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24時間ジム開業

設備投資と会員数から、無人型フィットネス施設の開業と収支を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

24時間ジム開業ツール

計算式と考え方

初期投資は、マシン導入費、内装工事費、セキュリティ設備、加盟金に、賃料の10か月分にあたる保証金を加えて求めます。この例では約5,440万円です。月商は「会員数 × 月会費」で、500人・7,500円なら375万円になります。費用は賃料144万円、人件費60万円、水道光熱費45万円、その他25万円、ロイヤリティ18.75万円で計約293万円です。営業利益は約82万円となり、投資の回収には約5.5年かかる計算になります。損益分岐となる会員数は約389人です。

収支の要点

会員数収入のすべてを決める。損益分岐を超えた分がほぼ利益になる
賃料最大の固定費。面積と立地の選択が長期の収支を左右する
人件費無人運営により抑えられるが、清掃と巡回は必要
設備の更新マシンは5〜8年で更新が必要。継続的な投資を見込む

24時間ジム開業の詳しい解説

無人での運営を前提としたフィットネス施設は、人件費を大幅に抑えることで、低い月会費でも成立する事業構造を作っています。従来型の施設ではスタッフによる指導や受付が必要でしたが、入退館の管理を電子的な仕組みで行い、マシンの利用は利用者に委ねることで、常駐する人員を不要にしています。この構造の要点は、固定費が会員数にほとんど比例しないことです。賃料、水道光熱費、設備の減価償却は会員数が増えても大きくは変わらないため、損益分岐点を超えた後の会員からの収入は、ほぼそのまま利益になります。逆に、会員数が損益分岐を下回れば赤字が続きます。したがって、開業後いかに早く会員を集めるかが、事業の成否を分けます。会員の維持も重要な課題です。この形態の施設では、入会後に来店しなくなる会員が相当数存在します。来店しない会員は施設を混雑させずに会費を払うため、短期的には収益に貢献しますが、いずれ退会します。継続的に会員数を保つには、新規の入会が退会を上回る必要があり、そのための告知と紹介の仕組みが求められます。立地の選定が長期の収支を決定づけます。会員の多くは自宅か職場から近い施設を選ぶため、商圏は限られます。この商圏内の人口と、競合する施設の状況から、獲得しうる会員数が見積もられます。賃料の安い場所を選べば固定費は下がりますが、商圏の人口が少なければ会員が集まりません。この兼ね合いの判断が、出店計画の中心になります。設備の更新も計画に含める必要があります。トレーニング機器は使用により摩耗し、5年から8年で更新が必要になります。この費用は数百万円から千万円規模になるため、毎月の利益から積み立てておくことが求められます。また、設備が古いままでは競合との比較で不利になり、会員の流出につながります。加盟する形態では、加盟金とロイヤリティが必要になる一方、ブランドの認知、開業の支援、運営の仕組みが提供されます。独立して開業する場合は、これらを自前で用意する必要があり、集客の難しさが増します。どちらを選ぶかは、資金と経験、そして地域の状況によって判断されます。

業界・現場での使い方

開業の検討

初期投資と回収年数を試算します。

損益分岐の把握

必要な会員数を算出し、商圏の妥当性を判断します。

収支計画

会員数の変化による利益の増減を確認します。

よくある間違い・注意点

  • 会員数の見込みを楽観する — 商圏の人口と競合から現実的に見積もってください。損益分岐を下回れば赤字が続きます。
  • 設備の更新費用を計画に入れない — 5〜8年で数百万円規模の更新が必要です。毎月の積立が求められます。
  • 賃料の安さだけで立地を選ぶ — 商圏の人口が少なければ会員が集まりません。両者の兼ね合いが判断の要点です。

関連する規格・法規

  • 業界標準
  • 経営教科書

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

初期投資はどのくらいですか?

規模により幅がありますが、設備と内装で3,000万〜5,000万円が一つの目安です。

必要な会員数は?

固定費を月会費で割った数が損益分岐です。この例では約390人になります。

回収にはどのくらいかかりますか?

会員数によりますが5〜7年が一つの目安です。会員の獲得速度が回収期間を左右します。