カラット(ct)↔g 宝石・金の重さ単位変換ツール|ダイヤ相場・K純度早見表つき
宝石(ダイヤモンド・ルビー・エメラルド)の重さ「カラット(ct)」を、g・mg・grain・oz・トロイオンス・匁と相互変換。同時に金の純度(K表示・fineness千分率)換算、婚約指輪の相場感、GIA・CIBJO・IGIの国際鑑定基準まで対応した無料電卓です。宝石購入・貴金属売買・海外購入時の重量表記の読み替えに幅広く対応します。
カラット 変換計算機
カラットの定義と換算式
基本の換算
1 ct(メトリックカラット) = 0.2 g = 200 mg = 100 point
1 grain(宝石グレーン) = 0.0648 g = 0.324 ct
宝石用の「カラット(ct)」は1907年の国際度量衡総会(CGPM)で「1メトリックカラット = 200mg(0.2g)」と国際的に標準化された重量単位です。ダイヤモンド・ルビー・サファイア・エメラルド等の色石評価に世界共通で使用されます。1カラット = 100ポイントで、0.5ctは「50ポイント」と呼ばれることも多い。
金の純度(K表示・キャラット)
金純度 = K数値 ÷ 24 × 100%
宝石カラットとは別に、金製品にはK18・K24等の純度表記(キャラット、英語ではkarat)があります。K24が純金(99.9%)、K18は75%(残り25%は銀・銅等の割金)、K14は58.3%。ヨーロッパではfineness(千分率)表記もあり、K24 = 999、K18 = 750、K14 = 585と表記。
その他の重量単位換算
ヨーロッパ・北米では宝石にオンス(avdp / troy oz)も使われ、貴金属には主にトロイオンス(1 ozt = 31.1035g)を使用。中国・香港では両(1両 = 37.5g)、インドではトラ(1 tola = 11.664g)、日本では和真珠等で匁(1匁 = 3.75g)が併用されています。
カラットの歴史と語源
「カラット」の語源はキャロブ(イナゴマメ)の種。古代地中海世界では、イナゴマメの種の重量が個体差が小さく安定していたため、宝石・貴金属の秤量基準として利用されました。1個の平均が約0.2gに近く、これが現代のメトリックカラット定義に受け継がれています。
19世紀まで各国・各都市で1カラットの定義がバラバラ(0.188〜0.213g)でしたが、1907年の第4回国際度量衡総会で1メトリックカラット = 200mgに統一され、国際貿易・鑑定書での混乱を解消しました。金の「キャラット(karat)」も同語源で、24分率の由来はビザンチン金貨の重量24キャロブ種であったこととされています。
身近なカラット例(ダイヤモンド中心)
| 用途 | カラット | g換算 | 直径目安 |
|---|---|---|---|
| ペアリング・ネックレスの小粒 | 0.05〜0.10 ct | 0.01〜0.02 g | 2.5〜3.0 mm |
| 婚約指輪(エントリー) | 0.20〜0.30 ct | 0.04〜0.06 g | 3.8〜4.3 mm |
| 婚約指輪(標準) | 0.30〜0.50 ct | 0.06〜0.10 g | 4.3〜5.1 mm |
| 婚約指輪(豪華) | 1.00 ct | 0.20 g | 6.4 mm |
| 婚約指輪(超豪華) | 2.00 ct | 0.40 g | 8.1 mm |
| 投資向けの大粒ダイヤ | 3.00〜5.00 ct | 0.60〜1.00 g | 9.3〜11.0 mm |
| 有名オークション品 | 10 ct以上 | 2 g以上 | 14 mm以上 |
| カリナンダイヤ(史上最大原石) | 3,106.75 ct | 621.35 g | — |
| ホープダイヤ(有名青ダイヤ) | 45.52 ct | 9.10 g | — |
ラウンドブリリアントカット標準では、直径は「1ct = 6.4mm、2ct = 8.1mm、3ct = 9.3mm」と、カラット数の立方根に比例して増加します。カラット数が2倍でも直径は約1.26倍にしか増えません。
金の純度(K表示)と換算
| K表示 | 純度(%) | Fineness(千分率) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| K24(24金) | 99.9% | 999 | 純金・インゴット・金貨 |
| K22 | 91.7% | 917 | アジア・中東の装飾品主流 |
| K20 | 83.3% | 833 | 珍しい・カスタムジュエリー |
| K18 | 75.0% | 750 | 日本・欧州のジュエリー標準 |
| K14 | 58.3% | 585 | アメリカ標準・耐久性重視 |
| K10 | 41.7% | 417 | コスパ・カジュアル向け |
| K9 | 37.5% | 375 | 英国標準・エントリー |
K18の指輪 5g なら純金分は 5 × 0.75 = 3.75g。買取査定時は「K18・5g・金相場○円/g」で概算可能。ホワイトゴールドはK18に銀・パラジウム・ニッケルを配合しロジウム鍍金したもの、ピンクゴールドは銅の配合で色調を出したものです。
ダイヤ・金の相場感(2026年目安)
ダイヤモンドの1ctあたり相場(4C標準品換算)
| カラット | D-F/VVS/EX(最高品質) | G-H/VS/EX(実用推奨) | I-J/SI(お手頃) |
|---|---|---|---|
| 0.3 ct | 15〜25万円 | 10〜15万円 | 5〜10万円 |
| 0.5 ct | 35〜55万円 | 20〜30万円 | 12〜20万円 |
| 1.0 ct | 150〜300万円 | 80〜150万円 | 50〜80万円 |
| 2.0 ct | 600〜1,200万円 | 300〜600万円 | 200〜300万円 |
| 3.0 ct | 1,500〜3,000万円 | 700〜1,500万円 | 400〜700万円 |
1ct超では価格が急上昇(マグナンボの原則)。0.99ctと1.00ctで20〜30%価格差が生じるため、コスパ狙いなら0.9ct前後で選ぶ手法も。
金(K24)相場の目安
2026年時点で金1g(K24)は10,000〜13,000円台(田中貴金属・三菱マテリアル小売価格)。K18製品は金相場の75%で査定、加工費(工賃)差引で買取率60〜70%が相場。地金ゴールド・貴金属ETF・純金積立は日々の相場変動に連動します。
ダイヤの4Cとカラット
ダイヤモンドの評価は4C(Carat・Color・Clarity・Cut)で決まります。カラットは重量、他3つは品質を評価する国際基準で、GIA(米国宝石学会)が1953年に体系化しました。
Carat(カラット・重量)
1ct = 0.2g。同じ4C品質なら重いほど希少で高額。ただしCut品質が悪いと重くても輝かないため、重量だけでなくカット品質を必ず併記チェック。
Color(カラー・色)
D(無色最高)→ Z(黄色味)の23段階。D〜F=無色(コレクター)、G〜J=ほぼ無色(実用推奨)、K以下=淡黄色。婚約指輪はH以上が視認的に美しい。
Clarity(クラリティ・透明度)
FL(無傷)→ I3(明瞭内包物)の11段階。VVS1〜2は10倍拡大でも識別困難、VS1〜2は肉眼で識別困難、SI以下は肉眼判別可。実用的にはVS〜SIで十分。
Cut(カット・研磨品質)
Excellent → Poor の5段階。3EX(EX cut・EX polish・EX symmetry)がラウンドブリリアントの最高品質。輝きに最も影響するため妥協NG。
用途別のカラット選び
婚約指輪(一般)
0.3〜0.5ct・G-H/VS/3EXが最もバランス良い実用推奨。予算20〜40万円台。1ct超は「相手が指輪派・格式ある職業・国際感覚あり」等の条件で。
結婚指輪(マリッジリング)
婚約指輪と重ね付けする文化のため、ダイヤは小粒(0.05〜0.10ct)または無しで、K18・Pt950の素材にこだわるのが主流。毎日着けても引っかからないデザインを。
投資目的
ダイヤは加工品のため「投資」対象としては流動性が低く、金・プラチナのインゴット・貴金属ETF・純金積立の方が確実。3ct超・カラー特上・GIA鑑定書付きのみが例外的に流通します。
コスチューム・ファッション
キュービックジルコニア(CZ)・モアッサナイト・ラボグロウンダイヤ(人工ダイヤ)が近年高品質化。ラボダイヤは天然ダイヤの70〜80%オフで同等の4C品質。
相続・生前贈与
ジュエリー・貴金属も相続税課税対象。GIA鑑定書または信頼できる査定書で市場価値を明確化しておくと、遺産分割・贈与税計算がスムーズ。5万円以上のジュエリーは記録推奨。
海外購入・持ち込み
海外で購入した宝石・貴金属は合計20万円超で申告必要(関税・消費税)。海外の重量表記(ct・grain・troy oz・tola等)を本ツールで日本の単位(g・匁)へ即換算できます。
宝石・貴金属の用語集
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| ct(carat) | 宝石の重量単位。1ct = 0.2g |
| K(karat) | 金の純度単位。24Kが100%純金 |
| Fineness | 千分率による純度表示(K18 = 750) |
| Point | カラットの1/100。0.5ct = 50 point |
| Grain | 宝石・真珠の古い重量単位。1 grain = 0.0648g |
| Troy oz(トロイオンス) | 貴金属の国際計量単位。1 ozt = 31.1035g |
| 4C | ダイヤ評価基準(Carat・Color・Clarity・Cut) |
| 3EX | ラウンドブリリアントのカット最高評価(EX-EX-EX) |
| GIA | Gemological Institute of America。米国宝石学会 |
| Fluorescence(蛍光性) | UV光下での発光度合い。Noneが最高評価 |
| Table・Depth・Girdle | ダイヤカットのプロポーション各部名称 |
| ホールマーク | 造幣局が発行する金・プラチナ純度証明の刻印 |
| ラボグロウンダイヤ | 合成ダイヤ。物理的に天然と同一 |
よくある誤解・注意点
- 宝石カラット(ct)と金カラット(K)を混同 — ctは重量(1ct = 0.2g)、Kは金純度(24Kが100%)。「1カラットの18金指輪」は宝石重量ではなく金の純度75%を指すケース多発。
- ct数だけで価値を判断 — 4C全体で価値が決まります。同じ1ctでもD/FL/EXは1,000万円級、J/I2/Poorは30万円程度と数十倍の差が出ます。
- 直径がカラットに比例すると誤解 — 直径はカラット数の立方根に比例。1ct→2ctで直径は約1.26倍にしか増えません。
- 0.99ct選び — 1ctを目指すと20〜30%の価格ジャンプ(マグナンボ効果)。0.9〜0.95ctで見た目を確保しつつコスパ良く選ぶのがプロの技。
- 鑑定書なしで購入 — GIA・CGL・IGI等の国際鑑定書がないと、後日売却・査定で価値証明が困難。10万円超の宝石は鑑定書必須。
- K表示のない金製品 — K18・585等の刻印がない金は純度証明ができず買取査定で大幅減額。造幣局・宝石業組合認定の刻印を必ず確認。
- ホワイトゴールドは変色する — 表面のロジウム鍍金が数年で摩耗し黄色みが出ます。再鍍金メンテナンス(5,000〜10,000円)を数年ごとに実施推奨。
関連する国際基準・法令
- CGPM(国際度量衡総会) ― 1907年、1メトリックカラット = 200mgと国際標準化。
- CIBJO(世界宝飾連盟) ― 国際的な宝石評価基準の統括団体。「Blue Book」で天然・処理・合成の定義を統一。
- GIA(Gemological Institute of America/米国宝石学会) ― 4C評価基準の創始者。国際的な鑑定書「GIA Report」の発行元。
- IGI(International Gemological Institute) ― ダイヤ・宝石の国際鑑定機関。ラボグロウンダイヤの鑑定にも対応。
- CGL(中央宝石研究所) ― 日本国内の宝石鑑定機関大手。日本語鑑定書発行。
- 造幣局(日本) ― 貴金属の純度証明「ホールマーク」の発行機関。国産金製品の品質保証。
- ISO 18323 ― 天然・合成ダイヤモンドの命名基準の国際規格。
- 関税法・消費税法 ― 海外購入宝石・貴金属の20万円超申告義務、輸入時消費税10%・関税0〜3.9%。
参考資料・公的機関
宝石・貴金属の一次資料や国際基準は、以下の機関を参照してください。
- BIPM(国際度量衡局) ― CGPM決議・SI単位の一次資料。カラット・グラム等の国際定義。
- 造幣局(日本) ― 貴金属ホールマークの公式情報。金・プラチナ純度証明の窓口。
- 産業技術総合研究所 計量標準総合センター(NMIJ) ― 日本の国家計量標準。質量標準の一次データ。
- GIA(米国宝石学会) ― 4C鑑定基準の創始者。ダイヤ・カラー石の鑑定書発行の世界標準。
- CIBJO(世界宝飾連盟) ― 国際的な宝石評価・命名基準の統括団体。Blue Book公開。
- IGI(International Gemological Institute) ― ラボグロウンダイヤ鑑定の主要機関。
- 中央宝石研究所(CGL) ― 日本国内の主要宝石鑑定機関。
- 田中貴金属 金相場 ― 日本国内の金・プラチナの店頭小売価格の一次情報。
- 税関 海外購入品の申告 ― 20万円超申告・関税・消費税の公式ガイド。
- 日本ジュエリー協会(JJA) ― 業界団体。品質表示・鑑定基準の公式情報。
よくある質問(FAQ)
1カラット(ct)は何グラム?
1ct = 0.2g = 200mg。1907年の国際度量衡総会で標準化されたメトリックカラット。1ctは100ポイントで、0.5ctは「50ポイント」とも呼ばれます。
宝石のカラットと金のカラットは同じ?
まったく別物。宝石のct(carat)は重量単位(1ct=0.2g)、金のK(karat)は純度単位(24Kが100%純金)。「1カラットの18金指輪」は宝石重量ではなく金純度75%を指すため混同注意。
婚約指輪は何カラットが標準?
日本の平均は0.3〜0.5ct・予算20〜40万円台。1ct(約60〜150万円)は「豪華」の目安。予算・相手の指の細さ・普段使いのシーンで選ぶ。0.9〜0.95ctは1ct直前で価格が20〜30%安くなるコスパゾーン。
4Cとは?
Carat(重量)・Color(色)・Clarity(透明度)・Cut(研磨)のダイヤ評価基準4項目。1953年GIA提唱の国際標準。同じ1ctでも4C次第で価格が10倍以上変動。
K18とは?
金純度75%(残り25%は銀・銅等の割金)。日本・欧州のジュエリー標準。K24(99.9%)は柔らかすぎるためジュエリー不向き、K18は硬度と純度のバランス良好。
ラボグロウンダイヤって本物?
物理的・化学的に天然ダイヤと同一。人工的に育成した「合成」ではあるが、模造品(CZ・モアッサナイト)とは異なる本物のダイヤ。天然の70〜80%オフの価格で同等の4C品質。ISO 18323で命名基準あり。
グレーン(grain)とは?
真珠・宝石で使う古い単位で1grain = 0.0648g(0.324ct)。パールネックレスの重量表記に今も使用。1momme(匁)= 3.75g = 18.75ct = 57.87 grain。
K18とプラチナPt950どちらが良い?
好みと用途で選ぶ。プラチナ(Pt950)は変色せず耐久性高いが金より重い。K18ホワイトゴールドは軽く安価だがロジウム鍍金の再メンテが必要。ピンクゴールドは色調重視。
鑑定書は必要?
10万円超のダイヤ・宝石は鑑定書必須。GIA・CGL・IGI等の国際・国内鑑定機関の発行するもの。鑑定書がないと後日売却・査定・保険加入で価値証明が困難。
海外で買った宝石は課税される?
合計20万円超で申告必要(関税・消費税10%・関税0〜3.9%)。ドバイ・香港・アメリカで免税購入しても、日本入国時に申告義務あり。無申告は関税法違反で追徴課税・罰金。
相続時のジュエリー評価は?
相続税評価は時価(買取査定額の相場)で計算。GIA鑑定書または信頼できる査定書で市場価値を明確化。5万円以上のジュエリーは記録推奨。相続時精算課税・生前贈与も併用可能。
金相場は今どのくらい?
2026年時点でK24 1gあたり10,000〜13,000円台(田中貴金属・三菱マテリアル小売価格)。K18買取は金相場の75%×加工費差引で60〜70%が目安。日次の相場変動が大きいため売買時は最新価格を確認。