計算ツール
麻雀レート段位収支

麻雀レート計算|持ち点・順位ウマ・R値・段位ポイントから収支を即算出

4人麻雀の持ち点・オカ・ウマ・レートから、順位ごとの勝負金額と収支を計算。テンピン(0.1点=1円)・テンゴ(0.1点=5円)・テンリャン(0.1点=2円)・テンサン(0.1点=3円)など主要ルールに対応。天鳳・雀魂・MJ・NET麻雀のレーティング(R値)の仕組み、段位ポイントの計算、賭博罪(刑法185条)の法的リスクまで解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

麻雀レート計算機(持ち点・ウマ・オカ)

収支計算の公式

基本式

最終ポイント = (持ち点 - 返し) ÷ 1000 + オカ(1位のみ) + ウマ

オカ = (返し - 配給原点) × 4 ÷ 1000

金額 = 最終ポイント × レート倍率 - 場代

持ち点・返し・配給原点

「配給原点」は各プレイヤーに配られる初期点数(通常25000点)、「返し」は精算時の基準点(通常30000点)。返しが配給原点より高い場合、その差分×4人=オカが1位への追加ボーナスとなります。25000スタート/30000返しなら、1位は+20ポイントのオカを獲得します。

ウマ(順位点)

順位ごとに加減算されるポイント。「10-20(ワンツー)」が最も一般的で、1位+20/2位+10/3位-10/4位-20。ウマは総和ゼロで、麻雀の順位戦略性を高める要素です。フリー雀荘ではウマなし〜10-30まで幅があり、ゲーム性が変わります。

レート倍率

金銭精算の際、1ポイントを何円で計算するかがレート。「テンピン」は1点=100円ではなく0.1点=1円(1点=10円)、「テンゴ」は0.1点=5円(1点=50円)です。フリー雀荘のレートは合法賭博とみなされる金額(後述)を超えないよう設定されます。

レート別・場代別早見表

1位で+45ポイントを獲得した場合の金額と、4位で-50ポイントの場合の損失。雀荘の場代(1人1半荘)を含めた実質収支。

レート1点あたり+45ptの収入-50ptの支出場代目安
ポイント(金銭無し)0円0円0円0円
テンピン10円+4,500円-5,000円300-500円
テンリャン20円+9,000円-10,000円400-600円
テンサン30円+13,500円-15,000円500-700円
テンゴ50円+22,500円-25,000円500-800円
テンピン500円場10円+500円プラス+5,000円-5,500円500円
ピンピン(0.1点=1点=1円)1円+450円-500円200-300円

雀荘は「場代(席料)」で営業しており、賭博の胴元にはならないため、賭博開帳図利罪は適用されないというグレーな運用が長年続いています(後述の法的リスク参照)。

ウマ・オカの標準ルール

ウマの標準パターン

ウマ1位2位3位4位採用場
0(ウマなし)0000初心者・練習
5-10(ゴットー)+10+5-5-10フリー雀荘
10-20(ワンツー)+20+10-10-20最一般
10-30(ワンサン)+30+10-10-30Mリーグ・競技
20-30(ツーサン)+30+20-20-30攻撃型ルール
5-15+15+5-5-15準競技ルール

オカの計算

「オカ(jackpot)」は返しと配給原点の差×4人分を、1位が総取りするルール。

25000配給・30000返し = 5000点×4 = 20,000点 = 20pt を1位に加算

ウマなしオカだけでも、25000/30000ルールでは1位に+20ポイントの追加報酬が発生します。

順位得点の合計

ウマ+オカ+素点の合計は常に0(ゼロサム)が成立します。各プレイヤーの素点(持ち点-返し)/1000も合計0になり、この設計により金銭精算のズレが生じません。

R値(レーティング)の計算

オンライン麻雀の実力指標「R値」は、チェス・将棋のイロレーティングを元にした確率統計モデル。初期値1500から始まり、期待順位と実順位の差でR値が変動します。

天鳳のR値計算式(簡略)

新R = 旧R + 補正係数 × (獲得pt - 期待pt)

期待pt = 20 × (対戦者の平均R - 自分のR) ÷ 1000

1位で+30pt、2位で+10pt、3位で-10pt、4位で-30ptを基本に、対戦相手のR平均と自分のRの差で補正されます。低R帯で勝つと少しR上昇、高R帯で勝つと大きく上昇。試合数の平方根で補正係数が小さくなるため、上級者ほど1試合の変動が小さくなります。

雀魂の魂天ポイント

雀魂は段位×一定ポイント制と、魂の間以上はR値制の併用。魂天(魂の間の最上位)は玉の間昇段者の中で上位数%のみが到達可能で、実質的なオンライン最上位称号です。

R値目安

R値実力目安相当
1500以下初心者〜脱初心者段位・級
1600中級者初段〜三段
1700上級者四〜六段
1800強豪七〜九段
1900プロ級九段〜十段
2000以上トッププロ天鳳位・魂天

段位ポイントの仕組み

段位制は「昇段に必要なポイントを順位で貯めて、失敗すると降段」というシンプルな仕組み。段位ごとに1位/2位でもらえるptと3位/4位で失うptが異なります。

天鳳・段位ポイント例(東南戦・特上卓)

段位1位2位3位4位昇段必要pt
初段+90+450-105400
三段+90+450-135600
五段+90+450-165800
七段+90+450-1951400
九段+90+450-2251800
十段(鳳凰卓)+90+450-2402400

4位のマイナスが段位上昇とともに増加するため、上位段位ほど「4位を引かない麻雀」が必要。天鳳位(十段昇段後の特別段位)は極少数のみが到達。

天鳳・雀魂・MJのプラットフォーム比較

天鳳(tenhou.net)

日本オンライン麻雀の草分け。段位制+R値。最上位「天鳳位」は生涯獲得タイトル的な扱い。プロ雀士も参考記録として使う実力の証明ツール。

雀魂(じゃんたま)

Yostar運営、アニメ調キャラクター。日本+中国+韓国の巨大コミュニティ。段位「銅の間→魂の間→魂天」。Mリーグとの提携で公式大会も。

MJ(セガ)

アーケード・PC・スマホで展開する老舗。段位/レーティング/称号あり。プロと対戦できるMJモバイルは、Mリーグ観戦との親和性が高い。

NET麻雀 MJモバイル

セガの家庭用版。段位制シンプル、プロ大会モードあり。初心者向けチュートリアルが充実。

Mリーグ(M.LEAGUE)

プロ団体対抗戦。年間表彰形式でリーグ戦。1位+50/2位+10/3位-10/4位-30。実力上位者しか出場できないため、視聴でも学習効果が高い。

DORA麻雀(旧オンライン麻雀)

賞金付きオンライン麻雀サイト。海外運営で日本では合法性がグレー。プレイは自己責任。

雀荘マナー・場代の目安

雀荘タイプ場代(1半荘/人)特徴
ノーレートフリー200-400円健康麻雀・シニア向け
テンピン・フリー300-500円都市部フリー標準
テンサン・フリー500-700円中級者向け
テンゴ・フリー500-800円ハイレート
セット(貸卓)500-1500円/時仲間内利用
大会・トーナメント1500-5000円参加費+景品

フリー雀荘では東南戦1半荘40-60分が標準。1日3-4半荘×場代=1,500-3,000円が場代の目安です。

よくある間違い・注意点

  • 「テンピン=1点1円」の誤解 — テンピンは0.1点=1円(1点=10円)で、素点差5000点=500円。「1点1円」だと10倍の額を勘違いします。
  • オカを忘れて計算 — 25000/30000ルールでは1位に+20ptのオカが乗ります。ウマだけ計算するとゼロサムが成立しません。
  • ウマとオカを混同 — ウマは順位ごとの点数(合計0)、オカは1位のみの返し-配給差分。両者は別概念です。
  • 返しを配給原点と勘違い — 返し(精算基準)と配給原点(初期点数)は多くの場合異なります。25000スタート30000返し、が最一般です。
  • 賭博罪リスクの過小評価 — テンピンでも刑法185条の対象。公務員・上場企業員は懲戒リスクあり。オンラインのノーレート推奨。
  • R値と段位の混同 — R値は実力指標(相手Rとの差で変動)、段位は昇降段制。両者は連動するが同じではありません。
  • 場代を無視した収支計算 — 1日4半荘×500円=2000円の場代を差し引かないと実収支と乖離します。

関連するルール規格

  • 日本プロ麻雀連盟公式ルール ― 25000点持ち30000返し、10-30ウマ、赤ドラなし基本。競技麻雀の標準。
  • 最高位戦日本プロ麻雀協会ルール ― 25000点持ち30000返し、10-30ウマ、途中流局あり。
  • 日本プロ麻雀協会ルール(協会ルール) ― 25000点持ち30000返し、10-20ウマ、赤ドラ4枚採用。
  • Mリーグ公式ルール ― 25000点持ち30000返し、1位+50/-30/-10/+10ウマ、赤ドラ2枚(5萬5筒5索の各1)。
  • 天鳳ルール(特上卓・鳳凰卓) ― 東南戦、25000点持ち30000返し、赤なし、一発裏あり。
  • 雀魂ルール(銀/金/玉の間) ― 25000点持ち30000返し、赤ドラ3枚、一発裏あり。
  • 刑法185条(賭博罪) ― 賭博をした者は50万円以下の罰金または科料。
  • 刑法186条2項(賭博開帳図利罪) ― 賭博場を開帳した者は3ヶ月以上5年以下の懲役。
  • 風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律) ― マージャン店営業に関する規制。

参考文献・公的資料

※本ページは麻雀のルール・レート計算の解説であり、賭博を推奨するものではありません。金銭を賭けた麻雀は刑法185条(賭博罪)の対象となり、公務員・上場企業員は懲戒リスクを負います。合法的に麻雀を楽しむには、オンライン麻雀(天鳳・雀魂・MJ等)またはノーレート雀荘・健康麻雀をご利用ください。ギャンブル等依存症の悩みがある方は厚生労働省の相談窓口をご活用ください。

よくある質問(FAQ)

テンピン・テンゴってどのくらいの金額?

テンピンは0.1点=1円(1点=10円)、テンゴは0.1点=5円(1点=50円)。1位で+45ptを獲得するとテンピンで+4,500円、テンゴで+22,500円になります。4位で-50ptを引くとテンピンで-5,000円、テンゴで-25,000円の損失。金銭を賭ける麻雀は刑法185条の対象で、公務員・上場企業員は懲戒リスクを負う点にご注意ください。

ウマとオカの違いは?

ウマは順位ごとの加減算ポイント(合計0のゼロサム)、オカは返しと配給原点の差×4人を1位に加算する追加ポイント。25000配給/30000返しなら+20オカが1位に発生します。両者は独立したルールで、両方併用が一般的です。

「テンピン」でも賭博罪?

はい。金銭を賭けた時点で刑法185条(賭博罪)の対象で、罰則は50万円以下の罰金または科料。ただし摘発の多くは高レート(テンゴ以上)や賭博開帳での事例が中心で、テンピン単発での逮捕は稀です。公務員・上場企業員は少額でも懲戒対象になる例が2020年以降増加。

天鳳のR値はどう変動する?

1位で+30pt、2位+10pt、3位-10pt、4位-30ptを基本に、対戦者の平均Rと自分のRの差で補正されます。低R帯で勝つと少し上昇、高R帯で勝つと大きく上昇。試合数の平方根で補正係数が減衰し、上級者ほど1試合の変動が小さくなります。

段位ポイントはどう貯まる?

段位ごとに1位+90/2位+45/3位0/4位-105〜-240のように、順位でポイントを増減します。上位段位ほど4位のマイナスが大きく、「4位を引かない麻雀」が必要。天鳳・雀魂とも、失格ポイントに達すると降段します。

25000点持ち30000返しって何?

「配給原点」(各自の初期点数)が25000点、「返し」(精算基準)が30000点というルール。返しと配給の差×4人=20000点=20pt が1位への「オカ」として加算されます。競技麻雀・多くのフリー雀荘の標準ルールです。

Mリーグと天鳳、どちらが実力上?

Mリーグは招待制のプロ団体対抗リーグで、選抜されたプロのみが参加。天鳳は誰でも参加できるオンライン麻雀で、天鳳位(十段昇段後の特別段位)は極少数のみが到達する称号。両者は実力レベルは同格ですが性質が異なるため、単純比較は困難です。

健康麻雀って何?

「賭けない・飲まない・吸わない」の3原則を掲げるノーレート麻雀。日本健康麻将協会が普及活動を行っており、シニア世代の認知症予防・コミュニケーション目的で盛んです。全国に健康麻雀教室があり、初心者歓迎の場も多数。

赤ドラは収支にどう影響する?

赤ドラ(赤五萬・赤五索・赤五筒)は1枚あたり+1翻扱いで、1回の和了金額が跳ね上がります。赤3枚採用ルールでは平均打点が10-20%上昇、収支のブレが大きくなります。オカ・ウマ計算には直接影響しません(素点計算に反映)。

雀荘の場代はいくら?

フリー雀荘で1半荘300-800円、セット貸卓で1時間500-1500円が目安。1日3-4半荘プレイで1500-3000円の場代を負担。ハイレート場ほど場代も高く設定される傾向があります。

公務員が麻雀するのは違法?

ノーレート・オンラインは合法。金銭を賭けると刑法185条違反かつ国家公務員倫理法上の懲戒対象。2020年の元検事長「賭けマージャン事件」(テンピンで訓告処分)以降、公務員の賭博麻雀は事実上禁忌になりました。

ギャンブル依存症が心配です

厚生労働省のギャンブル等依存症対策ページに、全国の相談窓口・治療機関一覧があります。GA(Gamblers Anonymous)や依存症治療病院への相談を早めに。麻雀を「勝ち負けの金額」ではなく「純粋なゲーム」として楽しめない場合は依存の兆候の可能性があります。