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クレジットカード リボ・分割 手数料 計算|年率15-18%の本当のコスト

クレジットカードのリボ払い・分割払い・キャッシングの実質金利と総支払額を瞬時に計算。「月々定額で楽」と思いきや、3年で元本の約26%が手数料になり、年率換算すればサラ金並みの年15-18%という高コストです。割賦販売法・貸金業法の上限金利、遅延損害金14.6%、CIC・JICC・全銀協の信用情報登録、繰上返済・銀行カードローンへの借換えで削れる金額、リボ地獄からの脱出手順まで、日本クレジット協会・金融庁・国民生活センターの公的資料に基づき解説する完全無料ツールです。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

クレカ手数料 計算ツール

計算式(リボ・分割・キャッシング)

分割払い手数料 = 元本 × 実質年率 × (n+1) ÷ 24
リボ払い月次 = 残高 × 年率 ÷ 12(毎月の手数料)
リボ月次返済 = 定額 − 手数料 が元本に充当
キャッシング利息 = 元本 × 年率 × 利用日数 ÷ 365
遅延損害金 = 残高 × 年14.6% × 遅延日数 ÷ 365

分割払いは事前に月数と手数料総額が決まる「アドオン方式」で計算されるのが一般的。リボ払いは月々の定額返済から手数料を差し引き、残額を元本に充当する「元利定額返済」または「元金定額返済」方式で、返済期間が返済額に応じて可変になります。同じ30万円でも、月1万返済のリボと月2万返済のリボでは、支払回数が34ヶ月と17ヶ月で異なり、手数料総額も2倍近く差が出ます。

主要カード会社の金利比較(実質年率)

2026年時点の主要国際ブランド発行会社の分割・リボ・キャッシング金利一覧です。カード会社・カードランクにより多少差があります。

カード/支払方法実質年率30万円24回支払
1回払い(翌月一括)0%手数料なし
ボーナス1回払い0%手数料なし
2回払い0%手数料なし
分割3回12.00%6,000円
分割6回12.50%11,000円
分割10回13.25%18,600円
分割12回13.50%21,800円
分割15回14.00%28,000円
分割18回14.50%34,400円
分割24回15.00%46,800円
リボ払い(月1万返済)15.00%約78,000円(34ヶ月)
キャッシング(1回払い)18.00%利用日数分
キャッシング(リボ)18.00%約92,000円
遅延損害金14.60%日割り

参考:他の借入手段の金利

金融サービス実質年率
住宅ローン(変動)0.3-0.5%
自動車ローン(ディーラー)3-6%
銀行カードローン4-15%
消費者金融(アコム・プロミス等)3-18%
クレジットカード分割・リボ12-15%
クレジットカードキャッシング15-18%
質屋(ゴールドローン等)80-100%

リボ払いの罠と実質コスト

リボ払い最大の問題は「月額固定だから残高が見えにくい」点にあります。以下のシミュレーションで実際の負担を確認しましょう。

利用額月々の返済完済月数手数料総額実質負担
10万円5,000円23ヶ月14,000円+14.0%
10万円10,000円11ヶ月6,800円+6.8%
30万円10,000円34ヶ月78,000円+26.0%
30万円20,000円17ヶ月36,700円+12.2%
50万円10,000円62ヶ月222,000円+44.4%
50万円30,000円19ヶ月65,200円+13.0%
100万円20,000円67ヶ月446,000円+44.6%
100万円50,000円24ヶ月168,000円+16.8%

10万円のリボを月5千円で返すと2年もかかり手数料1.4万円、100万円を月2万円で返すと5年半かかり手数料は45万円に到達します。月額を上げるほど返済期間と手数料が指数関数的に減るため、可能な限り月額を大きく設定するのが鉄則です。

分割払いの手数料構造

分割払いは「アドオン方式」で、利用時に手数料総額が確定します。以下は30万円を各回数で分割した場合の月々の支払額と手数料です。

分割回数月々の返済額手数料総額支払総額
2回(無金利)150,000円0円300,000円
3回102,000円6,000円306,000円
5回61,800円9,000円309,000円
6回51,833円11,000円311,000円
10回31,860円18,600円318,600円
12回26,817円21,800円321,800円
15回21,867円28,000円328,000円
18回18,578円34,400円334,400円
24回14,450円46,800円346,800円
36回10,142円65,100円365,100円

2-3回までは無金利のカードが多く、月々の負担を平準化する用途で有効です。それを超える分割は年12-15%の高金利になるため、「無金利範囲で分割、それ以外は一括・貯めてから購入」が原則です。

キャッシングと消費者金融

クレジットカードのキャッシング枠(現金借入)は、実質年率15-18%で、消費者金融(アコム・プロミス・アイフル等)とほぼ同水準です。

借入額年率18%1ヶ月利息1年利息
10万円18%1,479円18,000円
30万円18%4,438円54,000円
50万円18%7,397円90,000円
100万円15%12,329円150,000円

キャッシング利息は借入日から日割り計算され、返済日までの日数分が請求されます。10万円を30日借りて返せば1,479円の利息のみで、金融トラブル時の一時的な資金繰りには使えますが、返済が長期化すると急激に負担が膨らみます。銀行カードローン(年4-15%)や消費者金融の無利息期間(初回30日無利息)を活用するほうが得策です。

遅延損害金と信用情報登録

クレジットカードの支払を延滞すると、以下のペナルティが発生します。

  • 遅延損害金 年14.6%(日割り) — 支払日翌日から発生。10万円を1ヶ月延滞で約1,200円、3ヶ月で約3,600円の追加負担。
  • 1回目の延滞(1-2週間) — カード会社から督促の電話・SMS・郵便。この段階で支払えばペナルティは遅延損害金のみ。
  • 2ヶ月以上の延滞 — カード利用停止、CIC/JICCに「A(延滞)」マーク登録。他社カード審査にも影響。
  • 3ヶ月以上の延滞信用情報機関に「異動(事故情報)」登録=いわゆる「ブラックリスト」。完済後5年間、新規クレカ・住宅ローン・自動車ローン・分割払いが不可。
  • 強制解約 — カード会社との契約が解除され、残債の一括返済請求。
  • 法的措置 — 支払督促・訴訟・給与差押え等。

個人信用情報はCIC・JICC・全国銀行個人信用情報センター(KSC)の3機関で共有され、開示請求(有料500-1,000円)で自分の登録内容を確認できます。異動情報は完済から5年で消えますが、その間の金融取引に大きな制約が生じます。

こんな場面で使える

高額家電・家具の分割購入判断

20-30万円の家電を分割で買う際、6回無金利までは負担軽減として有効。それ以上は年12-15%の金利負担が発生するため、貯めてから一括、または住宅設備なら金利1%台の住宅ローンリフォーム特約で借りるのが得策。

リボ請求の内訳確認

「毎月1万円払っているのに残高が減らない」場合、その半分以上が手数料の可能性。本ツールで残高と月額から手数料内訳を試算し、繰上返済の判断材料に。

繰上返済の節約効果試算

リボ残高50万円を月1万返済(62ヶ月完済・手数料22.2万)vs 一括返済(手数料0)を比較。ボーナスや貯金からの一括返済で20万円以上の節約が可能。

銀行カードローンへの借換え検討

リボ年15%×残高50万 vs 銀行カードローン年5%×同額で、5年間の総支払差は10万円以上。楽天銀行・住信SBIネット銀行・SBI新生銀行のカードローンで借換え可能。

ボーナス一括払いの活用

夏冬ボーナス払いは手数料無料のカードが多い。年収から予定ボーナスを差し引いた実質可処分所得内なら、月々の負担分散として有効。ただしボーナスカット時の支払リスクは要検討。

キャッシングと消費者金融の比較

10万円を1週間借りる場合、クレカキャッシング年18% vs 消費者金融無利息30日で、後者が完全無料。用途に応じた最安手段を選択。長期借入は銀行カードローンの4-10%台へ。

リボ脱出・繰上返済・借換えの方法

リボ地獄から抜け出す具体的な手順を整理します。実行順序が重要です。

  • ステップ1: 現状把握 — カード会社のWebで「リボ残高」「月々の手数料額」「実質年率」を確認。複数カードあれば残高を合計。
  • ステップ2: リボの追加利用を停止 — 買い物時のリボ設定をOFFに、「あとからリボ」も解除。まず新規発生を止める。
  • ステップ3: 一括返済(可能なら最優先) — 貯金・ボーナスで残高の全額または一部を繰上返済。手数料はその月の日割り分のみで完了。
  • ステップ4: 月額を最大に — 一括不可なら月額を家計許容範囲の最大まで上げる。月1万→月3万で完済期間が1/3、手数料も1/3以下に。
  • ステップ5: 低金利ローンへ借換え — 銀行カードローン(年4-10%)、労働金庫・信用金庫のローン(年5-10%)、地方銀行の目的別ローン等で借換え。金利差の1/3-1/2の節約効果。
  • ステップ6: 家計改善 — 固定費(通信費・保険・サブスク)を見直し、返済原資を増やす。マネーフォワードME等の家計簿アプリで支出可視化。
  • ステップ7: 完済後は現金・デビットへ — 完済後の再発防止に、しばらくクレカを封印してデビットカード・現金主義へ。信用情報が回復するまで新規発行も控える。

法規制(貸金業法・割賦販売法)

クレジットカードのショッピングは割賦販売法、キャッシングは貸金業法の規制対象で、それぞれ異なる上限金利が定められています。

利息制限法の上限金利

借入元本上限金利
10万円未満年20%
10万円以上100万円未満年18%
100万円以上年15%

総量規制(貸金業法)

キャッシング・消費者金融の借入は年収の1/3までという総量規制があります。年収300万円なら合計100万円まで。クレジットカードのキャッシング枠もこの規制対象。ただし住宅ローン・自動車ローン・銀行カードローンは対象外(銀行は自主規制)。

ショッピングリボの規制

ショッピングは割賦販売法の対象で、貸金業法の総量規制は適用外。ただし割賦販売法は「支払可能見込額調査」を義務付け、年収の1/3を超える利用枠は原則設定できません。

よくある間違い・注意点

  • 「リボ払いに変更するとポイント倍増」に騙される — カード会社が「あとからリボ変更でポイント10倍」と勧誘するのは、手数料収入が高いため。ポイント数百円のためにリボ手数料数万円を払う本末転倒に。
  • リボ設定を放置 — 一度リボ設定にすると解除するまで全買い物がリボ扱いに。「気付いたら手数料が積み上がっていた」ケースが多発。カード会社Webで設定状況を毎月確認を。
  • 「毎月払っているから大丈夫」の錯覚 — 月1万払っていても、その半分以上が手数料で残高がほとんど減らないケースが典型。月次明細で「手数料額」「残高」を必ず確認しましょう。
  • キャッシング枠と借入枠を混同 — キャッシング枠は「借りられる上限」であり、使わなければ利息発生なし。ただしその枠は総量規制の対象になり、他社カード審査時に影響します。
  • 複数カードでリボを重ねる — 1枚のリボ地獄から逃げるために別カードでリボを開始すると、金利負担が2倍3倍に膨張。多重債務化の入口です。
  • 2ヶ月以上の延滞 — 信用情報に「延滞」記録が付きます。3ヶ月以上で「異動(事故情報)」となり、完済後5年間は住宅ローン・自動車ローン・新規クレカが不可。
  • 「無利息」表示に飛びつく — 消費者金融の「初回30日無利息」は魅力的ですが、31日目からは年18%が加算されます。無利息期間内に完済できない額は借りない、が原則。

参考文献・公的資料

クレジットカード・キャッシングの規制と実務は、以下の公的機関の一次資料をご参照ください。

※本ページの計算結果は概算です。実際の手数料はカード会社・カードランク・利用時期・キャンペーンで変動します。多重債務・過払金請求・任意整理・自己破産等の債務整理は、弁護士・司法書士・法テラス・消費生活センター・日本クレジットカウンセリング協会にご相談ください。ヤミ金融からの借入は返済義務がなく、警察・弁護士へ即通報を。

よくある質問(FAQ)

リボ払いの本当のコストは?

「月1万円定額」のため残高が見えにくく雪だるま式に。30万円を月1万返済で34ヶ月、手数料78,000円(実質26%上乗せ)。使い続けると永久ループに陥るため、絶対に避けるべき支払方法です。年率換算では消費者金融並みの15%。

分割は何回まで無金利?

2-3回までは無金利のカードが多数(VISA/Master系・JCB等)。10万円→3回なら無金利、6回以上は年12-15%つきます。「分割2回までOK、それ以上は一括か貯めてから購入」が鉄則です。

キャッシングと銀行カードローンの違いは?

キャッシング年15-18%、銀行カードローン4-15%、消費者金融年3-18%。銀行カードローンが最有利で、楽天銀行・住信SBI・SBI新生銀行等で年4%台あり。クレカキャッシングは緊急時の最終手段と割り切りましょう。

リボから脱出する方法は?

1. 一括返済(繰上返済)でその月の手数料のみで完済、2. 銀行カードローン年5%で借換え(金利1/3)、3. リボ専用設定を解除、4. 月額を3-5倍に上げて短期完済、5. 家計改善で返済原資確保。利息は払うだけムダなので早急に。

遅延損害金の計算方法は?

支払日翌日から年14.6%(日割り)かかります。10万円を1ヶ月延滞=約1,200円、3ヶ月=約3,600円。3ヶ月以上の延滞で信用情報に異動情報登録=いわゆるブラックリスト。完済後5年間、住宅ローン・自動車ローン・新規クレカが不可となります。

信用情報のブラックリスト登録は解除できる?

異動情報は完済から5年間で自動削除されます。それ以前の解除は基本不可(誤登録なら削除申請可)。CIC・JICC・KSCで開示請求(500-1,000円)して自分の状況確認を。5年間は現金・デビットカードで生活する必要があります。

「あとからリボ」の勧誘は無視すべき?

ポイント10倍等の勧誘は、カード会社が高手数料収入を狙う仕組み。数百円のポイントのために数万円の手数料を払う本末転倒。「あとからリボ」は絶対に使わないことが原則です。

キャッシングの総量規制とは?

貸金業法の総量規制で年収の1/3までしか借りられません。年収300万円なら合計100万円が上限。クレカキャッシング枠もこの規制対象。銀行カードローン・住宅ローン・自動車ローンは規制対象外(銀行は自主規制)。

過払金請求は今もできる?

2010年以前の消費者金融の借入で、利息制限法(15-20%)を超える金利(グレーゾーン金利)を払っていた場合、過払金として返還請求可能。完済から10年で時効消滅。心当たりある方は弁護士・司法書士に無料相談を。

複数カードのリボ地獄の解決法は?

1枚ずつ順に完済するのは非効率。金利の高い順に集中返済、またはおまとめローンで1本化(銀行カードローン年10%前後)がベスト。それでも返せない場合は法テラス・弁護士に相談し、任意整理・個人再生・自己破産の検討を。

デビットカードとクレジットカードの違いは?

デビットカードは即時預金口座から引落し=借金にならないため、リボ・分割・遅延損害金が発生しません。クレカのポイント還元がない代わり、使いすぎ防止に有効。リボ完済後の再発防止にも推奨されます。

クレカを持たないほうがいい人は?

1. 家計管理が苦手で使いすぎる方、2. リボ・分割の誘惑に弱い方、3. 過去にリボ地獄を経験した方は、デビットカード・現金主義がベター。クレカのポイント還元(1-3%)より、リボ手数料15%のリスクが大きいためです。