風荷重(建築基準法)
基準風速・地表面粗度・建物高さから風荷重(設計用速度圧・風圧力)を即算出。建築構造計算の主要荷重。
風荷重(建築基準法)ツール
風荷重(建築基準法施行令87条)
設計用速度圧 q = 0.6 × Vh² (N/m²)
Vh = E × V₀ (高さ補正後風速)
V₀:基準風速(地域別30-46m/s)、E:高さ・地表面粗度係数、Cf:風力係数。100km/h暴風で速度圧約450N/m²=45kg/m²の圧力が建物にかかる。
地域別 基準風速V₀(m/s)
| 地域 | V₀ |
|---|---|
| 沖縄・小笠原 | 46 |
| 宮崎・鹿児島南部 | 42-44 |
| 高知・和歌山 | 38-40 |
| 東京・大阪(平野) | 34-36 |
| 内陸・北海道 | 30-32 |
風荷重(建築基準法)の詳しい解説
風荷重は建築基準法施行令87条で規定される主要荷重。基準風速V₀は地域別(30-46m/s)で、これに高さ・粗度補正を加えて設計用速度圧qを算定。高層建築ほど、開けた土地ほど風圧力大。台風・強風被害の設計耐力を決める重要要素です。
実務では「開口部・突出物・屋根形状」で風圧係数Cfが変動。看板・パラボラ・屋根裏がめくれるとフラッシュオーバーで一気に構造破壊。特に沖縄・鹿児島の台風常襲地域では基準風速46m/sで、住宅設計でも通常地域の2倍以上の風荷重を想定します。
業界・現場での使い方
建築構造設計
外壁・屋根・全体架構の設計荷重。
看板・工作物
広告塔・防音壁の耐風設計。
太陽光発電
パネル取付架台の耐風設計。
よくある間違い・注意点
- 沿岸・台風地域を通常地域と同視 — 沖縄V₀=46 vs 内陸V₀=30で速度圧2倍以上。
- 風力係数を過小評価 — 屋根勾配・開口・突出物で±30-50%変動。
- 地表面粗度誤判定 — 高層建築周辺は郊外区分でなく市街地区分の可能性。
関連する規格・法規
- 建築基準法施行令 第87条
- 日本建築学会 建築物荷重指針
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
V₀=34m/sの意味は?
平均風速34m/sの再現期間50年の基準風速(気象庁データ)。
風速と風圧の関係は?
q=0.6×V²。風速2倍で風圧4倍。
高層ビルの風荷重は?
高さ40mでE≒1.4倍、100mでE≒1.7倍と増加。
太陽光パネルの耐風設計は?
JIS C 8955準拠。地域V₀に応じたパネル・架台選定。