カルマーレシオ計算機|最大ドローダウンで測る投資効率
カルマーレシオを計算する無料電卓。年率リターン・最大ドローダウンから、最悪損失に対する効率を瞬時算出。
カルマー比ツール
カルマー比とは
カルマーレシオはテリー・ヤングが命名した、最大ドローダウン(最悪損失)に対するリターン効率の指標。シャープ・ソルティノが標準偏差ベースなのに対し、カルマーは「過去最悪の山から谷までの下落幅」で割るため、テールリスク(最悪シナリオ)に強いかを測ります。CTA・先物トレーダー・ヘッジファンド評価で頻用。
計算式と考え方
カルマーレシオ = 年率リターン ÷ |最大ドローダウン|
最大ドローダウン(MDD)は、過去のピークから次のピーク到達までの最大下落幅。例:100→60→100なら-40%がMDD。計算期間は通常3年(直近36ヶ月)が標準。
計算例
- リターン15%・MDD10% → 1.50 → 非常に優秀
- リターン10%・MDD20% → 0.50 → 良好
- リターン20%・MDD50% → 0.40 → 不十分(高リターンだが下落が辛い)
早見表・基準値
| カルマー | 評価 | 戦略例 |
|---|---|---|
| 2.0以上 | 非常に優秀 | コモディティCTA・低レバ系 |
| 1.0〜2.0 | 優秀 | 市場中立・ヘッジ戦略 |
| 0.5〜1.0 | 良好 | ロング・ショート |
| 0〜0.5 | 普通 | 株式ロングオンリー |
| マイナス | 不適 | 損失継続中 |
注意点・落とし穴
- MDDは過去最悪値。将来の下落予測ではない。
- 計算期間が短いと大きなDDを経験せず数値が見かけ上良くなる。
- 最近の相場トラウマを強く反映。例:2008年含むデータと含まないデータで激変。
- シャープ・ソルティノとセットで判断推奨。
関連用語
- MDD
- Maximum Drawdown。最大ドローダウン
- 回復期間
- DDからピーク回復までの月数
- MAR比
- カルマーとほぼ同義。月次データを基に少し定義異なる場合あり
- スターリング比
- カルマー類似。MDDの平均で割る
よくある質問(FAQ)
カルマー2.0は何が凄い?
最悪損失と同じ額を1年で稼げる計算。下落期も1年以内に回復見込み。
株式ロングオンリーのカルマーは?
0.3〜0.7が一般的。50%下落(リーマン級)込みだと低くなる。
MDDはどう計算?
過去全期間の累積リターン曲線からピーク→谷の最大幅を抽出。Excel等で算出可能。
シャープより重要?
下落耐性重視ならカルマー優先。長期投資・退職世代向け評価に向く。
CTAでカルマー基準は?
機関投資家の採用基準は1.0以上が一般的。0.5以下は淘汰されやすい。
インデックスのカルマーは?
S&P500の長期平均で0.4〜0.6。リーマン期間を含むかで大きく変動。