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ジョッキ・グラス容量 計算ツール|サイズ別ml換算と純アルコール量

飲食店・家庭でよく使うジョッキやグラスの容量(ml)と、任意のアルコール度数から算出する純アルコール量(g)を即算。中ジョッキ500ml・大ジョッキ700ml・英パイント568ml・ショット30ml・ワイングラス180mlなどのサイズを網羅し、厚生労働省「健康日本21(第二次)」の適正飲酒指標(1日20g)、女性・高齢者の減量目安、性差の代謝差まで解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

ジョッキ・グラス容量 計算機

計算式と基本の定義

純アルコール量の公式

純アルコール量(g) = 飲酒量(ml) × アルコール度数(%)/100 × 0.8(エタノール比重)

厚生労働省が採用する換算式は上記のとおり。エタノール比重0.8を用いるため、ビール500ml×5%の場合は 500×0.05×0.8 = 20g ちょうど。これがWHOと厚労省が「1ドリンク」または「1日の適量」として提示する基準値です。

1ドリンクの定義

1ドリンク = 純アルコール10g(英米)/20g(日本・厚労省)

日本の厚労省では「純アルコール20g」を1日の適正飲酒量の目安としています(2024年公表の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」)。海外(WHO・英米)では10g/ドリンクの定義が主流で、日本の20gは概ね2ドリンク相当。

分解時間の目安

分解時間(時) ≒ 純アルコール(g) ÷ 体重(kg) ÷ 0.1

体重60kgの成人男性なら1時間あたり約6gのアルコールを分解。純アルコール20gなら約3.3時間、40gなら約6.7時間が翌朝までに完全分解される目安です。女性・高齢者・体格の小さい人・アルコール脱水素酵素(ALDH2)の活性が低い人はさらに遅くなります。

グラス・容器別サイズ一覧

容器容量(ml)備考
小ジョッキ約400店舗差あり(350〜435ml)
中ジョッキ500日本の飲食店標準。1杯=純アルコール20g(5%ビール)
大ジョッキ700店舗により約630〜1000ml
缶ビール(小)250ミニ缶
缶ビール(標準)350コンビニ標準サイズ
缶ビール(ロング)500ロング缶
缶チューハイ(標準)3503〜9%が主流
缶チューハイ(ストロング)500アルコール9%×500ml=純アル36g(1日基準の1.8倍)
英国パイント568Imperial pint。パブの標準
米国パイント473US pint。バー・ブルワリーで主流
ハーフパイント284英国。女性・小食向け
ショットグラス301オンス相当
ダブルショット602オンス相当
ジガー451.5オンス、カクテル計量
ワイングラス(通常)120〜180ソムリエ注ぎは120ml/杯が基準
ワイングラス(満)250家庭で並々注ぐと約250ml
シャンパンフルート120〜150スパークリング用
ロックグラス200ウイスキーロック・水割り
ハイボールグラス350ウイスキー30ml+ソーダ
マグカップ(酒)250ホットワイン・湯割り焼酎
日本酒 一合180一合=約180ml(尺貫法)
日本酒 半合90徳利/小徳利
日本酒 1升180010合。一升瓶容量
焼酎 一合(お湯割り)90〜100焼酎:お湯=6:4等の希釈

1ドリンクと厚生労働省基準

厚生労働省の「健康日本21(第二次)」では、生活習慣病リスクを高める飲酒量として男性40g/日以上・女性20g/日以上を提示。2024年公表の「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」では、より慎重な指標として1日20g以下を推奨しています。

純アルコール身近な目安リスク層
10g缶ビール(5%)250ml、ワイン100ml、日本酒0.5合低リスク(女性・高齢者の推奨上限)
20g中ジョッキ1杯、缶ビール(5%)500ml、日本酒1合、ワイン200ml男性の1日目安上限(健康日本21)
40g大ジョッキ1杯+α、中ジョッキ2杯、日本酒2合男性でも高リスク開始ライン
60g中ジョッキ3杯、日本酒3合、缶ストロング1.7缶連日で肝疾患リスク大

参考:WHO「Global status report on alcohol and health」およびAUDIT(問題飲酒スクリーニング)でも、週7ドリンク(女性)・14ドリンク(男性)を目安ラインとしています。

お酒別のアルコール度数目安

お酒度数(%)1杯あたりの純アル(g)
ビール(通常)4.5〜5.5中ジョッキ500mlで18〜22g
ビール(ストロング)7〜9500mlで28〜36g
発泡酒・第3のビール3〜6500mlで12〜24g
ノンアルビール0.00〜0.90〜4g(0.9%品は要注意)
ワイン(赤白)11〜14120mlで11〜13g
シャンパン・スパークリング10〜12120mlで10〜12g
日本酒15〜161合(180ml)で22〜23g
焼酎(甲類・乙類)20〜25ロック60mlで10〜12g
ウイスキー40シングル30mlで9.6g、ダブル60mlで19.2g
ブランデー40ショット30mlで9.6g
ジン・ウォッカ40〜50ショット30mlで9.6〜12g
テキーラ38〜45ショット30mlで9.1〜10.8g
缶チューハイ(通常)3〜7350mlで8.4〜19.6g
缶チューハイ(ストロング)9500mlで36g(1日基準の1.8倍)
梅酒10〜15ロック100mlで8〜12g
ハイボール(店提供)7〜101杯350mlで20〜28g

性別・年齢・体格による代謝差

同じ純アルコール量でも影響は個人差が大きい。以下の要因で体感・血中濃度・分解時間が変わります。

女性は男性より影響大

女性は体内水分量が少なく、体格も小さく、肝臓のアルコール脱水素酵素の活性が低い傾向で、同じ量でも血中濃度が約1.2〜1.5倍高くなる。厚労省ガイドラインでは女性の推奨上限は男性の半分(10g/日)。

高齢者は分解が遅い

加齢に伴い肝機能が低下、体内水分量も減少するため、若年時と同じ量でも酔いやすくなる。65歳以上は「若い頃の半量」を目安に。転倒・骨折リスクの直接要因。

ALDH2遺伝子型で個人差

アルコール脱水素酵素(ALDH2)の遺伝子型で、日本人の約40%は分解能力が低い「フラッシャー」または「非活性型」。飲めない体質を無視した飲酒は食道がん等のリスクを大幅に高める。

体格・体重の影響

体重の少ない人は分布容積が小さく、血中アルコール濃度が高くなりやすい。体重60kgと80kgでは同じ量で血中濃度が約33%違う。

空腹時は吸収が速い

食事なしで飲酒するとアルコールが胃で滞留せず腸へ直行し、血中濃度が短時間で急上昇。食事と一緒なら吸収がゆるやかで急性影響が軽減される。

薬との相互作用

睡眠薬・抗不安薬・降圧薬・鎮痛剤の一部・糖尿病薬などとアルコールは相互作用があり、効果増強や低血糖リスクを引き起こす。服薬中は主治医に確認。

健康リスクと節酒の考え方

純アルコール量と主な健康リスク

疾患リスクが上がる量(男性/女性)
高血圧男性40g/日 / 女性20g/日以上
脳出血男性40g/日 / 女性20g/日以上
大腸がん男性20g/日 / 女性同以上で有意上昇
食道がんALDH2低活性者は少量でも高リスク
肝硬変男性60g/日以上を長期継続で急上昇
膵炎男性50g/日以上の長期
乳がん(女性)1日10g増ごとに発症リスク約7%上昇

節酒の実践Tips

厚労省・国立がん研究センターが推奨する節酒策:(1)週2日以上の休肝日、(2)ストロング系9%は割って薄める、(3)チェイサー(水)を同量以上、(4)食事と一緒に、(5)家に酒を置かないルール、(6)ノンアル/微アル(0.5%以下)に切替、(7)飲酒アプリで記録可視化。

シーン別の使い方

飲み会での自己ペース管理

中ジョッキ1杯=20g=1日目安。乾杯の一杯目からペースを認識し、2杯目以降はチェイサー同量を挟む。翌朝の分解を考えて、就寝5時間前までに終わらせる。

家飲みの購入量コントロール

缶ストロング500ml=36gは1日基準の1.8倍。家に置く単位を350mlの通常度数に固定するだけで摂取量を大幅減。まとめ買いは1週間分14ドリンク(140g)を上限に。

健康診断・肝機能改善

γ-GTP・AST・ALT値の改善には最低2〜4週間の禁酒 or 20g/日以下の節酒が必要。健康診断3ヶ月前から意識するとγ-GTPは半減も可能。

翌日の運転・仕事のリスク管理

体重60kgの人が20g摂取後、完全に体内から抜けるまで約3.3時間、40gなら6.7時間。20時に晩酌40gなら翌朝3時にようやくアルコールゼロ。前夜の飲酒量から翌朝の運転可否を科学的に判断。

妊娠中・授乳中の完全禁酒

妊娠中は少量でも胎児性アルコール症候群(FAS)のリスクがあり、量に関わらず禁酒推奨(厚労省)。授乳中も母乳に移行するため、飲む場合は授乳直後で2〜3時間空ける。

ダイエット中のカロリー管理

アルコール7kcal/g(純アル)+糖質・脂質。ビール中ジョッキ=約200kcal、日本酒1合=約200kcal、ハイボール1杯=約100kcal(蒸留酒+ソーダ)。糖質制限中は蒸留酒+炭酸が最適解。

よくある間違い・注意点

  • 中ジョッキ=1ドリンク=軽く飲める、と誤解 — 中ジョッキ500ml(5%)=純アル20gは、日本の厚労省が示す「1日の目安上限」に相当。「軽く1杯」ではなく「1日分」。
  • ストロング系を通常と同ペースで飲む — 缶ストロング9%×500ml=36g。1本で1日基準の1.8倍。通常ビール感覚で3本飲めば108gで、肝疾患・急性中毒リスクが急上昇。
  • 「ワイングラス」の容量を過小評価 — 家庭で並々注ぐと250ml近くになる。ソムリエ流の120mlと感覚が2倍違う。ボトル1本750mlは1人で飲むと純アルコール80g超。
  • ノンアル=完全ゼロ、と誤解 — 日本のノンアルビールは0.00%表示品と0.5%以下品が混在。妊娠中・服薬中・アルコール依存治療中は0.00%表示を選ぶ。
  • 体重で許容量を無視 — 60kgと80kgでは血中濃度が33%違う。体格の小さい人・女性・高齢者は基準値をそのまま適用せず、体重比で減量。
  • 翌朝運転を「6時間空けたから大丈夫」と判断 — 20g/hが「若い健康な男性」の目安。40g摂取後の完全分解は個人差で5〜10時間。呼気アルコール検知器で必ずゼロを確認。
  • 薬とアルコールを同日摂取 — 睡眠薬・降圧薬・抗生剤の一部は飲酒で作用増強や副作用のリスク。処方時に医師に確認、市販薬でも添付文書を確認。

関連する指針・法令

  • 健康日本21(第二次) ― 厚生労働省の国民健康づくり計画。生活習慣病リスクを高める飲酒量として男性40g/日・女性20g/日以上を提示。
  • 健康に配慮した飲酒に関するガイドライン(2024) ― 厚生労働省が2024年公表。純アルコール量g単位での目安を示し、疾患別のリスク量も明記。
  • アルコール健康障害対策基本法 ― 2013年成立、2014年施行。アルコール依存症等への総合対策を推進。
  • 未成年者飲酒禁止法(現・二十歳未満ノ者ノ飲酒ノ禁止ニ関スル法律) ― 20歳未満の飲酒を禁止。販売者にも確認義務。
  • 道路交通法(飲酒運転禁止) ― 呼気0.15mg/L以上で酒気帯び、0.25mg/L以上で酒酔い運転相当。
  • WHO Global status report on alcohol and health ― 世界保健機関の飲酒と健康に関する国際指針。1ドリンク=10gが国際標準。

参考文献・公的資料

※本ページの純アルコール量・分解時間は健康な成人の目安値です。個人差(性別・年齢・体格・遺伝子型・服薬状況等)が大きく、飲酒後の運転可否は呼気アルコール検知器で必ず確認してください。妊娠中・授乳中・治療中の方、アルコール依存症の疑いがある方は、医師・保健師・専門機関にご相談ください。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。

よくある質問(FAQ)

中ジョッキは何ml?

日本の飲食店における中ジョッキは基本500ml。5%のビールを注ぐと純アルコール20gで、厚生労働省の「1日の適量目安」にちょうど相当します。店舗によっては435ml前後の場合もあるので、正確に管理したいときは店員に確認するのが確実です。

1日の適量は?

厚生労働省のガイドラインでは純アルコール20g/日を目安上限としています。男性40g/日・女性20g/日以上は生活習慣病リスクが有意に上昇する量。女性・高齢者・体格の小さい人は10g/日を目安に。

缶ストロングは1本でどのくらい?

缶チューハイ ストロング系(アルコール9%)は500mlで純アルコール36g。厚労省の1日目安20gの1.8倍に相当。1本で「今日は飲みすぎ」の水準になります。

日本酒1合は純アルコール何g?

1合=180ml、度数15〜16%として 約22〜23g。ビール中ジョッキ(500ml・5%)とほぼ同等の純アルコール量です。

ワイングラス1杯は?

ソムリエ注ぎの標準は120ml/杯。度数12%として約12g。家庭で並々注ぐと250mlになりやすく、この場合は24gで1日基準相当です。ボトル750mlを1人で1本飲むと純アルコール72g。

ハイボール1杯の純アルコールは?

店提供のハイボールはウイスキー30〜45ml(40%)+ソーダ。純アルコールは約10〜15g。濃いめ・ダブル注文だと20g超になります。飲食店の「ジョッキハイボール」は容量350mlでも度数7〜10%で20〜28g相当。

お酒の分解時間はどう計算する?

健康な成人男性で1時間あたり体重×0.1g程度。体重60kgなら1時間6g。純アルコール20gなら約3.3時間、40gなら6.7時間。女性・高齢者・体格の小さい人・ALDH2非活性型はもっと遅くなります。

翌朝の運転までに必要な時間は?

純アルコール20g摂取後は約3.3時間、40gなら6.7時間で分解終了(体重60kg想定)。20時に晩酌40gの場合、完全分解は翌朝3時頃。翌朝運転前には必ず呼気アルコール検知器でゼロを確認してください。

女性は男性より飲めない?

体内水分量が少なく、肝臓のALDH活性が男性より低い傾向にあり、同じ量でも血中濃度が1.2〜1.5倍高くなる傾向。厚労省ガイドラインでは女性の推奨上限は10g/日と男性の半分に設定されています。

妊娠中・授乳中の飲酒は?

妊娠中は少量でも胎児性アルコール症候群(FAS)のリスクがあり、量に関わらず禁酒が推奨(厚労省)。授乳中も母乳に移行するため飲む場合は授乳直後に、その後2〜3時間は授乳を空けてください。

ノンアルはゼロと同じ?

日本の「ノンアル」は0.00%表示品と0.5%以下(法定でアルコール類ではない範囲)品が混在。「0.9%まで」の商品もあり、妊娠中・服薬中・依存症治療中は必ず0.00%表示を選んでください。

休肝日は必要?

厚労省は「週2日以上の休肝日」を推奨。連日飲酒は肝細胞の再生時間が不足し、脂肪肝→肝炎→肝硬変へ進行するリスク。γ-GTPの改善にも休肝日は有効です。