外気負荷(エンタルピ差)
外気導入量と室内外エンタルピ差から外気負荷(kW)を即算出。空調設計の外気負荷評価・省エネ改修に。
外気負荷(エンタルピ差)ツール
外気負荷(全熱)
外気負荷 Q(kW) = 外気量(m³/s) × 空気密度(1.2 kg/m³) × (外気エンタルピ − 室内エンタルピ)
湿り空気エンタルピは温度・湿度から計算。夏33℃70%・室内26℃50%で約35kJ/kg差、外気1000m³/hで約12kW負荷。冷房負荷の20-40%を占める大きな要素。
外気導入量の目安(1人あたり)
| 用途 | m³/h·人 |
|---|---|
| 住宅居室 | —(自然換気) |
| オフィス | 25-30 |
| 会議室 | 30-40 |
| 飲食店 | 30-40 |
| 教室 | 25 |
| 病室 | 50 |
外気負荷(エンタルピ差)の詳しい解説
外気負荷は換気で導入する外気を室内条件まで空調するのに必要な熱量。夏33℃70%を26℃50%に冷却除湿するには外気1000m³/h あたり約12kW必要で、冷房負荷全体の20-40%を占める大きな要素です。
省エネ対策として全熱交換器(顕熱+潜熱交換)が定番。排気と外気の熱・湿気交換で外気負荷を60-70%削減できます。オフィス・会議室・ホテル客室で導入が進み、初期投資5-10年で回収可能。CO2濃度センサーによる外気量制御(DCV)と組合わせるとさらに省エネ効果大。
業界・現場での使い方
空調設計
冷暖房負荷計算の主要項目。外気負荷評価で機器容量決定。
省エネ改修
全熱交換器導入の効果試算。既設熱源負荷の20-30%削減事例多い。
IEQ(室内環境)向上
CO2濃度管理と両立させた外気量最適化。ウェルビーイング設計。
よくある間違い・注意点
- 外気負荷を無視して機器選定 — 冷房負荷の20-40%が外気分。無視で機器容量不足。
- 全熱交換器の効果を100%と想定 — 温度効率70-85%、湿度効率50-70%が実効値。過大評価NG。
- CO2濃度基準を無視した外気削減 — 外気削減で電気代下がっても、CO2 1500ppm超えると生産性低下。
関連する規格・法規
- ビル管理法 CO2 1000ppm以下
- ASHRAE 62.1 換気基準
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
外気1000m³/hで何kW負荷?
夏標準条件で約12kW、冬10kW。全熱交換器で1/3-1/2に削減可。
全熱交換器の効果は?
温度効率70-85%、湿度効率50-70%。外気負荷を60-70%削減。
CO2濃度センサー制御(DCV)とは?
人数に応じた外気量自動制御。会議室・スタジオで有効。
外気負荷削減の順位は?
①全熱交換器 ②DCV制御 ③外気量最適化 ④デシカント除湿。