ベトナム旅行 予算計算|ホーチミン・ハノイ・ハロン湾まで日数別に完全試算
ベトナム旅行の総予算を、日数・訪問都市(ホーチミン/ハノイ/ダナン/フエ/ホイアン)・宿泊ランク・ハロン湾クルーズ・食費・国内移動(飛行機/寝台バス/夜行列車)・両替・海外旅行保険まで反映して即時算出。6万円台のバックパッカー旅から30万円の贅沢周遊まで、全レンジを1画面でシミュレーション。外務省海外安全ホームページ・在ベトナム日本国大使館・JETROの一次情報に基づき、e-VISA・両替・チップ・偽札対策まで解説します。
ベトナム旅行 予算計算ツール
計算式と費目構成
基本式
総額 = (航空券 + 宿泊×(日数-1) + ハロン湾・メコン + 食費×日数 + 交通×日数 + 保険×日数) × 人数
ベトナム旅行の総額は「固定費(航空券・オプショナルツアー)+ 変動費(宿泊・食費・交通)× 日数」で構成されます。航空券と宿泊が総額の55〜70%を占めますが、シンガポール・ハワイに比べて宿泊・食費・交通が圧倒的に安く、東南アジア屈指の低予算旅行が可能です。5日間のホーチミン旅で最安7万円台、5つ星+ハロン湾豪華クルーズで30万円超のスペクトラム。
1VND=0.006円の為替感覚
ベトナムドン(VND)は「ゼロが多い」で有名。1USD=約25,000VND、1円=約165VND、10,000VND ≒ 60円が目安。フォー1杯=40,000〜60,000VND(約240〜360円)、水500ml=8,000VND(約50円)、Grabバイク近距離=20,000VND(約120円)。本ツールは1VND=0.006円で内部換算しています。
ハイシーズンとオフの価格差
旧正月(テト・1〜2月)は現地の店舗休業が多く旅行に不向き。年末年始・GW・盆は航空券・ホテルとも1.3〜1.8倍。乾季(11〜4月)は快適、雨季(5〜10月)は宿泊が2〜3割安い代わりにスコール多め。ダナン・ホイアンは9〜11月に台風リスクあり。
航空券相場と時期
成田・羽田・関空・福岡発の直行および乗継便を、観光庁・IATA公示・各航空会社の運賃から整理しました。
| クラス/路線 | 往復目安 | フライト時間 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| LCC(ベトジェット・エアアジア) | 30,000〜50,000円 | 6〜10時間(乗継含む) | 受託・機内食別。深夜発多め |
| 直行 ホーチミン(VN/ANA/JAL) | 55,000〜90,000円 | 約6時間 | 安定運行、マイル対応 |
| 直行 ハノイ(VN/ANA/JAL) | 65,000〜100,000円 | 約6時間 | ハノイ・ハロン湾拠点 |
| 直行 ダナン | 60,000〜95,000円 | 約6時間 | ホイアン・フエへのゲートウェイ |
| プレミアムエコノミー | 85,000〜130,000円 | 約6時間 | 座席広めで長距離向き |
| ビジネスクラス(VN/JAL) | 230,000〜340,000円 | 約6時間 | フルフラット・ラウンジ |
| 乗継便(タイ・香港・シンガポール経由) | 32,000〜60,000円 | 10〜16時間 | 時間はかかるが安価 |
年末年始・GW・盆・テト前後は通常の1.5〜2倍。逆に3月・6〜7月・11月は最安期。早期購入(90日前)・LCCセールで往復2万円台の破格も。
都市別・宿泊料金早見表(1泊/1室)
| 都市/エリア | ゲストハウス | 3つ星 | 4つ星 | 5つ星 |
|---|---|---|---|---|
| ホーチミン1区(ドンコイ) | 2,500 | 6,500 | 13,000 | 28,000 |
| ホーチミン デタム(バックパッカー街) | 1,800 | 4,500 | 9,000 | — |
| ハノイ 旧市街 | 2,000 | 5,500 | 11,000 | 25,000 |
| ハノイ ホアンキエム | 3,000 | 7,500 | 15,000 | 32,000 |
| ダナン ビーチ沿い | 3,500 | 7,000 | 13,000 | 28,000 |
| ダナン InterContinental | — | — | — | 65,000〜 |
| ホイアン 旧市街 | 2,500 | 6,000 | 12,000 | 25,000 |
| フエ 旧市街 | 2,200 | 5,500 | 10,000 | 22,000 |
| ニャチャン(ビーチ) | 2,800 | 6,500 | 12,000 | 26,000 |
| フーコック島(リゾート) | 4,000 | 10,000 | 18,000 | 45,000 |
ベトナム主要都市の宿泊は日本国内の1/3〜1/5。3つ星でも清潔でスタッフが英語対応可能。「JW Marriott Hanoi」「Metropole Hanoi」「Reverie Saigon」などラグジュアリー勢も充実しコスパは世界屈指です。
ハロン湾・メコン・観光ツアー
| ツアー/入場料 | 大人料金 | 所要 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ハロン湾 日帰りクルーズ | 1,700,000VND(約9,000円) | 1日 | ハノイ発着往復送迎込み |
| ハロン湾 1泊2日クルーズ(中級) | 4,500,000VND(約25,000円) | 1泊2日 | 3つ星船・食事付 |
| ハロン湾 1泊2日クルーズ(高級) | 9,000,000VND(約50,000円) | 1泊2日 | Paradise・Bhaya等 |
| メコンデルタ 日帰り | 800,000VND(約4,500円) | 1日 | ホーチミン発ミトー・ベンチェ |
| メコン 1泊2日(カントー) | 2,200,000VND(約12,000円) | 1泊2日 | 水上市場体験 |
| クチトンネル 半日 | 550,000VND(約3,000円) | 半日 | 戦争博物館とセット多い |
| 戦争証跡博物館 | 40,000VND(約240円) | 2時間 | ベトナム戦争資料 |
| ホイアン旧市街入場 | 120,000VND(約720円) | 半日 | ランタン夜景 |
| ホーチミン廟(ハノイ) | 無料 | 1時間 | 服装規定あり |
| フエ王宮 | 200,000VND(約1,200円) | 3時間 | 世界遺産 |
食費とローカルグルメ実勢
ベトナムは屋台文化・カフェ文化が根強く、1日の食費が1,500円で満腹まで楽しめる驚異のコスパ。逆にホーチミン・ハノイの外国人向け高級店は日本並みの価格。
| 料理/店舗タイプ | 1食目安 | 備考 |
|---|---|---|
| フォー(路面店) | 40,000〜60,000VND(240〜360円) | 朝食の定番 |
| バインミー(サンド) | 25,000〜40,000VND(150〜240円) | 屋台テイクアウト |
| コムタム(路面店) | 50,000〜80,000VND(300〜480円) | 南部の定番ライス |
| ブンチャー(ハノイ) | 60,000〜80,000VND | ハノイ名物 |
| カジュアルレストラン | 150,000〜300,000VND(900〜1,800円) | 観光地/エアコン付 |
| ミシュラン系(ハノイ) | 800,000〜1,500,000VND(4,800〜9,000円) | 高級ベトナム料理 |
| ホテル朝食(4つ星) | 朝食込み | ビュッフェ品数豊富 |
| ベトナムコーヒー(路面) | 25,000〜40,000VND | エッグコーヒー名物 |
| ビール(ローカル・生) | 15,000〜30,000VND(90〜180円) | Bia Hoiは世界最安級 |
| ヨガ・スパ 90分 | 400,000〜700,000VND(2,400〜4,200円) | 日本の1/3価格 |
WHO・厚生労働省ともに東南アジア渡航では「加熱調理食品・ミネラルウォーター・皮を剥いた果物」を推奨。氷は大手カフェ・ホテルは工業製造の氷を使うため比較的安全ですが、屋台では避けるのが無難。
Grab・タクシー・移動費用
| 手段 | 料金目安 | 備考 |
|---|---|---|
| Grabバイク(近距離) | 15,000〜30,000VND(90〜180円) | 渋滞の多い市街で最速 |
| Grab車(市内) | 50,000〜150,000VND(300〜900円) | 言語不要・アプリ完結 |
| タクシー Vinasun/Mailinh | 初乗り12,000VND〜 | 大手2社が安全・信頼 |
| 市内バス | 7,000〜10,000VND(40〜60円) | 路線把握に慣れが必要 |
| Grab Xanh(EV) | Grab車と同等 | ベトナムEVブランド普及中 |
| 寝台バス(都市間) | 200,000〜500,000VND(1,200〜3,000円) | ハノイ-フエ13時間等 |
| 統一鉄道(SE系) | 350,000〜1,500,000VND | ハノイ-ホーチミン30時間超 |
| 国内線(VN/VJ) | 500,000〜2,500,000VND(3,000〜15,000円) | ハノイ-ダナン90分 |
ホーチミン・ハノイともにメトロが順次開業中。渋滞回避と観光地アクセスにGrabアプリが必須です(現地SIMまたはeSIM必要)。
シーン別の予算プラン
バックパッカー5日(1人)
LCC航空券40,000円+ゲストハウス4泊10,000円+屋台食費1,500円×5日+Grab500円×5日+保険=約7〜8万円。デタム街拠点+メコン日帰り+戦争博物館の定番ベトナム体験。
標準観光5日(1人)
直行65,000円+3つ星4泊24,000円+ハロン湾1泊2日25,000円+食費3,500円×5日+保険=約13〜15万円/人。ハノイ+ハロン湾のゴールデンコンボ。
南北縦断1週間(1人)
直行75,000円+4つ星6泊66,000円+ハロン湾+ホイアン+国内線移動15,000円+食費5,000円×7日=約22〜25万円。ハノイ→ダナン→ホイアン→ホーチミンのゴールデンルート。
ダナン/ホイアンビーチ5日(2人)
直行130,000円+ビーチリゾート45,000円×4泊+ホイアン旧市街入場+スパ×3=約36〜40万円/2人。世界遺産と極上リゾートを両立。
ハネムーン ハロン湾豪華クルーズ5日(2人)
ビジネスクラス260,000円×2名+5つ星3泊75,000円+ハロン湾高級クルーズ50,000円×2名+ミシュラン夕食=約85〜90万円/2人。世界遺産の中で贅沢時間。
ゴルフ+観光4日(1人)
直行80,000円+4つ星3泊33,000円+ゴルフラウンド2回(35,000円/回)+食費5,000円×4=約22〜25万円。ダラット・ダナン・BRGゴルフリゾートが人気。
よくある予算オーバーの原因
- タクシー価格交渉のトラブル — 空港での白タク、メーター改造車、遠回りは常態化。VinasunとMailinhの2社大手、またはGrabアプリのみ使うのが安全策。
- 両替でVND桁数を勘違い — 「1USD=25,000VND」と3桁ゼロが多く、100USD分の両替で250万VNDが手元に。同じデザインの200,000VNDと20,000VND札の見誤りで10倍払う事故が多発。
- 偽札・ATM手数料 — 100,000VND以上の高額紙幣に偽札あり。銀行ATMは1回200,000〜300,000VND程度の手数料。日本のクレカATMは3〜5USD/回の手数料も。
- e-VISA・アライバルVISAの手数料 — 15日以内でも短期滞在ビザ免除対象外の国も。日本人は45日以内観光は無料ですが、超過分はe-VISA申請25USD+手数料。
- ハロン湾の格安船で船酔い・衛生問題 — 100USD以下のクルーズは船が古く衛生面リスクあり。JETROの現地渡航情報でも中級以上を推奨。1泊2日で25,000円クラスが安全ライン。
- 屋台の氷・生野菜で下痢 — WHO推奨に反し、屋台の氷・生野菜は原則避けるべき。医療費+日程変更で数万円の損失に。
- チップ習慣を過大解釈 — 基本チップ不要ですが、ハロン湾クルーズガイド・ホテルポーターには1〜2USD相当が慣習。ラグジュアリーホテルは10%サービス料込みが多い。
e-VISA・両替・偽札対策の実務
- ビザ・入国要件 ― 日本人は45日以内の観光目的でビザ免除(2023年8月〜)。それ以上または就労目的はe-VISA(25USD)・アライバルビザが必要。パスポート残存6ヶ月以上。
- 入国審査 ― 電子入国カード導入。空港到着後の指紋登録あり。所要時間は繁忙期30〜60分。
- 免税範囲(酒・タバコ) ― 酒22度以上1.5L、22度以下2L、タバコ200本まで。それ以上は課税対象、無申告は罰金。
- 為替管理 ― 現金持出しは5,000USD相当以上で申告義務。1回両替は300USD程度に分けるのがトラブル防止に有効。
- 電圧・プラグ ― 220V/50Hz・A/C/Fタイプ併用。日本の家電はプラグ形状問題は少ないが変圧確認を。
- 治安と安全対策 ― 外務省海外安全ホームページで「レベル1(十分注意)」地域あり。スリ・ひったくり多発地(ホーチミン1区・ハノイ旧市街)は貴重品分散を。
- 海外旅行保険と医療費 ― 現地の私立病院(FVホスピタル等)は日本並みの料金。ローカル公立は安いが日本語不対応。保険付き病院リスト事前確認を。
参考文献・公的資料
より最新の入国要件・為替・現地物価を確認したい場合は、以下の公的機関・団体の資料を参照してください。
- 外務省 海外安全ホームページ ベトナム ― 治安・感染症・入国要件の最新公式情報。
- 在ベトナム日本国大使館 ― 邦人向け生活情報・緊急連絡先・医療機関案内。
- ベトナム政府観光局(VNAT) ― 公式観光情報・イベント・料金の一次情報。
- 観光庁 ― 日本人海外旅行者数統計、海外渡航動向。
- JETRO ベトナム ― 現地経済・物価・医療情報の一次資料。
- ベトナム外務省 e-VISA公式 ― e-VISA申請、就労ビザ申請の正規窓口。
- 日本銀行 外国為替市況 ― VND/JPY為替の公式時系列データ。
- WHO Travel and Health ― 東南アジア渡航時の推奨予防接種・食事衛生。
- 厚生労働省検疫所 FORTH ― 感染症・予防接種の公式情報(A型肝炎・破傷風など)。
- 日本ユネスコ協会連盟 世界遺産 ― ハロン湾・ホイアン・フエ王宮など世界遺産解説。
よくある質問(FAQ)
ベトナム5日間の予算目安は?
1人あたり12〜18万円が標準ラインです。直行便(6.5万円)+3つ星4泊(2.4万円)+ハロン湾1泊クルーズ(2.5万円)+食費+交通+保険で約15万円。LCC+ゲストハウスなら8万円台、5つ星+高級クルーズで30万円超。宿泊とハロン湾クルーズのグレードが主要因です。
ベトナムの物価は日本と比べてどう?
宿泊・食費・交通は日本の1/3〜1/5と圧倒的に安い。フォー1杯250円、ビール100円、3つ星ホテル6,000円。一方、輸入品(ワイン・欧州ブランド)・高級ホテルは日本並みかそれ以上。ローカル体験を中心にすると驚異的なコスパで楽しめます。
ハロン湾クルーズはどのランクが良い?
中級以上(25,000円/1泊2日)が安全ライン。100USD以下の格安船は船が古く衛生面リスクあり(JETROも警告)。Bhaya・Paradise・Indochina Sailsなど日本人利用率が高いブランドが安心。高級船なら50,000円クラスでプールバー・スパ完備。
ホーチミンとハノイどちらが観光向き?
初訪はホーチミン、リピートはハノイ+ハロン湾がおすすめ。ホーチミンは南部でモダン・活気ある繁華街、ハノイは北部で伝統・世界遺産の起点。中部のダナン+ホイアンはビーチ+古都で3度目訪問先として人気。時間があれば南北縦断が最も濃厚です。
ビザは必要?
45日以内の観光はビザ免除(2023年8月〜)。それ以上はe-VISA(25USD)で90日まで滞在可能、ベトナム外務省の公式サイトで申請。就労・研修は別種ビザが必要。パスポート残存6ヶ月+空白ページ2ページ以上を必ず確認。
両替はどこがお得?
ベンタイン市場周辺の金行(Vang)・宝石店のレートが最良。銀行より1〜2%良く、空港両替より3〜5%良い。ドル現金持参→現地両替が最効率。ATMも使えますが1回あたり200,000〜300,000VND手数料+日本側3〜5USDのケースが多い。
Grabアプリは必須?
必須級です。言語不要、事前料金確定、支払いアプリ完結でぼったくり回避。バイクタクシー(GrabBike)は近距離最速で100円台。空港⇔市街もGrabで指定できます。現地SIMまたはeSIMを空港で入手してすぐ使えるように準備を。
屋台料理は安全?
加熱調理品は概ね安全ですが、氷・生野菜・皮を剥かない果物は避けるのが無難。WHO・厚労省FORTHもこの見解。人気店(行列のある店・観光客も多い店)は回転が良く比較的安全。朝食フォー・バインミー・コムタム等の煮込み料理は日常的に楽しめます。
チップは必要?
基本不要。レストラン・カフェは料金にサービス料込みが多い。例外としてハロン湾クルーズガイド(1〜2USD/日)、ホテルポーター(1USD/回)、スパ(施術料の10%)は慣習として支払うと喜ばれます。ローカル屋台では必要なし。
予防接種は必要?
短期観光では推奨(必須ではない)。厚労省FORTHはA型肝炎・破傷風・場合により狂犬病を推奨。都市部滞在中心なら大きなリスクは少ないですが、農村部・少数民族地域を訪ねる場合は要相談。渡航前に予防接種相談外来のある病院で判断を。
ベストシーズンは?
乾季の11〜3月が全国的にベスト。ホーチミン・メコンは12〜4月、ハノイ・ハロン湾は10〜11月、ダナン・ホイアンは2〜7月が快適。テト(旧正月)期間は現地店舗休業が多く旅行に不向きです。台風は9〜11月に中部で注意。
海外旅行保険は必要?
必須と考えてください。ベトナム私立病院(FVホスピタル・ホーチミン、Vinmec・ハノイ)は日本並みの料金で盲腸手術50万円超。ローカル公立は安いが日本語不対応で診断書取得が困難。JETRO・大使館もホームページで加入を推奨しています。