 3529〜34mmクリーム・薄グレー笑顔不可
韓国(ビザ)35 × 4528〜34mm髪で耳を隠さない
タイ(ビザ)35 × 452枚必要
オーストラリア45 × 3532〜36mmICAO準拠
カナダ50 × 7031〜36mm白・薄色裏面署名
インド51 × 5125〜35mm米国と同寸法
ロシア(ビザ)35 × 4532〜36mm撮影半年以内
マイナンバーカード45 × 3532〜36mm白・薄青旅券と同じ
運転免許証30 × 24指定なし更新センターで撮影可
履歴書(一般)40 × 30 または 36 × 24白・薄青3ヶ月以内

ビザ・査証申請用写真

ビザ申請では申請国の要求規格が優先されます。同じ国でもビザ種類(観光・留学・就労・移民)で規格が異なる場合があります。

米国ビザ(DS-160)

寸法51×51mm(2×2インチ)、頭頂から顎まで25〜35mm、白背景。デジタル写真の場合は600×600〜1200×1200ピクセル、JPEG形式240KB以下。

中国ビザ

寸法48×33mm、頭頂から顎まで28〜33mm、白背景、両耳が見えること。デジタルは354×472ピクセルからJPEG 40〜120KBが標準。

EUシェンゲン査証

ICAO準拠で35×45mm、頭部32〜36mm、明るい単色背景。バイオメトリクス品質検査を行う国もあり、専用アプリで撮影が推奨されるケースも。

撮影方法(証明写真機・スマホ・写真店)

証明写真機(駅・スーパー)

Ki-Re-i、DNP、富士フイルムの機体が主流。700〜1,200円で複数枚プリント可能。パスポート・免許証・ビザ・マイナンバーカード等の規格選択メニュー付き。撮り直し可能。

写真スタジオ(カメラのキタムラ等)

1,500〜3,000円で高品質。プロのライティング・美肌補正・服装アドバイス。ビザ申請用の海外規格対応や、フォトデータ付きプランも提供。

スマホアプリ(PictoruUP等)

自宅で撮影しコンビニプリント。200〜500円で最安。ただし規格違反で不受理のリスクあり。無料アプリは背景合成が甘い場合も。

コンビニプリント

セブン・ローソン・ファミマのマルチコピー機で写真ネットプリント。スマホ撮影データをL判に印刷、200〜300円。証明写真専用アプリと組み合わせて安価に対応可能。

自宅撮影(一眼レフ)

白背景・自然光・三脚使用で高品質を実現。プリンタで写真用紙に印刷。ただし規格の厳密チェックと補正スキルが必要。海外滞在中の緊急対応にも。

外務省オンライン申請

2023年3月以降、日本のパスポート更新はマイナポータルからオンライン申請可能に。スマホで撮影した顔写真データを直接アップロード。所定の顔認識検査あり。

よく不受理になるパターン

外務省・出入国管理局が公表している、不受理となる代表的なパターンです。

  • 撮影日が6ヶ月を超過 — 古い写真は必ず不受理。撮影直後の日付を証明できる状態で提出。
  • 顔に影が落ちている — 頬・首・眼窩の影、背景の影。ライティング不足が原因。
  • 目が閉じている・視線がずれている — カメラのレンズを正面から見る。まばたき瞬間のNG写真に注意。
  • 笑顔・口が開いている — 口を軽く閉じ、無表情が原則。歯を見せる笑顔は不可。
  • 眼鏡の反射・レンズ内の影 — フラッシュの反射が写らないよう、少し下を向くか反射防止コート付き眼鏡を推奨。
  • 髪の毛が目や輪郭を隠す — 前髪・サイドの髪は耳や目にかからないように整える。
  • 背景が真っ白でない — 影・柄・カーテンの模様が背景に写るとNG。
  • 顔サイズが規格外 — 顔が小さすぎ・大きすぎ。寸法バーで測定。
  • 顔の位置がずれている — 顔の中心が写真の中心線上にあること。斜めNG。
  • 過度な画像加工・美肌フィルター — 顔認識検査で本人と識別できないほどの加工はNG。

場面別の応用

初めてのパスポート取得

2026年7月1日申請分から、10年旅券(18歳以上のみ)は電子申請8,900円・窓口申請9,300円、5年旅券(18歳未満のみ)は電子申請4,400円・窓口申請4,800円。写真は現地パスポートセンターの隣接店で撮影可能。証明写真機に規格プリセット。

パスポート更新

有効期限1年未満で更新可。オンライン申請対応(マイナポータル)で、新規写真のみアップロード。所要期間は6営業日程度。

ビザ申請(渡航前)

米国B-2観光ビザ、中国L観光ビザ等。各国大使館の指定寸法・背景色を必ず確認。米国ビザは対面面接時に写真原本を提出。

マイナンバーカード

日本の個人番号カード。パスポートと同じ45×35mm規格。市区町村役場提出。オンライン申請ではスマホ撮影も可。

運転免許証更新

センター内撮影が基本だが、持込み写真も可(30×24mm)。近年は写真持ち込み拒否のセンターもあり、要確認。

資格試験・履歴書

宅建・FP・簿記・情報処理等の資格試験。証明写真40×30mmが標準。履歴書用はほぼ同寸法。就活は3ヶ月以内が慣例。

よくある間違い・注意点

  • 国別寸法の思い込み — 日本45×35mmと米国51×51mmで別規格。米国旅券・ビザに日本パスポート写真は使えない。
  • 「6ヶ月以内」の期限切れ — 有効期限は撮影日基準。更新間近になって撮ったつもりが古い場合、不受理でやり直し。
  • デジタルデータで持参 — 日本の旅券窓口はプリント写真提出が原則(オンライン申請除く)。USBメモリでは受付不可。
  • コンビニ写真の光沢紙が不適合 — 一部の国では光沢反射がNGでマット紙が必須。ビザ申請前に要確認。
  • 背景色の自己判断 — 白と思ったら薄グレー、指定と異なる背景でも不受理に。壁の白と写真背景の白は違う。
  • 子供の写真で口を開ける — 幼児でも口を閉じるルールは適用。撮影スタジオでプロが誘導するのが確実。
  • 眼鏡着用の可否勘違い — 日常眼鏡はOKだが、レンズ反射・レンズ濃度でNG。外して撮るのが安全。
  • 顔画像加工で本人性欠如 — 美白・小顔補正でパスポート顔認識に失敗する例あり。過度な加工は避ける。

関連規格・法令

  • 旅券法(日本) ― パスポート発給・記載事項の法令根拠。写真規格を規則で規定。
  • 旅券法施行規則 ― 写真の寸法・撮影ルール・提出方法の詳細規則。
  • ICAO Doc 9303 ― 機械読取式旅券国際規格。バイオメトリクス写真の仕様。
  • ISO/IEC 19794-5 ― 顔画像データ交換フォーマットの国際規格。
  • マイナンバー法・行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ― マイナンバーカード写真規格の法令根拠。
  • 道路交通法・運転免許証 ― 免許証写真のサイズ規定(30×24mm)。
  • 米国22 CFR §51.28 ― 米国パスポート写真規格の連邦規則。
  • EU Regulation 2252/2004 ― EU加盟国パスポート写真の最低基準。

参考文献・公的資料

最新のパスポート写真規格は、以下の公的機関の公式サイトで必ず確認してください。

※本ページの規格情報は主要国の代表的な仕様を掲載していますが、規格は各国政府の判断で改定されることがあります。実際の申請前に必ず外務省・各国大使館の公式ページで最新規格を確認してください。ビザ種類・申請ルート(対面/郵送/オンライン)によって写真規格が異なる場合があります。不安な場合は写真スタジオ(カメラのキタムラ・スタジオマリオ等)や旅行代理店で規格確認済みの写真を依頼するのが確実です。

よくある質問(FAQ)

証明写真機の料金はいくら?

Ki-Re-i、DNP、富士フイルム等の証明写真機で700〜1,200円。パスポート・免許証・ビザ規格プリセット付き。撮り直し可能で、複数種類のプリントも選べる。

日本と米国のパスポート写真は同じ?

違う。日本は45×35mm、米国は51×51mm(正方形)。米国ビザ・パスポート申請には米国規格の写真を用意する必要がある。証明写真機で規格選択できる。

撮影日は何ヶ月以内?

ほぼ全ての国で6ヶ月以内のもの。日本パスポート・マイナンバー・米国ビザすべて同じ。就活の履歴書は3ヶ月以内が慣例。

眼鏡をかけて撮影できる?

日常眼鏡はOKだが、フレームが目に重ならない・レンズ反射がない・レンズ濃度が薄いことが条件。米国は2016年から眼鏡NGルールに変更。日本は現状OK。トラブル回避には外して撮影が安全。

子供のパスポート写真の撮り方は?

幼児でも規格は同じ。抱っこ・オモチャなしで単独撮影。背景に手や物が入らないように補助者は後方待機。証明写真機・写真スタジオで幼児対応スタッフを配置している店舗を選ぶと安心。

スマホで撮った写真は使える?

マイナポータルからのオンライン申請ならOK(2023年3月〜)。従来の窓口申請はプリント写真必須。スマホ撮影の場合、専用アプリで規格チェックをして、コンビニで写真用紙にプリントする方法が確実。

ビザとパスポートの写真規格は同じ?

国によって異なる。米国はビザ・パスポート共通で51×51mm、中国はビザ48×33mm、日本のビザは相手国指定寸法。同じ写真の使い回しは基本不可。

写真の裏面に名前を書く必要は?

日本のパスポートは不要、カナダ・オーストラリアは裏面に署名が必要な場合あり。国別ルールを事前確認。パスポート写真は「破いた際の照合用」の意味合いも。

背景色は白か薄い青か?

日本は「無地・薄い色」の指定で、白・薄い青・薄いグレーが認められる。米国・中国は白必須。国別に厳密なので、証明写真機の国別選択メニューで撮ると確実。

マイナンバーカードとパスポートの写真は使い回せる?

寸法は同じ45×35mmだが、撮影日6ヶ月以内ルールがあるため、期間が空くと使い回せない。同時申請なら1回の撮影で対応可能。

笑顔で写真を撮ってはダメ?

基本的にNG。無表情・口を閉じる・目を開けるのが世界共通ルール。歯を見せる笑顔・大口を開けた表情は不受理。少しの微笑み程度は容認される国もあるが、日本は厳格。

髪の毛の色や長さは規定ある?

色は自由(金髪・ハイライトOK)。長さも制限なしだが、目・眉・輪郭が判別できることが必須条件。前髪が目にかかる・サイドの髪が顔を隠すのはNG。撮影前に整えることが重要。