計算ツール
単位料理レシピ国際換算

カップ容量 国別換算ツール|日本200ml・米国240ml・英国284ml・メートル250mlの相互換算

料理レシピの1カップは国で定義が異なります。日本(JAS計量法)は200ml、米国(USDA)は240ml、英国(Imperial)は284ml、メートル法(オーストラリア・NZ・国際)は250ml。海外レシピをそのまま使うと最大42%の誤差が生じ、製菓・パン作りでは失敗の原因になります。当ツールは公式基準に準拠して4カップと ml・fl oz を相互換算し、砂糖・小麦粉・米・バターなど食材別のg換算まで即時算出します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

カップ容量 国別換算 計算機

計算式と定義

基本定義(ml基準)

日本カップ = 200 ml (JAS計量法・厨房用)
メートルカップ = 250 ml (国際・オーストラリア・NZ)
米国カップ = 240 ml (USDA・US Legal)
米国慣用カップ = 236.588 ml (US Customary・8 fl oz)
英国カップ = 284.131 ml (Imperial・10 UK fl oz)

換算式

量A(単位A)から量B(単位B)への換算
量B = 量A × (基準ml_A ÷ 基準ml_B)

例:日本1カップを米国カップに換算する場合、200 ÷ 240 = 0.833 カップ。逆に米国1カップを日本カップにすると、240 ÷ 200 = 1.2 カップです。

fl oz(液量オンス)との関係

1 US fl oz = 29.5735 ml
1 UK fl oz = 28.4131 ml
1 US cup = 8 US fl oz
1 UK cup = 10 UK fl oz

米国の1カップ=8 fl ozは慣用的な236.588 mlで、栄養表示法(USDA Legal Cup)では240 mlに丸めています。両者は3.4 ml差で微妙に異なるので注意。

主要国のカップ定義

世界の「1カップ」定義を一覧化しました。JAS計量法・USDA・NIST・BS(英国規格)等の公的基準に基づきます。

国・地域ml基準・法令用途
日本200JAS計量法・厨房用計量カップ家庭料理・レシピ本
メートル法(国際)250ISO 8655・オーストラリアStandards Australia豪州・NZ・アジア諸国レシピ
米国 Legal Cup240US FDA栄養表示規則(21 CFR 101.9)栄養成分表示・パッケージ
米国 Customary Cup236.588US Customary System・NIST米国家庭レシピ・料理本
英国 Imperial Cup284.131British Imperial System・BS 1974英国伝統レシピ(現代は250mlに移行中)
カナダ250Metric Commission Canadaカナダ料理・製菓
ドイツ・EU250metric cup欧州レシピ標準
韓国200大韓民国 標準規格KS韓国家庭料理
中国250GB国家標準中華料理・製菓
ラテンアメリカ240-250国により差異メキシコ料理等

米国の家庭レシピは「1カップ=236.588 ml」で書かれることが多いですが、栄養表示・パッケージ食品は「1 cup = 240 ml」を採用。日本の翻訳レシピ本では240 mlで換算されているケースが多いです。

なぜカップサイズが違うのか

「1カップ」は各国の歴史的な度量衡から発展したもので、統一的な基準がないまま現代に至っています。

米国 236.588 mlは英国のImperial fl oz(28.41 ml)ではなく、当時の英国の「Wine Gallon (231立方インチ)」に由来し、1 US pint = 16 fl oz = 473 ml、その半分の 236.588 ml が「1 cup」となりました。1785年の独立以降、米国は英国基準から独自に発展。

英国 284.131 mlは1824年のImperial Actにより「10 fl oz = 1 cup」と定義。米国と英国のfl oz自体が異なるため、両国のカップは50 ml近く違います。ただし現代の英国家庭では250 mlメートルカップが主流。

日本 200 mlは明治時代に西洋料理が普及する際、キリのよい200 mlが選ばれ、JAS計量法で公式化されました。日本の升(180.39 ml)ではなく国際単位系のmlを基準にした点が特徴。

250 mlメートルカップは1970年代以降、豪州・NZ・カナダ等の英連邦諸国が採用。米国以外の英語圏はこちらに移行しつつあります。

fl oz(液量オンス)との関係

米国・英国のカップはfl oz(fluid ounce)単位が基本。表示単位を確認しないと誤差が生じます。

単位米国 (ml)英国 (ml)
1 fl oz29.573528.4131+4.1%
1 cup(慣用)236.588 (8 fl oz)284.131 (10 fl oz)+20%
1 pint473.176 (16 fl oz)568.261 (20 fl oz)+20%
1 quart946.353 (32 fl oz)1136.523 (40 fl oz)+20%
1 gallon3785.41 (128 fl oz)4546.09 (160 fl oz)+20%

「fl oz」表記があった場合は、レシピの原産国を確認して換算率を選ぶ必要があります。カクテル・バーテンダー本は米国基準(29.57 ml)、伝統的な英国パブ料理本は英国基準(28.41 ml)が主流です。

食材別 カップ→g 換算表

1カップ200ml基準での主要食材の質量目安です。文部科学省「食品成分データベース」と一般社団法人日本計量士会の資料を参考にしています。実際は食材の水分・詰め方で±10%の変動があります。

食材日本1カップ(200ml)メートル1カップ(250ml)米国1カップ(240ml)
200 g250 g240 g
牛乳210 g263 g252 g
薄力粉(ふるい済)105 g131 g126 g
強力粉120 g150 g144 g
米粉120 g150 g144 g
上白糖120 g150 g144 g
グラニュー糖110 g138 g132 g
粉砂糖100 g125 g120 g
塩(食塩)240 g300 g288 g
米(精米)125 g156 g150 g
もち米130 g163 g156 g
パン粉(乾燥)100 g125 g120 g
片栗粉130 g163 g156 g
コーンスターチ130 g163 g156 g
バター180 g225 g216 g
サラダ油184 g230 g221 g
オリーブ油184 g230 g221 g
マヨネーズ190 g238 g228 g
ケチャップ230 g288 g276 g
はちみつ280 g350 g336 g
粉チーズ80 g100 g96 g
粉ゼラチン140 g175 g168 g

米国レシピを日本の200mlカップで再現する場合、粉類は「米国1カップ = 日本1.2カップ + 少し」と機械的に置換するだけでは失敗します。ふるい方・詰め方で±15%の誤差が出るため、可能な限り重量(g)で計量するのが確実です。

海外レシピ換算の実務ポイント

製菓・パン作りは水分・粉のバランスがシビアで、カップ換算ミスが失敗に直結します。以下のガイドを参考にしてください。

  • 米国レシピ「1 cup flour」→ 日本カップ換算では強力粉145g前後(米国のspoon-and-level法によるふんわり詰めが標準)。詰め込むと170g超になるため要注意。
  • 英国レシピ「1 cup」→ 米国の1.2倍・日本の1.42倍。ケーキ・スコーンの膨らみが変わる。
  • 豪州・NZレシピ「1 cup」→ メートル250ml。日本の1.25倍で計算。
  • fl oz表記は必ず国確認。米国 29.57 ml、英国 28.41 ml。
  • 液体は密度差で誤差小、粉物は詰め方で誤差大。粉物ほどスケール計量を推奨。

こんな場面で使う

海外料理本の日本語再現

米国・欧州・豪州の料理本を日本の200mlカップで再現する時。特に製菓・パンは粉と水分のバランスがシビア。翻訳本のスケール表記を確認し、必要ならg換算で再計算します。

英語レシピサイト・YouTube視聴

Bon Appétit・NYT Cooking・Tasty等の英語動画を見ながら作る時、cup表示を日本の200mlで解釈すると量が足りず失敗します。US 1cup=1.2日本cupと即換算。

製菓・パン教室の輸入レシピ

フランス・イタリアのパティスリー学校のレシピは250ml基準。日本の教室で使う200ml基準に変換する必要がある。1.25倍換算で粉・液体を調整。

栄養成分表示の理解

米国パッケージ食品は1カップ=240ml基準で栄養表示。日本の食品栄養表示(100g基準)と比較する時に容量換算が必要です。

ホームバー・カクテル作成

バーテンダーの本場米国はfl oz基準(29.57 ml)。ジガー計量やレシピ本の「1 oz」を日本のml基準で理解するのに必須。

留学・海外赴任の自炊準備

海外に住む日本人が現地の計量カップで日本レシピを再現する時。米国240ml基準では日本200ml基準の1.2倍になるため注意。

よくある間違い・注意点

  • 米国レシピをそのまま日本の200mlカップで作る — 米国は240ml基準なので分量が20%不足。特にお菓子・パンは膨らまない・パサつく原因。
  • 「1カップ = 200g」と一律換算 — 水は200gだが薄力粉は105g、砂糖は120g、はちみつは280g。食材ごとに密度が違うので必ず食材別で換算。
  • 英米のfl oz を混同 — 米29.57 ml、英28.41 mlで4%違い。カクテル・バーテンダー本の由来を確認。
  • 粉物をカップ計量で正確と思い込む — ふるい方・詰め方で±15%の誤差。プロは必ずスケール計量。
  • 英国レシピを米国基準で計算 — 英国cup(284ml)を米国cup(240ml)と混同すると18%の誤差。伝統的な英国料理本(Mrs Beeton等)は要注意。
  • 豪州・NZレシピを米国基準で読む — 英連邦は250mlメートル。米国240mlとは4%の差。ケーキで微妙に膨らみが違う。
  • 塩の1カップを液体感覚で計算 — 食塩は密度1.2 g/mlで、200mlで240g。しょっぱさを間違えると料理が食べられなくなります。

関連する規格・法令

  • JAS計量法(日本) ― 家庭用計量カップ200ml、大さじ15ml、小さじ5mlを公式定義。経済産業省所管。
  • US FDA 21 CFR 101.9 ― 米国栄養表示規則。パッケージ食品の1カップを240 mlと定義。
  • US Customary System ― 米国慣用計量。1 US cup = 8 US fl oz = 236.588 ml。NIST公式値。
  • British Imperial System ― 英国伝統計量。1 UK cup = 10 UK fl oz = 284.131 ml。BS 1974。
  • Australian Standards AS 1349 ― 豪州の計量規格。1 metric cup = 250 ml。
  • ISO 8655 ― 国際計量規格。実験室用容量計器の校正基準。
  • GB国家標準(中国) ― 中国国家標準。1カップ250 ml採用。

参考文献・公的資料

より正確なカップ定義・食材換算を確認したい場合は、以下の公的機関の資料を参照してください。

※本ページの計算結果および食材別g換算は概算値です。食材の水分・詰め方・銘柄で±10%の差異があります。正確な計量が必要な製菓・パン・栄養計算では、必ずデジタルスケール(0.1g精度)による重量計量を行い、上記公的機関の一次資料に基づいてください。

よくある質問(FAQ)

米国レシピをそのまま日本のカップで使える?

使えません。米国1カップ = 240 mlに対し日本1カップ = 200 mlで、20%の容量差があります。米国レシピを日本の計量カップで作ると分量が2割少なくなり、特に製菓・パン作りでは失敗の原因になります。米国1カップ ≒ 日本1.2カップ + 少しで換算してください。

英国カップはなぜ大きい?

英国は1カップ = 10 UK fl oz = 284.131 mlと定義しており、米国(8 fl oz = 236.588 ml)より20%大きい。ただしfl oz自体も米英で異なり(米29.57 ml・英28.41 ml)、英国伝統レシピは要注意です。現代英国家庭では250mlメートルカップに移行しつつあります。

1カップ砂糖は何g?

日本の200mlカップで上白糖は約120g、グラニュー糖は約110g、粉砂糖は約100g。米国240mlカップでは上白糖144g・グラニュー糖132g。砂糖の種類と国のカップサイズの両方で数値が変わるので注意。

1カップ薄力粉は何g?

日本の200mlカップでふるい済薄力粉が約105g、強力粉が約120g。米国240mlカップでは薄力粉126g・強力粉144g。粉物は詰め方で±15%変わるため、製菓では必ずスケール計量してください。

fl oz は米英で違う?

違います。米国1 fl oz = 29.5735 ml、英国1 fl oz = 28.4131 mlで4%異なります。カクテル・バーテンダーレシピは米国基準、伝統的な英国パブ料理は英国基準が主流。両者を混同すると誤差が拡大します。

メートルカップは何ml?

250 mlです。オーストラリア・ニュージーランド・カナダ・EU・中国が採用しており、国際レシピ本の主流基準となっています。日本の200mlより25%大きく、米国240mlより4%大きい容量です。

米国レガル(240ml)と慣用(236.588ml)の違いは?

米国FDA栄養表示規則(21 CFR 101.9)では1カップ=240 mlと丸めて定義。一方、伝統的な料理本は236.588 ml(8 US fl oz)のUS Customary基準。両者は3.4 ml差で微妙に異なりますが、家庭料理では実質同一と考えて問題ありません。

1カップお米は何g?

日本の200mlカップで精米125g、もち米130g。日本の炊飯器の「1合」は180ml(伝統単位)で150gに相当し、200mlカップとは異なるので注意。米国240mlカップでは精米150gです。

液体は容量差だけで換算すればいい?

ほぼその通り。水・牛乳・油等の液体は密度で微差はあるものの、体積比だけで実用的に換算可能。ただしはちみつ(密度1.4)ケチャップ(1.15)など粘性液体は質量が大きく変わるので注意。

豪州レシピは何ml基準?

豪州・ニュージーランドは250 mlメートルカップが公式基準(Australian Standards AS 1349)。米国240 mlより4%大、日本200mlより25%大の容量です。

fl ozのカクテルレシピはどっち?

ほぼ米国基準(29.5735 ml)。世界のバーテンダー教本(IBA・USBG等)は米国基準を採用しており、ジガー計量も米国仕様が標準です。英国の古いパブレシピのみ28.41 ml。

製菓ではなぜカップ計量が推奨されないの?

粉物はふるい方・詰め方で密度が±15%変わるため、カップ計量では失敗率が高くなります。プロのパティシエ・パン職人は必ずデジタルスケール(0.1g精度)で重量計量。特にケーキ・パン・タルトなど生地バランスがシビアな菓子ほど重量計量が必須です。