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失業給付日額

離職前の給与と被保険者期間から、失業給付の日額と所定給付日数、受給総額を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

失業給付日額ツール

計算式と考え方

賃金日額は「離職前6か月の賃金総額 ÷ 180日」で求めます。月給35万円なら11,667円です。給付率は賃金日額が高いほど下がる仕組みで、5,110円から12,580円の区間では80%から50%へ逓減します。11,667円では約53.7%となり、日額は6,261円です。年齢区分ごとの上限額を超える場合はその額で頭打ちになります。自己都合で被保険者期間10年なら所定給付日数は120日となり、総額は751,320円です。1か月あたりでは187,830円となり、生活費25万円に対して75.1%を賄える計算になります。

所定給付日数の目安

自己都合(10年未満)90日。被保険者期間が10年以上20年未満で120日、20年以上で150日
会社都合(30〜44歳)被保険者期間により150〜270日。自己都合より大幅に長い
給付制限自己都合は待期7日の後に給付制限がある。会社都合は待期のみ
上限額年齢区分ごとに日額の上限が定められ、毎年8月に改定される

失業給付日額の詳しい解説

失業給付、正式には雇用保険の基本手当は、離職前の賃金水準と被保険者期間、そして離職の理由という三つの要素で金額と期間が決まります。まず賃金日額は、離職前6か月に支払われた賃金の総額を180で割って算出します。ここでいう賃金には、毎月の給与のほか通勤手当や住宅手当などの各種手当が含まれますが、賞与は原則として含まれません。賞与の比率が高い企業に勤めていた人ほど、実際の年収に比べて賃金日額が低く出る傾向があり、想定より受給額が少なくなる場合があります。給付率は賃金日額が高いほど低くなる仕組みです。低い賃金日額の層には80%、高い層には50%という設計で、その間は連続的に逓減します。生活の維持が難しい層を手厚く保護する趣旨ですが、結果として高い給与を受けていた人ほど、離職後の収入の落ち込みが大きくなります。さらに年齢区分ごとに日額の上限が定められており、この上限を超える部分は補償されません。上限額は毎年8月に、賃金の動向を踏まえて改定されます。所定給付日数の差は制度上最も大きな分岐点です。自己都合による離職では被保険者期間だけで日数が決まり、10年未満なら90日にとどまります。一方、倒産や解雇による離職、あるいは期間の定めのある契約が更新されなかった場合などは、特定受給資格者または特定理由離職者として扱われ、年齢と被保険者期間の組み合わせで最大330日まで給付されます。同じ勤続年数でも、離職の理由によって受給できる日数が2倍以上変わることがあります。この判定は離職票に記載された離職理由に基づいて行われますが、記載内容に納得できない場合は異議を申し立てる手続きが用意されています。実際には、退職を勧奨されたにもかかわらず自己都合として処理される例があり、確認しないまま手続きを進めると不利になります。給付制限についても理解が必要です。自己都合の場合は7日間の待期期間の後に一定期間の給付制限があり、この間は手当が支給されません。近年、この制限期間を短縮する見直しが行われており、教育訓練を受けた場合には制限が解除される取り扱いも設けられています。制度は改正が続いているため、離職の時点での取り扱いを確認することが不可欠です。受給には失業の認定を受け続けることが条件で、原則4週間に1度、求職活動の実績を報告します。この求職活動には一定の要件があり、単に求人を眺めただけでは実績として認められません。認定を受けられなければその期間の手当は支給されません。また、所定給付日数を大きく残して再就職した場合には、残日数に応じた再就職手当が支給される仕組みがあり、早期の再就職を選ぶ経済的な理由になります。給付を最後まで受けるか、早く再就職して手当を受け取るかは、次の仕事の条件との比較で判断する場面があります。手続きや判定に迷う点は、居住地を管轄する公共職業安定所に確認するのが確実です。

業界・現場での使い方

生活設計

離職後の収入見込みと生活費のバランスを確認します。

転職の計画

給付が続く期間から、求職活動に充てられる期間を把握します。

理由による差の確認

自己都合と会社都合で給付日数がどれだけ変わるかを比べます。

よくある間違い・注意点

  • 年収から日額を計算する — 賃金日額には賞与が含まれません。賞与比率が高い人ほど想定より低くなります。
  • 離職票の理由を確認せずに手続きする — 自己都合か会社都合かで給付日数が2倍以上変わります。記載に疑問があれば申し立てが可能です。
  • 認定日の求職活動実績を軽視する — 要件を満たす活動実績がないとその期間は支給されません。何が実績になるかの確認が必要です。

関連する規格・法規

  • 労働基準法
  • 厚労省

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

いつから受け取れますか?

待期7日の後、会社都合なら速やかに支給されます。自己都合は給付制限があり、期間は制度改正で見直されています。

アルバイトをしても受給できますか?

申告のうえ一定の範囲であれば受給できますが、時間や収入により減額や不支給となります。事前の確認が必要です。

早く再就職すると損ですか?

残日数に応じた再就職手当があります。次の仕事の条件と合わせて総額で比較してください。