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かぶりRC造JASS 5施行令79条耐久性

鉄筋かぶり厚さ 計算ツール|部位・環境別の最低かぶり厚を即参照、耐久・耐火・防錆設計まで

RC造(鉄筋コンクリート造)の鉄筋かぶり厚さを、部位(スラブ・梁柱・基礎)と環境(屋内・屋外・海岸近接)から即参照。建築基準法施行令第79条、JASS 5「鉄筋コンクリート工事」、日本建築学会「鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説」に基づき、耐火・耐久・防錆の3機能、中性化・塩害・爆裂の劣化メカニズム、設計かぶり厚と最小かぶり厚の使い分け、スペーサー選定、配筋検査、大規模修繕・耐震補強までを解説。設計者・施工管理者・確認検査員必読。

最終更新:2026-07-30/監修:計算ツールズ編集部

鉄筋かぶり厚さツール

建築基準法施行令第79条の規定

法律条文

建築基準法施行令 第79条 「鉄筋のかぶり厚さ」

「鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、耐力壁以外の壁又は床にあつては2cm以上、耐力壁、柱又ははりにあつては3cm以上、直接土に接する壁、柱、床若しくははり又は布基礎の立上り部分にあつては4cm以上、基礎(布基礎の立上り部分を除く)にあつては捨コンクリート部分を除いて6cm以上としなければならない」

法定最低かぶり厚 早見

部位最低かぶり厚(施行令79条)
耐力壁以外の壁・床(スラブ)20mm(2cm)以上
耐力壁・柱・はり30mm(3cm)以上
直接土に接する壁・柱・床・はり・布基礎立上り40mm(4cm)以上
基礎(捨てコン部分を除く)60mm(6cm)以上

この規定は建築基準法上の最低ラインで、実設計ではJASS 5「鉄筋コンクリート工事」で規定される「設計かぶり厚」を用います。設計かぶり厚は最小かぶり厚+10mmで、施工誤差を織り込んだ「設計値」です。

かぶり厚の3つの機能

1. 耐火性能

コンクリートは加熱でも急激な強度低下がなく、鉄筋(500℃で半減、700℃でほぼ喪失)を保護します。かぶり30mmで概ね1時間耐火、40mmで2時間耐火、60mmで3時間耐火が確保されるのが目安で、建築基準法の耐火建築物・準耐火建築物の要件と対応します。

2. 耐久性(中性化・塩害抵抗)

大気中のCO₂により、コンクリート表面から中性化(pH13→pH8以下)が進行します。中性化速度は概ね√t則(時間の平方根に比例)で進み、標準的な普通コンクリートで20mm/√年程度。かぶり30mmなら中性化が鉄筋に到達するまで理論上約36年、かぶり40mmで64年、60mmで144年となります。

3. 防錆性能

中性化またはClイオン侵入で鉄筋周囲のpHが下がると、鉄筋表面の不動態皮膜が破壊され発錆します。鉄筋が錆びると体積が約2.5倍に膨張し、コンクリートに引張応力を発生させ、爆裂(かぶりコンクリートの剥落)を引き起こします。落下した破片で歩行者が負傷する事故も多発しており、かぶり厚不足は構造耐力だけでなく人命安全にも直結する重大事項です。

JASS 5と設計かぶり厚

JASS 5「鉄筋コンクリート工事」(日本建築学会)は、建築基準法施行令79条の技術的補完として、より詳細な設計・施工基準を規定しています。実務ではJASS 5の値が事実上の設計標準となります。

最小かぶり厚と設計かぶり厚

部位屋内(最小)屋内(設計)屋外(最小)屋外(設計)
スラブ・非耐力壁20mm30mm30mm40mm
梁・柱・耐力壁30mm40mm40mm50mm
基礎(捨てコン上)40mm50mm50mm60mm
基礎(土直接)60mm70mm60mm70mm

設計かぶり厚=最小かぶり厚+10mmとするのは、施工時の誤差(±10mm)を織り込んだ設計値です。図面には設計かぶり厚を表記し、施工時にこの値を目標として配筋・スペーサー選定を行います。

特殊環境の追加割増

海岸近接(飛来塩分の影響を受ける地域)や工場地帯(SOx・NOxで中性化促進)では、上記標準値に+10〜20mmの追加割増が推奨されます。建築学会「高耐久性RC構造設計指針」では、長寿命住宅(100年住宅・200年住宅)の設計かぶり厚をさらに+10mm厚くする指針も示されています。

塩害・中性化・爆裂の劣化

中性化のメカニズム

大気中のCO₂がコンクリート表層から浸透し、水酸化カルシウム(Ca(OH)₂)と反応して炭酸カルシウム(CaCO₃)を生成します。pHは初期13から低下し、pH11以下で鉄筋の不動態皮膜が不安定化、pH9以下で発錆が始まります。中性化深さはx=A√t(x:深さmm、A:係数、t:時間・年)で進み、Aは水セメント比・骨材・養生条件で3〜10 mm/√年の範囲で変動します。

塩害のメカニズム

海岸近接では海塩粒子が大気を漂い、コンクリート表面に付着してClイオンが浸透します。鉄筋表面のClイオン濃度が1.2 kg/m³(発錆限界)を超えると、pHに関係なく発錆が始まります。塩害の進行速度は中性化の10〜50倍で、沖縄・伊豆諸島・小笠原諸島・海岸から500m以内の地域では特別な対策(高耐久コンクリート・防食鉄筋・表面保護材)が必須となります。

爆裂事故の予防

1970〜80年代のRCマンション・学校校舎では、鉄筋発錆による爆裂事故が多発しました。ベランダ・庇・パラペット・外壁の落下事故は、建築物の維持保全義務(建築基準法第8条)違反として管理者責任が問われます。定期報告制度(特定建築物定期報告)で3年ごとの点検が義務付けられているのはこのためです。

部位×環境の全パターン早見表

本ツールの基礎データを含む、部位×環境の設計かぶり厚の全パターンを示します。

部位屋内(設計)屋外(設計)海岸近接(設計)
スラブ・非耐力壁30mm40mm50mm
梁・柱・耐力壁40mm50mm60mm
基礎(捨てコン上)50mm60mm70mm
基礎(土直接)70mm70mm80mm
擁壁(土に接する側)-70mm80mm
プール・水槽50mm60mm-
煙突・排気筒-60mm-
耐火壁(2時間耐火)40mm50mm-

スペーサー選定と施工

設計かぶり厚を実現するため、施工時に鉄筋と型枠(またはコンクリート面)の間にスペーサー(モルタル製・プラスチック製・鋼製)を挿入します。

スペーサー種別用途特徴
モルタルスペーサー捨てコン上の下端筋コンクリートと一体化、点検時見分けにくい
プラスチックスペーサースラブ・梁の下端筋安価、-30℃〜40℃の使用温度範囲
鋼製スペーサー(ドーナツ型)柱・壁の水平方向耐荷重大、鉄筋径ごとにサイズ選定
バーサポート下端筋の一体支持長距離の均一かぶり確保
ハイパースペーサープレキャスト部材工場での高精度組立

スペーサー配置間隔はJASS 5でスラブ底面0.6m以下、鉛直面0.6-1.5m、上端筋0.9-1.5mを推奨。省略すると鉄筋の自重で沈下してかぶり不足を招きます。

配筋検査と是正措置

配筋検査項目

コンクリート打設前に、以下の配筋検査を実施します。監理者・確認検査員・第三者機関(住宅性能評価員等)が実施主体となります。

  • 主筋・帯筋・スターラップの本数・径・間隔
  • 設計かぶり厚の確保(スケール実測)
  • スペーサーの設置箇所・間隔
  • 継手位置・重ね継手長
  • 定着長・折り曲げ長さ
  • 開口部補強筋の配置
  • ダブル配筋のあき寸法
  • 結束線の位置・数量

かぶり不足時の是正

実測でかぶり不足が判明した場合、原則としてスペーサー追加・型枠位置修正等で是正します。既にコンクリート打設済の場合は、はつり撤去→再配筋→再打設が必要で、数千万円単位の追加費用と工期延長を招きます。「打設前検査」の徹底がRC工事最大のリスク管理と言えます。

大規模修繕・断面修復

断面修復工法

既存RC造の外壁・柱・梁で爆裂・剥落が発生した場合、以下の手順で断面修復を行います。

  1. 浮き部・爆裂部のはつり撤去(健全部まで)
  2. 錆びた鉄筋の錆落とし(サンドブラスト・電動ブラシ)
  3. 鉄筋防錆処理(エポキシ樹脂系・亜硝酸リチウム系)
  4. プライマー塗布
  5. ポリマーセメントモルタルによる断面修復
  6. 表面保護材(弾性フィラー・シリコーン系塗料)塗布

再アルカリ化・脱塩工法

中性化が進行した既存RC造では、電気化学的手法により再アルカリ化(pHを13に戻す)・脱塩(Clイオンを除去)する高度な補修工法があります。国土交通省「建築物石綿含有建材調査者講習」でも取り上げられ、長寿命化リノベーションで採用が増加しています。

業界・現場での使い方

設計事務所・構造設計者

構造図面上での設計かぶり厚の指定、耐久設計級別の判定、100年住宅設計での長期性能検証。設計かぶり厚は構造計算書の「構造仕様書」に記載必須で、確認申請の重要チェック項目。

ゼネコン・工務店(施工管理)

配筋検査での実測、スペーサー選定・配置指示、コンクリート打設前の是正指示。かぶり不足による打設後のやり直しは会社の重大な信用毀損に。品質管理担当者の常駐が必須。

鉄筋工事業者

加工図・配筋計画書の作成、スペーサー材料の手配、現場での配筋施工、監理者検査への対応。国土交通大臣認定の鉄筋施工技能士(1級・2級)が指導的立場。

確認検査機関・建築主事

建築確認申請時の構造図面審査、中間検査・完了検査時の配筋実測。特に基礎・柱・梁の設計かぶり厚が施行令79条に適合しているかは重点確認項目。

マンション管理・大規模修繕

特定建築物定期報告(3年ごと)での爆裂・鉄筋露出の目視点検、赤外線サーモ・打診検査での剥離検出。長期修繕計画に基づく12-18年周期の外壁改修工事の設計。

建物調査・診断技術者

コア抜き・中性化試験・塩化物イオン濃度測定による既存RC造の劣化度診断。中性化深さ×√t予測で残存耐用年数を算定、大規模修繕・建替えの意思決定に。

よくある間違い・注意点

  • 「最小かぶり厚」と「設計かぶり厚」を混同 — 施行令79条は最小、JASS 5・図面表記は設計(最小+10mm)。図面に「かぶり30」と書かれていたら施工誤差-10mmで最小20mmを確保する意味であり、実測20mmで合格ではありません。
  • 屋外基準を屋内に適用して過剰厚に — 屋内スラブに屋外基準の40mmを適用すると、コンクリート量が増え自重過大化。逆に構造上不要な躯体断面増となり経済損失。判定にあたり「開口部を通じて雨掛かりが生じない部位=屋内」の解釈をきちんと確認。
  • 海岸近接の追加割増を忘れる — 沖縄・伊豆諸島・小笠原諸島、海岸から500m以内の地域は塩害進行が10〜50倍。標準値に+10〜20mm、耐久設計特級では+30mmが指針。過去に沖縄の集合住宅で20年目にかぶりコンクリートが剥落した事例あり。
  • スペーサー間隔が疎で自重沈下 — スラブ底面のスペーサー間隔を1.5m空けると鉄筋が自重でたわみ、中央部のかぶりが1〜3cm不足。JASS 5の推奨(0.6m以下)を厳守します。
  • 結束線の飛び出しがかぶりに含まれない — 結束線の端がコンクリート表面付近まで飛び出していると、そこから錆が進行して爆裂の起点に。結束後、飛び出しを鉄筋側に折り返すのが実務の作法。
  • 捨てコン厚をかぶりに含めてカウント — 基礎の底面かぶりは捨てコン上60mmと規定されており、捨てコン厚(通常50mm)は含めません。捨てコンから鉄筋底面まで60mm、地面から鉄筋底面まで110mmが正しい理解です。
  • プール・水槽の内側かぶりを一般部と同じにする — 塩素消毒プール(遊離塩素0.4-1.0mg/L)、温泉水槽(硫酸イオン含有)は特別な腐食環境。内側かぶり50-70mm+防水コーティングが必要です。
  • 断熱材の厚みをかぶり厚と誤認 — 外断熱工法では外壁外側に断熱材(50-100mm)が張られますが、これはかぶりではなく仕上げ材。鉄筋~コンクリート表面が真のかぶりで、断熱材下のコンクリート表層でかぶりを判断します。

関連する規格・法規

  • 建築基準法 第20条・第37条 ― 構造耐力・建築材料の基本規定。RC造の主要構造部の要件。
  • 建築基準法施行令 第79条 ― 鉄筋のかぶり厚さの法定最低値。全RC造建築物の基本ルール。
  • 建築基準法施行令 第107条 ― 耐火構造の要件。RC造の耐火性能とかぶり厚の関係。
  • JASS 5「鉄筋コンクリート工事」 ― 日本建築学会発行の実質的なRC工事標準。設計・施工の技術基準。
  • 鉄筋コンクリート構造計算規準・同解説 ― 日本建築学会。RC造構造設計の教科書的標準。
  • 高耐久性RC構造設計指針(案) ― 日本建築学会。100年住宅・200年住宅の長寿命設計指針。
  • JIS G 3112「鉄筋コンクリート用棒鋼」 ― 異形鉄筋(SD295A/SD345/SD390/SD490)の材料規格。
  • JIS A 5308「レディーミクストコンクリート」 ― 生コンクリートの品質規格。
  • 公共建築工事標準仕様書(建築工事編) ― 国土交通省。官公庁工事のRC造施工標準。
  • 住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法) ― 住宅性能表示制度、劣化対策等級(1-3)の基準。
  • 長期優良住宅の普及の促進に関する法律 ― 長期優良住宅認定における劣化対策(かぶり厚+10mm等)の要件。

参考文献・公的資料

設計・施工・法令適用の詳細確認は、下記の公的機関・業界団体の資料を参照してください。

※本ページのかぶり厚判定・基準値は概算参考です。実際の設計・施工・確認申請にあたっては、建築基準法施行令の最新条文、JASS 5の最新版、および所轄行政庁・確認検査機関の運用基準に従い、一級建築士・構造設計一級建築士・建築構造士等の有資格者による設計と施工監理を受けてください。特定行政庁により追加基準(条例)が定められている場合もあります。既存建物の中性化・塩害調査には第三者試験機関(建築総合試験所等)でのコア試験・中性化試験・塩分濃度測定が必要です。

よくある質問(FAQ)

屋内の梁のかぶり厚は?

建築基準法施行令79条では最小30mm、JASS 5の設計かぶり厚では40mm(最小+10mmの施工余裕)。屋外の場合は最小40mm・設計50mm、海岸近接なら設計60mmとなります。図面には設計かぶり厚を記載し、施工時にこれを目標として配筋します。

「最小かぶり厚」と「設計かぶり厚」の違いは?

最小かぶり厚は法律・規準で最低確保すべき値。設計かぶり厚=最小+10mmは施工誤差(±10mm)を織り込んだ設計値です。図面には設計かぶり厚を書き、施工時にこれを目標として配筋・スペーサー選定を行うのが実務です。

スペーサーの配置間隔は?

JASS 5ではスラブ底面0.6m以下、鉛直面0.6-1.5m、上端筋0.9-1.5mを推奨。省略すると鉄筋の自重で沈下してかぶり不足を招きます。実務では30〜60cm間隔の千鳥配置が標準的です。

中性化はどのくらいの速度で進む?

普通コンクリートで概ねx=A√t(A≒3〜10mm/√年)で進行。かぶり30mmなら理論上36年、40mmで64年、60mmで144年で中性化が鉄筋に到達。ただし水セメント比・かぶり材質・環境で大きく変わり、実測での確認が必要です。

海岸近接ではどのくらい割増?

標準値に+10〜20mmの追加割増が推奨。沖縄・伊豆諸島・小笠原諸島や海岸から500m以内では塩害進行が10〜50倍で、+20〜30mmや高耐久コンクリート・防食鉄筋・表面保護材の複合対策が必要な場合もあります。

捨てコン上の基礎のかぶりは?

施行令79条では捨てコン上60mm以上、JASS 5設計値では70mm。捨てコン厚(通常50mm)はかぶりに含まれず、地面から鉄筋底面まで110-120mm確保することになります。

爆裂事故の原因は?

鉄筋発錆による体積膨張(約2.5倍)でかぶりコンクリートに引張応力が発生し、剥落する現象。かぶり不足・中性化進行・塩害・凍害・アルカリ骨材反応が複合要因。落下事故は建築物維持保全義務違反(建築基準法第8条)として管理者責任が問われます。

特定建築物の定期報告とは?

建築基準法第12条に基づく3年ごとの定期点検・報告制度。マンション・オフィス・商業施設が対象で、外壁の目視・打診・赤外線サーモによる剥離検出が必須。爆裂の発見と修繕は所有者(管理組合)の責務です。

長期優良住宅ではかぶりが厚くなる?

はい。長期優良住宅の劣化対策等級3(3世代=約90-100年)では、標準値に+10mmの追加割増が求められます。柱・梁が40mm→50mm、床が30mm→40mmとなり、他に水セメント比制限(50%以下)や高耐久コンクリートの使用も条件となります。

コンクリート打設後にかぶり不足が判明したら?

原則ははつり撤去→再配筋→再打設で、数千万円の追加費用と数ヶ月の工期延長を招きます。軽微な場合(3-5mm不足)は表面被覆材で耐久性を補填する応急処置もありますが、設計者・確認検査員の同意が必要。「打設前検査の徹底」がRC工事の最大リスク管理です。

プールや水槽のかぶりは?

塩素消毒プール(遊離塩素0.4-1.0mg/L)や温泉水槽(硫酸イオン含有)は特別な腐食環境。内側かぶり50-70mm+防水コーティング(エポキシ樹脂・FRPライニング等)が必要。設計は水質分析結果に基づく個別判断です。

結束線の飛び出しはかぶりに影響する?

影響あります。結束線の端がコンクリート表面付近まで飛び出すと、そこから錆進行→爆裂の起点になります。結束後、飛び出しを鉄筋側に折り返すのが実務の作法。配筋検査でもチェック項目です。

プレキャストコンクリート(PC)のかぶりは?

工場生産のPC部材は品質管理が現場打ちより厳密なため、設計かぶり厚を5〜10mm薄くできるとJASS 5で認めています。ただし現場接合部の一体化については在来と同等のかぶりが必要です。

耐震補強でかぶり厚を確保する方法は?

耐震補強で柱・梁に鋼板巻き・炭素繊維シート巻きを施す場合、既存かぶりに補強材+仕上げ材の厚みが加わるため、実質かぶりは増加します。ただし補強材が金属の場合は既存コンクリートと補強材界面の防錆処理が別途必要で、防錆モルタルの充填が実務標準です。