シールドガス流量(MAG/TIG)
電流・ノズル径・溶接法からシールドガス流量・月間消費量・ガス代目安を即算出。ブローホール防止と経済運用の両立。
シールドガス流量(MAG/TIG)ツール
シールドガス流量目安
MAG: 15 + I/25 (L/min)
MIG: 12 + I/28
TIG: 8 + I/40
ノズル径×0.9 L/min 以上は最低確保。流量過少はブローホール発生、過多は乱流でシールド乱れ・経済性悪化。風速1m/s以上の環境では風防設置or流量20-30%増。
電流別 推奨シールドガス流量
| 電流A | MAG | MIG | TIG |
|---|---|---|---|
| 100 | 19 | 16 | 10 |
| 150 | 21 | 17 | 12 |
| 200 | 23 | 19 | 13 |
| 250 | 25 | 21 | 14 |
| 300 | 27 | 23 | 15 |
| 400 | 31 | 26 | 18 |
シールドガス流量(MAG/TIG)の詳しい解説
シールドガスは溶融金属を大気(酸素・窒素)から保護する役割。流量不足だとブローホール・気孔欠陥発生、過多だと乱流でむしろ大気巻き込み。MAGでは電流200Aで20-25L/min、TIGでは13-15L/minが標準です。
コスト面ではMAG炭酸ガスが安く(400円/7m³ボンベ)、Ar100%は高い(1400円/7m³)。1日8時間・月20日稼働で20L/min運用ならMAGで年12万円、Arで年80万円。使用量削減の余地は流量最適化と待機時オフの徹底で、経費削減効果大の分野です。
業界・現場での使い方
鉄工所・鉄骨製作
MAG溶接大量使用。炭酸ガス消費量管理と原価計算。
SUS配管製作
TIGアルゴン100%の高品質溶接。ガス代がコスト大部分。
自動車ボディ
ロボット溶接での安定シールドガス供給。
よくある間違い・注意点
- 流量過多で経済性悪化 — 25L/minで十分な条件で40L/min流している例多い。
- 屋外強風でも標準流量 — 風速1m/s超えで乱流→気孔多発。風防or 30%増流量。
- ノズル径細くて流速大 — 細ノズル+大流量で乱流。ノズル径15-16mmが標準。
関連する規格・法規
- JIS Z 3253 溶接用及び熱切断用ガス
- ISO 14175 溶接用ガス
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
MAG 200Aのガス流量は?
20-25 L/min。ノズル径16mm前提。
MAGとMIGのガスの違いは?
MAG=CO2 100%またはAr80%+CO2 20%、MIG=Ar100%(アルミ・銅用)。
TIGでArをケチると?
タングステン電極が酸化して黒色化・寿命1/5。
ガス代削減は?
待機時カット・流量最適化・自動ガスセーバー(先行/遅れガス制御)。