計算ツール
アルコール健康厚労省20g適正飲酒

純アルコール量 計算|厚労省20g基準・ビール500ml・日本酒1合・ストロング系36gの適正飲酒判定

ビール・日本酒・ワイン・ウイスキー・焼酎・ストロング系チューハイの純アルコール量(g)を「飲んだ量(ml)×アルコール度数(%)×0.8(エタノール比重)÷100」の公式で即座に算出。厚生労働省「健康日本21(第三次)」で示された1日純アルコール20g以下の「節度ある飲酒」、40g超の多量飲酒、60g超の生活習慣病・肝硬変・依存症リスク、女性は男性の約2/3量で同等リスクとされる知見まで、量的リスクを可視化。あわせて酒気帯び運転0.15mg/L(呼気)・0.03%(血中)境界、体重×係数による分解所要時間、1g=7.1kcalのカロリー、基準ドリンク10gの単位換算、休肝日でγ-GTP・ALTが改善する肝機能への影響までまとめて表示します。2024年2月に厚労省が公表した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」、警察庁の道路交通法、国立がん研究センターの疫学研究に準拠した実用計算機です。

最終更新:2026-07-28/監修:計算ツールズ編集部

純アルコール量 計算ツール

日本酒1合=180ml、ビール中=350ml。

純アルコール量の計算式

純アルコール量(g)= 飲酒量(ml)× アルコール度数(%)÷ 100 × 0.8
基準ドリンク(単位)= 純アルコール量 ÷ 10g
血中アルコール濃度(%)= 純アルコール(g)÷(体重kg × 体液率0.6)× 0.1
分解所要時間(h)= 純アルコール(g)÷(体重kg × 0.10(男)または 0.07(女))

「量(ml)×度数(%)×0.8÷100」の0.8はエタノールの比重(15℃で約0.7893g/mL)を丸めた値です。厚労省「健康日本21」や各都道府県の保健所啓発資料もこの計算式を用いており、日本酒1合(180ml×15%×0.8÷100=21.6g)、ビール500ml(500×5×0.8÷100=20g)、ワイングラス2杯(200×12×0.8÷100=19.2g)がいずれも「20g前後」に収まる標準単位として設計されています。ストロング系チューハイ500mlは9度×0.8で純アルコール36g、ロング缶1本で1日基準の1.8倍という計算になります。

関連する換算指標

指標換算式使用場面
基準ドリンク(Standard Drink)純アルコール10g=1単位WHO・厚労省
エタノール比重0.7893 g/mL(15℃)計算の0.8
アルコール1gのカロリー7.1 kcal/g体重管理
血中濃度(BAC)純アルコールg÷(体重×0.6)×0.1Widmark式
体重60kg男性の分解速度約6-7g/時(0.10×体重)運転可否目安
体重50kg女性の分解速度約3.5-4g/時(0.07×体重)個人差20-30%
呼気1L→血中%0.15 mg/L ≒ 0.03%道路交通法
WHOリスクフリー水準2023年より「安全な飲酒量なし」Lancet2018

厚労省ガイドラインと国際比較

日本の飲酒ガイドラインは、2000年の「健康日本21」で1日純アルコール20g以下が「節度ある適度な飲酒」の目安として初めて明文化されました。2013年の「健康日本21(第二次)」では「多量飲酒=1日60g以上」の定義が定着し、女性・高齢者・少量で顔が赤くなる人(フラッシャー)はさらに少量にすべきと注記。2024年2月に厚労省が公表した「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、大腸がんは1日20g以上、高血圧・脳出血・食道がんは女性で少量でも発症リスクがあると明記され、20g基準が絶対安全ではないことが強調されました。

国際比較では、WHO・欧州多くの国が「1日20-30g」を上限とする一方、2023年のWHOヨーロッパ地域事務局声明では「アルコールに安全な摂取量はない」との立場に移行。米国は男性2ドリンク/日(28g)、女性1ドリンク/日(14g)、英国は男女共通週14ユニット(112g、1日16g相当)と基準は異なりますが、いずれも「毎日飲まない」「休肝日を設ける」が共通推奨です。

基準ドリンク(Standard Drink)は国により定義が違い、日本・WHO 10g、米国 14g、英国 8g、豪州 10g。海外の「1 drink」を日本の1単位(10g)と勘違いすると15-40%多く摂取するリスクがあり、海外旅行時は要注意です。

主要酒類の20g早見表

1日の目安「純アルコール20g」に相当する各酒類の量です。これを毎日ではなく週3-4日以内にとどめ、週2日以上の休肝日を設けるのが厚労省推奨です。

お酒度数20gに相当備考
ビール5%中ビン1本 500mlロング缶1本と同等
ライトビール3.5%715ml350ml缶2本
ハイボール(5%)5%500ml缶ハイボール1本
ストロング系9%278ml350ml缶=25g超
チューハイ7%357ml350ml缶ほぼ1本
日本酒15%1合 180ml(21.6g)1合で20g強
ワイン12%グラス2杯 200mlボトル1/4本
シャンパン12%フルート2杯 200ml
焼酎(水割り前)25%グラス1/2 100mlロック1杯
泡盛30%83mlロック1杯強
ウイスキー40%ダブル1杯 62mlシングル2杯
ブランデー40%62ml
ジン・ウオッカ40%62mlカクテル1杯
テキーラ40%ショット2杯 60ml

ストロング系500ml缶は純アルコール36g(20g基準の1.8倍)、日本酒1合はやや基準超過(21.6g)ですが、これらの単位が日本の伝統的な「1杯」として設計された歴史があります。

1杯あたりのアルコール量

居酒屋・宅飲みで実際に注がれる1杯あたりの純アルコール量です。「1杯だけ」と思っても、飲む器の容量で摂取量は大きく変わります。

飲み物1杯容量度数純アルコール20g換算
ビール中ジョッキ435ml5%17.4g1.15杯
ビール大ジョッキ700ml5%28.0g0.71杯
生ビール小334ml5%13.4g1.49杯
ビール瓶(中ビン)500ml5%20.0g1.00杯
ビール瓶(大瓶)633ml5%25.3g0.79杯
日本酒(1合)180ml15%21.6g0.93合
日本酒(半合)90ml15%10.8g1.85合
焼酎水割り200ml(原酒60ml)25%→7.5%12.0g1.67杯
焼酎ロック60ml25%12.0g1.67杯
ワイングラス125ml12%12.0g1.67杯
ワイン大グラス200ml12%19.2g1.04杯
ハイボール(レギュラー)350ml7%19.6g1.02杯
ウイスキーシングル30ml40%9.6g2.08杯
ウイスキーダブル60ml40%19.2g1.04杯
ストロング系350ml350ml9%25.2g0.79本
ストロング系500ml500ml9%36.0g0.56本

摂取量別の健康リスク

厚労省「健康日本21」および国立がん研究センターの疫学研究に基づく健康影響の目安。大腸がんは20g/日、脳出血・食道がん・高血圧は女性で少量からリスク上昇が確認されています。

1日純アルコール判定健康影響該当量の例
0g(休肝日)理想週2日以上推奨。肝機能休息ノンアル・お茶
1-10g少量心血管保護効果あり(旧説)日本酒1/2合、缶ビール小
20g節度ある飲酒厚労省上限目安。大腸がんは境界ビール500ml、日本酒1合
30-40g多量傾向高血圧・脂質異常・脳梗塞リスク上昇ストロング500ml、日本酒2合
40-60g多量飲酒脂肪肝・肝炎・膵炎・心房細動ビール大瓶2本+焼酎ロック
60g以上危険肝硬変・食道がん・依存症リスク激増日本酒3合以上
100g以上(急性)致死圏急性アルコール中毒・呼吸抑制ウイスキーボトル半分一気
女性は男性の2/3特記体重・体格・ADH活性が低いため女性13g/日目安
高齢者は男性の2/3特記体液減少・肝代謝低下65歳以上13g/日目安
顔が赤くなる人(フラッシャー)特記ALDH2低活性・食道がん12倍リスク日本人30-40%該当

分解時間の目安表

体重×係数(男0.10・女0.07)を1時間あたりの分解量として、体格別・飲酒量別の推定分解時間を示します。個人差が大きく、これに1.2-1.5倍の余裕を見て運転可否判断してください。

体重・性別ビール500ml (20g)日本酒1合 (22g)ストロング500ml (36g)ハイボール2杯 (39g)
男 50kg4時間4.4時間7.2時間7.8時間
男 60kg3.3時間3.7時間6時間6.5時間
男 70kg2.9時間3.1時間5.1時間5.6時間
男 80kg2.5時間2.8時間4.5時間4.9時間
女 45kg6.3時間7時間11.4時間12.4時間
女 50kg5.7時間6.3時間10.3時間11.1時間
女 60kg4.8時間5.2時間8.6時間9.3時間
翌朝運転の目安就寝前22時に飲酒終了7時間経過で目覚めても残る可能性7-11時間必要翌日午前も要注意

飲み会で0時までストロング500mlを2本(純アルコール72g)飲んだ場合、体重60kg男性で分解に12時間要し、朝12時前後まで残ります。翌朝運転は「夜の飲酒量×体重・性別」で綿密に計算することが大事故を防ぎます。

場面別の飲酒設計

晩酌(毎日)は10-15g設定

毎日飲む「晩酌」は1日20gの半分に留めるのが実用的。ビール350ml缶1本(14g)、日本酒半合(10.8g)、ハイボール350ml缶1本(19.6g・少し超過)が目安。週2日は休肝日で肝機能休息、γ-GTP・ALT・ASTの改善に直結。

週末の飲み会は40g上限

週1-2回の外飲みなら40gまで許容。ビール中ジョッキ2杯(35g)+ハイボール1杯(20g)=55gは多量ゾーン。「乾杯ビール→焼酎水割り」で総量ペースダウン、〆のラーメン前に「もう一杯」の判断は要注意です。

忘年会・新年会・宴会

3-4時間で複数杯となる宴会はペース配分が肝心。ビール→日本酒→焼酎→ハイボールと種類を替えるより、「同じ酒を薄めて長く飲む」のが総量を抑えるコツ。ハイボール(薄め)1杯20分ペースで4時間=180g摂取のリスクを防止。

女性・高齢者・体格小

純アルコール女性13g・65歳以上13g・体重50kg以下15gを上限に。ワイングラス1杯(12g)、日本酒半合(10.8g)、ハイボール1杯(19g・やや超過)で1日終了イメージ。「もう1杯」の欲求は翌日のパフォーマンスに直結すると理解を。

お酒に弱い人(フラッシャー)

顔が赤くなる人はALDH2遺伝子低活性で、日本人の30-40%が該当。アセトアルデヒド分解が遅く、食道がんリスク12倍・上気道がん4-6倍(国立がん研究センター)。1日10g以下、週2-3回に厳格に管理すべきです。

妊娠・授乳期は完全禁酒

胎児性アルコール症候群(FAS)は少量でもリスクがあり、妊娠期は「安全な摂取量なし」(厚労省)。授乳期も母乳へ移行するため飲酒後2-3時間は授乳不可。妊活期の女性・パートナーもリスク低減のため断酒推奨です。

飲酒運転と法定基準

道路交通法の飲酒運転基準は「呼気1L中アルコール0.15mg以上で酒気帯び」、「アルコール分解が明らかに困難な状態で酒酔い」。0.15mg/Lは血中濃度で約0.03%、体重60kg男性がビール中ジョッキ1杯(17g)を飲んだ直後に到達し得ます。

飲酒量血中濃度(BAC)状態法的判定
ビール小1杯(13g)0.036%ほろ酔い初期酒気帯び該当
ビール中1杯(17g)0.047%陽気になる酒気帯び該当
日本酒1合(22g)0.061%頬が赤らむ酒気帯び該当
ビール500ml(20g)0.056%酒気帯び該当
ストロング500ml(36g)0.100%酔い明らか酒酔い可能性
日本酒3合(65g)0.181%千鳥足酒酔い運転
酒気帯び運転の罰則0.15mg/L超免停・懲役3年以下・50万円以下罰金
酒酔い運転の罰則免許取消・懲役5年以下・100万円以下罰金

2007年道交法改正で同乗者・車両提供者・酒類提供者にも罰則(酒気帯び運転者と同等の罰)が課せられ、飲食店側の責任も拡大。「送迎前提の宅飲み」「代行運転」「電車帰宅」が現実的対策で、朝の運転もアルコールチェッカーで0.10mg/L以下確認が確実です。

よくある間違い・注意点

  • ビール1本=ちょっとだけと油断ビール500ml=純アルコール20gで、これだけで1日の厚労省基準ちょうど。「まだ1本目」ではなく「今日はもう終わり」の量です。ロング缶2本(40g)は多量飲酒、3本(60g)は生活習慣病リスク圏。
  • ストロング系を「チューハイ感覚」で飲む — 9%のストロング系500ml缶は純アルコール36g=ビール2本相当。飲み口が甘くジュース感覚で、無自覚に2-3本(72-108g)飲むと肝臓・膵臓への急性負担が極大。2024年厚労省ガイドラインでも警告対象です。
  • 「日本酒は米だから健康」の誤解 — 日本酒1合(180ml)は純アルコール21.6g、20g基準を超過。ワイン抗酸化・日本酒アミノ酸などの健康効果は量が少ないときだけで、多量飲酒すればアルコール毒性が優勢。1日1合以内が実用ラインです。
  • 女性が男性と同量飲む — 女性は体格・体液率・肝ADH活性が低く、同量飲酒で血中濃度が男性より20-30%高くなる。20gを女性が飲むと男性26-30g相当のリスク。女性は12-13g/日(男性の2/3)を上限に。
  • 顔が赤くなる人が普通に飲む — ALDH2低活性のフラッシャーは食道がん12倍・上気道がん4-6倍・脳梗塞2-3倍のリスク。日本人の30-40%が該当し、遺伝子検査でも判定可能。少量でも累積被曝でDNA損傷が蓄積します。
  • ハイボール・カクテルの度数を軽視 — ハイボール(ウイスキー40%+炭酸)は一般に7%前後・350ml缶で純アルコール19.6g。ジンソーダ・ウォッカレモンも同等。「炭酸で薄まってる」印象より実量は多く、2杯で40g(多量)です。
  • 翌朝残っていないと思って運転 — 睡眠中もアルコール分解は続きますが、体重60kg男性で1時間あたり6-7gしか代謝しない。深夜0時に純アルコール50g飲めば朝8時でも0-4g残存。呼気0.15mg/L超なら酒気帯び、警察の朝の検問で摘発事例多数です。
  • 「食べながらなら大丈夫」で無制限に — 食事はアルコール吸収を遅らせるだけで総量は変わりません。空腹時BAC 0.1%到達が、食後は0.08%に減る程度。飲む総量が20gを超えれば健康影響は同等で、「食べつつ多量」も肝臓への負担は同じ。
  • 薬との併用リスク — 睡眠薬・抗うつ薬・抗ヒスタミン薬・降圧剤・鎮痛剤(アセトアミノフェン)とアルコール併用で肝毒性・呼吸抑制・低血圧が増強。特にアセトアミノフェン+アルコールは急性肝不全の原因、市販薬服用時も飲酒回避を。
  • 休肝日を「連続飲酒後の1日」で済ませる — 週2日以上の休肝日が肝細胞の再生時間を確保する原則。「土日連続飲み→月〜金毎日晩酌→土日連続」は肝機能改善効果が薄い。理想は月・火・木の3日連続禁酒で細胞代謝を回復させる設計です。

参考文献・公的資料(発リンク)

飲酒ガイドライン・健康影響・法定基準は、以下の一次資料でご確認ください。

※本ページの計算結果は厚労省ガイドラインおよびWidmark式に基づく参考値です。個人のアルコール分解能力は体格・肝機能・遺伝子多型(ADH1B・ALDH2)・体調・薬剤併用で大きく変動します。医療・法的判断(運転可否・治療方針)は必ずアルコールチェッカーの実測値と医師・救急外来の判断を優先してください。妊娠・授乳期・未成年者・アルコール依存症治療中の方は完全禁酒です。飲酒運転は絶対にしないでください。

よくある質問(FAQ)

「節度ある飲酒」とは具体的に何g?

厚労省「健康日本21」で1日純アルコール20g以下と定義。ビール中ビン1本(500ml)、日本酒1合(180ml)、ワイングラス2杯(200ml)、焼酎グラス1/2(100ml)、ウイスキーダブル1杯(60ml)が該当。「これ以下なら健康影響が少ない」水準で、毎日ではなく週2日以上の休肝日を組み合わせるのが公式推奨です。2024年ガイドラインでは大腸がん・高血圧・脳出血で20g以下でもリスクゼロではないと明記されました。

ストロング系チューハイの純アルコール量は?

9度ストロング系500ml缶で純アルコール36g、350ml缶で25.2g。ロング缶1本だけで1日基準20gの1.8倍、350ml缶2本で50g(多量ライン)、3本で75g(危険域)。甘くジュース感覚で飲みやすいため、無自覚に大量摂取するリスクが高く、2024年厚労省ガイドラインで警告対象。缶飲料は「純アルコール量g」表示義務化の議論もあり、購入前に度数×容量で計算する習慣を。

女性は男性の2/3が同等リスクの理由は?

女性は体格・体液率(男性60%・女性55%)が低く、肝臓のアルコール脱水素酵素(ADH)活性が男性の70-80%。同じ純アルコール20gを飲んでも血中濃度が20-30%高くなり、肝細胞への曝露量も増大します。加えて女性ホルモンが肝代謝を遅らせる作用もあり、乳がんは女性で少量から発症リスク上昇(1日10g以上でリスク上昇との報告)。女性の目安は12-13g/日、ビール350ml缶弱・ワイン1杯・日本酒0.6合程度が実用ラインです。

顔が赤くなる人は本当にリスクが高い?

はい。ALDH2(アルデヒド脱水素酵素)遺伝子低活性の人は、アセトアルデヒドが分解されず体内に長く残ります。国立がん研究センターのデータでは食道がん12倍・上気道がん4-6倍・脳梗塞2-3倍のリスク上昇。日本人の30-40%がこのタイプで、遺伝子検査(数千円)で判定可能。「慣れれば飲める」と言う人ほど発がんリスクが累積するため、1日10g以下・週2-3回に厳格管理すべきです。

アルコール分解時間の計算方法は?

純アルコール(g)÷(体重kg × 0.10(男)または 0.07(女))≒ 分解所要時間(h)。体重60kg男性で1時間あたり6g、体重50kg女性で3.5gが代謝限界です。ビール500ml(20g)なら男性3.3時間、女性5.7時間で完全代謝。ただしこれは平均値で、ALDH2低活性・肝機能低下・体調不良・薬剤併用で1.5-2倍の時間を要することも。翌朝運転は「就寝時刻+余裕2時間」で計算すべきです。

血中アルコール濃度と酒気帯び基準は?

道路交通法:呼気1L中0.15mg以上で酒気帯び運転(血中約0.03%相当)、免停3ヶ月・懲役3年以下・罰金50万円以下。0.25mg超は違反点数25点で免許取消・懲役3年以下。「酒酔い運転」は数値でなく状態判断で、免許取消・懲役5年以下・罰金100万円以下。ビール中ジョッキ1杯(17g)で体重60kg男性は0.047%到達、実質「1杯飲んだら運転不可」と考えるべきです。

翌朝の運転は何時間空ければ安全?

純アルコール20g(ビール500ml)で体重60kg男性3.3時間、女性5.7時間の分解時間が理論値。ストロング500ml缶(36g)で男6時間・女8.6時間、日本酒3合(65g)で男10.8時間・女15.5時間必要です。「就寝で分解する」は誤解で、代謝速度は起床時と同じ。深夜0時までにストロング2本(72g)飲めば男性で朝12時、女性で夕方まで残ります。翌朝運転前はアルコールチェッカー実測で0.10mg/L以下を確認するのが確実です。

休肝日の医学的効果は?

週2日以上の休肝日で肝細胞の再生・γ-GTP/ALT/ASTの正常化・脂肪肝の改善が期待できます。連続飲酒が続くと肝細胞の分裂周期が乱れ、脂肪蓄積・炎症・線維化が進行。「月・木の休肝日」など間隔を空けるパターンが最も効果的で、金〜日連続飲みは肝機能改善効果が薄い。健康診断でγ-GTP 50超・ALT 40超が慢性化していれば、月火水木の4日連続禁酒で1-2ヶ月かけて数値改善を目指せます。

アルコールのカロリーは太る原因?

アルコール1g=7.1kcal(炭水化物・タンパク質4kcal、脂質9kcalの中間)。ビール500ml=142kcal、日本酒1合=157kcal、ハイボール1杯=136kcal。ただしアルコールは「エンプティカロリー」で優先的に燃焼されるため、飲酒中は脂肪燃焼が停止し、つまみの脂質・糖質が蓄積しやすい。「太る原因」は飲酒中のつまみ(唐揚げ・ポテト・〆ラーメン)で、ハイボール・焼酎水割りなど低糖質酒+低脂質つまみが体重管理には有効です。

飲酒と薬の併用はどのくらい危険?

特に危険な組み合わせは:①アセトアミノフェン(カロナール・ロキソニン等)+アルコール→急性肝不全、②睡眠薬(デパス・マイスリー等)+アルコール→呼吸抑制・記憶喪失、③降圧剤+アルコール→急激な血圧低下・失神、④抗ヒスタミン薬(花粉症薬)+アルコール→強い眠気、⑤抗うつ薬+アルコール→自殺念慮増強。市販薬含めすべての薬剤で服用中は飲酒回避が原則、判断迷う場合は薬剤師に確認を。

妊娠中・授乳中の飲酒はいつまでNG?

妊娠期は「安全な摂取量なし」(厚労省)。少量でも胎児性アルコール症候群(FAS)の発症リスクがあり、妊娠判明時から出産まで完全禁酒が必須。授乳期も母乳へアルコール移行し、乳児の脳発達に影響。飲酒後2-3時間は授乳不可、搾乳した母乳も破棄。妊活期の女性・パートナー双方も精子・卵子の質低下があるため、断酒推奨。ノンアルコール飲料(アルコール0.00%表示)は妊娠中も可、微アルコール(0.5%以下)は避けるべきです。

基準ドリンク(Standard Drink)の海外差は?

1ドリンクの純アルコール量:日本・WHO・豪州10g、米国14g、英国8g、カナダ13.6g、フランス10g、ドイツ12gと国により1.7倍差があります。海外バーの「1 drink」を日本の1単位と同視すると、米国では40%多く、英国では20%少なく摂取する計算違いに。純アルコール量g(アルコール度数×容量×0.8÷100)で管理するのが国際共通で誤差ゼロ。海外旅行時は各国の1杯サイズ(米国12oz=355mlビール、英国pint=568mlビール)と換算して総量を把握してください。