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新NISA積立シミュレーション|月額×年数×利回りで将来資産と節税効果を一発算出

2024年から刷新された新NISAで、月額・積立年数・期待利回りを入力するだけで将来資産・運用益・節税効果を瞬時にシミュレート。つみたて投資枠120万+成長投資枠240万=年360万円、生涯1,800万円の非課税枠、恒久化された非課税期間、20.315%の税金がゼロになるメリット、旧NISA/つみたてNISAとの違い、全世界株式・米国株式など主要インデックスの実績、ネット証券の分類別に見た取扱本数・クレカ積立の還元水準まで、金融庁公式資料に基づいて解説する完全無料ツールです。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

新NISA積立シミュレーター

つみたて枠は月10万まで(年120万)。成長枠と合わせて年360万・生涯1,800万まで。
米国大型株の指数は過去30年9〜10%、国内主要指数は過去20年5〜7%、全世界株式は7%が目安。

新NISA制度の全体像(2024年〜)

2024年1月にスタートした新NISA(少額投資非課税制度)は、それまでの一般NISA・つみたてNISAを統合・拡充した恒久制度です。金融庁の公式説明では「国民の安定的な資産形成を支援する制度」と位置づけられ、非課税期間の恒久化・年間投資枠の3倍化・生涯1,800万円の枠設定が三大特徴。

つみたて投資枠(年120万円)

旧つみたてNISAを継承。金融庁が認めた低コスト・長期分散型の投資信託・ETF約280本のみが対象。月10万円まで積立可能で、長期の資産形成に最適。初心者はここから。

成長投資枠(年240万円)

旧一般NISAを継承。上場株式・投資信託・REIT・ETFなど幅広い商品が対象。個別株投資・高配当株・アクティブ投信でも活用可能。ただし高レバレッジ・毎月分配型・信託期間20年未満は除外。

生涯投資枠1,800万円

つみたて枠と成長枠の合計で、生涯にわたって非課税で保有できる元本の上限。売却すると翌年に枠が復活する「再利用可能」な設計。うち成長投資枠は最大1,200万円まで。

非課税期間の恒久化

旧NISAでは5年(一般)・20年(つみたて)の非課税期間があったが、新NISAは期限なし。何十年でも非課税で保有可能で、老後まで塩漬けOK。ロールオーバー手続きも不要。

計算式(複利+節税)

積立の複利計算

将来価値 FV = M × ((1+r)ⁿ − 1) ÷ r
(M:月額、r:月利=年利/12、n:月数=年数×12)

NISA節税効果

節税額 = 運用益 × 20.315%
(内訳:所得税15% + 復興特別所得税0.315% + 住民税5%)

特定口座で1,000万円の運用益が出た場合、通常なら約203万円が課税されますが、NISA口座なら全額非課税。この差が「NISA節税効果」の実態です。長期・大きい運用益ほど恩恵大。

売却枠復活の計算

NISAで100万円分の投信を売却した場合、その簿価(取得時の価格)100万円分の枠が翌年に復活。売却タイミングは翌年1月以降の任意日。ただし年間投資枠(360万円)を超えて復活はしません。

旧NISAとの比較

項目旧つみたてNISA旧一般NISA新NISA(2024〜)
年間投資枠40万円120万円360万円
非課税期間20年5年無期限
生涯投資枠800万円600万円1,800万円
つみたて/成長の併用不可不可可能
売却枠の復活不可不可可能
対象商品限定投信株・投信・ETF両枠を統合
制度終了2023年末2023年末恒久制度
ロールオーバー不可可能不要(恒久)

旧NISAで運用している資産は非課税期間内は継続保有可能ですが、新規買付は不可。売却後の資金は新NISAで再投資できます。

生涯1,800万円の使い切りパターン

パターン月額年数累計年利5%で30年後
最速(年360万5年)30万円5年1,800万円約7,780万円
標準(月10万)10万円15年1,800万円約5,010万円
共働き夫婦(月10万×2)20万円15年3,600万円約1億20万円
会社員標準(月5万)5万円30年1,800万円約4,157万円
初心者(月3万)3万円50年1,800万円30年後2,494万円
少額長期(月1万)1万円150年1,800万円30年後831万円

金融庁は「無理のない金額で長期継続すること」を推奨。手取り月収の10〜20%が目安です。詳細は複利計算機で試算可能。

主要インデックスの過去リターン(参考)

NISAで買える代表的なインデックスの過去平均リターンです。各指数の算出元および取引所が公表するデータに基づきます。

指標10年平均20年平均30年平均ボラティリティ
S&P500(米国大型株)約13%約9.5%約10.0%15%
NASDAQ100約17%約13%約12%22%
MSCI ACWI(全世界)約10%約7.5%約8%15%
MSCI Kokusai(先進国除く日本)約12%約8%約8%15%
日経225約9%約6%約3%18%
TOPIX約8%約5%約2%16%
MSCI 新興国約3%約7%約8%20%
米国リート(S&P US REIT)約7%約8%約9%17%
金(ゴールド)約8%約7%約6%15%
米国債10年約2%約3%約4%5%

※過去実績、将来を保証しない。インフレ調整前の名目リターン。円建て換算では為替影響で±3〜5%ブレます。

インデックス投信の選び方(信託報酬の水準)

つみたて投資枠で選ばれるのは、ほぼ低コストのインデックス投信です。商品名で選ぶより、「どの指数に連動するか」×「信託報酬が最安クラスか」の2軸で見るほうが失敗しません。同じ指数に連動する投信なら中身はほぼ同じで、差がつくのは信託報酬だけだからです。

連動する指数の種類投資対象信託報酬(年・最安クラス)特徴
全世界株式(先進国+新興国)約3,000銘柄・約50ヶ国0.05〜0.12%1本で完結。分散が最大で、国の盛衰を気にしなくてよい
米国大型株(主要500社)米国の代表的な500社0.09〜0.11%過去30年のリターンが最も高い。米国一極集中のリスクは残る
米国株式市場の全体米国 約3,700社0.09〜0.17%中小型株まで含む。大型株中心の指数とリターン差は小さい
先進国株式(日本を除く)22ヶ国0.09〜0.12%日本株を別枠で持ちたい人向け
新興国株式26ヶ国0.15〜0.25%値動きが大きい。持つなら資産全体の1〜2割まで
バランス型(8資産均等など)株・債券・REIT0.14〜0.25%値動きを抑えたい人向け。リターンも抑えめ
国内株式(主要指数連動)国内の主要企業0.10〜0.16%為替リスクなし。過去30年のリターンは海外株より低い
アクティブ型(参考)運用会社が銘柄選定0.5〜1.7%信託報酬が10倍前後。長期で指数を上回り続ける商品は少数

基本方針は「信託報酬0.2%以下の全世界株式 or 米国大型株の指数連動を1本」でOK。凝った分散より、継続と手数料の低さが結果を分けます。信託報酬が0.1%と1.0%では、30年で最終資産に2割前後の差がつきます。

金融機関の選び方(分類別の比較)

NISA口座は1人1金融機関のみ開設できます。個社名ではなく分類で見ると、選ぶ基準がはっきりします。

分類投信の取扱本数クレカ積立ポイント還元強み・注意点
大手ネット証券(最大手クラス)約2,500〜2,600本月10万円まで対応0.5〜3.0%取扱数が最多。グループの共通ポイント経済圏と連携
中堅ネット証券(外国株に強い型)約1,700本月10万円まで対応1.0〜1.1%クレカ還元率が高め。外国株の取扱国・銘柄数が多い
通信・携帯系のネット証券約1,900本月10万円まで対応1.0%通信料金や共通ポイントと合算しやすい
老舗ネット証券約1,900本順次対応電話サポートが手厚く、初心者の相談先になる
対面型の証券会社・銀行数十〜数百本原則なし相談できる反面、取扱数が少なく信託報酬の高い商品に偏りやすい

ネット証券を選ぶ場合、①つみたて対象の投信が十分にあるか(数百本あれば実用上は足りる)、②クレカ積立の上限と還元率、③普段使っているポイント経済圏と揃うかの3点で決めれば十分です。クレカ積立の還元率は0.5〜3.0%と幅がありますが、上限月10万円なら年間の差は最大でも3万円程度。信託報酬0.1%の差が30年で生む差のほうが大きいので、還元率だけで選ばないのが要点です。

金融機関の変更は年1回可能ですが、変更した年に旧口座で買付済みの分は、そのまま非課税枠として維持されます。

運用戦略と取崩し(4%ルール)

資産形成のあとは取崩しフェーズが待っています。米トリニティ大学の研究「トリニティ・スタディ」に基づく「4%ルール」が世界標準です。

4%ルールの概要

年間資産の4%を取り崩すと、株式・債券50:50のポートフォリオで30年以上枯渇しない確率が95%以上、というルール。3,000万円あれば年120万円(月10万円)取崩し可能。

3%ルール(保守版)

長生きリスクや低金利環境を考慮し、より安全に取崩したい場合は3%が定石。3,000万円で年90万円(月7.5万円)。50年以上の取崩しでも95%以上の確率で資産残存。

定率 vs 定額取崩し

定率(毎年資産の4%)は市場変動に応じて金額が変わり資産寿命長い。定額(年間120万円固定)は生活設計しやすいが暴落時にリスク大。定率が理論的推奨

取崩し順序(ドローダウン戦略)

まず特定口座 → NISA → iDeCoの順が定石。NISA/iDeCoは最後まで非課税で置いておく方が有利。取崩し時にも複利は続きます。

よくある間違い・注意点

  • 非課税枠を無理に使い切ろうとする — 年360万円・生涯1,800万円は「上限」であって「目標」ではありません。生活防衛資金(生活費6か月分)を先に確保し、余剰資金で無理なく積立するのが原則。使い切れなくても罰則はありません。
  • 短期売買を繰り返す — 新NISAは売却枠が復活しますが、頻繁な売買は複利効果を切ってしまうため長期リターンが低下します。10年〜20年の長期保有が前提の制度と理解してください。
  • 高レバレッジ・毎月分配型を成長枠で買おうとする — レバレッジ型・カバードコール型・毎月分配型は金融庁が対象外に指定しています。成長投資枠でも買えません。無分配・低コストの王道商品が推奨です。
  • 複数金融機関で口座を作ろうとする — NISA口座は1人1金融機関のみ。変更は年1回可能ですが手続きが煩雑です。最初に取扱本数の多い大手ネット証券を選んでおくのが定石。
  • 特定口座と混同する — 特定口座では損益通算・損失繰越が可能ですが、NISAでは損失があっても他口座と通算不可。「NISAでは損しない」わけではないので長期保有前提が必須。
  • 「日本株のほうが安心」で日経225ばかり買う — 過去30年のリターンで日経225は約3%、S&P500は約10%。ホームバイアスを避け、全世界株式で分散するのが金融庁も推奨するリスク管理。
  • 暴落時に売却してしまう — リーマンショック・コロナショックで半額になっても、継続した人は数年で回復・その後3倍化。暴落時こそ買い増しできる余力を残しておくのが正解。

参考文献・公的資料

新NISA制度の詳細・投資判断の信頼性を高めるため、以下の公的機関・業界団体の資料を参照してください。

※本ページのシミュレーションは概算値であり、実際の投資成果は市場変動により大きく上下します。過去の実績は将来の成果を保証するものではありません。NISA制度の詳細・対象商品は金融庁の最新情報を必ずご確認ください。個別の投資判断・税務判断が必要な場合は、金融商品取引業者(証券会社)・税理士・IFA・ファイナンシャルプランナー等の有資格者にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

新旧NISAの違いは?

2024年から大幅刷新:①非課税期間 無期限(旧5/20年)、②年360万円・生涯1,800万円(旧40/120万)、③つみたて枠と成長枠の併用可、④売却で非課税枠が翌年復活。実質ほぼ別制度で、旧NISAとは併用扱いです。

iDeCoとの併用はどうすべき?

NISA:いつでも引き出せる・運用益非課税。iDeCo:所得控除(節税)あり・60歳まで引き出し不可。教育費・住宅頭金はNISA、老後資金はiDeCo+NISAが定石。会社員なら「iDeCo(月2.3万円)+NISA(月5万円〜)」の組み合わせが黄金パターン。

米国株式と全世界株式どちらがいい?

米国大型株の指数は米国一極集中で、過去30年のリターンが最も高い(約10%)。全世界株式は分散投資の理論どおりの動き(約8%)。結論:好みでOKです。全世界株式の中身は約6割が米国株で、両者の重複は70%以上あるため、長期では大差がつきません。信託報酬は最安クラスでどちらも年0.06〜0.10%程度。迷ったら全世界株式1本で十分です。

暴落時はどう対応する?

積立を止めないのが最重要。リーマンショック(2008年)で半額になっても、続けた人は2013年に元本回復、2020年には3倍化。ドルコスト平均法は暴落時こそ威力を発揮。むしろ「安く仕込めるチャンス」と捉えて追加投資できる余力を残しておくのが理想。

20年後の取崩しシナリオは?

4%ルール」:FIRE理論で年4%取崩しなら30年枯渇しない確率95%。3,000万円→年120万円(月10万円)。長生きリスク考慮して3〜3.5%が現実的。定率取崩しなら市場変動に応じて金額調整可能。

売却したら非課税枠は復活する?

はい、新NISAは売却枠の再利用が可能。100万円分の投信を売却したら、その簿価(取得時の価格)100万円分の枠が翌年1月以降に復活します。ただし年間投資枠360万円は超えられません。

金融機関はどこがおすすめ?

大手ネット証券(取扱2,500本超)が本命です。取扱本数・クレカ積立の還元率・アプリの使いやすさで選ぶのが定石。傾向としては、最大手クラスは取扱数と共通ポイント経済圏の広さ外国株に強い中堅は還元率の高さ(1.0〜1.1%)老舗系は電話サポートの手厚さが持ち味です。普段使っているポイントに合わせるのが、いちばん迷わない決め方です。

NISA口座は複数持てる?

いいえ、1人1金融機関のみ。変更は年1回可能ですが手続きが煩雑で、変更した年は元の口座で買付済み分の枠が使えなくなります。最初の金融機関選びは慎重に。

成長投資枠で個別株を買っても大丈夫?

可能ですが分散リスクに注意してください。個別株投資は集中リスクが高く、初心者はまずインデックス投信で経験を積むのが推奨です。高配当株戦略を採るなら、配当利回り3〜4%台の国内大型株を10銘柄以上に分けるか、米国の高配当株ETF(分配利回り3%前後)を使うほうがNISA向きです。

非課税枠を余らせたら翌年に持ち越せる?

持ち越せません。年間360万円の枠は毎年リセットされます。生涯枠1,800万円は残るので、翌年以降に多く積立することは可能。ただし枠を無理に埋める必要はなく、無理のない範囲で長期継続するのが正解。

NISAで損失が出たらどうなる?

NISA口座での損失は他口座との損益通算・損失繰越ができません。特定口座で20万円利益、NISA口座で20万円損失があっても、特定口座の利益20万円に丸ごと課税されます。この点だけは特定口座より不利。だからこそ長期保有前提が必須。

クレカ積立のポイント還元は?

大手ネット証券は提携カードで0.5〜3.0%(カードのグレードと年間利用額で変動)、外国株に強い中堅は1.0〜1.1%が水準です。いずれも月10万円までが対象。年間120万円積み立てた場合、還元率0.5%と3.0%では年3万円の差になります。ただし還元率の高い区分は年会費や利用条件つきのことが多いため、条件込みで比べてください。