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複利計算積立NISAiDeCo72の法則4%ルールFIRE

複利・積立シミュレーション

元本・積立・利回り・期間を入力すると、最終資産(名目/実質)・運用益・税額・iDeCo節税・72の法則到達年・4%ルール取崩し可能額まで10項目を一括算出。3モード(複利のみ/積立/取崩し)対応で新NISA・iDeCo・特定口座の税引後リターン比較まで対応します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

複利・積立シミュレーションツール

複利計算の基本式

最終資産(一括) = 元本 × (1 + 年利)^年数

積立の将来価値 = 月次額 × ((1 + 月利)^n − 1) ÷ 月利

月利 = 年利 ÷ 12

72の法則(資産倍増年数の概算)

2倍到達年数 ≒ 72 ÷ 年利(%)

年利6%なら72÷6=12年で資産2倍、年利3%なら24年で2倍。アインシュタインが「人類最大の発見」と評した複利の威力を直感的に理解する式。

4%ルール(取崩し戦略)

安全な月次取崩し = 総資産 × 4% ÷ 12

米国トリニティスタディ(1998年)の結論。1億円あれば年400万(月33万)取崩しで30年もつ確率95%以上。FIRE(Financial Independence, Retire Early)の理論的基盤。

インフレ調整(実質価値)

実質価値 = 名目価値 ÷ (1 + インフレ率)^年数

年2%インフレなら30年後の1,000万は現在価値約550万。実質利回り(名目利回り − インフレ率)で判断するのが本質的。

税制

特定口座課税 = 運用益 × 20.315% (所得税15% + 住民税5% + 復興特別0.315%)

iDeCo拠出時節税 = 年間拠出額 × (所得税率 + 住民税率10%)

年利別 積立シミュレーション(月3万×30年)

年利累計投資額最終資産(名目)倍率72の法則(2倍到達)
1%1,080万約1,258万×1.1672年
3%1,080万約1,748万×1.6224年
5%1,080万約2,497万×2.3114.4年
7%1,080万約3,660万×3.3910.3年
10%1,080万約6,838万×6.337.2年

期間別 100万円一括複利(年利5%)

期間最終資産倍率
5年約128万×1.28
10年約163万×1.63
15年約208万×2.08
20年約265万×2.65
25年約339万×3.39
30年約432万×4.32
40年約704万×7.04
50年約1,147万×11.47

口座タイプ別 税制比較

口座拠出時運用中受取時年間上限
新NISA(つみたて枠)-非課税非課税120万
新NISA(成長投資枠)-非課税非課税240万
iDeCo(会社員)全額所得控除非課税退職所得控除27.6万
iDeCo(自営業)全額所得控除非課税退職所得控除81.6万
特定口座(源泉あり)-20.315%課税20.315%課税制限なし

4%ルール 取崩し可能額(月次)

最終資産月次取崩し年次取崩し
3,000万10万円120万円
5,000万16.7万円200万円
7,500万25万円300万円
1億円33.3万円400万円
1.5億円50万円600万円
2億円66.7万円800万円

※金融庁「新NISA」・国民年金基金連合会「iDeCo」・トリニティスタディ(Trinity Study 1998)を参考に編集部整理。将来のリターンを保証するものではありません。

複利・積立シミュレーションの詳しい解説

資産形成の成否は「複利+長期+分散+非課税」の4原則で決まります。感覚ではなく数値で確認することが投資成功の鍵です。

複利の力(スノーボール効果)

「複利は人類最大の発見」とアインシュタインが評したと言われるほど、時間とともに指数関数的に資産が増える効果。月3万円×30年積立、年利5%で最終資産は約2,500万円(累計投資1,080万の2.3倍)。年利7%なら3,660万、年利10%なら6,838万と、利回りわずかな差が長期で桁違いの差になります。

新NISA制度(2024年から)

2024年に大幅拡充された新NISAは生涯投資枠1,800万円(年360万・つみたて120+成長240)で、非課税期間無期限・売却後の枠復活・恒久制度化と個人投資家の革命的制度。全世界株式(オルカン)+S&P500インデックスファンドの低コスト運用が主流の選択肢です。

iDeCoの三重メリット

  • 拠出時所得控除: 会社員が月2.3万拠出なら年収500万で年6-8万の節税
  • 運用益非課税: 特定口座なら20.315%課税されるべき利益がゼロ
  • 受取時控除: 一時金は退職所得控除、年金は公的年金等控除

デメリットは60歳まで引き出し不可+受給時の税金あり(退職所得控除枠を超えた分)。老後専用資金には最強の制度。

72の法則の直感的理解

「年利X%で何年で資産2倍になるか?」の概算式。72 ÷ 利回り(%) = 到達年数。年利6%→12年、年利12%→6年で2倍。株式長期リターン平均7-10%を前提とすれば、10年で2倍・20年で4倍・30年で8倍がおおよその目安です。

4%ルールとFIRE

米国トリニティ大学の1998年論文「Trinity Study」で提唱された「資産の4%を毎年取り崩せば30年もつ確率95%以上」の経験則。FIRE(Financial Independence, Retire Early)の理論基盤として使われ、生活費25年分の資産があれば経済的自由という指標。月20万生活費なら年240万×25年=6,000万が必要資産。

インデックス投資の合理性

S&P Indices Versus Active (SPIVA) レポートによれば、アクティブファンドの10年でパッシブ勝率は約20%以下。高手数料+市場効率化で個人投資家は低コストインデックスファンド(信託報酬0.1%以下)への長期積立が最適解。eMAXIS Slim・SBI・楽天ダウ等が主要選択肢。

ドルコスト平均法の効果

毎月同額投資することで、価格が高い時は少なく・安い時は多く買える平均取得単価の平準化効果。相場変動に翻弄されずに済み、投資初心者にも実行しやすい手法。ただし右肩上がりの相場では一括投資に劣る可能性あり。

インフレ考慮の重要性

年2%インフレなら30年後の1,000万は現在価値約550万(半減)。日本は長期デフレ後の物価上昇局面に転換中。実質利回り(名目利回り − インフレ率)で判断することが本質的で、当ツールは名目値と実質値の両方を表示します。

業界・現場での使い方

個人投資家

新NISA・iDeCo活用の意思決定+FIRE計画+老後資金設計。

FP・IFA

クライアント提案時の複利・税制効果の可視化+口座選定アドバイス。

金融機関

窓口相談での商品説明+ライフプラン提案の説明ツール。

教育機関

金融教育の教材+個人金融リテラシー向上プログラム。

企業DC担当

従業員向けDC加入者教育+マッチング拠出制度の説明。

よくある間違い・注意点

  • 短期成果を求める — 複利効果は10-20年で顕在化。短期の株価変動は無視する規律が必要。
  • 特定口座で長期投資 — 20.315%課税は大きな損失。新NISA・iDeCo優先活用が資産形成の基本。
  • 高コストファンド — 信託報酬1%+の差で30年後の資産が大きく違う。0.1%以下を選ぶ。
  • 全額集中 — 個別株集中はリスク大。全世界株式+S&P500の分散投資が長期の王道。
  • インフレ無視 — 名目リターンだけで判断せず、実質利回りで判断を。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

新NISAとiDeCoどちらを優先?

基本両方併用が最強。60歳前に使う可能性ある資金はNISA、老後専用資金はiDeCo。iDeCo枠を先に使い切ってNISAへ。

年利5%は実現可能?

S&P500長期平均7-10%、全世界株式6-8%が過去実績。5%は控えめな想定で保守的シミュレーション。

個別株かインデックスか?

90%以上のプロがインデックスに勝てないので、初心者+中級者は低コストインデックス一択が合理的。

新NISA 1,800万円をいつ埋める?

年360万×5年で最短5年で満額。ただし無理せず毎年コツコツ+ドルコスト平均法で長期積立が推奨。

4%ルールで本当にリタイア可能?

過去データでは95%以上の確率で30年持つ。ただし日本の低金利+インフレで3.5%が現実的な保守ライン。

複利計算で月次と年次どっちが正確?

月次複利が実態に近い。当ツールは月次計算で年利÷12を月利として運用。年次だと若干過小評価。

72の法則の限界は?

年利10%以下では±5%精度、10%超では実測より遅く見積もる。より正確な式は「70の法則」or 「69.3(=ln2×100)の法則」

取崩し時の税金は?

NISA/iDeCoは受給時非課税(iDeCoは退職所得控除超過分は課税)、特定口座は毎年の運用益+取崩し時にキャピタルゲイン課税。