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旅行保険損保補償比較

海外旅行保険 料金・補償比較 計算ツール|損保各社の治療・携行品・賠償プランを日数×地域×年齢で即算出

海外旅行保険の保険料を、日数・行き先エリア・年齢・プラン(基本/フル/プラチナ)から即時算出。治療救援費用・携行品損害・個人賠償責任・航空機遅延の補償額比較、外資系・国内大手・オンライン専用・旅行会社系といった商品タイプ別のプラン相場、クレジットカード付帯保険の落とし穴まで、外務省・厚労省・金融庁・日本損害保険協会の公的資料に照らして解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

海外旅行保険 料金・補償 計算機

保険料の計算構造

基本式

保険料 = 日額単価 × 日数 × エリア係数 × 年齢係数 × 人数

海外旅行保険は「日数課金」が基本で、1日あたりの単価はプラン(補償額)・行き先エリア・被保険者年齢で決まります。損保各社の網羅データを平均すると、7日間・成人・オセアニア基準(エリア係数1.00)でおおむね基本プラン2,100〜3,000円、フルプラン4,500〜6,500円、プラチナプラン9,000〜13,000円が相場です。

エリア係数(当ツール採用値)

行き先の医療費水準・治安リスクにより保険料が変動します。当ツールでは以下の係数で試算しています(実際の商品は損保各社で異なる)。

アジア:0.80/オセアニア:1.00/欧州:1.10/北米:1.30/その他:1.20

年齢係数(当ツール採用値)

年齢が上がるほど疾病リスクが高まるため保険料も上昇します。70歳以上は加入自体が制限される商品もあり、高齢者向けプランは日額単価が1.5〜2倍になるのが一般的です。

〜29歳:0.90/30〜59歳:1.00/60〜69歳:1.30/70歳以上:1.80

補償項目と適正額の考え方

治療・救援費用(最重要)

渡航先での病気・ケガの治療費と、家族の駆けつけ・遺体搬送等の費用。北米では盲腸手術で200万〜、心筋梗塞で1,000万〜、集中治療で1日100万円のケースも。最低1,000万円、可能なら3,000万〜無制限を推奨。旅行会社系の損保を中心に、治療・救援費用が無制限のプランも用意されています。

携行品損害

スマホ・カメラ・PC・スーツケース等の盗難・破損の補償。1品目10万円上限が一般的で、免責3,000円が付くのが標準。現金・有価証券は対象外、預入手荷物ロストは航空会社側の補償(モントリオール条約 約20万円上限)と重複しないよう注意。

個人賠償責任

他人にケガをさせた・物を壊した場合の賠償。ホテルの水漏れ・レンタサイクル事故・スキー衝突など、海外での賠償金は数千万円に及ぶことも。1億円以上が推奨ラインで、フルプラン以上には標準装備されます。

航空機遅延・寄託手荷物遅延

フライト遅延で発生する宿泊・食事・衣類等の実費を1回あたり2〜3万円まで補償。LCC乗り継ぎや冬季渡航では発生頻度が高く、レシート添付で請求可能。プラチナプランでは自動付帯するのが一般的。

航空機寄託手荷物紛失

航空会社が手荷物を紛失・遅延した場合の一時金と実費補償。モントリオール条約の航空会社補償(約20万円)を超える部分を保険でカバーする形。ロストバゲッジ率が高いエリア(欧州のハブ空港乗り継ぎ等)では実用性が高い。

死亡・後遺障害

渡航中の事故・疾病で死亡・後遺障害が発生した場合の一時金。500万〜3,000万円が相場。単身赴任・家族連れ・長期留学など状況により必要額が変わります。生命保険や医療保険と重複可能な補償です。

プラン別 補償相場早見(1人・7日・成人・オセアニア基準)

補償項目基本プランフルプランプラチナ
治療・救援費用1,000万円3,000万円無制限
携行品損害10万円(1品目10万・免責3千)30万円50万円
個人賠償責任5,000万円1億円1億円
航空機遅延2万円3万円
寄託手荷物遅延10万円10万円
死亡・後遺障害500万円1,000万円3,000万円
保険料目安(7日・オセアニア基準)2,100〜3,000円4,500〜6,500円9,000〜13,000円
1日あたり単価約350円/日約780円/日約1,500円/日

エリア別 医療費相場(治療・救援費用の必要額感)

海外の医療費は、日本の公的医療保険(国民健康保険・健康保険)の適用外・全額自己負担が原則です。厚労省・外務省・日本損害保険協会の集計から、代表的な治療費レンジをまとめました。

エリア盲腸手術(入院込)心筋梗塞入院1週備考
アメリカ(NY・LA)200万〜350万円800万〜2,000万円先進国最高水準。ICU 1日 30〜50万円
ハワイ150万〜250万円700万〜1,500万円本土同等。日本語対応病院あり
カナダ80万〜120万円400万〜800万円公的医療対象外の外国人には米国と同水準請求
ヨーロッパ(英仏独)50万〜120万円200万〜600万円公的医療の外国人アクセスは限定的
豪州・NZ60万〜120万円300万〜700万円私立病院利用時は米国水準に近い
タイ・シンガポール30万〜70万円150万〜400万円私立高級病院はやや高め
ベトナム・インドネシア20万〜40万円80万〜200万円設備差が大きく緊急搬送を要する場合も
韓国・台湾15万〜30万円60万〜150万円設備・医療水準は日本と同等

いずれも救援者(家族)の駆けつけ航空券・宿泊・医療通訳費が別途発生し、10万〜100万円追加になるケースが一般的です。日本損害保険協会の統計では、海外医療費・救援費用の請求で500万円を超える案件が全体の1〜2%を占めます。

商品タイプ別の選び方

外資系・グローバル系の損保

24時間の日本語アシスタンスと、世界数百〜1,000拠点規模のキャッシュレス提携医療機関ネットワークが強み。1年超の長期留学プランも揃う。オンライン申込で紙証券なし・電子証券の即時発行が標準。

国内大手損保(総合型)

契約者数が多く、代理店・旅行会社との連携が強い。店頭のパンフレットプランは補償の組み合わせが決め打ちで分かりやすく、初めての海外旅行者向け。対面で相談しながら決めたい人に向きます。

オンライン専用商品

ネット申込限定でセット割・キャンペーン割が豊富。補償を項目ごとに選ぶ「バラ掛け」ができ、すでにクレカ付帯がある人は不足分だけ追加できる。同条件なら店頭商品より1〜3割安くなるのが一般的で、20〜30代の個人旅行に向きます。

スマホ完結型

申込から事故受付・保険金請求までアプリで完結するタイプ。バラ掛け・セットプランのどちらも選べ、同系列のカード会員向け割引が付くことも。現地から請求手続きを進めたい人向け。

旅行会社系の損保

旅行会社経由での契約が中心で、店頭付帯や旅程管理と一体化した対応が可能。治療・救援費用が無制限のプランを個人向けに長く提供してきたタイプで、事故対応マニュアルの日本語整備が手厚い。

経済圏・ポイント系

共通ポイントとの連携やグループカード会員割引が特徴。短期旅行(3〜7日)のシンプルな契約に向き、若年層と相性が良い一方、長期滞在や高齢の被保険者は引受対象外になる場合があります。

保険料の水準はタイプによる差より補償額・日数・エリア・年齢による差の方が大きく、7日・成人・オセアニア基準の基本プランなら、どのタイプでも2,100〜3,000円のレンジに収まります(北米ならエリア係数1.30を掛けた水準)。差が出るのは提携医療機関の数・日本語対応の手厚さ・特約の細かさ・バラ掛けの可否の4点なので、価格だけでなくここを比べてください。

クレジットカード付帯保険の落とし穴

クレカ付帯の海外旅行保険は「自動付帯」「利用付帯」の2種があり、条件次第で無効化されるケースがあるため、必ず確認してください。

自動付帯 vs 利用付帯

  • 自動付帯 — カードを持っているだけで有効。年会費が数万円以上のゴールド・プラチナ帯のカードに多い。
  • 利用付帯 — 出国前に航空券・パッケージ旅行・空港までの公共交通費をそのカードで決済することで有効化。近年は自動付帯を廃止し利用付帯へ切り替えるカードが増えており、年会費無料〜低額の流通系カードで特に顕著です。

クレカ付帯の主な弱点

  • 治療費用が低い — 一般カードで100〜300万円が典型。北米の重症疾患には全く足りません。
  • キャッシュレス医療サービス非対応の病院がある — 現地で立替→帰国後請求になると数百万円の一時支出が発生。
  • 90日を超える滞在は対象外 — カード付帯保険は多くが「1回あたり最長90日」。長期留学・駐在は別途契約が必要。
  • 複数カードの合算は治療救援のみ — 死亡保障は最も高い1枚のみ、治療は合算可。複雑なので事前確認必須。

合わせ技のおすすめ

クレカ付帯200〜300万円 + 追加の保険会社商品で治療1,000万円上乗せする「バラ掛け」が、コストと補償のバランスが良い戦略です。バラ掛けはオンライン専用商品を中心に対応が広がっており、治療・救援だけを1,000万円分足すなら7日間で1,000〜2,000円程度が目安です。

保険金請求の実務フロー

  1. 事故発生直後 — 保険会社の24時間受付センター(日本語)に電話。事故受付番号を発行してもらう。
  2. キャッシュレス医療サービス — 提携病院なら保険会社と病院が直接精算。被保険者は書類サインのみ。
  3. 立替払い — 提携外病院や小額治療は現地で支払い、領収書・診断書を保管。
  4. 盗難・紛失 — 現地警察でポリスレポート(Police Report)を必ず取得。これがないと携行品保険は支払われません。
  5. 帰国後の請求 — 保険会社所定の請求書、領収書原本、診断書、ポリスレポート、パスポートコピー等を提出。
  6. 支払 — 書類到着から通常3〜4週間で振込。争いのある案件は数か月〜半年に及ぶことも。

よくある間違い・注意点

  • 「短期だから保険不要」の油断 — 3泊4日の香港旅行でも、階段転倒→骨折→ヘリ搬送で数百万円のケースあり。1日500円の投資で数百万を回避できる分野。
  • 持病・妊娠は原則対象外 — 既往症の急性増悪や妊娠に関する治療は多くの商品で対象外。持病がある方は、持病対応の特約を用意する商品や海外専門会社の特化商品を検討。
  • 危険なスポーツは追加特約が必要 — スキー・スノーボード・スカイダイビング・バイクツーリング等は「危険スポーツ特約」を付けないと補償対象外になることが多い。
  • アルコール絡みの事故は減額 — 酩酊状態での事故は「保険金削減事由」となり、支払われないか大幅減額される規約が一般的。
  • 出国後の加入は不可 — 海外旅行保険は「日本出国前」の契約が必須。空港での契約は搭乗前まで可能ですが、機内・現地からの加入は原則不可。
  • クレカ付帯の利用付帯忘れ — 出国前に航空券や空港までの電車・バス代をそのカードで決済しないと補償が開始しないケース。カード会社の約款を必ず事前確認。
  • 領収書・診断書の紛失 — 帰国後の請求で最も多いトラブル。現地で受け取った書類は必ず原本を持ち帰り、写真バックアップも取る。英語での病名記載を必ず依頼。

関連する法令・監督制度

  • 保険業法 ― 損害保険の販売・契約・支払を規律する基本法。金融庁が監督。
  • 保険法(民法特別法) ― 2010年施行。告知義務・保険料払込・保険給付など保険契約全般の民事ルール。
  • 消費者契約法 ― 保険約款のうち消費者に不利な条項の無効化・取消の根拠。
  • 旅行業法 ― 旅行会社での付帯販売のルール。観光庁が所管。
  • モントリオール条約(1999) ― 国際航空運送人の責任を規定。手荷物遅延・紛失で航空会社が負う補償上限は約1,288 SDR(約26万円 相当)。
  • 金融庁 監督指針 ― 損保商品の販売・広告・約款作成・支払管理の監督ルール。
  • そんぽADRセンター ― 一般社団法人 日本損害保険協会が運営する裁判外紛争解決機関(ADR)。保険金支払等の紛争処理を担う。

参考文献・公的資料

海外旅行保険・渡航リスクの最新情報は、以下の公的機関・業界団体を参照してください。

※本ページの保険料・補償額は、公表商品の相場に基づく参考値です。実際の保険料・補償内容・免責事項は保険会社の商品パンフレット・約款・見積書で必ず確認してください。既往症・妊娠・危険スポーツ・過去の保険金受給履歴等により、加入可否・保険料は変動します。契約内容に関する重要な判断は、募集人・代理店・保険会社の相談窓口で個別確認のうえ行ってください。当ツールの結果を根拠に発生した金銭上の不利益について、当サイトは責任を負いません。

よくある質問(FAQ)

短期の海外旅行でも保険は必要?

必要です。3泊4日でも階段転倒→骨折→ヘリ搬送で200万円超のケース、食中毒→現地入院で数十万円のケースは頻発しています。1日あたり数百円の保険料で数百万〜数千万円のリスクを回避できるため、費用対効果は非常に高い分野。特に北米・欧州は医療費が高額で必須です。

クレジットカード付帯の保険で十分?

一般カードでは治療費用100〜300万円と低く、北米の重症疾患には全く足りません。ゴールド・プラチナカードでも1,000万円以下が多く、盲腸手術1回で使い切る可能性があります。クレカ付帯を「ベース」として、不足分を保険会社商品でバラ掛けするのが賢明です。

治療費の補償はいくら必要?

行き先で大きく変わります。北米は3,000万円以上、可能なら無制限、欧州・豪州で1,000〜3,000万円、東南アジア・韓国台湾で500〜1,000万円が目安。心筋梗塞・脳卒中で1,000万円超になるケースが実際に発生しています。

持病があっても加入できる?

通常の海外旅行保険は既往症の急性増悪を対象外にしていますが、持病対応の特約を用意する商品や一部の海外専門会社は持病もカバーするプランを提供。加入前に必ず告知書で申告し、対象範囲を確認してください。無告知で加入し発症すると保険金は支払われません。

妊娠中の渡航はカバーされる?

妊娠に関する医療費は多くの商品で対象外です。切迫早産・早産・妊娠合併症等は補償されないのが標準。医師の許可を得たうえで、妊婦対応の特化商品(海外専門会社)を検討してください。航空会社の搭乗制限(妊娠36週以降不可等)も要確認。

危険なスポーツはカバーされる?

スキー・スノーボード・スカイダイビング・バイクツーリング・登山(標高規定あり)等は「危険スポーツ特約」を付けないと対象外です。スキー旅行では追加数百円〜千円で付けるのが定番。マラソン・ロードバイクは対象内の商品が増えています。

手荷物ロストの補償は?

航空会社側の補償(モントリオール条約により約20万円上限)と、旅行保険の「寄託手荷物遅延」で二重にカバーされます。保険は「48時間以上遅延」等の要件つきで、着替え・洗面用品の実費を10万円まで補償するのが典型。フル・プラチナプランで付帯します。

出国後・現地からでも加入できる?

原則できません。海外旅行保険は「日本出国前」の契約が必須。空港での契約は搭乗前まで可能ですが、出国後・機内・現地からの加入は原則不可。加入を忘れないよう、旅程確定と同時に手配してください。

家族分をまとめて加入できる?

可能です。「ファミリープラン」または人数指定契約で、1人加入より1〜2割程度割安になる商品が多い。夫婦・親子・グループ旅行では家族契約を推奨。ただし、被保険者ごとに補償額が同一になる商品と、指定して変更できる商品があるため、個別に確認してください。

保険金請求で必要な書類は?

診療領収書原本・診断書(英語または日本語訳)・保険金請求書・パスポートコピー・搭乗券コピーが基本。盗難・破損の場合は現地警察のポリスレポート(Police Report)が必須です。ポリスレポートなしの携行品保険は原則支払われません。

キャッシュレス医療サービスとは?

保険会社と提携している海外医療機関で、被保険者が現地で立替えせず、保険会社が病院に直接支払いを行うサービス。大手損保は世界数百〜数千の提携医療機関ネットワークを持ちます。緊急時は保険会社の24時間受付センターに電話し、指示を仰いでください。

長期留学・駐在はどう選ぶ?

クレカ付帯は多くが「1回90日」まで。3か月以上の滞在は保険会社の「長期プラン(3か月〜1年・延長可)」で契約します。外資系・国内大手・旅行会社系のいずれも長期プランや留学専用プランを用意しています。年払で15万〜40万円が相場で、留学ビザ申請の必須書類になる国もあります。