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生命保険 必要保障額 計算|遺族の生活費・教育費・住宅ローンから必要額を網羅算出

家族構成・収入・教育費・住宅ローン・葬儀費用を入力するだけで、生命保険の必要保障額を瞬時に計算します。遺族基礎年金(月約7.8万+子加算月2.2万)・遺族厚生年金(月5〜10万)の自動考慮、団体信用生命保険(団信)のローン免除、収入保障保険+終身保険のバランス、保険料相場まで分かる完全無料FPツール。独身200万〜子3人+住宅ローン8000万の6世帯パターン相場、ネット生保と対面販売の保険料差(2倍以上)、生命保険料控除(所得税4万円・住民税2.8万円)、医療保険/がん保険/就業不能保険との使い分け、県民共済・全労済との比較、保険見直しタイミング(結婚・出産・住宅購入・退職)まで、6000字級で徹底解説した完全無料ツール。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

必要保障額 計算ツール

本人がいなくなった後の家族の生活費。本人の生活費を引いた額。
団信加入なら0で計算。
幼小中高大すべて公立国立で約820万、私立で1,500〜2,500万。
遺族基礎年金 約7.8万+子加算1人約2.2万。会社員は遺族厚生年金が追加で約5〜10万。

計算式と保険設計の基本

必要保障額 = 遺族生活費 + 教育費 + 住宅ローン残債 + 葬儀費 − 遺族年金 − 貯蓄

「ライフネット生命方式」の考え方

元・大蔵省の岩瀬大輔氏が提唱した「必要保障額の計算式」は、「家族が困らないための最低限の保障」を客観的に算出する方法。過剰保障による保険料の払いすぎを防ぎ、必要な保障だけを合理的に確保する現代的なアプローチです。

3つの原則

  • 公的保障を先に計算:遺族基礎年金・遺族厚生年金・団信・傷病手当金等の公的支援を先に把握
  • 期間限定の必要額:末子が18歳になるまで、住宅ローン返済期間中など、期間で減っていく保障額を反映
  • 合理的な組み合わせ:終身保険(一生涯必要な葬儀等)+定期保険/収入保障(期間限定の大保障)

遺族年金の仕組み

遺族基礎年金(自営業・会社員共通)

18歳未満の子がいる配偶者が受給。2024年度支給額:
・基本年金:816,000円/年(月68,000円)
・子の加算:234,800円/年×子1人・2人目まで、78,300円/年×3人目以降
・子2人の場合:816,000+234,800×2=年1,285,600円(月約107,133円)

遺族厚生年金(会社員・公務員)

厚生年金加入者が死亡した場合の追加給付。老齢厚生年金の3/4相当。年収400万円の会社員なら概算月5-8万円が上乗せされ、遺族基礎年金と合計して月15-20万円の遺族年金を受給できます。

自営業と会社員の格差

職業遺族基礎年金遺族厚生年金合計
自営業(国民年金のみ)月10万円(子2人)なし月10万円
会社員(年収400万)月10万円(子2人)月5万円月15万円
会社員(年収600万)月10万円(子2人)月7万円月17万円
会社員(年収800万)月10万円(子2人)月10万円月20万円
公務員月10万円(子2人)月10-12万円月20-22万円

自営業者は民間保険での上乗せが特に重要。会社員より必要保障額が2,000-3,000万円多くなるのが一般的です。

団体信用生命保険(団信)

団信の仕組み

住宅ローン契約者が死亡・高度障害となった場合、ローン残債が全額返済される保険。多くの民間銀行のフラット35以外の住宅ローンでは加入必須で、金利に組み込まれる形(実質保険料は金利に含まれる)。

団信の種類(2026年時点)

団信の種類保障範囲金利上乗せ
一般団信死亡・高度障害0%(金利込み)
3大疾病団信+がん・急性心筋梗塞・脳卒中+0.2〜0.3%
7大/8大疾病団信+糖尿病・高血圧等+0.3〜0.4%
ワイド団信持病がある人向け+0.3%
就業不能特約就業不能時にも返済免除+0.1〜0.2%

フラット35は団信任意

住宅金融支援機構のフラット35は団信任意加入で、加入すると金利+0.2%程度。加入しないと生命保険で別途カバーする必要があります。ペアローンは夫婦それぞれ団信加入が原則で、片方死亡時はその方の分のみローン免除されます。

保険商品の種類と使い分け

⏱️ 定期保険(掛け捨て)

期間限定の大きな死亡保障。10年・20年・60歳まで等の期間設定。保険料が最安(30歳男性3,000万円で月3,000-4,500円)。子育て期の一時的な大保障に最適。ネット生保が特にお得。

💵 収入保障保険

死亡後、遺族に毎月一定額を給付する保険。年齢と共に必要額が減るのに合わせて自然に給付総額が減る合理的設計。定期保険より保険料30-50%安く、子育て世代に人気。

♾️ 終身保険

一生涯の死亡保障。解約返戻金あり、貯蓄性あり。葬儀費用(200-500万円)の確保に。ただし保険料は割高で、投資として見ると利回りは低い。学資保険代わりに使うケースも。

🏥 医療保険

入院・手術の給付。1入院60日型・日額5,000円が標準。公的健康保険の高額療養費制度(月8万円上限)でカバーできる範囲を補完。ネット医療保険なら30歳男性で月1,500円程度。

🎗️ がん保険

がん診断時に100-300万円の一時金給付、通院・入院・治療費もカバー。先進医療特約(数百万円の粒子線治療をカバー)が実用的。30歳男性で月2,000円程度。

💼 就業不能保険

病気・ケガで長期間働けなくなった時の月給付。フリーランス・自営業に特に必要。傷病手当金(会社員のみ最長1年半)でカバーできない自営業者は民間の就業不能保険が有力。

推奨組み合わせ

子育て世代(30-40代):収入保障(月10-15万円・60歳まで)+終身保険(200-500万円)+医療保険(日額5,000円)+がん保険。月保険料合計8,000-15,000円が目安。

世帯別 必要保障額相場

世帯必要保障額推奨商品構成
独身(葬儀のみ)200-500万円終身200万+医療保険
既婚・子なし500-1,000万円定期500万+医療保険(配偶者は働ける前提)
子1人(小学生)2,000-3,000万円収入保障月10万+終身300万+医療+がん
子2人(小・幼)3,000-5,000万円収入保障月15万+終身300万+医療+がん
子3人+私立志向5,000-8,000万円収入保障月20万+終身500万+医療+がん+教育保険
定年後(子独立)200-500万円終身のみで葬儀費用確保
自営業(子2人)4,000-6,000万円会社員より2000万多め必要(遺族厚生年金なし)

単身赴任・海外赴任の追加考慮

単身赴任・海外赴任中は家族の生活拠点との二重生活で必要額が増加。海外赴任時は現地での医療費・帰国費用・葬儀費用が高額になるため、専用の海外赴任保険も検討してください。

保険料の相場と選び方

30歳男性の保険料目安

商品保障内容ネット生保大手対面販売
定期保険(10年)3,000万円3,500円/月7,000円/月
収入保障保険月10万×30年3,000円/月6,500円/月
終身保険500万円10,000円/月13,000円/月
医療保険日額5,000円1,500円/月3,500円/月
がん保険診断100万2,000円/月4,000円/月

ネット生保 vs 対面販売

ネット生保(ライフネット生命、SBI生命、アクサダイレクト、楽天生命、オリックス生命)は保険料が対面販売の約半額。対面販売は営業経費(人件費・支店運営費)が上乗せされるため割高です。ネット生保でも保障内容は同等または優れているケースも。

県民共済・全労済との比較

県民共済(月2,000-4,000円)・全労済(月2,000-3,000円)は掛金が最安クラスで、都道府県ごとに独自の商品設計。ただし保障額の上限が低め(最大3,000-6,000万円)で、大保障が必要な子育て世代には民間保険との組み合わせが現実的です。

生命保険料控除

3つの控除枠

所得税法第76条により、生命保険料は所得控除可能。2012年以降の新契約は3種類の控除枠

控除の種類対象商品所得税控除上限住民税控除上限
一般生命保険料控除定期・終身・収入保障4万円2.8万円
介護医療保険料控除医療・がん・介護4万円2.8万円
個人年金保険料控除個人年金保険4万円2.8万円
合計上限12万円7万円

実質節税額

年収500万円(所得税率10%、住民税10%)の場合:所得税控除4万×3種類×10%+住民税控除2.8万×3×10%=年間20,400円の節税。年収1,000万円層(税率33%)なら年間5万円以上の節税効果。年末調整・確定申告で申請可能。

保険見直しタイミング

💒 結婚

配偶者への生活保障が必要に。定期保険1,000-2,000万円を検討。共働きなら双方に加入。DINKS(子なし共働き)なら葬儀費用程度で十分な場合も。

👶 出産・育児

必要保障額が急増。子1人につき教育費800-2500万円+生活費を上乗せ。収入保障保険+終身保険の組み合わせが最適。第二子・第三子出産時も見直し必要。

🏠 住宅購入

団信加入で住宅ローン分の保障は不要に。既存保険から住宅ローン分を減額して保険料削減。フラット35(団信任意)の場合は生命保険で別途カバーが必要。

💼 転職・独立

会社員→自営業で遺族厚生年金がなくなるため保障額増加が必要。就業不能保険・所得補償保険も追加検討。フリーランス化する場合は保障の全面見直しを。

👨‍🎓 子ども独立

教育費負担終了で必要保障額が急減。大きな保障を減額・解約して保険料削減。終身保険のみ残して葬儀費用を確保するのが定石。

🎂 定年退職

退職金・年金で家族生活が保障される場合、大きな死亡保障は不要。医療・介護・葬儀の3つに絞り込み。介護保険(月8,000-15,000円)が終身型で検討価値あり。

よくある間違い・注意点

  • 過剰保障で保険料の払いすぎ — 「営業に勧められるまま」加入すると必要額の2-3倍の保障になりがち。必要保障額を計算してから加入すべきで、5,000万円必要なのに1億円加入は保険料の無駄です。
  • 終身保険のみで大保障 — 終身は保険料が高く、子育て期の大保障には不向き。定期保険/収入保障で期間限定の大保障+終身で葬儀費用の組み合わせが合理的。終身5,000万円は月8-10万円の保険料に。
  • 遺族年金を無視 — 遺族基礎年金+遺族厚生年金で月15-20万円が支給されるため、実際の必要保障は思ったより少ないことも。公的保障を計算に入れると保険料が大幅に減らせます。
  • 団信を考慮せず住宅ローン分も保障 — 団信加入なら住宅ローン残債は保険不要。二重保障で保険料払いすぎのケース多発。住宅購入時は必ず保険見直しを。
  • 対面販売のみ検討 — ネット生保との保険料差は2倍以上。同じ保障内容ならネット生保が圧倒的にお得で、生涯保険料で数百万円の差が生じます。
  • 健康告知を偽る — 告知義務違反は保険金不払いの原因。持病があっても引受基準緩和型・ワイド団信・無選択型保険等の選択肢があるため、正直に告知してください。
  • 更新型定期保険を放置 — 10年ごとに保険料が上がる更新型は、40代以降に保険料が急騰。60歳・65歳満期型への切替を若いうちに検討してください。

参考文献・公的資料(発リンク)

※本ページの必要保障額・保険料は目安であり、実際の加入判断は個別事情(年齢・健康状態・家族構成・資産状況)で異なります。保険選び・見直しには、独立系ファイナンシャルプランナー(FP)・保険相談窓口・保険代理店等の専門家と協議してください。保険料は保険会社・商品・特約で大きく変動し、健康告知内容によっても引受可否・保険料が変わります。

よくある質問(FAQ)

独身は生命保険不要?

原則不要。死亡保障が必要なのは扶養家族がいる人だけ。独身は医療保険+就業不能保険のほうが優先。葬儀代100〜300万円分の小さな終身保険のみ検討。両親を扶養している場合は例外的に定期保険を検討してください。

収入保障保険のメリット

定期保険を毎月の年金形式で受取。総額3,000万円が同条件で月10万円×25年と比較すると、保険料が30〜50%安い。年齢とともに必要額が減るのに合わせた合理的設計。子育て世代に人気の商品カテゴリです。

団信加入なら住宅ローン分は0?

団信加入していれば本人死亡で住宅ローン全額免除。住宅ローン分の保障は不要。フラット35は団信任意加入(金利+0.2%)、ペアローンは夫婦それぞれ団信で片方の分のみ免除されます。3大疾病団信・8大疾病団信でカバー範囲拡大も可能。

遺族年金の金額目安

会社員・子2人なら月15〜20万円(基礎年金月7.8万+子加算月4.5万+遺族厚生年金月5〜10万)。自営業は遺族基礎年金のみ=月10〜13万円。会社員と自営業で大きく違うため、自営業者は民間保険の上乗せが特に重要です。

保険料の相場

30歳男性・3,000万円・10年定期で月3,000〜4,500円(ネット生保が最安)。30歳男性・収入保障月10万・60歳まで で月3,500〜5,000円。大手対面販売は2倍以上高い傾向。同じ保障ならネット生保が生涯保険料で数百万円お得です。

ネット生保と対面販売どっちが良い?

コスト重視ならネット生保が圧倒的にお得(保険料半額)。ライフネット生命・SBI生命・アクサダイレクト・楽天生命・オリックス生命が主要。ただし複雑な相談が必要な場合は対面販売・保険相談窓口の活用も選択肢。保険料と相談ニーズのバランスで選んでください。

県民共済・全労済は安い?

掛金が民間の1/2-1/3で安い(月2,000-4,000円)。保障額の上限が低め(最大3,000-6,000万円)で、大保障が必要な子育て世代には民間保険との組み合わせが現実的。都道府県ごとに独自商品があり地元密着型のサポート体制も特徴です。

生命保険料控除はいくら?

2012年以降の新契約は3つの控除枠×各所得税4万・住民税2.8万、合計所得税12万・住民税7万が上限。年収500万円で年間約20,000円の節税、年収1,000万円で年間50,000円以上の節税効果。年末調整・確定申告で申請可能です。

健康告知を偽ったらどうなる?

告知義務違反で保険金不払いの可能性が高い。加入前に告知した内容と実際の健康状態が異なると、事後調査で発覚し保険金が支払われないことも。持病があっても引受基準緩和型・ワイド団信・無選択型保険等の選択肢があるため、正直に告知してください。

保険はいつ見直すべき?

結婚・出産・住宅購入・転職・独立・子ども独立・定年退職のライフイベント時と、10年ごとの定期見直し。ライフステージ変化で必要保障額が大きく変わるため、放置は保険料の無駄・保障不足のリスクを生みます。無料FP相談を活用してください。

医療保険は必要?

公的健康保険の高額療養費制度(月8-10万円上限)があるため必須ではない。ただし差額ベッド代・先進医療・食事代・雑費で月10-30万円の自己負担が出ることも。貯蓄100万円以上ある人は不要、貯蓄少ない人は日額5,000円型で加入が目安です。

就業不能保険は必要?

会社員は傷病手当金(月給の2/3、最長1年半)があるため優先度低め。フリーランス・自営業者は公的な所得補償が薄いため、就業不能保険(月10-20万円給付・60歳まで)の加入価値大。特に住宅ローンありのフリーランスは必須級の保険です。