最大ドローダウン計算機|資産推移ピーク→谷の最大下落
最大ドローダウン(MDD)を計算する無料電卓。四半期12期分の資産推移を入力すると、最大下落幅・回復期間を瞬時算出。
最大ドローダウンツール
最大ドローダウンとは
最大ドローダウン(Maximum Drawdown, MDD)は、資産推移における過去ピーク値から次のピーク到達までの最大下落幅を表す指標。「最悪のタイミングで買い、最悪のタイミングで売った場合の損失率」と理解できます。テールリスク評価の代表的指標で、ヘッジファンド・年金・個人退職資金管理で重視。
計算式と考え方
MDD = MIN[(資産t − 過去ピーク) ÷ 過去ピーク]
ピーク=その時点まで最大値
例:100→120→90 の場合、ピーク120から谷90への下落=-25%がMDD。絶対値の最大値を取る。連続データでも離散データでも算出可能。
計算例
- 100→105→110→95→85→92 → ピーク110→谷85: -22.7%
- 100→90→80→100→120 → ピーク100→谷80: -20%
- 単調上昇 → MDD=0% (現実にはほぼ存在しない)
早見表・基準値
| MDD | 分類 | 例(過去) |
|---|---|---|
| <10% | 低リスク | 短期国債ファンド |
| 10〜20% | 保守的 | バランス型・固定収益型 |
| 20〜35% | 標準 | 株式インデックス通常 |
| 35〜50% | 大 | リーマン級危機含む期間 |
| 50%超 | 危機級 | 個別株・新興・暗号通貨 |
注意点・落とし穴
- MDD単独では将来予測不可。過去最悪値であり、未来はそれ以上もありうる。
- 計算期間で値が大きく変わる。3年・10年・全期間で別物。
- 回復期間も併せて確認重要。MDD-30%でも回復2年なら許容、5年だと厳しい。
- 連続データの粒度(日次/月次/四半期)で値変動。日次の方が大きく出る傾向。
関連用語
- 回復期間
- MDD谷から元のピーク回復までの期間
- Underwater期間
- 常時ピーク未満で過ごした期間総和
- カルマー比
- 年率リターン÷MDD
- Pain Index
- MDDの平均深度・期間を合わせた評価
よくある質問(FAQ)
MDDが大きいファンドは買うな?
必ずしも。リターン年率が高ければカルマー比で評価。重要なのは「投資家自身の許容度」。
S&P500の歴史的MDDは?
2008年-55%、2020年-34%、2022年-25%。長期では-50%超を覚悟する必要。
MDDが浅いファンドの特徴は?
分散投資・現金比率高・ヘッジ戦略。但しリターンも低い傾向。
MDD計算の頻度は?
日次が最も保守的(深く出る)。月次は中央値、四半期は浅い。比較は同条件で。
リバランスでMDDは小さくなる?
下落資産買増しでMDD緩和。但し市場急落時は実行困難。
MDDから許容額を逆算できる?
許容損失額 ÷ MDD = 投資可能額。例:100万損失許容、MDD-30%想定なら投資額333万。
MDDと標準偏差の違いは?
MDD=最悪・SD=平均的振れ幅。投資判断では両方確認。