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アスファルト合材舗装数量

アスファルト合材の必要トン数計算

舗装面積・仕上がり厚・締固め後の密度・ロス率から、合材の発注トン数とダンプの台数、敷均し厚を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

アスファルト合材の必要トン数計算ツール

合材の数量は面積×仕上がり厚×締固め後の密度で求めます。既定値では500m2×0.05m=25.0 m3、密度2.35t/m3を掛けて58.75 t。ロス率5%を加えると61.6875tとなり、0.5t単位に切り上げて発注量は62.0 t、切上げ分は0.31tです。1台4tのダンプなら16台、平米あたりの使用量は117.5 kg/m2になります。密粒度アスコンの締固め率から、敷均し厚は57.5 mmが目安です。

合材の種類と締固め後の密度の目安

種類密度1層の厚み主な用途
密粒度アスコン(13)2.30〜2.40 t/m340〜50 mm表層の標準
細粒度アスコン(13)2.30〜2.40 t/m330〜40 mm歩道・薄層
粗粒度アスコン(20)2.30〜2.40 t/m350〜70 mm基層
開粒度アスコン(13)2.00〜2.20 t/m340〜50 mm排水性舗装

平米あたりの使用量(密度2.35 t/m3)

仕上がり厚平米あたり100m2あたり
30 mm70.5 kg7.05 t
40 mm94.0 kg9.40 t
50 mm117.5 kg11.75 t
70 mm164.5 kg16.45 t

※参考計算です。規準・示方書・製品仕様は改定されるため、実施設計では最新の告示と材料メーカーの技術資料で確認してください。

アスファルト合材の必要トン数計算の詳しい解説

合材の数量が体積ではなくトン数で扱われるのは、プラントの出荷も運搬もトン単位だからです。設計図に書かれるのは面積と仕上がり厚なので、まず体積に直し、締固め後の密度を掛けて重量にします。密度は配合と骨材の比重で決まり、密粒度で2.30から2.40t/m3、排水性舗装に使う開粒度では空隙が多く2.00から2.20t/m3まで下がります。同じ厚みでも種類が変われば1割以上重量が動きます。

判断が分かれるのはロス率の見込み方です。舗設中の飛散、機械への付着、端部の擦り付け、車道のすりつけで生じる余りが主な要因で、面積が小さく形が複雑な現場ほど比率は上がります。広い駐車場のような単純形状なら3%前後、狭い取合いの多い改良工事では10%を超えることもあります。過小に見積もると足りなくなり、追加のプラント出荷を待つ間に温度が下がって施工品質に響きます。

見落とされやすいのは温度と時間の制約です。合材は所定の温度を下回ると締め固まらないため、運搬時間と敷均しの手順が数量計画と切り離せません。ダンプの台数は総量を積載量で割れば出ますが、プラントからの距離と出荷間隔を考えないと、現場で待ち時間が生じたり合材が冷めたりします。1台分の端数が出る場合、その端数をどの区画に使うかまで決めておくと無駄が減ります。

条件による違いも整理しておきます。仕上がり厚は締固め後の値なので、敷均し時にはおよそ1.15倍から1.25倍の厚みで撒く必要があります。この割増しを厚みそのものと取り違えると、材料が足りなくなります。既設路面への打換えでは切削深さと仕上がり厚が一致しないことがあり、実測で確認が必要です。乳剤の散布量やタックコートは別勘定で、合材のトン数には含まれません。

数量の詰め方としては、まず区画ごとに面積と厚みを拾い、種類ごとに合計してから密度を掛け、最後にロスを加えて発注単位に丸めます。区画で厚みが違う場合は区画別に計算しないと、平均厚で丸めた分の誤差が積み上がります。プラントの最小出荷単位と当日の出荷枠も、事前に確認しておくと計画が安定します。

業界・現場での使い方

舗装工事の材料発注

区画ごとの面積と厚みから合材のトン数を集計し、プラントへ発注します。

見積もりの作成

材料費と運搬費を分けて積み上げ、単価契約との整合を確認します。

施工計画の立案

ダンプの台数と出荷間隔から、1日の舗設可能面積を検討します。

駐車場・構内舗装の計画

小規模な面積でもロスを含めた実発注量を把握し、余りを抑えます。

よくある間違い・注意点

  • 仕上がり厚のまま敷き均す — 締固めで1〜2割縮むため、敷均し厚は割増しが必要です。取り違えると厚さ不足になります。
  • 種類ごとの密度差を無視する — 開粒度と密粒度では1割以上密度が違い、同じ厚みでも重量が変わります。
  • ロス率を一律で置く — 面積が小さく形状が複雑な現場ほどロスは増えます。3〜10%の幅で判断が必要です。
  • ダンプ台数だけで運搬計画を立てる — 合材の温度低下があるため、距離と出荷間隔を含めた時間の計画が要ります。
  • タックコートを合材に含める — 乳剤は別勘定です。散布量から別に数量を拾う必要があります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

500m2を厚さ50mmで舗装すると何トン必要ですか?

密度2.35t/m3で58.75t、ロス5%を加えて62.0 tの発注になります。

平米あたりの使用量の目安は?

密度2.35t/m3のとき厚さ1mmにつき約2.35kgです。50mmで117.5kg/m2になります。

敷均し厚はどのくらい割り増しますか?

合材の種類により1.12〜1.25倍が目安です。密粒度なら仕上がり50mmに対して約57.5mmで撒きます。

ロス率は何%を見ればよいですか?

広く単純な形状で3%前後、取合いの多い現場では10%前後です。既定値は5%としています。

開粒度アスコンは密度が違いますか?

空隙が多いため2.00〜2.20t/m3と低く、同じ厚みでも必要トン数が1割前後少なくなります。

端数はどう扱いますか?

プラントの出荷単位に合わせて切り上げます。本ツールでは0.5t単位で丸めています。

ダンプの台数はどう決まりますか?

発注トン数を1台の積載量で割ります。運搬距離と温度低下を考えて出荷間隔も併せて決めます。

この数量で発注してよいですか?

目安です。区画ごとの厚みの違いとプラントの出荷条件を確認し、実施数量で確定してください。