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健康診断・人間ドック費用 計算ツール|会社健診・特定健診・脳ドック・PET-CTの費用と補助金早見

健康診断・人間ドックの費用を、会社健診(労働安全衛生法)・特定健診(40〜74歳)・市民健診(自治体)・基本健診・人間ドック・脳ドック・PET-CT・胃カメラ・大腸カメラで即算出。健康保険組合・自治体・生命保険会社の補助金、事業主負担義務、医療費控除の可否、オプション検査の相場まで、労働安全衛生法・健康増進法・高齢者医療確保法など公的資料に基づき完全解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

健康診断費用 計算機

健診費用の計算式

基本式

自己負担 = 健診本体費用 + オプション費用 - 補助金

健康診断の費用は健診種類・オプション・補助金で大きく変わります。労働安全衛生法66条による会社健診は事業主負担(自己負担0円)、40〜74歳の特定健診は保険者(健保組合・国保・協会けんぽ)負担で無料〜数千円、市民健診は自治体補助で500〜2,000円、人間ドックは自費で30,000〜80,000円が相場です。

健保組合の補助金構造

健康保険組合員は、組合独自の補助金(人間ドック20,000〜40,000円補助が一般的)を受けられます。協会けんぽの被保険者本人は生活習慣病予防健診で7,000円強負担で35項目実施可能。共済組合員はさらに手厚い補助のケースが多いです。

自治体健診の相場

市区町村健診は自己負担500〜2,000円で受診可能。がん検診(胃・肺・大腸・乳・子宮頸)はそれぞれ500〜3,000円が相場。低所得世帯・生活保護世帯・後期高齢者は無料の自治体が多いです。

健診の種類と法的根拠

健診種類費用相場法的根拠対象
会社健診(一般定期健診)事業主負担0円労働安全衛生法66条・則44条常時使用労働者、年1回
雇入時健診事業主負担0円労働安全衛生法66条・則43条常時使用労働者採用時
特殊健康診断事業主負担0円労働安全衛生法66条2項有害業務従事者
特定健診0〜5,000円高齢者医療確保法40〜74歳の被保険者・被扶養者
後期高齢者健診0〜1,500円後期高齢者医療広域連合75歳以上
自治体健診500〜3,000円健康増進法19条の2被用者保険加入者以外の住民
がん検診(自治体)500〜3,000円/種類健康増進法市区町村住民
基本健康診断(自費)8,000〜15,000円希望者
半日人間ドック30,000〜50,000円希望者
1日人間ドック40,000〜70,000円希望者
プレミアム/1泊2日ドック80,000〜200,000円希望者
脳ドック(MRI/MRA)30,000〜60,000円希望者
PET-CTドック80,000〜150,000円がんスクリーニング希望者

労働安全衛生法66条は事業主に労働者への健診実施を義務付け、費用も事業主負担(厚労省行政解釈)と位置づけられています。受診時間中の賃金支給は労使協議によりますが、判例・行政指導では業務時間扱いが望ましいとされます。

健保・自治体・生命保険の補助金

健康保険組合の補助

大企業の健保組合は人間ドック補助20,000〜40,000円が一般的。40歳未満は一部補助、40歳以上(特定健診対象年齢)で手厚くなる組合が多いです。配偶者(被扶養者)にも人間ドック補助を提供する組合が増えています。

協会けんぽ(全国健康保険協会)

協会けんぽの被保険者本人(35〜74歳)は「生活習慣病予防健診」を年1回、7,000円強の自己負担で受診可能(総費用の約半額を協会が補助)。40〜74歳の被扶養者は「特定健診」を無料〜千円台で受診可能です。

国民健康保険・自治体

国保加入者は市区町村の特定健診を無料〜2,000円で受診可能。がん検診は自治体ごとに500〜3,000円/種類の自己負担。低所得世帯は減免制度あり。

生命保険会社の補助

大手生命保険(日本生命・第一生命・明治安田等)契約者向けに人間ドック割引・補助があるケースがあります。「加入者クラブ」の特典に含まれることが多く、20〜30%割引が一般的。契約時に確認を。

福利厚生倶楽部・ベネフィット・ステーション

企業が加入する福利厚生サービスで、人間ドックを提携価格(30%オフ〜)で受診可能なケースがあります。人事部・総務部に加入状況を確認しましょう。

オプション検査と相場

オプション検査相場推奨対象
胃カメラ(内視鏡)12,000〜25,000円40歳以上、ピロリ既往
胃バリウム5,000〜10,000円会社健診オプション
大腸カメラ25,000〜45,000円40歳以上、便潜血陽性
大腸便潜血2日法500〜2,000円40歳以上全員推奨
脳ドック(MRI/MRA)20,000〜50,000円40歳以上、家族歴あり
頸動脈エコー3,000〜6,000円動脈硬化リスク
腹部エコー3,000〜6,000円肝・胆・膵・腎
低線量肺CT10,000〜20,000円喫煙歴あり
心臓CT(冠動脈)30,000〜50,000円心血管リスク高
骨密度検査(DXA)3,000〜6,000円閉経後女性
マンモグラフィ3,000〜6,000円40歳以上女性
乳腺エコー3,000〜6,000円40歳未満女性
子宮頸がん検診3,000〜6,000円20歳以上女性
PET-CT80,000〜150,000円がんスクリーニング希望
腫瘍マーカー各種3,000〜10,000円/項目参考程度、確定検査ではない
ピロリ抗体検査2,000〜4,000円胃がんリスク層別化

利用シーン別選び方

20〜30代・会社員

会社健診(労働安全衛生法)で必要十分。自己負担0円で年1回、労働時間扱いで受診可能。異常があれば保険診療で精密検査を。オプション追加は健保補助を確認してから。

40〜50代・生活習慣病リスク層

特定健診+人間ドック追加のパターン。健保補助を使い実費20,000〜40,000円で受診可能。胃カメラ・便潜血・脳ドックを2〜3年ごとにローテーションが実践的。

60代以上・家族歴あり

脳ドック(家族に脳卒中歴あり)、PET-CT(家族にがん歴あり)を検討。市区町村がん検診も無料〜数千円で活用。1年半〜2年ごとの人間ドック受診が現実的です。

自営業・フリーランス

会社健診はないため国保の特定健診(40歳〜)+市区町村がん検診を組み合わせて低コスト実施。40歳未満の方は自費健診(8,000〜15,000円)またはOTC健康チェック(血液検査郵送キット等)を活用。

専業主婦・被扶養配偶者

健保組合の被扶養者向け特定健診・人間ドック補助を活用。市区町村の女性特有がん検診(乳がん・子宮頸がん)も無料〜数千円で受診可能です。

退職・年金生活者

75歳未満は国保の特定健診、75歳以上は後期高齢者健診で無料〜1,500円。人間ドック補助は退職後も条件付き(退職者健康保険等)で使えるケースあり、要確認。

よくある間違い・注意点

  • 会社健診の受診料を自己負担と勘違い — 労働安全衛生法66条により事業主負担が原則。会社が自己負担を求めるのは違法の可能性があります。労基署に相談可能です。
  • 健保補助を申請しないまま受診 — 事前申請必要な場合が多く、事後申請では補助されないケースが少なくありません。健診予約前に必ず健保組合HPまたは冊子で手順を確認してください。
  • 人間ドックが医療費控除対象と誤解 — 人間ドックは予防目的で原則対象外。ただし異常発見→治療につながった場合はドック費用も控除対象になります(国税庁タックスアンサー)。
  • 「オプション全部盛り」で数十万円 — 若年層で低リスクの方が高額オプションを網羅的に受けても費用対効果は低い。年代・家族歴・症状に応じた選択が重要です。
  • 腫瘍マーカーの過信 — 腫瘍マーカーは感度・特異度が高くない参考値。単独でがんを診断・除外できません。画像検査(CT・エコー・内視鏡)が主体で、腫瘍マーカーは補助的です。
  • PET-CTを万能と信じる — PET-CTは全がん検出できず、5mm以下の腫瘍・脳腫瘍・胃がん・膀胱がん等は苦手。過信は禁物で、部位別の適切な検査を組み合わせる必要があります。
  • 異常を放置 — 「要精密検査」「要治療」の判定は放置NG。健診で見つかった異常を保険診療で精査・治療しないと、健診の意味がありません。医療機関受診率は依然低い課題です。
  • 健診結果を保管しない — 健診結果は経年変化が重要で、5〜10年の推移が診断精度を高めます。マイナポータル連携・スマホ管理アプリ活用を推奨します。

医療費控除・費用の扱い

原則の扱い

健康診断・人間ドックは予防目的とみなされ医療費控除の対象外が原則です(国税庁タックスアンサーNo.1122)。健診で健康を維持している方の費用は控除対象になりません。

例外:異常が見つかった場合

健診で重大な疾病が発見され、治療につながった場合には、健診費用も医療費控除の対象になります。人間ドック費用も同様です。ただし治療との因果関係が明確である必要があり、確定申告時に治療内容と関連付けて説明できるようにしてください。

会社健診・特定健診の扱い

会社健診・特定健診は無料または低額のため、そもそも控除対象になる額に達しないケースが多いです。人間ドック(自費)で年間5万円以上支出し、かつ疾病発見→治療につながった場合は控除メリットあり。

関連する法令・ガイドライン

  • 労働安全衛生法66条・労働安全衛生規則43〜52条 ― 事業主の労働者健診実施義務、費用負担、記録保存5年。
  • 高齢者医療確保法 ― 特定健診・特定保健指導の法的根拠。40〜74歳被保険者・被扶養者への実施義務。
  • 健康増進法19条の2 ― 自治体による健康増進事業(がん検診等)の根拠。
  • 後期高齢者医療広域連合 ― 75歳以上の後期高齢者健診の実施主体。
  • 厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム」 ― 健診項目・保健指導の標準内容。
  • 厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」 ― 自治体がん検診の推奨項目(胃・肺・大腸・乳・子宮頸)。
  • 国税庁 医療費控除の取扱い ― 人間ドック費用の控除可否のQ&A。

参考文献・公的資料

※本ページの費用相場は2026年時点の一般的な健診機関の相場に基づく概算です。実際の費用・補助金は加入している健康保険(健保組合・協会けんぽ・国保)、居住自治体、勤務先の福利厚生により異なります。会社健診の事業主負担、特定健診の実施要領、医療費控除の可否は、勤務先の人事・総務、健保組合、居住自治体、税務署に直接ご確認ください。健診で「要精密検査」「要治療」の判定を受けた方は、必ず医療機関で精査を受けてください。

よくある質問(FAQ)

会社健診は無料ですか?

労働安全衛生法66条により会社健診の費用は事業主負担が原則で、労働者の自己負担はありません。会社が自己負担を求めるのは違法の可能性があり、労働基準監督署に相談可能です。オプション追加分は自己負担が一般的です。

特定健診は無料で受けられますか?

40〜74歳の被保険者・被扶養者は特定健診をほぼ無料〜数千円で受診可能です。保険者(健保組合・協会けんぽ・国保)が実施し、多くは無料か1,000円未満。会社員なら会社健診で代替できるケースも多いです。

人間ドックの費用相場は?

半日ドック30,000〜50,000円、1日ドック40,000〜70,000円、1泊2日80,000〜200,000円が相場。健保組合の補助(20,000〜40,000円)を使えば実費20,000円台で受診可能です。

脳ドックはどんな人が受けるべき?

40歳以上で家族に脳卒中歴がある方、高血圧・糖尿病・高脂血症をお持ちの方は5〜10年に1回の脳ドックを検討。未破裂脳動脈瘤や無症候性脳梗塞の早期発見に有用ですが、無症状の低リスク層への一律推奨ではありません。

PET-CTでがんは全部わかる?

いいえ。PET-CTは5mm以下の腫瘍・脳腫瘍・胃がん・膀胱がん等は苦手で、部位ごとに適切な検査(胃カメラ・大腸カメラ・マンモグラフィ等)と組み合わせる必要があります。過信は禁物です。

人間ドック費用は医療費控除できますか?

原則予防目的で対象外ですが、異常が発見され治療につながった場合はドック費用も控除対象になります(国税庁)。確定申告時に治療との因果関係を明確に説明できるよう領収書・診断書を保管してください。

自営業でも健診を受けられますか?

受けられます。40〜74歳は国保の特定健診(無料〜2,000円)を活用。40歳未満の方は自治体の若年層健診(実施している自治体あり)、または自費健診(8,000〜15,000円)・自己費用の人間ドック(40,000円〜)。

健康保険組合の補助はどう申請する?

健保組合ごとに手順が異なりますが、事前申請が必須のケースが多いです。健保のHPまたは冊子で申請書ダウンロード→提携医療機関で受診→領収書提出→補助金振込という流れ。必ず健診予約前に確認してください。

健診とがん検診の違いは?

健診は生活習慣病の一般スクリーニングがん検診は特定のがんの早期発見を目的とします。厚労省の推奨がん検診は胃・肺・大腸・乳・子宮頸の5種で、自治体で受診可能です(500〜3,000円/種類)。

受診頻度はどのくらい?

会社健診・特定健診は年1回(労働安全衛生法・高齢者医療確保法)が原則。人間ドックは40歳以降で1〜2年に1回、脳ドック・PETは3〜5年に1回のローテーションが実践的です。がん検診は種類別に年1回〜2年に1回を推奨。

妊娠中でも受診できますか?

妊娠中はX線検査(胃バリウム・胸部X線・マンモ)・CT・PET-CTを避けます。血液検査・尿検査・エコー・触診・血圧などは可能。産婦人科医と相談のうえ、必要最小限の項目に絞って受診してください。

健診結果に異常が出たら?

「要精密検査」「要治療」の判定は必ず医療機関で保険診療で精査してください。無料〜数千円のスクリーニングと違い、確定診断のCT・MRI・生検等は保険適用で3割負担でも数千〜数万円かかります。放置は禁物です。