設計基準強度Fc・水セメント比
設計基準強度Fc・スランプから水セメント比・単位セメント量・単位水量を即算出。生コン発注・配合設計に。
設計基準強度Fc・水セメント比ツール
Fcと水セメント比
W/C ≒ 90 − 1.4×Fc (%)
設計基準強度Fc(呼び強度)が高いほど水セメント比を下げる必要あり。Fc21=60%、Fc30=48%、Fc60=32%が目安。単位水量は140+スランプ×1.5で概算(mm)。JASS 5「建築工事標準仕様書 コンクリート工事」準拠。
Fc別 標準配合(スランプ18cm)
| Fc | W/C | セメント | 用途 |
|---|---|---|---|
| Fc18 | 65% | 260kg/m³ | 基礎・土間 |
| Fc21 | 60% | 282 | 一般構造 |
| Fc24 | 56% | 303 | 住宅・低層 |
| Fc27 | 52% | 325 | 中層マンション |
| Fc30 | 48% | 352 | 高層マンション |
| Fc36 | 42% | 402 | 免震・高強度 |
| Fc60 | 32% | 528 | 超高強度 |
設計基準強度Fc・水セメント比の詳しい解説
コンクリート強度は水セメント比(W/C)で決まるのが基本原理。W/C を下げるほど強度上昇するが、施工性(スランプ)悪化・コスト増のトレードオフ。Fc24で W/C=56%が住宅の標準、Fc60超では W/C=32%以下の超高強度コンクリートで、混和剤(高性能AE減水剤)必須。
実務では「呼び強度-スランプ-粗骨材最大寸法」の3要素で発注。例:「24-18-20N」は Fc24・スランプ18cm・粗骨材20mm。生コン工場のプラント能力・季節(夏冬)・運搬時間・施工性を総合判断して配合を確定します。
業界・現場での使い方
建築構造設計
構造計算からFc決定、生コン発注仕様。
土木・道路工事
舗装・橋梁・トンネル用高耐久コン設計。
プレキャストコン工場
工場製品の高強度・早強配合設計。
よくある間違い・注意点
- スランプ増で強度低下無視 — 水を増やすと強度激減。混和剤で流動性確保。
- 外気温を無視した配合 — 夏場は硬化早く、冬場は遅く、季節配合が必須。
- 粗骨材最大寸法の混同 — 20mmと25mmで施工性・強度異なる。図面指定を確認。
関連する規格・法規
- JASS 5 建築工事標準仕様書 コンクリート工事
- JIS A 5308 レディーミクストコンクリート
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
Fc24の水セメント比は?
約56%。W/C=90-1.4×24。
スランプの意味は?
コンクリートの流動性指標。cm単位。低いほど硬く、高いほど流動的。
高強度コンとは?
Fc36以上。混和剤で施工性確保、超高層建築に使用。
季節配合の違いは?
夏配合(遅延剤)・冬配合(促進剤)。工事期間で使い分け。