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EV/EBITDA倍率計算機|M&A・買収プレミアム評価の標準指標

EV/EBITDAを計算する無料電卓。時価総額・有利子負債・現預金・EBITDAから、業界比較しやすい買収倍率を瞬時算出。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

EV/EBITDA倍率ツール

EV/EBITDAとは

EV/EBITDA倍率は買収価格を年間キャッシュ創出力で割った指標。負債を含む事業価値(EV)と、減価償却等を加え戻したEBITDAを使うため、PER/PBRより業界横断・国際比較に強いのが特徴。M&A・PE業界で最重視される指標で、「投資回収に何年か」の感覚値も得られます。

計算式と考え方

EV = 時価総額 + 有利子負債 − 現預金
EV/EBITDA = EV ÷ EBITDA

EVは「企業を丸ごと買う場合の実質金額」。負債を引き継ぐコストを含み、現預金は買収後すぐ取り戻せる。EBITDAは営業利益+減価償却+償却で、設備投資・税制・資本構成の違いを排除した「素のキャッシュ創出力」。

計算例

  1. 時価5000・負債2000・現金1000・EBITDA800 → EV=6000・倍率=7.5倍 割安
  2. 時価1兆・負債なし・現金500・EBITDA1000 → EV=9500・倍率=9.5倍 適正
  3. 時価3000・負債500・現金200・EBITDA200 → EV=3300・倍率=16.5倍 割高

早見表・基準値

EV/EBITDA業種別目安評価
<6倍資源・自動車・銀行割安
6〜10倍製造・素材・小売標準
10〜15倍消費財・物流適正〜やや割高
15〜20倍テック・ヘルスケア成長期待込み
>20倍SaaS・新興超成長前提

注意点・落とし穴

  • 業種で適正水準大きく違う。同業比較が必須。
  • EBITDAは減価償却を加え戻すため、設備投資重い業種は実態より良く見える
  • 非継続事業のEBITDAを除外して計算するのが原則。
  • 少数株主持分を加える場合あり。連結ベース注意。

関連用語

EV
Enterprise Value。事業価値・企業価値
EBITDA
利息・税・減価償却前利益
PER
株価収益率。EV/EBITDAより歴史長いが負債扱わない
EV/Sales
売上倍率。赤字企業評価に使用

よくある質問(FAQ)

PERとEV/EBITDAどちら使う?

負債大企業はEV/EBITDA優先。資本構成違う企業の比較に必須。

EV/EBITDA 10倍の意味は?

実質投資回収10年に近いイメージ。倍率が低いほど投資回収早い。

EBITDA重視の批判は?

「EBITDAは虚構」とバフェット指摘。設備投資が重い業種では誤解を招く。

米国成長企業20倍超の理由は?

急成長前提。3-5年後にEBITDAが2-3倍になる予測込みで価格付け。

PE業界の判断基準は?

5-7倍買い・10倍売りが伝統的。過熱期は8-9倍買いも。

日本企業の平均は?

東証Prime中央値で約8-10倍。米国S&P500は12-14倍と高め。

EV計算で何を引く?

余剰現預金のみ。事業運営に必要な運転資金は引かない(実務的は全現金引くケース多い)。