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接地アース電技解釈電工

接地抵抗値(A/B/C/D種)

電技解釈 第17条 接地工事4種別の許容抵抗値・接地線最小径を即参照。B種は高圧側地絡電流と接地方式から自動計算。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

接地抵抗値(A/B/C/D種)ツール

電技解釈 第17条 接地工事4種別

A種:10Ω以下 / B種:150(600)÷Ig Ω以下 / C種:10Ω以下(遮断器付き500Ω) / D種:100Ω以下(遮断器付き500Ω)

接地工事は電気機器の漏電時に感電・火災を防ぐ最重要保護。A種は高圧機器の外箱、B種は変圧器2次側中性点、C種は300V超の低圧機器、D種は300V以下の低圧機器と、電圧レベル別に許容値と工法を規定しています。

接地工事4種別 早見

種別対象最大抵抗値
A種高圧・特別高圧機器の外箱10Ω
B種高圧-低圧混触防止(変圧器2次中性点)150(600)÷Ig Ω
C種300V超低圧機器の外箱10Ω(遮断器付き500Ω)
D種300V以下低圧機器の外箱100Ω(遮断器付き500Ω)

接地抵抗値(A/B/C/D種)の詳しい解説

接地工事は電気設備の感電・火災を防ぐ最重要保護システムです。機器の絶縁破壊で外箱に電圧が加わったとき、接地抵抗が低ければ大地に安全に電流を逃がし、同時に漏電ブレーカや過電流保護を動作させます。電技解釈第17条は電圧レベルに応じてA/B/C/D種の4種別を規定し、それぞれ許容抵抗値と接地線サイズが定められています。

実務で最も頻出するのはD種接地(100Ω以下)で、住宅・店舗・オフィスの一般的な低圧機器(エアコン・冷蔵庫・洗濯機の外箱)が対象。漏電遮断器(0.5秒以内動作)が併設されていれば500Ωまで緩和される特例があります。C種は300V超(三相200V以上や動力)の機器で、原則10Ω以下。

B種は特殊で、高圧側から低圧側への混触事故時の低圧側電位上昇を制限するための接地。「150÷高圧1線地絡電流Ig」または「600÷Ig」(1秒以内遮断の場合)で計算します。Ig=15Aなら10Ω以下、Ig=30Aなら5Ω以下と、高圧側の特性で変動します。

業界・現場での使い方

新築住宅・エアコン設置

エアコン室外機・食洗機・IH・エコキュートのD種接地。取付工事と同時に接地棒打込み・接地線接続。

工場動力・産業機械

300V超の機械にC種接地(10Ω以下)。大電流機器では2箇所以上に接地線分散も。

高圧受変電設備(キュービクル)

A種(機器外箱10Ω)、B種(変圧器2次中性点)、D種(低圧盤)を全種別施工。電気主任技術者の毎年点検義務。

よくある間違い・注意点

  • C種とD種を混同 — C種=300V超10Ω、D種=300V以下100Ω。三相200V(相間電圧≒220V)はD種で足りるが、400VはC種必要。
  • B種を固定値と誤解 — B種は「150÷Ig」で高圧側条件で変動。標準5-10Ω程度だが計算値を必ず確認。
  • 接地棒1本で足りないケースを見落とす — 土壌抵抗率が高い地域(岩盤・砂利地)では接地棒複数本並列接続でも100Ω達成困難。深井戸接地・水平網状接地の検討必要。

関連する規格・法規

  • 接地工事4種別の抵抗値・接地線サイズ規定。
  • 接地工事詳細施工基準。
  • 低電圧電気設備 接地設備・保護導体規格。

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

接地抵抗はなぜ測る必要が?

漏電時の電流を大地に安全に逃がすため。抵抗が高いと機器外箱に危険電圧が残り感電。年1回の定期測定義務。

D種接地100Ωの根拠は?

漏電時の外箱電圧を安全域(概ね50V以下)に抑える計算値。漏電遮断器(0.5秒以内)併設なら500Ωまで緩和。

接地棒は何本必要?

土壌抵抗率次第。一般地では1.5m接地棒1本で100Ω達成可能。岩盤・乾燥地では複数並列や深井戸接地必要。

接地測定の方法は?

接地抵抗計(アーステスタ)で3電極法(P端子・C端子)で測定。年1回の法定点検で記録。

接地線サイズはどう決める?

種別と共に電気機器容量による最小径規定あり。A種2.6mm(5.5sq)、C/D種1.6mm(2sq)以上が基本。