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単位変換圧力気象タイヤ

atm↔Pa 気圧・パスカル|気象hPa・タイヤ空気圧・血圧・水深の圧力変換

気圧(atm)・パスカル(Pa)・ヘクトパスカル(hPa)・キロパスカル(kPa)・メガパスカル(MPa)・バール(bar)・ミリメートル水銀柱(mmHg)・PSI(pound per square inch)の8種類の圧力単位を即時相互変換する高精度ツール。1atm=101,325Pa=1,013.25hPa=1.01325bar=760mmHg=14.696psiベース。気象天気図の気圧hPa(標準1,013hPa・台風の中心気圧950hPa・爆弾低気圧)、自動車タイヤ空気圧(軽240kPa/普通250kPa/大型290kPa、psi/bar表記)、血圧mmHg(正常120/80・高血圧140/90)、水深圧力(水深10m=1気圧増)、真空・高圧配管MPaまで100件の早見表で完全網羅。気象予報士・危険物取扱者・潜水士・整備士試験対策にも活用できる圧力単位の総合ガイドです。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

atm↔Pa 変換ツール

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換算式とSI定義

1 Pa = 1 N/m²(SI国際単位系)
1 atm = 101,325 Pa(正確、1954年国際度量衡総会)
1 hPa = 100 Pa(気象)
1 kPa = 1,000 Pa(タイヤ・工業)
1 MPa = 1,000,000 Pa = 10.197 kgf/cm²(高圧)
1 bar = 100,000 Pa(欧州工業)
1 mmHg = 133.322 Pa(医療)
1 psi = 6,894.76 Pa(英米)

パスカル(Pa)はSI国際単位系の圧力単位。「1平方メートルあたり1ニュートンの力(1 N/m²)」で厳密に定義され、17世紀のフランス物理学者ブレーズ・パスカル(1623-1662)に因んで1971年に命名されました。あらゆる圧力単位はパスカルを基準に厳密変換できます。

主要な圧力単位の関係

単位Pa換算用途
1 Pa(パスカル)1 PaSI基本単位、微小圧力
1 hPa(ヘクトパスカル)100 Pa気象、天気予報
1 kPa(キロパスカル)1,000 Paタイヤ、日本車空気圧
1 MPa(メガパスカル)1,000,000 Pa油圧、高圧配管
1 atm(標準気圧)101,325 Pa気圧、化学基準
1 bar100,000 Pa欧州工業、ダイビング
1 mmHg(Torr)133.322 Pa血圧、真空技術
1 psi(英米式)6,894.76 Pa英米タイヤ、輸入機械
1 kgf/cm²(工学気圧)98,066.5 Pa旧JIS、圧力容器

気圧・パスカルの歴史

「気圧」概念の起源は1643年イタリアの物理学者トリチェリの真空実験。ガラス管に水銀を入れ倒立させると、水銀柱が約760mm残る現象を観察し、これが大気圧の存在を証明しました。「1気圧=760mmHg(水銀柱760ミリメートル)」の由来です。

ブレーズ・パスカルは1648年、兄と共にピュイ・ド・ドーム山(フランス、標高1,464m)で気圧が高度と共に減ることを実測し、大気圧の性質を科学的に確立。1971年、彼の功績を称えてSI単位「パスカル(Pa)」が制定されました。

1954年の第10回国際度量衡総会で「標準大気圧 = 正確に101,325 Pa」と統一定義。日本の気象庁は1992年12月からミリバール(mb)をヘクトパスカル(hPa)に変更(数値は同じ)。血圧の単位mmHgは医療慣習で残り、SIパスカルへの完全移行は事実上停止しています。

圧力単位 完全換算表

atmPahPakPabarmmHgpsi
0.1 atm10,133101.310.130.10176.01.47
0.5 atm50,663506.650.660.507380.07.35
0.9 atm91,193911.991.190.912684.013.23
1.0 atm101,3251013.25101.331.013760.014.70
1.5 atm151,9881519.9151.991.5201,14022.04
2.0 atm202,6502026.5202.652.0271,52029.39
2.5 atm253,3132533.1253.312.5331,90036.74
3.0 atm303,9753039.8303.983.0402,28044.09
5.0 atm506,6255066.3506.635.0663,80073.48
10 atm1,013,25010,1331,01310.137,600146.96
100 atm10.13 MPa101,32510,133101.376,0001,469.6

気象の気圧早見表

天気予報で耳にする「気圧」はヘクトパスカル(hPa)表記。標準大気圧1,013hPaを基準に、高気圧は1,013hPa超、低気圧は1,013hPa未満。数値が低いほど激しい低気圧・台風となります。

気圧hPaatm気象状況体感・現象
1,050 hPa1.036 atm強い高気圧晴天安定
1,030 hPa1.017 atm普通の高気圧晴れ・秋冬
1,013 hPa1.000 atm標準大気圧
1,000 hPa0.987 atm弱い低気圧くもり・雨
990 hPa0.977 atm低気圧雨・風強まる
980 hPa0.967 atm発達した低気圧強風・大雨
970 hPa0.957 atm弱い台風暴風・大雨
960 hPa0.947 atm強い台風木・電柱倒れる
950 hPa0.937 atm非常に強い台風被害甚大
930 hPa0.918 atm猛烈な台風破滅的被害
900 hPa0.888 atm記録的台風1934年室戸台風911hPa

気象庁の台風強度は「最大風速」で分類しますが、中心気圧が低いほど強い傾向。過去最強クラス:1934年室戸台風911hPa、2013年フィリピン台風30号895hPa。

タイヤ空気圧早見表

日本車はkPa表記が標準、輸入車はpsi/barが多い。ゲージ圧(相対圧)で表記されるため、大気圧(101kPa)は含まれません。

車種例kPapsibar
自転車(ママチャリ)300 kPa43.5 psi3.0 bar
自転車(ロード)620-830 kPa90-120 psi6.2-8.3 bar
原付バイク175-200 kPa25-29 psi1.75-2.0 bar
大型バイク250-290 kPa36-42 psi2.5-2.9 bar
軽自動車240 kPa35 psi2.4 bar
コンパクトカー240-250 kPa35-36 psi2.4-2.5 bar
普通乗用車250-260 kPa36-38 psi2.5-2.6 bar
ミニバン・SUV260-280 kPa38-41 psi2.6-2.8 bar
大型SUV・トラック280-350 kPa41-51 psi2.8-3.5 bar
大型トラック700-900 kPa101-131 psi7-9 bar

適正空気圧は運転席ドア開口部の指定シールを確認。タイヤは月1回、燃費・安全性・寿命に直結。冷えた状態で測定し、走行後の温圧上昇分(+10-15%)は含めません。

血圧・医療の圧力単位

日本では血圧はmmHg(ミリメートル水銀柱)で表記。1 mmHg = 133.322 Pa。SI単位ではkPaが正しいですが、医療慣習で世界的にmmHgが継続使用されています。

血圧区分収縮期mmHg拡張期mmHgkPa換算
低血圧<100<60<13.3 / <8.0
正常血圧<120<80<16.0 / <10.7
正常高値120-129<8016-17 / <10.7
高値血圧130-13980-8917.3-18.5 / 10.7-11.9
Ⅰ度高血圧140-15990-9918.7-21.2 / 12.0-13.2
Ⅱ度高血圧160-179100-10921.3-23.9 / 13.3-14.5
Ⅲ度高血圧≥180≥110≥24.0 / ≥14.7

参考:日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」基準。眼圧は正常10-21mmHg、髄液圧は正常70-180mmH₂O(水柱)で単位が違う点に注意。

水深・潜水の圧力

水中では水深10mごとに約1気圧(101kPa)加わります。海面での大気圧1気圧+水圧の合計が絶対圧力。潜水士・スキューバダイビング必須知識です。

水深ゲージ圧絶対圧備考
0 m(海面)0 atm1 atm大気圧のみ
10 m1 atm2 atmスキンダイビング限界
18 m1.8 atm2.8 atmオープンウォーター限界
30 m3 atm4 atmレクリエーション上限
40 m4 atm5 atmテクニカルダイビング
100 m10 atm11 atm混合ガス潜水
200 m20 atm21 atm飽和潜水
1,000 m100 atm101 atm深海探査艇
4,000 m400 atm401 atmタイタニック残骸水深
10,000 m1,000 atm1,001 atmマリアナ海溝
10,924 m1,092 atm1,093 atmチャレンジャー海淵最深

工業・配管の高圧単位

用途圧力目安MPa備考
家庭水道0.15-0.7 MPa0.15-0.7150-700 kPa
都市ガス低圧2.5 kPa以下0.0025
都市ガス中圧0.1-1.0 MPa0.1-1.0
コンプレッサー空気0.5-1.0 MPa0.5-1.0
油圧機械10-35 MPa10-35
ボイラー蒸気1-20 MPa1-20火力発電所
高圧洗浄機7-15 MPa7-15
水素燃料電池車70 MPa70MIRAI、水素ステーション
超臨界水22.1 MPa以上22.1+火力発電・化学工業

圧力単位の使い分け

気象・天気予報はhPa

日本の天気予報は1,013hPaを標準、台風の中心気圧を「◯◯hPa」で表記。1992年まではミリバール(mb)でしたが、数値は同じ(1mb=1hPa=100Pa)でSI移行しました。気象予報士試験でも標準単位です。

タイヤ空気圧はkPa/psi/bar

日本車はkPa、米国車psi、欧州車bar。輸入車の整備・海外レンタカーでは3種混在に注意。200kPa≒29psi≒2barの暗算換算を覚えておくと便利です。

血圧はmmHg(医療慣習)

血圧は世界的にmmHg(水銀柱)表記が継続。SIパスカル移行は事実上停止。120/80mmHg=16.0/10.7kPaで、正常値の直感的把握はmmHgベースが定着しています。

ダイビングはbar/atm

スキューバボンベ圧・潜水深度圧はbar/atm表記が国際標準。水深10m=1気圧増の暗記が潜水士免許の基本知識。減圧症予防にも圧力単位の理解が必須です。

工業・配管はMPa

油圧機械・高圧配管・ボイラー・水素燃料電池車(MIRAI 70MPa)などはMPa表記が標準。旧JIS「kgf/cm²」は現在も現場でsurvival で残り、1 kgf/cm² ≒ 98 kPa ≒ 0.1 MPaの近似で運用されます。

真空技術はPa/Torr(mmHg)

半導体製造・真空チャンバーはPa(あるいはTorr=mmHg)表記。10⁻⁶ Pa超高真空など指数表記が実務。医療・食品加工の真空パックも圧力管理が製品品質を左右します。

よくある間違い・注意点

  • ゲージ圧と絶対圧の混同 — タイヤ空気圧「240kPa」はゲージ圧(大気圧を0とした相対値)で、絶対圧は240+101=341kPa。気象の気圧は絶対圧、工業配管はゲージ圧が多く、単位表記「kPaG」「kPaA」で区別します。
  • 台風の気圧の「hPa」を「Pa」と混同 — 「台風950hPa」は「950 hPa = 95,000 Pa = 0.937 atm」の意味。「950 Pa」と誤解すると1万倍間違い。天気予報の気圧数値は必ずhPa(ヘクトパスカル)です。
  • タイヤの適正空気圧を見落とす — 車種指定値は運転席ドア開口部シールに記載。指定値を下回ると燃費悪化・パンク・タイヤ寿命短縮、上回ると乗り心地悪化・グリップ低下。月1回のチェックが基本です。
  • 血圧mmHgとkPaの数値混同 — 「120 mmHg」は「16 kPa」相当。医療現場でSI移行が停滞している理由は、mmHg数値の医学的直感(正常120等)が世界共通の教育資産だから。単純に置き換えると誤診リスクがあります。
  • 水深と圧力の暗算ミス — 水深10mで「10気圧」ではなく「1気圧増」(絶対圧2気圧)。潜水士試験でよく間違えるポイント。100mでも「100気圧」ではなく絶対圧11気圧。10で割る暗算です。
  • bar と barA/barG の違い — 欧州工業のbar表記は絶対圧・ゲージ圧が混在。barA=絶対圧(Absolute)、barG=ゲージ圧(Gauge)が明示されない場合、文脈判断が必要。設計・保守書類では必ず確認してください。
  • 1 kgf/cm² と 1 atm の混同 — 旧JIS工学気圧「1 kgf/cm² = 98,066.5 Pa」に対し「1 atm(標準気圧)= 101,325 Pa」で約3.3%違います。圧力容器・ボイラー設計では厳密に区別、混同すると規制違反リスクあり。

参考文献・公的資料(発リンク)

圧力単位・気象・タイヤ・医療の公的資料は、以下の一次資料で確認できます。

※本ページの圧力換算値・血圧基準・タイヤ空気圧は代表値・医学ガイドラインの目安です。血圧管理は日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」および医師の指導に従ってください。タイヤ空気圧は運転席ドア開口部の車種指定値を優先し、月1回以上の点検を推奨します。工業配管・ボイラー・圧力容器の設計は労働安全衛生法・JIS規格・有資格者(ボイラー技士等)による適切な管理が必要です。潜水は減圧症予防のため必ず有資格者と潜水規程に従ってください。

よくある質問(FAQ)

1気圧は何パスカルですか?

1気圧(atm)= 101,325 Pa = 1,013.25 hPa = 1.01325 bar = 760 mmHg = 14.696 psi。1954年の第10回国際度量衡総会で「標準大気圧 = 正確に101,325 Pa」と厳密に定義され、化学・気象・工業で世界共通の基準値です。

台風の気圧950hPaは何気圧ですか?

950 ÷ 1,013.25 = 約0.937気圧。標準大気圧から6.3%低い数値で、「非常に強い台風」レベル。過去最強クラスは1934年室戸台風911hPa、フィリピン台風2013年895hPaなど、900hPa前後で記録的被害を出しています。

タイヤ空気圧kPaとpsiの換算は?

200 kPa ≒ 29 psi、250 kPa ≒ 36 psi、280 kPa ≒ 41 psi。1 kPa=0.145 psi、1 psi=6.895 kPa。日本車は運転席ドア開口部シールでkPa指定、輸入車はpsi・bar表記が多く、換算表を携帯すると便利です。

血圧120/80 mmHgはkPaで?

120 mmHg = 16.0 kPa、80 mmHg = 10.7 kPa。SI単位ではkPaが正しいですが、医療慣習で世界的にmmHg表記が継続。日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2019」もmmHg基準です。

水深と圧力の関係は?

水中では水深10mごとに約1気圧(101kPa)加わる。海面での大気圧1気圧+水圧の合計が絶対圧力。水深10mで絶対圧2気圧、水深30mで4気圧、水深100mで11気圧。スキューバダイビング減圧症予防に必須の知識です。

ゲージ圧と絶対圧の違いは?

ゲージ圧=大気圧を0とした相対圧、絶対圧=完全真空を0とした圧力。タイヤ「240kPa」はゲージ圧(絶対圧は341kPa)、気象の1,013hPaは絶対圧。工業では「kPaG(ゲージ)」「kPaA(絶対)」で明示区別します。

MPaはどこで使う単位?

油圧機械(10-35MPa)、ボイラー蒸気(1-20MPa)、高圧洗浄機(7-15MPa)、水素燃料電池車(70MPa)等の高圧場面。1 MPa = 9.87 atm ≒ 10気圧で、旧単位「kgf/cm²」の10倍換算が現場で使われます。

マリアナ海溝の圧力は?

マリアナ海溝チャレンジャー海淵水深10,924mで、水圧は約1,092気圧 = 110 MPa = 15,850 psi。地上の1,000倍以上の圧力で、通常の潜水艦は圧壊。深海調査船「しんかい6500」や「Deep Sea Challenger」等の特殊耐圧構造が必要です。

気圧と天気の関係は?

高気圧(1,013hPa超)は下降気流で乾いた空気→晴天、低気圧(1,013hPa未満)は上昇気流で雲・雨をもたらします。気圧が急降下する(1日24時間で20hPa以上)と「爆弾低気圧」で、暴風・大雨警戒。気圧変化は頭痛・関節痛の誘因にもなります。

高度と気圧の関係は?

標高が上がるほど気圧は下がります。標高100mで約12hPa低下、富士山頂(3,776m)で約630hPa(0.62気圧)、旅客機巡航高度10,000mで約265hPa(0.26気圧)。機内は0.8気圧程度に加圧維持されています。

1 kgf/cm²は何気圧?

1 kgf/cm² = 約0.968 atm(98,066.5 Pa)。旧JIS「工学気圧」で、1気圧より約3.3%小さい値。圧力容器・ボイラーの設計書類で今も現れる単位で、SI移行後も現場慣習として残ります。厳密性が求められる場合は必ず単位換算を確認してください。

気圧予報アプリの数値は?

Weathernewsやtenki.jpの気圧予報はhPa表記。気象病(頭痛・関節痛・耳鳴り)のトリガーは急な気圧変化で、6時間で10hPa以上の低下、あるいは3時間で5hPa以上の低下が体調に影響を及ぼしやすいとされ、気象病アプリの警告基準になっています。