圧縮比計算(ボア/ストローク/燃焼室)
ボア・ストローク・燃焼室容積・ガスケット厚から圧縮比を即算出。チューニング設計・エンジン仕様書確認に。
圧縮比計算(ボア/ストローク/燃焼室)ツール
圧縮比
圧縮比 ε = (排気量 + 燃焼室総容積) / 燃焼室総容積
燃焼室総容積 = 燃焼室 + ガスケット容積 + ピストン補正
1気筒あたり計算。ガスケット厚と燃焼室容積で微調整可能。NA10-13、ターボ8-10、ディーゼル15-22が実用範囲。
エンジンタイプ別 標準圧縮比
| タイプ | 圧縮比 |
|---|---|
| NAガソリン一般 | 10-11 |
| NAガソリン高性能 | 11-13 |
| ダウンサイズターボ | 9-11 |
| 高圧縮ターボ | 10-11 |
| ミラーサイクル(プリウス) | 13-14(実効低) |
| ディーゼル | 15-22 |
圧縮比計算(ボア/ストローク/燃焼室)の詳しい解説
圧縮比は「ピストン下死点時の総容積 ÷ 上死点時の容積」で決まる。ボア86mm・ストローク86mm・燃焼室50cc・ガスケット1mmなら排気量499cc、圧縮比約10.2。この値がエンジン性能・燃費・オクタン価要求のすべてを左右します。
実務ではガスケット厚・面研削・ピストン交換で圧縮比を調整するチューニングが一般的。厚ガスケット(0.8→1.2mm)で圧縮比0.2-0.3下がり、ターボ化に対応。逆に面研削0.5mmで圧縮比0.3-0.5上がりレスポンス向上。ハイオク仕様化と組合わせが定番です。
業界・現場での使い方
チューニングショップ
ターボ化・NA高圧縮化での圧縮比調整計算。
レース・耐久
高圧縮エンジン(12-14)設計。
整備・診断
圧縮測定値と理論値比較でエンジン状態診断。
よくある間違い・注意点
- ガスケット容積を無視 — 1mm厚で燃焼室の10-15%相当。無視すると圧縮比0.3-0.5誤差。
- ピストントップ形状を平面と仮定 — 凸ピストン(-cc)・凹ピストン(+cc)で圧縮比±1程度変動。
- 総排気量で計算 — 1気筒あたりで計算。4気筒なら1/4排気量。
関連する規格・法規
- JIS B 8007 内燃機関 用語
- SAE J1349 エンジン出力表示
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
ボア86・ストローク86・燃焼室50ccの圧縮比は?
ガスケット1mm考慮で約10.2。
圧縮比を1下げる方法は?
ガスケット厚+0.5mm(圧縮比-0.2〜-0.3)、または凹ピストン交換(-1以上可)。
高圧縮のメリット・デメリットは?
熱効率↑燃費↑パワー↑、ノック耐性↓ハイオク要。
ディーゼルの圧縮比高い理由は?
燃料自己着火(圧縮着火)必要。15以上ないと着火不良。