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不動産転売利益

取得と改修、売却の条件から、不動産の転売による損益を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

不動産転売利益ツール

計算式と考え方

総投資額は、取得価格、取得時の諸費用、改修費用、借入の利息、保有中の費用、売却時の費用を合計して求めます。取得2,000万円に諸費用7%の140万円、改修400万円、借入1,600万円の金利3.5%を6か月分で28万円、保有費用21万円、売却時の仲介手数料等で約106万円、合計約2,695万円です。売却価格2,900万円との差である約205万円が税引前の利益になります。税率39%を差し引いた税引後の利益は約125万円で、自己資金約940万円に対する利回りは約13.3%、年率換算では約26.6%という計算です。

費用の項目

取得時の諸費用仲介手数料、登記費用、不動産取得税。価格の6〜8%
改修費用想定を超えやすい項目。解体後に判明する不具合がある
保有中の費用金利、固定資産税、管理費、光熱費。期間に比例する
売却時の費用仲介手数料が価格の3%超。譲渡益への課税も大きい

不動産転売利益の詳しい解説

不動産を取得して改修し、売却して利益を得る手法は、価格の差だけを見ると大きな利益があるように見えますが、実際には多数の費用が発生します。取得時の諸費用が価格の6%から8%、売却時の仲介手数料が3%超、これに改修費用と保有中の費用が加わります。これらを差し引いた後の利益で判断する必要があります。税負担も大きな要素です。取得から5年以内に売却した場合、譲渡益に対する税率は高く設定されており、所得税と住民税を合わせて39%程度になります。5年を超えると約20%に下がりますが、その間の保有費用が積み上がります。短期での売却を前提とする手法では、この高い税率を織り込んだ計算が必要です。また、反復継続して行う場合は事業としての扱いとなり、税務上の取り扱いが異なります。改修費用の見積もりが、この手法における最大のリスクです。外観からは分からない不具合が、解体後に判明することが多くあります。給排水管の劣化、構造材の腐朽、シロアリの被害、断熱材の欠損といった問題が見つかれば、想定を超える費用が発生します。この不確実性に備えて、見積額の2割程度の予備費を確保しておくことが実務上の備えになります。売却価格の想定も慎重に行う必要があります。改修により価値が上がるとしても、その地域の相場という上限があります。周辺の類似物件の成約価格を調べ、その範囲内で設定することが現実的です。相場を超える価格を想定した計画は、売却できずに保有期間が延び、費用が積み上がる結果を招きます。保有期間の管理も重要です。金利、税金、管理費は期間に比例して発生するため、売却が長引くほど利益が減ります。改修から売却までの期間を短くすることが利益率を高めますが、急いで安く売れば元も子もありません。適正な価格で、できるだけ早く売るという両立が求められます。この手法は、相場の変動、改修の見積もり、販売力という3つの要素に依存しており、いずれかを誤れば損失になります。経験と地域の知識が結果を大きく左右する分野です。

業界・現場での使い方

事業性の検討

取得から売却までの費用を積み上げて利益を試算します。

損益分岐の把握

最低限必要な売却価格を算出します。

投資判断

自己資金に対する利回りと年率換算値を確認します。

よくある間違い・注意点

  • 価格差だけで利益を見積もる — 取得と売却の諸費用で1割前後がかかります。改修費と保有費も加わります。
  • 改修費用に予備費を見込まない — 解体後に不具合が判明することが多くあります。2割程度の予備が実務上の備えです。
  • 短期譲渡の税率を考慮しない — 5年以内の売却では税率が約39%になります。利益の4割近くが税負担です。

関連する規格・法規

  • 宅建業法
  • 不動産鑑定評価基準

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

諸費用はどのくらいですか?

取得時に価格の6〜8%、売却時に3%超です。合わせて1割前後になります。

税率はどうなりますか?

5年以内の売却では約39%です。反復継続する場合は事業としての扱いになります。

改修費用の見積もりで注意すべき点は?

解体後に不具合が判明することがあります。2割程度の予備費を確保してください。