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ファイルサイズ詳細換算ツール|B/KB/KiB/MB/MiB/GB/GiB/TB/TiB・IEC 60027-2完全対応

ファイルサイズは10進SI系(KB=1000B)と2進IEC系(KiB=1024B)の2系統が混在し、Windowsは「値=2進なのに単位=SI」の奇妙な表記を採用しています。当ツールはB・KB・KiB・MB・MiB・GB・GiB・TB・TiB・PB・PiBを正確に相互換算し、HDD/SSDメーカー表記(SI)とOS表記(IEC)の乖離、ネットワーク帯域(bps/Bps)、動画ビットレート・撮影データ量の見積もりまで、開発者・システム管理者・動画クリエイターの実務判断をサポートします。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

ファイルサイズ詳細換算 計算機

計算式と単位系

10進SI系(KB/MB/GB/TB)

1 KB = 10³ B = 1,000 B
1 MB = 10⁶ B = 1,000,000 B
1 GB = 10⁹ B = 1,000,000,000 B
1 TB = 10¹² B = 1,000,000,000,000 B

2進IEC系(KiB/MiB/GiB/TiB)

1 KiB = 2¹⁰ B = 1,024 B
1 MiB = 2²⁰ B = 1,048,576 B
1 GiB = 2³⁰ B = 1,073,741,824 B
1 TiB = 2⁴⁰ B = 1,099,511,627,776 B

SI/IEC の乖離率

KB→KiB: +2.4%
MB→MiB: +4.9%
GB→GiB: +7.4%
TB→TiB: +10.0%
PB→PiB: +12.6%

桁が上がるほど乖離が大きくなります。500GB HDDが実容量465.7 GiBと表示されるのは、この7.4%差が原因。1TB SSDは実際は931.3 GiBと表示されます。

ビット(bit)とバイト(B)の関係

1 B = 8 bit
1 KB = 8,000 bit = 8 Kbit

ネットワーク帯域は「bit毎秒(bps)」、ファイルサイズは「Byte」で表記される慣習。両者の混同はダウンロード時間の推定ミスに直結します。

IEC 60027-2規格の詳細

2進の1024基準に「Kilo/Mega/Giga」を使う伝統は1960年代のIBM S/360から始まり、コンピュータ分野で標準化されました。しかし1998年、IEC(国際電気標準会議)は「10進SI接頭辞との混同を避けるため、2進はKi/Mi/Giを使う」と IEC 60027-2で規定。

接頭辞読み意味
Ki (kibi)キビkilobinary2¹⁰ = 1,024
Mi (mebi)メビmegabinary2²⁰ = 1,048,576
Gi (gibi)ギビgigabinary2³⁰ = 1,073,741,824
Ti (tebi)テビterabinary2⁴⁰ ≒ 1.10 × 10¹²
Pi (pebi)ペビpetabinary2⁵⁰ ≒ 1.13 × 10¹⁵
Ei (exbi)エクスビexabinary2⁶⁰ ≒ 1.15 × 10¹⁸
Zi (zebi)ゼビzebibinary2⁷⁰ ≒ 1.18 × 10²¹
Yi (yobi)ヨビyobibinary2⁸⁰ ≒ 1.21 × 10²⁴

IEC規格はISO/IEC 80000-13としても採用され、JIS Z 8000-13で日本にも導入されています。Linux・macOSは概ねIEC規格に準拠Windowsは非対応のため表記混乱が続いています。

SI(10進)・IEC(2進)完全対応表

10進 (SI)バイト数2進 (IEC)バイト数
1 KB1,0001 KiB1,024+2.4%
1 MB1,000,0001 MiB1,048,576+4.9%
1 GB1,000,000,0001 GiB1,073,741,824+7.4%
1 TB10¹²1 TiB1.0995×10¹²+10.0%
1 PB10¹⁵1 PiB1.1259×10¹⁵+12.6%
1 EB10¹⁸1 EiB1.1529×10¹⁸+15.3%

実務でよく使う換算値:

  • 500 GB HDD = 500 × 10⁹ B = 465.66 GiB(Windows表示)
  • 1 TB SSD = 1 × 10¹² B = 931.32 GiB
  • 2 TB HDD = 2 × 10¹² B = 1862.65 GiB
  • 4 TB NAS = 4 × 10¹² B = 3725.29 GiB(4TiBは4.39 TB相当)
  • 1 GB RAM = 1 GiB(2進、メモリのみIEC準拠)= 1073.74 MB

OS別の表記差(Win/Mac/Linux)

OSファイル・ストレージ表記メモリ(RAM)表記備考
Windows 10/11KB/MB/GB (但し2進で計算)GB (2進)単位はSI、値はIECの奇妙な表記
macOS 10.6+KB/MB/GB (10進SI)GB (2進)ストレージのみSI準拠
Linux (Ubuntu/RHEL)KiB/MiB/GiB (IEC)KiB/MiB/GiBIEC完全準拠
iOS/iPadOSKB/MB/GB (10進SI)GB (2進)macOS準拠
AndroidKB/MB/GB (10進SI)GB (2進)SI準拠

Windowsの問題:単位表記は「GB」なのに実際の値は2進計算(GiB)。500GBのSSDが「465 GB」と表示され、ユーザーが「35GB少ない」と混乱する原因。macOS 10.6(Snow Leopard, 2009年)以降はストレージ表示を10進SIに変更し、この混乱を解消しました。

HDD/SSDメーカー表記と実容量

HDD・SSD・USBメモリ・SDカードのメーカー表記は10進SI(1 GB = 10⁹ B)が国際標準。JEDEC・IEC規格に準拠しています。

メーカー表記実バイト数Windows表示使える容量(概算)
128 GB SSD128,000,000,000 B119.2 GiB実質約111 GB(OS領域引く)
256 GB SSD256 × 10⁹ B238.4 GiB実質230 GiB
500 GB HDD500 × 10⁹ B465.7 GiB実質約460 GiB
1 TB SSD1 × 10¹² B931.3 GiB実質920 GiB
2 TB HDD2 × 10¹² B1862.6 GiB実質1850 GiB
4 TB HDD4 × 10¹² B3725.3 GiBNAS等で実質3700 GiB
8 TB NAS8 × 10¹² B7450.6 GiB実質7400 GiB
16 TB エンプラ16 × 10¹² B14901.2 GiBRAIDで実効容量減

「500 GBなのに465 GBしか表示されない」問題は、メーカー(10進SI)とWindows(2進IEC)の解釈差が原因。詐欺ではなく規格差ですが、消費者庁の景品表示法上は「実容量表示」が推奨されています。

ネットワーク帯域(bps/Bps)との換算

通信速度は「bit毎秒(bps)」、ファイルサイズは「Byte」で表記する慣習。両者の混同はダウンロード時間の見積もりミスに直結します。

1 B = 8 bit
実効転送速度 = 表示速度 × 0.8-0.9(オーバーヘッド)

代表的な帯域と1GBファイル転送時間

回線公称速度実効速度1GBダウンロード時間
ADSL 12M12 Mbps約8 Mbps約17分
フレッツ光 100M100 Mbps約80 Mbps約1分40秒
フレッツ光 1G1 Gbps約500 Mbps約16秒
NURO 10G10 Gbps約3 Gbps約3秒
4G LTE約100 Mbps約30 Mbps約4分
5G(sub6)1 Gbps約300 Mbps約27秒
Wi-Fi 6 (802.11ax)9.6 Gbps約1 Gbps約8秒
Wi-Fi 5 (802.11ac)867 Mbps約400 Mbps約20秒

公称値は理論値・ピーク値のため、実効速度は50-80%が現実的。TCP/IPオーバーヘッド、Wi-Fi干渉、ISP混雑も加味してください。

動画・写真のファイルサイズ目安

コンテンツ解像度1分あたり1時間あたり
iPhone写真(HEIC)4032×3024約2 MB/枚
RAW写真(APS-C)6000×4000約25 MB/枚
RAW写真(35mm)6720×4480約45 MB/枚
H.264 SD 480p640×480約15 MB約0.9 GB
H.264 HD 1080p1920×1080約60 MB約3.6 GB
H.265 4K 30fps3840×2160約100 MB約6 GB
ProRes 422 HQ 4K3840×2160約4 GB約240 GB
ProRes RAW 4K3840×2160約10 GB約600 GB
Netflix 4K HDR3840×2160約115 MB約7 GB
YouTube 1080p601920×1080約100 MB約6 GB
Zoom会議(720p)1280×720約15 MB約900 MB

こんな場面で使う

HDD/SSD購入時の実容量チェック

「500GB」と書かれたHDD・SSDが実際にWindowsで465GBしか使えない理由をSI/IEC規格差から理解。予算・容量計画を正確に立てる。動画クリエイターは特に必須。

クラウドストレージのプラン選定

Dropbox・Google Drive・OneDriveの「2TB」プランが実際に何GiB相当か。移行するファイル量・写真動画容量の見積もりに活用。

Webサーバ・データベースの容量設計

AWS S3・GCP Cloud Storage・DBインスタンスの容量プラン。10進SI・2進IEC の両表記を意識しないと契約超過で追加料金発生。

動画・写真のバックアップ計画

スマホの写真・4K動画をNASや外付けHDDにバックアップする際の容量見積もり。RAW写真1枚45MB、ProRes動画1時間240GB等の実務値で計画。

ダウンロード時間の見積もり

「10GB更新ファイル」を100Mbps回線でDLするなら約13分。転送時間 = ファイルサイズ(GB) × 8 ÷ 実効Mbps 秒。会議・作業前の待機時間予測に。

プログラミング・スマコン開発

C/Rust・Solidity等でメモリアロケーション時、KiB/MiB単位で正確なバイト数を扱う必要あり。設計ドキュメント記述時にも重要。

よくある間違い・注意点

  • 「HDDメーカーがサバを読んでいる」と誤解 — メーカー表記(10進SI)とWindows表記(2進IEC)の規格差。詐欺ではなく国際規格に基づく計算方式の違いです。
  • MB と MiB を混同 — 1 MB = 100万 B、1 MiB = 1,048,576 B。4.9%の差。1GBファイルなら70MB以上の差になり、ストレージ設計で無視できません。
  • Mbps と MB/s の混同 — 1 MB/s = 8 Mbps。100 Mbpsの回線でDL速度は最大 12.5 MB/s。「100Mbpsだから100MB/sで落ちるはず」は8倍の見積もりミスです。
  • ネットワーク実効速度を公称値と誤解 — 公称速度は理論値。TCP/IPオーバーヘッド、Wi-Fi干渉、ISP混雑で50-80%が現実的です。
  • RAM 表記が2進なのを忘れる — メモリ(RAM)のみは常に2進基準(1 GB = 1 GiB)。ストレージと表記が違うのが混乱の元。
  • クラウドストレージの2TBを2TiBと誤解 — クラウドサービスの「TB」はほぼ10進SI。2TB = 1.82 TiB。想定より小さい容量になります。
  • 動画ファイル容量を圧縮率だけで計算 — ProRes等の非圧縮系は10-20倍サイズが違う。H.264/H.265/AV1と圧縮方式で1桁変わります。
  • USBメモリ・SDカードのフォーマットで容量減少を忘れる — FAT32/exFAT/NTFS等のファイルシステム自体が数GB使用。実効容量は表記から5-10%減。

参考文献・公的資料

より正確な単位定義・規格文書は、以下の公的機関の資料を参照してください。

※本ページの計算結果は概算値です。実際のファイルサイズ・ストレージ容量・転送速度は、ファイルシステム(FAT/NTFS/APFS/ext4)、圧縮アルゴリズム、ネットワークオーバーヘッド、ハードウェアオーバーヘッド等で変動します。データ移行・バックアップ設計・調達判断ではメーカー公式仕様書と実機テストによる検証を優先してください。

よくある質問(FAQ)

500GB HDDが465GBしか使えないのはなぜ?

メーカー表記は10進SI (500 GB = 500,000,000,000 B)、Windows表記は2進IEC (1 GB表示 = 1 GiB = 1,073,741,824 B)のため。詐欺ではなく規格差で、7.4%の差が生じます。実容量は465.7 GiB相当。

MB と MiB の違いは?

MB = 1,000,000 B (10進)MiB = 1,048,576 B (2進)。4.9%の差があります。IEC 60027-2規格ではMiBが2進の正式表記ですが、Windowsは非対応で混乱を招いています。

Mbps と MB/s は同じ?

違います。1 MB/s = 8 Mbps。100 Mbps回線での実効ダウンロード速度は最大 12.5 MB/s。単位を混同すると転送時間の見積もりが8倍ずれます。

1TB HDDは何GiB?

1 TB = 10¹² B = 931.32 GiB。Windowsでは「931 GB」と表示されます。実運用ではNTFSフォーマット領域・OS予約領域を引くと910-920 GB程度。

1024と1000どっちが正しい?

どちらも「正しい」が用途で使い分け。ストレージ・ネットワーク・通信は10進SI (1000)、メモリ(RAM)・カーネル内部は2進IEC (1024)。IEC 60027-2で明確に区別されました。

Windowsの表記はなぜ2進なのに単位はSI?

Windowsは1985年からの伝統で、単位「GB」を維持したまま2進で計算。macOS 10.6(2009年)以降は10進表記に統一されましたが、Microsoftは互換性維持のため変更していません。Windows 11でも同様です。

1MBの写真は何枚まで1GBに入る?

10進SI基準で1000枚(1 GB = 1000 MB)。実際のiPhone写真は2-4MBあるため、1 GBに250-500枚。RAW写真(25-45MB)なら20-40枚しか入りません。

Wi-Fi 6は本当に速い?

理論最大9.6 Gbpsですが、実効は500-1500 Mbps。それでもWi-Fi 5(867 Mbps理論)より2倍速く、混雑環境下での安定性が飛躍的に向上します。1GBファイルなら10-15秒程度。

4K動画1時間は何GB?

H.265圧縮で約6 GB、H.264で約8 GB、ProRes 422 HQで約240 GB、ProRes RAWで約600 GB。撮影・編集ワークフローで容量計画が必要です。

クラウドストレージの2TBは実質何?

ほぼ全サービスが10進SI基準で2 TB = 2 × 10¹² B = 1.82 TiB。Windowsでは1.82 TBと表示されます。実際の使用可能容量はメタデータ・スナップショット除外で1.8 TB程度。

RAM(メモリ)の表記は?

メモリ(RAM)のみは常に2進(1 GB = 1 GiB = 1,073,741,824 B)。半導体プロセスの都合で2の累乗が自然なため、JEDEC規格でも2進が採用されています。DDR4・DDR5とも同じ。

bit を byte に変換するには?

÷ 8すればOK。1 KB = 8 Kbit、1 MB = 8 Mbit、1 GB = 8 Gbit。ネットワーク帯域・動画ビットレートの計算で頻用します。100 Mbps = 12.5 MB/s。