道路舗装m²単価
施工延長と幅員、舗装の種類から、道路舗装工事の総額とm²あたりの実効単価を試算します。
道路舗装m²単価ツール
計算式と考え方
施工面積は延長200m×幅員6mで1,200m²です。舗装工の単価は基本4,500円に種類の係数を掛け、厚さ10cmを基準とする補正(0.4+0.6×厚さ÷10)と夜間割増20%を反映して5,400円になります。舗装工の費用は1,200m²分で648万円です。交通誘導40人日×18,000円で72万円を加えた720万円に、諸経費25%の180万円を足して総額900万円となります。諸経費込みの実効単価は1m²あたり7,500円です。
舗装の種類と特徴
| アスファルト新設 | 路盤から作り直す場合を含む標準的な工法。表層と基層を分けて施工します |
|---|---|
| 切削オーバーレイ | 既設の表層を削って舗装し直す工法。路盤が健全なら費用を抑えられます |
| 排水性舗装 | 空隙の多い混合物で雨水を路面下に逃がす工法。走行音の低減にも効果があります |
| コンクリート舗装 | 耐久性が高く重交通に向きますが、初期費用と養生期間が大きくなります |
道路舗装m²単価の詳しい解説
道路舗装の単価は、m²あたり4,000円から8,000円という幅で語られることが多い数字ですが、この範囲には何が含まれているかが示されていないことがほとんどです。舗装工そのものの単価であれば下限側に寄り、交通誘導や仮設、諸経費まで含めた実効単価であれば上限を超えることもあります。見積もりや実績を比べるときは、まず対象範囲をそろえる必要があります。単価を押し上げる要素の第一は交通規制です。供用中の道路では、片側交互通行や夜間の全面規制が求められ、警備員の配置、規制材の設置と撤去、施工可能な時間帯の制約が生じます。夜間施工では割増賃金に加えて照明設備が必要になり、1日あたりの施工量も昼間より落ちます。同じ数量でも、規制の条件によって工期と費用が数割変わることは珍しくありません。第二は舗装の構成です。表層だけを打ち替える切削オーバーレイと、路盤から作り直す新設では、掘削量も材料量も大きく異なります。路盤の状態を確認せずに表層だけを直すと、数年で再びひび割れが出て結局やり直しになるため、事前の調査で支持力を確認することが費用の面でも合理的です。舗装の厚さは交通量の区分に応じて設計され、大型車が多い路線では厚くなります。厚さが増えると材料費と締固めの手間が増えますが、施工の準備や規制の費用は厚さに比例しないため、単価は厚さに正比例はしません。第三は付帯の工種です。舗装だけを見積もると、実際の工事で必要になる縁石の据え直し、集水ますの高さ調整、区画線の引き直し、マンホール鉄蓋の調整といった項目が抜けます。これらは面積に対して小さく見えますが、合計すると舗装費の1割から2割になることがあります。特に鉄蓋の高さ調整は舗装のたびに発生し、既設の状態によっては本体の取り替えが必要になることもあります。公共工事では、国や自治体が定める積算基準と歩掛りに基づいて予定価格が算出されます。労務単価は毎年改定され、資材価格も市況によって変動するため、過去の実績単価をそのまま使うと乖離が生じます。特にアスファルト混合物は原油価格の影響を受けやすく、年度をまたぐと単価が変わることがあります。概算の段階では最新の単価表を確認し、詳細な積算は専門の担当者に委ねてください。
業界・現場での使い方
概算費用の把握
延長と幅員から舗装工事の総額を見積もります。
工法の比較
新設と切削オーバーレイの費用差を確認します。
数量の確認
必要な合材の量を面積と厚さから算出します。
よくある間違い・注意点
- 舗装工の単価だけで総額を出す — 交通誘導、仮設、諸経費が加わります。実効単価は舗装工単価の1.5倍前後になることがあります。
- 路盤の状態を確認せず表層だけ直す — 支持力が不足していると数年で再劣化します。事前の調査が結果的に費用を抑えます。
- 付帯工種を見積もりに入れない — 縁石、集水ます、区画線、鉄蓋調整で舗装費の1割から2割が加わります。
関連する規格・法規
- 建設業法
- 公共工事標準積算
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
m²単価の相場はどのくらいですか?
舗装工のみで4,000円から8,000円が目安です。規制や諸経費を含む実効単価はこれを上回ります。
アスファルト合材はm²あたり何kg必要ですか?
密度を2.35t/m³とすると、厚さ5cmで約118kg、10cmで約235kgです。
公共工事の単価はどう決まりますか?
国や自治体の積算基準と歩掛り、毎年改定される労務単価と資材価格に基づいて算出されます。