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電線許容電流内線規程電工

電線許容電流(内線規程)

IV電線・CV電線の許容電流を導体サイズ・敷設方法別に即参照。電線管収納本数・ラック・地中埋設の電流減少係数を自動適用。第二種電気工事士試験・実務両対応。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

電線許容電流(内線規程)ツール

電線許容電流の求め方

許容電流 = 基本許容電流 × 電流減少係数

電線の許容電流は導体サイズ・絶縁被覆の耐熱温度・敷設環境で決まる。空気中単独が最大で、電線管に複数本収納すると放熱が悪化するため電流減少係数で低減する。内線規程1340-1が国内標準。

IV電線 許容電流早見(空気中単独)

サイズ許容電流A用途例
1.6mm27照明・小口回路
2.0mm35コンセント20A
5.5sq49エアコン専用
14sq88厨房主幹
22sq115幹線引込
38sq162小規模幹線
60sq217中規模幹線
100sq298
150sq395
200sq469大型幹線

電線許容電流(内線規程)の詳しい解説

電線許容電流は絶縁被覆の耐熱温度を超えない最大電流と定義され、内線規程1340-1が国内標準です。IV電線(耐熱60℃)は基本値、CV電線(耐熱90℃)は同じ導体サイズでもIVの約1.2倍の許容電流を持ちます。屋内配線ではIV/HIVが主流、幹線・引込・動力系統ではCV/CVTが標準です。

電流減少係数は電線管への収納本数敷設環境で決まります。空気中単独=1.0、電線管3本以下=0.70、電線管4-6本=0.63と、収納本数が増えるほど放熱悪化で許容電流が下がります。ケーブルラック=0.80、地中管路=0.85が実務では頻出です。

実務ではブレーカ定格→電線サイズの逆算パターンが多く、20A回路=1.6mm(空気中OK、電線管3本以下ぎりぎり)、30A回路=2.0mm、40A回路=2.6mm or 5.5sqが定番の組み合わせ。エアコン専用20A→2.0mm、IH200V専用30A→5.5sqなど、住宅用途で頻出パターンを覚えておくと現場判断が速くなります。

業界・現場での使い方

第一種・第二種電気工事士

住宅・店舗・工場の屋内配線設計。ブレーカ→電線サイズ→電線管サイズの逆算で使う日常ツール。

電気主任技術者

幹線設計・分電盤設計。太陽光・EV充電器・大型空調追加時の既設電線流用可否判定。

設計事務所・ゼネコン電気担当

新築図面段階での電線サイズ決定。将来負荷増を考慮して1-2サイズアップで余裕設計。

よくある間違い・注意点

  • 電線管収納本数を無視して基本値で設計 — 電線管に6本入れると許容電流0.63倍。基本値のまま設計するとブレーカ動作前に電線発熱・被覆劣化。
  • IV基準値をCV電線に適用 — CV電線はIVより約1.2倍の許容電流。過小評価は経済的損失、過大評価は電線発熱リスク。
  • 周囲温度30℃前提のまま高温環境で使用 — 天井裏・屋外・機械室で50℃を超える環境では温度補正係数(0.8以下)を追加適用。

関連する規格・法規

  • 日本電気協会 内線規程1340-1 — 電線許容電流表の国内標準。
  • 経済産業省 電技解釈 第146条 — 低圧配線の許容電流規定。
  • JIS C 3307「600Vビニル絶縁電線(IV)」— 電線構造・絶縁性能規格。

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

IV電線1.6mmで20A流していい?

OK(空気中単独)。基本許容電流27A。ただし電線管3本以下収納で0.70×27=18.9Aになり20Aブレーカ回路には不足。

sqとmmの違いは?

sq=平方ミリメートル(mm²)=断面積。mm(単線)は直径。1.6mm単線≒2.0sq、2.0mm単線≒3.5sq相当。

CV電線がIVより許容電流大きい理由は?

CV(架橋ポリエチレン)の耐熱温度が90℃、IV(ビニル)は60℃。高温耐性が高い分、同じ導体でも大電流を流せる。

電線管の低減率はなぜかかる?

複数本収納で放熱面積が減り温度上昇。IEC/内線規程が電線管本数別に係数を規定。

周囲温度が高い場所では?

30℃基準の基本値に、40℃で0.88、50℃で0.76の温度補正係数を追加乗算。