すみ肉のど厚(a=脚長×0.707)
すみ肉溶接ののど厚と必要脚長を荷重・許容応力から即算出。溶接接合部の強度計算に。
すみ肉のど厚(a=脚長×0.707)ツール
すみ肉溶接ののど厚
のど厚 a = 脚長 × cos(45°) = 脚長 × 0.707
せん断応力 τ = 荷重 / (のど厚 × 溶接長)
すみ肉のど厚は脚長の√2分の1(45°斜辺)。溶接強度計算はこの「のど厚×溶接長=有効断面」に対する応力で判定。JIS B 8265圧力容器・鉄骨AIJ規定など各種基準の基本式。
脚長→のど厚 早見
| 脚長mm | のど厚mm | 断面積(100mm溶接時)mm² |
|---|---|---|
| 3 | 2.12 | 212 |
| 4 | 2.83 | 283 |
| 5 | 3.54 | 354 |
| 6 | 4.24 | 424 |
| 8 | 5.66 | 566 |
| 10 | 7.07 | 707 |
| 12 | 8.49 | 849 |
すみ肉のど厚(a=脚長×0.707)の詳しい解説
すみ肉溶接では「のど厚=脚長×0.707」が強度計算の基準寸法。脚長6mmなら実質有効厚さ4.24mm、これに溶接長を掛けた「のど厚×L」が有効断面積です。荷重50kN・脚長6mm・溶接長200mmなら発生応力59N/mm²。SS400の許容せん断応力90N/mm²以内なら安全という判定になります。
鉄骨造の建築構造では脚長=薄い方の母材板厚の0.7倍以上が原則(継手強度確保)、0.5倍以下NG(溶接量不足)、板厚超えNG(母材HAZ拡大)というルールが実務で厳格に守られます。過小・過大どちらも構造欠陥の原因になります。
業界・現場での使い方
鉄骨設計
梁柱ブラケット・ダイアフラム接合の脚長決定。
圧力容器
タンク・配管フランジのすみ肉溶接強度確認。
機械組立
ブラケット・ステー・カバーの溶接強度確認。
よくある間違い・注意点
- 脚長=のど厚と誤解 — のど厚=脚長×0.707。強度計算で過大評価。
- 溶接長を100%有効と計算 — 始終端は不完全部分あり。80-90%有効長で安全設計。
- 鋼種の許容応力を統一値で — SS400=90N/mm²、SM490=135N/mm²、SN490=135N/mm²。母材で違う。
関連する規格・法規
- 建築工事標準仕様書JASS 6 (鉄骨工事)
- JIS B 8265 圧力容器の構造
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
脚長6のすみ肉のど厚は?
6×0.707 = 4.24mm。
必要脚長の下限は?
薄板厚の0.7倍以上が構造用の原則。
板厚超えの脚長はNG?
母材HAZが拡大し脆化リスク。板厚×1.0以下が推奨。
溶接長の有効率は?
始終端5-10mmを除外し80-90%が実用。