計算ツール
家賃不動産賃貸物件探し

家賃相場 計算ツール|東京23区・大阪・福岡の㎡単価×駅距離×築年数で適正家賃を推定

家賃相場を東京23区・大阪・名古屋・福岡・地方都市の㎡単価×駅距離×築年数×建物グレードで推定します。1R/1K/1LDK/2LDK/3LDKの間取り別相場、初期費用(敷金・礼金・仲介手数料・保証会社料)、家賃保証会社の審査基準(手取り30%以内)、更新料、家賃交渉術、賃貸経営視点からの相場妥当性判定まで、宅地建物取引業法・国土交通省住宅市場統計・全宅連調査に照らして解説。物件探し前のセルフ査定、既入居者の更新交渉、投資物件の家賃設定などにご活用ください。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部(宅地建物取引士監修)

家賃相場 計算機

1R/1K=20-25・1LDK=30-40・2LDK=50-65

家賃相場の算定ロジック

推定家賃 = エリア㎡単価 × 面積 × 駅距離補正 × 築年数補正 × グレード補正
駅徒歩5分以内 +10%/10分以内 標準/15分超 -8〜-22%
築5年以内 +5%/10年以内 -5%/20年 -15%/30年超 -28〜-45%

家賃相場は「エリアの㎡単価」を軸に、駅距離・築年数・建物グレードで補正して求めるのが実務の標準アプローチです。国土交通省の住宅市場動向調査や住宅・土地統計調査、宅建業者の実務データに基づき、多くの家賃査定ソフト(LIFULL HOME'S価格予測・SUUMO家賃相場等)が採用する回帰モデルに近い設計です。本ツールは主要都市9エリアの㎡単価に、駅距離4段階・築年数6段階・グレード4段階の補正を掛け合わせ、初期費用(家賃5ヶ月分)・10年総額・適正年収まで一括算出します。

ただし個別物件の実勢家賃は、方角・階数・設備・眺望・周辺環境・大家人柄などで±20%以上ブレます。本ツールの結果はあくまで「相場の中央値」の目安であり、実際の物件検討時はSUUMO・アットホーム・LIFULL HOME'Sで類似条件物件を10件以上確認する二段構えを推奨します。

家賃を決める8要素と影響度

要素影響度変動率備考
エリア(都市・駅)★★★★★2〜5倍最大要因。都心港区と地方郊外で4〜5倍差
面積(㎡)★★★★ほぼ線形㎡単価×面積が基礎
駅距離★★★±10〜22%徒歩5分以内が最上、20分超は大幅減
築年数★★★新築→旧築-45%10年-5%、20年-15%、30年-28%が目安
建物グレード★★★±15〜50%木造/一般/ハイグレード/タワマンで区分
階数(高層階)★★+5〜20%タワマンでは1階あたり0.3〜1.0%増
方角・日当たり★★±5〜10%南向き+、北向き-、東西は差小
設備(オートロック・宅配Box・ネット無料)+5〜10%単身向けは設備充実が家賃差要因

東京23区・全国主要都市の㎡単価

2026年時点の㎡単価(1LDK・築15年・駅徒歩10分の中央値)を都市・エリア別にまとめました。SUUMO・LIFULL HOME'S・アットホーム等の実勢データと国交省統計を参考にしています。

エリア㎡単価1K(25㎡)目安1LDK(40㎡)目安2LDK(60㎡)目安
港区・千代田区・渋谷区4,000〜6,000円10〜15万円16〜24万円24〜36万円
新宿・目黒・品川3,500〜4,500円8〜11万円14〜18万円21〜27万円
世田谷・杉並・練馬2,500〜3,500円6〜9万円10〜14万円15〜21万円
江東・板橋・北区2,000〜2,800円5〜7万円8〜11万円12〜17万円
足立・葛飾・江戸川1,800〜2,500円4.5〜6万円7〜10万円11〜15万円
横浜市中心・川崎中心1,800〜2,500円4.5〜6万円7〜10万円11〜15万円
大阪市(キタ・ミナミ)1,500〜2,200円4〜5.5万円6〜9万円9〜13万円
名古屋市・京都市1,400〜2,000円3.5〜5万円5.5〜8万円8〜12万円
福岡市(天神・博多)1,200〜1,800円3〜4.5万円5〜7万円7〜11万円
札幌・仙台・広島中心1,000〜1,500円2.5〜3.5万円4〜6万円6〜9万円
地方都市中心(県庁所在地)800〜1,200円2〜3万円3〜5万円5〜7万円
地方郊外・田舎町500〜900円1.5〜2万円2〜3.5万円3〜5万円

間取り別の相場と適正面積

間取り標準面積想定入居者特徴
1R(ワンルーム)15〜22㎡単身社会人・学生キッチンと居室が同室・最安値帯
1K20〜28㎡単身社会人キッチンと居室分離・単身賃貸の主流
1DK25〜35㎡単身・DINKSダイニング付き・少し広め
1LDK30〜45㎡単身余裕・カップルリビング付き・在宅ワーク対応
2K・2DK35〜50㎡2人世帯・友人シェアやや古い間取り・築古で見られる
2LDK50〜70㎡夫婦・小子ども1人ファミリー向けの下限
3LDK65〜90㎡子ども2人ファミリーファミリー向けの標準
4LDK85〜120㎡大家族・二世帯戸建て賃貸・高級マンション

築年数による家賃減額カーブ

築年数家賃指数特徴
新築〜3年100〜105%新築プレミア・設備最新・満室多い
築5年95〜100%ほぼ新築水準・小さな傷程度
築10年85〜95%設備の小規模更新時期・水回りに注意
築15年78〜88%コスパの狙い目ゾーン・当ツール標準
築20年72〜80%大規模修繕直後なら快適・ややお得
築25〜30年60〜72%耐震・設備要確認・大幅値下げ
築40年以上50〜60%1981年以前は旧耐震・耐震補強確認

初期費用の内訳と節約術

敷金(1〜2ヶ月分)

退去時の原状回復費用に充当される預り金。退去時に清算し、残額は返金されます。国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」により、通常損耗・経年劣化は貸主負担が原則。過大な差し引きは消費者契約法違反となり返還請求可能です。

礼金(0〜2ヶ月分)

大家への謝礼として支払い、返金されません。関東は1ヶ月・関西は0ヶ月が主流。近年は「敷礼ゼロ物件」も増加傾向で、UR賃貸住宅・公社住宅・シェアハウスでは礼金なしが標準。

仲介手数料(0.5〜1ヶ月分)

宅建業法上、貸主・借主合計で1ヶ月分(+税)が上限。多くは借主が全額負担ですが、法律上は原則0.5ヶ月分ずつ折半。イエプラ・ietty・キャッシュバック賃貸などは半額または無料のケースあり。交渉余地大。

前家賃(1ヶ月分)

入居月の家賃を先払いする慣習。日割り家賃を月半ばから入居する場合は別途発生。管理会社によっては翌月分家賃も同時徴収するケースあり、明細確認必須です。

火災保険料(1.5〜2.5万円)

2年契約で入居時に一括支払い。管理会社指定の場合が多いが、自分で選択可で日新火災「お部屋を借りるときの保険」なら年4,000円程度と大幅節約。契約書で保険会社指定の有無を確認。

保証会社料(家賃0.5〜1ヶ月分)

連帯保証人の代わりに保証会社が家賃保証。近年ほぼ必須化。初回料金+更新料(年1万円程度)がかかります。日本セーフティ・全保連・エポスカード等が主要各社で、審査基準は手取り30%以内が目安。

初期費用の総額目安

家賃8万円の物件で、敷金1・礼金1・仲介手数料1・前家賃1・火災保険2万・鍵交換1.5万・保証料0.5=合計約38万円(家賃の4.7ヶ月分)。敷礼ゼロ・仲介半額・保険自己選択で20〜25万円まで削減可能。フリーレント1〜2ヶ月付きなら実質支払額はさらに削減できます。

家賃と年収・手取りの目安

目安ライン手取りに占める家賃比率特徴
厳格(貯蓄重視)20〜25%手取り25万→家賃5〜6.25万・貯蓄5万確保
標準(一般目安)25〜30%手取り25万→家賃6.25〜7.5万・住宅費上限
上限(都心・独身)30〜35%東京都心・娯楽多で余裕なし
危険(生活圧迫)35%超生活費・貯蓄が破綻・転職病気で危険
家賃保証会社の審査基準30%以内通常この上限で判定・超過は保証人必須

活用シーン(物件探し・更新交渉・投資判断)

物件探し前のセルフ査定

希望エリア・面積・築年数・駅距離を入力し、相場家賃を把握。SUUMO・アットホームで検索する前に「予算内で狙えるゾーン」を明確化。相場より1割以上高い物件は理由を要確認、1割以上安い物件は瑕疵・トラブル物件の可能性ありです。

既入居者の更新交渉

更新時期に相場が下がっていれば、管理会社に家賃減額交渉を持ちかけられます。近隣同条件物件のSUUMO掲載価格+本ツール結果を根拠に、月2,000〜5,000円の減額成功例あり。長期入居者ほど交渉優位です。

賃貸経営(大家)の家賃設定

アパート・区分マンションの家賃設定・改定時の相場チェックに。空室が長引くくらいなら家賃を1〜2割下げて即決着させた方がトータル収益が良いケース多々あり。賃貸IRR詳細ツールで長期収支と併せて判断してください。

転勤・引越し時の予算計画

転勤先エリアの相場を事前把握し、住宅手当や社宅補助と併せて予算を確定。家族帯同なら2LDK・3LDKの相場を、単身赴任なら1K・1LDKの相場を確認。会社負担分を差し引いた自己負担額の妥当性を判定できます。

投資物件の購入判断

1棟アパート・区分マンション購入時の想定家賃と、周辺相場との整合性チェック。売主提示の想定家賃が相場より高い場合、購入後の空室・値下げリスクを織り込む必要あり。表面利回りだけでなく相場ベースの実質利回りで判定を。

家賃補助(会社福利厚生)の妥当性

会社の家賃補助・住宅手当が相場と乖離していないかチェック。相場5万円のエリアで補助上限3万円なら実質2万円の家賃負担、都心相場15万円で補助5万円なら10万円負担…と、実態的な住宅コストを可視化できます。

よくある間違い・注意点

  • ネット家賃と実質支払額の混同 — 広告表示の家賃だけでなく、共益費・管理費・駐車場代・町内会費・ネット料金の合算で「月々払う額」を計算してください。共益費1万円が別途かかるケースもあり、実質家賃が1割以上高くなる事例が頻発します。
  • 初期費用「家賃×○ヶ月」の解釈違い — 敷礼1ヶ月・仲介1ヶ月・前家賃1ヶ月・保険2万・鍵1.5万・保証0.5ヶ月=実質5ヶ月弱。表示「初期費用4ヶ月」は火災保険・鍵交換等が別のケースあり、契約前に総額の内訳明細を必ず取得すべきです。
  • 敷金の過大な差し引きを黙認 — 国交省ガイドラインで通常損耗・経年劣化は貸主負担が明記されています。壁クロス・畳表替えの全額借主負担請求は違法。少額訴訟・消費生活センター相談で返還請求可能です。
  • 「駅徒歩10分」表示の実態 — 宅建業法上「1分=80m」計算のため、実際の徒歩10分(800m)は歩行速度個人差で12〜15分かかるケースあり。信号待ち・坂道・地下出口までの距離も加味すべきです。
  • 築年数だけで判断 — 築30年でも大規模修繕直後・耐震補強済み・設備更新済みなら快適です。逆に築10年でも管理不良・修繕未実施なら住み心地悪化。管理状態と修繕履歴を必ず確認してください。
  • 南向き=正義の誤解 — 都心タワマン・高層階では北向きの方が眺望・涼しさで人気のケースあり。西向き夏の西日、東向き冬の寒さも実際に住むと影響大。方角より窓面積・階数・周辺建物との位置関係で判断すべきです。
  • 家賃保証会社の審査を軽視 — 保証会社審査で落ちると入居不可。手取り30%以内の家賃、勤続半年以上、クレジット事故なしが基本条件。学生・フリーランス・転職直後は事前に審査可否を確認してください。

参考文献・公的資料

賃貸住宅の相場・トラブル対応・法令情報は、以下の公的機関・団体一次資料をご確認ください。

免責事項

※本ページの計算結果および解説は、国土交通省住宅市場動向調査・SUUMO・LIFULL HOME'S等の公開情報および編集部独自リサーチに基づく概算値であり、個別物件の実勢家賃を保証するものではありません。エリア㎡単価・築年数減価・駅距離補正は都市部一般的な傾向を反映しており、地方物件・特殊物件(デザイナーズ・古民家再生等)・繁忙期/閑散期による変動は反映されていません。実際の物件検討時は、SUUMO・アットホーム・LIFULL HOME'S等の物件検索サイトで類似条件を10件以上確認するとともに、宅地建物取引士による重要事項説明を必ず受けてください。賃貸経営目的での家賃設定・投資判断についても、当社は責任を負いません。制度・相場は改正・変動するため、上記公的機関の最新の一次資料および現地不動産会社の査定結果を優先してください。

よくある質問(FAQ)

家賃相場より1割安い物件は要注意?

相場より大幅に安い物件は事故物件(心理的瑕疵)・幹線道路沿い・日当たり最悪・近隣トラブルなどの理由があるケースが多いです。宅建業法上、事故物件は告知義務がありますが、告知期間終了後は表示義務なし。過去の事件・自殺歴は大島てる等で調査可能。1割以上安い場合は必ず原因を確認してください。

家賃交渉は成功する?

成功率は約30〜50%。閑散期(4〜8月)、築年数長め、空室期間長め、大家個人所有の物件で成功しやすい。近隣同条件物件のSUUMO掲載価格を根拠に、月2,000〜5,000円の減額提案が現実的。管理会社経由でも十分交渉可能です。フリーレント1ヶ月付与も交渉余地大です。

更新料は法的に払う必要がある?

契約書に更新料条項があれば支払い義務があります(最高裁2011年判決で合意)。ただし相場より過大な更新料は消費者契約法違反として無効となる可能性あり。関東・関西で慣習が異なり、関東は1ヶ月分、関西は不要が多い。契約更新時に管理会社と交渉して減額・撤廃を持ちかける余地はあります。

敷金の返金トラブルはどう対処する?

国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を根拠に、通常損耗・経年劣化は貸主負担と主張してください。過大な差し引きの請求書に対しては、消費生活センター(188番)に相談、または少額訴訟(60万円以下)で返還請求可能。ハウスクリーニング費用のみ借主負担の慣習が一般的です。

家賃保証会社の審査に落ちたら?

1社落ちても別の保証会社で再審査可能。CIC・全銀協等の信用情報事故がない場合、保証会社を変えれば通ることも。管理会社に「別会社での再審査」を打診してください。それでも落ちる場合、連帯保証人立て・入居申込書の年収記載見直し・オーナー直交渉などの選択肢があります。

フリーレントは本当にお得?

フリーレント1〜2ヶ月は初期費用削減に有効ですが、短期解約違約金条項(1〜2年以内解約でフリーレント分返還)が付いていることが多いため契約書確認必須。長期入居予定なら大変お得、短期の予定なら実質的な割引にならないケースあり。転勤リスクを踏まえて選択を。

UR賃貸住宅は本当に安い?

UR賃貸住宅(都市再生機構)は敷礼ゼロ・仲介手数料ゼロ・保証人不要・更新料ゼロで初期費用が大幅節約できます。ただし家賃自体は近隣相場並みまたはやや高めが多く、単純に「安い」わけではありません。長期入居前提なら初期費用差でトータル有利、短期居住なら差は小さくなります。

ペット可物件は家賃が高い?

ペット可物件は同条件比+5〜15%が相場。加えて敷金追加(+1ヶ月)や退去時のクリーニング費用増額(+3〜5万円)が発生します。ペット飼育禁止物件でこっそり飼うと契約違反で強制退去+損害賠償のリスクあり、必ずペット可物件を選んでください。多頭飼い・大型犬は物件選択肢がさらに狭まります。

駅徒歩の表記はどう解釈すべき?

宅建業法「表示規約」では1分=80m(信号・坂道未考慮)で計算。実際は歩行速度個人差・信号待ち・地下ホーム到着までの距離で1.5倍前後かかることが多い。徒歩10分表記なら実測12〜15分が現実的、内見時に必ず自分の足で駅から歩いてみるべきです。

マンションと木造アパートの家賃差は?

同エリア・同面積で木造アパートはRC造マンションより10〜20%安い相場。ただし防音性・断熱性・耐火性で大きな差があり、隣室生活音・冬夏の光熱費・地震火災リスクが異なります。家賃差5,000〜10,000円で快適性を選ぶかコスト重視かの判断が必要です。

新築プレミアはいつまで続く?

築1〜3年までが「新築プレミア」で相場+5〜10%、築5年以降は徐々に一般相場に近づきます。新築物件は初回入居者募集時の家賃が最高値で、以降は退去のたびに1〜2%程度下がる傾向。長期入居前提なら築3〜5年物件がコスパの狙い目です。

敷金・礼金ゼロ物件のデメリットは?

初期費用が抑えられる反面、家賃自体が相場より高いケースや、短期解約違約金設定(1年以内で家賃1〜2ヶ月分)、退去時ハウスクリーニング費用の別途請求があります。長期入居予定なら十分お得、1〜2年で転居予定なら総支払額で比較を。契約書の特約条項を必ず確認してください。