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1日の水分摂取量 計算|体重・気温・運動量から最適な水分量を一発算出

体重・気温・運動量を入力するだけで、1日に必要な水分摂取量を瞬時に計算します。デスクワーク中心の人・運動する人・暑い季節までシチュエーション別の推奨量を、500mlペットボトル換算で表示する完全無料ツール。脱水予防・熱中症対策・健康習慣の数値管理に。厚生労働省「健康のため水を飲もう推進運動」や日本救急医学会の熱中症診療ガイドライン、日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」に基づく計算式を採用し、年齢別係数(15-30歳40ml/kg・30-55歳35ml/kg・55歳以上30ml/kg)と運動量・気温を統合。脱水症状は体重の2%(60kgなら1.2kg)失うと集中力低下、5%で頭痛・めまい、10%超で生命危機。水中毒(低ナトリウム血症)リスクも解説します。

最終更新:2026年7月26日/監修:計算ツールズ編集部

水分摂取量 計算ツール

25℃超で発汗増、30℃超で熱中症リスク高。

計算式と根拠

基本量 = 体重(kg) × 年齢別係数(40/35/30 ml)
運動量加算 = 運動時間(分) ÷ 30 × 250ml
気温調整 = (気温 − 22) × 50ml(25℃以上)
飲料量 = 必要総量 − 食事由来1,000ml

年齢別係数は、若年層ほど代謝が高く水分回転が早いことから40ml/kg、中年層35ml/kg、高齢者30ml/kgと段階的に設定。国立健康・栄養研究所の日本人の食事摂取基準(2020年版)に基づきます。運動時の追加量は米国スポーツ医学会(ACSM)の運動時水分補給ガイドラインに準拠し、30分の中強度運動で250ml、1時間の高強度運動で500〜1,000ml必要。気温調整は環境省の熱中症予防情報サイトを参考にした概算です。

体重別の1日水分量目安(成人・気温22℃・運動30分)

体重15-30歳30-55歳55歳以上500ml本数
40kg1,850ml1,650ml1,450ml3〜4本
50kg2,250ml2,000ml1,750ml4本
60kg2,650ml2,350ml2,050ml4〜5本
70kg3,050ml2,700ml2,350ml5〜6本
80kg3,450ml3,050ml2,650ml6〜7本
90kg3,850ml3,400ml2,950ml7〜8本
100kg4,250ml3,750ml3,250ml8〜9本

脱水症状のステージ

脱水は体重減少率で段階的に症状が現れます。日本救急医学会「熱中症診療ガイドライン」に基づく分類。

体重減少60kgの場合症状対応
1%600gのどの渇き水を飲む
2%1.2kg集中力低下・疲労感意識的な水分補給
3%1.8kg食欲不振・尿量減少経口補水液
4%2.4kg脱力・イライラ・皮膚紅潮涼所で休憩+補水
5%3.0kg頭痛・めまい・体温上昇医療機関相談
7%4.2kg幻覚・けいれん救急搬送
10%以上6.0kg循環不全・意識障害生命危機

出典:日本救急医学会・熱中症診療ガイドライン2015

熱中症予防と警戒アラート

環境省・気象庁が発表する「暑さ指数(WBGT)」と「熱中症警戒アラート」に応じて水分補給を強化する必要があります。WBGTは気温・湿度・輻射熱を統合した指標で、日本スポーツ協会が運動指針を発表しています。

WBGT気温目安警戒レベル運動指針推奨飲水量/日
21℃未満〜24℃ほぼ安全通常運動可2〜2.5L
21〜25℃24〜28℃注意積極的水分補給2.5〜3L
25〜28℃28〜31℃警戒激運動中止・休憩多く3〜3.5L
28〜31℃31〜35℃厳重警戒激運動禁止・涼所へ3.5〜4L
31℃以上35℃〜危険運動原則中止4L超

出典:環境省 熱中症予防情報サイト・日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」

飲料別の水分補給効率

飲料の種類によって水分補給効率が変わります。以下はイギリスのSt Andrews大学の飲料水分保持指数(Beverage Hydration Index)を参考にした比較。

飲料水分補給効率備考
水(ミネラルウォーター)1.00(基準)最も効率的、ノンカフェイン
経口補水液(OS-1)1.54塩分含み最高効率
牛乳(低脂肪)1.54タンパク質・電解質
スポーツドリンク1.14糖・塩分含む
オレンジジュース1.13糖分過多に注意
コーヒー(1杯300ml)1.00カフェイン利尿だが実は水と同等
紅茶・緑茶1.00〜1.04カフェイン軽微
ビール(アルコール5%)0.36アルコール利尿・脱水悪化
強い酒(ウイスキー等)0.10以下脱水を促進

出典:Maughan et al., American Journal of Clinical Nutrition 2016(Beverage Hydration Index研究)

経口補水液(OS-1)とスポドリの違い

指標OS-1ポカリスエットアクエリアス備考
ナトリウム(mg/100ml)1154940OS-1は約2倍
カリウム(mg/100ml)78208OS-1は約4倍
糖質(g/100ml)2.56.24.7OS-1は低糖
用途脱水症状・下痢時運動時・発汗時運動時・日常目的で使い分け
塩気強い甘めまろやか爽やかOS-1は病気時用

OS-1はWHOの経口補水療法(ORT)に準拠した医療用飲料で、下痢・嘔吐・発熱時の脱水症状に最適。健康時に日常的に飲む飲料ではありません。スポーツ時は糖分と塩分のバランスがよいスポドリ(アイソトニック飲料)、激しい運動後や熱中症疑い時はOS-1(ハイポトニック飲料)と使い分けが基本です。

シーン別の使い方

デスクワーク中心

1日1.5〜2L。1時間ごとに200ml(コップ1杯)が目安。エアコンで乾燥する冬季も要注意、意外と脱水しやすい。

運動する人

運動30分前250ml、運動中20分ごとに150〜200ml、運動後は失った体重の1.5倍を補給。1時間走で1L以上必要。

屋外作業者

1日3〜4L以上。塩飴・塩タブレットで塩分補給併用。WBGT31℃以上は屋外作業原則中止(労働安全衛生規則)。

高齢者

加齢で口渇感が鈍化。のどが渇く前に定時的(起床/食事/入浴前後)に少しずつ。トイレ心配で控えるのは危険。

子ども

体重あたりの水分量は成人より多い(幼児50ml/kg以上)。学校/園での水筒携帯・こまめな水分補給を。夏は500〜1L/日追加。

妊婦・授乳中

妊娠中+300ml、授乳中+700ml必要。母乳の90%が水分。1日2.5〜3Lが目安(産婦人科学会推奨)。

よくある勘違い

1. 「1日2L」は誰にでも当てはまる神話

2Lは60kg成人の目安であり、体重・年齢・気候・活動量で大きく変動。40kgの高齢女性なら1.2L、90kgのアスリートなら4L以上。体重×30-40mlが個別基準。

2. カフェイン飲料は水分にカウントされない

コーヒー・紅茶・緑茶も水分補給に有効(Beverage Hydration Index 1.00)。利尿作用はあるが、摂取した水分量を上回る排出はない。1日3杯以内なら通常の水と同等の水分補給効果。

3. のどが渇いてから飲めばOK

のどの渇きを感じた時点ですでに体重の1%脱水している状態。特に高齢者は口渇感が鈍化するため、時間を決めて定期的に飲む「予防的水分補給」が推奨。

4. 熱中症時にスポドリを大量飲

スポドリは糖分過多で吸収遅い。熱中症疑い時は経口補水液(OS-1)が正解。糖分が少なく塩分が多いため、脱水症状の急速回復に効果的。

5. 水を大量に飲めば健康になる

1時間に1L以上の急速摂取は水中毒(低ナトリウム血症)を起こす。血中Naが希釈されて頭痛・けいれん・意識障害・死亡例あり。マラソン後の急速大量摂取が典型例。

6. アルコールも水分補給になる

ビール・酒は脱水を促進する。アルコール1gあたり10ml以上の追加尿排出があり、飲めば飲むほど脱水。飲酒時は「酒1杯につき水1杯」が基本ルール。

7. 汗をかいたら水だけ補給

大量発汗時は塩分(Na)も同時補給必須。水だけを大量に飲むと血中Naがさらに希釈され、熱中症を悪化させる(自発的脱水)。塩タブレット・スポドリ・OS-1で。

参考リンク・公的資料

本ツールは健康な成人を想定した一般的な水分摂取量の目安を提供します。腎臓病・心臓病・高血圧などで水分制限がある方、妊婦・授乳中の方、乳幼児、透析中の方は必ず主治医の指示に従ってください。熱中症疑い(意識障害・頭痛・けいれん)や重度脱水が疑われる場合は、すぐに救急要請(119番)または救急外来を受診してください。経口補水液(OS-1)は医療用飲料であり、健康時の日常的な水分補給には水・お茶が適しています。飲用水の水質は水道水基準(水道法)に準拠し、市販ミネラルウォーターは食品衛生法・食品表示法で規制されています。

よくある質問(FAQ)

1日2リットルって本当に必要?

体重・年齢・気候で異なる。体重60kg大人で1.8〜2.4リットルが目安。食事からも約1リットル摂れるため、飲料として1〜1.5リットルが現実的。日本人の食事摂取基準(厚労省)でも一律の推奨量は設定されていない。

コーヒー・お茶も水分?

はい、Beverage Hydration Index(BHI)で水と同等(1.00)の水分補給効果。1日3杯以内なら利尿作用があっても摂取水分量を上回る排出はない。純粋な水・麦茶・ノンカフェイン茶が最も効率的。

運動時の水分補給タイミング?

運動30分前に250ml、運動中は20分ごとに150〜200ml。一気飲みは避け、こまめに少量ずつ。運動後は失った体重の1.5倍量を補給(American College of Sports Medicine推奨)。

熱中症対策の水分量は?

気温30℃超では1日2.5〜3リットル必要。屋外作業・スポーツでは4リットル超。塩分も同時補給を(経口補水液・スポーツドリンク)。環境省WBGT31℃以上は運動原則中止。

水を飲みすぎると?

1時間に1リットル以上は水中毒(低ナトリウム血症)のリスク。健康な腎臓は1日10リットル程度まで処理可能だが、急速摂取は危険。マラソン後の急速大量摂取で死亡例も。

経口補水液とスポドリの違い

OS-1はナトリウム115mg/100ml(スポドリの約2倍)、糖分2.5g(スポドリの半分)。脱水症状時・下痢嘔吐時・熱中症疑い時にはOS-1、日常の運動時はスポドリと使い分け。

アルコールは水分になる?

いいえ、脱水を促進する。ビール1本(500ml)を飲むと約650mlの尿として排出、実質150ml脱水。BHI 0.36で水の約1/3の効率。「酒1杯につき水1杯」が正しい飲み方。

のどが渇いてから飲むのはNG?

のどの渇き=体重の1%既に脱水している状態。高齢者は口渇感が鈍化するため、時間を決めて定期的に飲む「予防的水分補給」が推奨。起床・食事・入浴前後・就寝前の5回が基本。

高齢者の水分補給の注意点

体内水分保有率が若年層60%→高齢者50%と低く、脱水しやすい。トイレ心配で控えがちだが、脱水が転倒・入院・認知症進行の原因に。介護施設では「水分摂取表」で1日1.5L管理が基本。

子どもの水分量

体重あたりの水分量は成人より多い(幼児50〜70ml/kg)。3歳20kgで1.4L/日、6歳25kgで1.5L/日。夏は+500ml〜1L。学校・園で水筒携帯を推奨、自販機やコンビニでの購入習慣化。

妊婦・授乳中の水分量

妊娠中は通常+300ml、授乳中は+700ml必要(母乳の90%が水分)。1日2.5〜3リットルが目安。日本産科婦人科学会の妊婦栄養ガイドで推奨。カフェインは200mg/日以下に。

WBGT(暑さ指数)とは?

気温・湿度・輻射熱を統合した熱中症リスク指標。WBGT 28℃超で厳重警戒、31℃超で危険。環境省の熱中症予防情報サイトで地域別のリアルタイム数値と警戒アラートが確認できる。