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暮らし冠婚葬祭マナー

ご祝儀・お祝い金 相場計算|結婚式・出産祝・七五三・香典まで関係性と年代から即算出

新郎新婦との関係・自分の年代・参加形態(独身/夫婦/家族)を選ぶだけで、結婚式のご祝儀相場を瞬時表示。会社の上司・部下・友人・親族・遠方ゲストまで対応します。あわせて、香典(親族・友人・職場)、出産祝・入学祝・七五三・還暦祝など人生の節目のお祝い金相場、地域差、袱紗の色・新札・水引の使い分けなど冠婚葬祭マナーを解説。日本FP協会・全日本冠婚葬祭互助協会連盟(全互連)の指針を踏まえた完全無料ガイドです。

最終更新:2026年7月26日/監修:計算ツールズ編集部

ご祝儀 相場計算ツール

ご祝儀の基本マナー

ご祝儀・お祝い金は「気持ち」を金額と作法で表現する日本固有の贈答文化です。金額そのものより、袋の選び方・お札の向き・表書き・渡し方といった作法の適切さで印象が大きく変わります。全互連(全日本冠婚葬祭互助協会連盟)が公表する統計では、結婚式のご祝儀平均額は約3.2万円(友人・同僚枠)、家族・親族枠は5〜10万円が中心帯です。

  • 新札を用意:銀行で交換。「あなたの結婚を予定して準備しました」という意味。前日までに準備し、当日朝に慌てないよう配慮。
  • 祝儀袋の格:金額と袋の格を合わせるのが原則。3万円→水引シンプル、5万円→中飾り付き、10万円超→大判・高級袋。1万円の袋に10万円を入れる・逆パターンいずれもNG。
  • 偶数を避ける:割り切れる=別れを連想させ縁起が悪いとされる。3万・5万・7万・10万が定番。ただし2万円は「1+1=ペア」と解釈できるため近年は許容が拡大中。
  • 4・9は絶対避ける:4=死、9=苦を連想。金額・枚数構成の両方で避ける。
  • 欠席時は披露宴半額:ご祝儀の3〜5割が目安。電報・お祝いメッセージも添える。ドタキャンは満額を後日渡すのが礼儀。
  • 袱紗(ふくさ)に包む:慶事は赤・朱・紫、弔事は紺・黒・グレー・紫。紫はどちらにも使える万能色。

結婚式ご祝儀の相場表(関係性別・年代別)

関係20代30代40代50代以上
友人・同僚3万円3万円3〜5万円5万円
上司3万円5万円5〜10万円10万円
部下3万円5万円5〜10万円10万円
いとこ・親戚3万円3〜5万円5万円7〜10万円
兄弟姉妹5〜10万円10万円10〜15万円10〜20万円
甥・姪3〜5万円5万円7〜10万円10〜15万円
10万円10〜30万円

※夫婦参加は上記の1.5〜2倍が目安。家族(夫婦+子1名)は子の年齢に応じて+1〜2万円加算するのが一般的です。

香典(葬儀・法要)の相場

香典は「線香・花・供物」の代わりに包む金銭。宗教(仏式・神式・キリスト教)で表書きが異なります。仏式は「御霊前」(四十九日前)「御仏前」(四十九日後)、神式「御玉串料」、キリスト教「御花料」が基本。新札は避けるのがマナー(不幸を予期して準備した印象を与えるため)。折り目のある使用済み札か、新札に一度折り目をつけて使います。

故人との関係20-30代40-50代60代以上
両親3〜10万円5〜10万円10万円
祖父母1万円1〜3万円3〜5万円
兄弟姉妹3〜5万円5万円5万円
叔父叔母・いとこ5,000〜1万円1〜2万円2〜3万円
職場の上司・同僚5,000円5,000〜1万円1万円
友人・知人3,000〜5,000円5,000〜1万円1万円
近隣・町内3,000〜5,000円3,000〜5,000円5,000円

出産祝・入学祝・卒業祝

出産祝の相場

友人:5,000〜1万円、親族(兄弟姉妹の子):1〜3万円、孫:3〜10万円。品物と現金を組み合わせるケースも多く、ベビー服・おむつケーキと現金5,000円などの併用が近年主流。生後1ヶ月以内、遅くともお宮参り(生後30日前後)までに渡すのが慣例です。

入学・卒業祝の相場

学齢甥姪友人の子
小学校入学1〜3万円5,000〜1万円3,000〜5,000円
中学校入学1〜3万円5,000〜1万円3,000〜5,000円
高校入学2〜3万円1〜2万円5,000円
大学入学3〜10万円1〜3万円5,000〜1万円
就職祝3〜10万円1〜3万円5,000〜1万円

七五三・成人祝・還暦祝など

七五三(3・5・7歳)

祖父母から孫へ:5,000〜1万円。親戚(叔父叔母・いとこ)からは3,000〜5,000円が目安。3歳女児・5歳男児・7歳女児が正式(数え年でも満年齢でも可)。11月15日前後に神社参拝が慣例。

成人祝(20歳)

祖父母から:1〜3万円、親戚:5,000〜1万円が目安。2022年から成人年齢が18歳に引き下げられたが、成人式・成人祝の慣習は20歳を継続する家庭が多い。振袖代の一部負担として10万円超を包むケースも。

還暦(60歳)

子から親へ:3〜10万円、赤いちゃんちゃんこ・食事会と組み合わせる。孫から祖父母への還暦祝は5,000〜1万円+品物が一般的。「再び生まれる年」の意で赤色が象徴。

古希(70歳)・喜寿(77歳)・傘寿(80歳)

子から親へ:3〜10万円が目安。古希・喜寿は紫、傘寿は黄が象徴色。近年は本人が金銭を辞退し、家族旅行・食事会を代替とする家庭が増加。

米寿(88歳)・卒寿(90歳)・白寿(99歳)

子・孫合わせて5〜10万円+品物。米寿は黄、白寿は白が象徴色。長寿祝としてケーキ・記念写真・家族旅行がセットになるのが定番。

新築・引越し祝

親族:1〜3万円、友人:5,000〜1万円。火に関わるもの(ライター・灰皿・赤色の花)はNG。観葉植物・時計・カタログギフトが無難。現金+品物のセットが増加傾向。

地域差と地方独自の風習

ご祝儀・お祝い金の相場は地域・世代・関係性の親密度で大きく変動します。以下は代表的な地方差の例です。

  • 北海道:結婚式が「会費制」中心(1.5万〜2万円)。ご祝儀袋は使わず、封筒に会費を入れて受付で渡す。
  • 東北(青森・岩手・秋田):親族の結婚式は10万円が最低ライン。「頑張って包む」文化。
  • 関東:友人3万・上司5万が標準相場。首都圏の会場費用高騰で近年上振れ傾向。
  • 中部(愛知・岐阜):名古屋圏は「派手婚」文化で親族祝儀が20〜30万円のケースも。引き出物も豪華。
  • 関西(大阪・京都):友人ご祝儀は3万円が標準だが、京都では「奇数の縁起」を特に重視。
  • 九州・沖縄:招待客数が多く(100〜200名)1人あたり祝儀は1〜2万円と控えめの地域も。沖縄は独自の「模合(もあい)」文化も。

これらは統計的傾向であり、実際は家族間・地域コミュニティで慣習を事前確認することが最重要です。

祝儀袋・不祝儀袋の選び方

金額別 祝儀袋の選び方

金額祝儀袋(結婚祝の例)水引の種類
5,000円〜1万円シンプルな水引一本のもの結び切り(10本)
2〜3万円結びきり水引のあるもの結び切り(10本)
5万円豪華な飾り付き結び切り(豪華)
10万円超大判・飾り豊富な高級袋金銀・鶴亀の水引

水引の種類と使い分け

  • 結び切り(10本):結婚祝・弔事全般。「一度きりで繰り返さない」意味。
  • あわじ結び:結び切りと同じく「一度きり」の意。豪華で高級感あり。
  • 蝶結び(花結び):出産祝・入学祝・七五三・還暦など「何度あってもよい慶事」に。結婚祝には絶対使わない。
  • 黒白・双銀の水引:弔事(葬儀・法要)。地域により黄白も。

シーン別のお祝い金活用例

結婚式の受付での渡し方

受付で袱紗から取り出し、「本日はおめでとうございます」と一言添えて祝儀袋を両手で渡す。芳名帳への記帳→祝儀を渡す→席へ、が基本の流れ。袱紗は畳んで内ポケットへ。

葬儀の受付での渡し方

不祝儀袋を袱紗(紫・グレー・黒)から取り出し、「この度はご愁傷様です」と静かに渡す。焼香→合掌→退出の順。数珠は宗派問わず持参可(貸出もある)。

郵送で送る場合

現金は現金書留のみ可(郵便法)。祝儀袋のまま現金書留封筒に入れ、手紙を同封。結婚祝は挙式1週間前までに、出産祝は生後1ヶ月以内が慣例。

会費制パーティー・1.5次会

会費制の場合は会費のみでOK。祝儀袋不要で、受付で会費を現金封筒に入れて渡す(新札推奨)。追加で品物を贈りたい場合は5,000〜1万円のカタログギフト等が定番。

連名・グループでのお祝い

職場・部活など複数人で贈る場合は連名記載。3名まで縦書き並列、それ以上は「◯◯部一同」+別紙に全員の氏名。金額は1人1,000〜5,000円が目安。

電子マネー・キャッシュレスでのお祝い

近年PayPay・LINE Pay等での送金も広がりつつあるが、正式な冠婚葬祭では現金・祝儀袋が原則。カジュアルな内輪祝いや遠方への少額祝には電子送金も可。品物ギフト(Amazonギフト券等)は許容範囲が広い。

よくある間違い・マナー違反

  • 結婚祝に蝶結び水引を使う — 蝶結びは「何度あってもよい」の意で結婚祝には不適切。必ず「結び切り」または「あわじ結び」を使う。祝儀袋売場でも初心者が間違えやすい点。
  • 4万円・9万円を包む — 4=死、9=苦を連想する忌み数。金額構成でも避け、5万円・7万円・10万円へ調整。
  • お札の向きを気にしない — 慶事は肖像画を上向き(人物の頭を袋の上部)、弔事は下向きにする慣例。細かい点だが年配の受付には気付かれます。
  • 使い古しの札を結婚祝に使う — 慶事は必ず新札。銀行の窓口・両替機で交換可能。逆に弔事は新札を避ける(新札しかない場合は一度折り目をつけて使用)。
  • ご祝儀袋を裸で渡す — 袱紗に包まず直接持参・提出はマナー違反。袱紗(ふくさ)は慶事は暖色、弔事は寒色、紫はどちらにも使える万能色。
  • ドタキャンで祝儀を送らない — 招待を受けた時点で会場・料理・引き出物の費用が発生。当日欠席でも満額を後日渡すのが礼儀(1週間以内に現金書留+詫び状)。
  • 親族の香典を過大に包む — 「立派に見せたい」で相場を大きく超えると、遺族に香典返し(半返し〜4割返し)の負担を強いる。相場帯を守ることが遺族への配慮になります。

参考資料・公的情報源

ご祝儀・お祝い金の相場は統計・慣習に基づく目安です。以下の団体・機関の資料も参考にしてください。

  • 日本FP協会 ― ライフイベント別費用の統計、冠婚葬祭費のマネープラン、家計相談窓口。ご祝儀を含む「暮らしのお金」の中立情報。
  • 全日本冠婚葬祭互助協会連盟(全互連) ― 冠婚葬祭の慣習・地域差・実務マナーに関する公式情報。互助会加入者向けの相場データも公表。
  • 政府広報オンライン ― 現金書留郵送、電子マネー送金、贈答税制など、お祝い金にまつわる公的手続き情報。
  • 国税庁「贈与税がかからない場合」 ― 香典・年末年始の贈答等は贈与税の対象外。結婚祝・出産祝も社会通念上相当額なら非課税との規定。
  • 日本郵便「現金書留」 ― 郵送で現金を送る唯一の正式手段。祝儀袋・不祝儀袋のまま送付可能。
  • 国土交通省 ― 婚礼・葬儀の会場運営・宿泊業界の統計、旅行支援等の家計関連データ。
  • 総務省統計局 家計調査 ― 世帯別の「交際費」「贈与金」の実支出データ。地域別の贈答額の平均値を確認可能。
  • 経済産業省 商業動態統計 ― 婚礼・葬儀・記念品市場の規模と動向。近年の冠婚葬祭費用の変動データ。
  • 厚生労働省 ― 人口動態統計(婚姻・出生・死亡)、成人年齢引下げなど冠婚葬祭に関わる制度改正情報。
  • 全日本葬祭業協同組合連合会 ― 葬儀の費用相場、香典返しの慣習、宗派別マナーに関する業界団体の公式情報。

利用上の注意

※本ページのご祝儀・お祝い金額は、日本FP協会・全互連・各種業界統計に基づく一般的な相場の目安です。地域・家系・関係性・招待の格式によって適切な金額は変動します。最終判断は必ず家族・親族・地域の先輩に相談のうえ決定してください。また、贈答額が社会通念上著しく高額(数百万円規模)となる場合は贈与税の対象となる可能性があり、税務上の判断は税理士等の専門家にご相談ください。宗教・宗派による作法の違い(仏式・神式・キリスト教)については、菩提寺・教会等の指示を優先してください。

よくある質問(FAQ)

友人・同僚の結婚式の相場は?

20代・30代の独身参加で3万円が定番。仲が良い・主賓格なら5万円。会費制パーティーは1万5,000〜2万円が目安。全互連の統計でも友人枠3万円が最頻値です。新郎新婦が学生時代からの親友・海外挙式・二次会も参加などの場合は5万円が無難。

夫婦で参加するときの相場は?

独身相場の1.5〜2倍。友人夫婦なら5万円、上司夫婦なら7〜10万円が目安。ご祝儀袋は1袋にまとめ、表書きは連名(右に夫、左に妻)。子連れ参加の場合はさらに子1名につき+1〜2万円加算が慣例です。

2万円・4万円は避けるべき?

2万円は1万円札1枚+5千円札2枚で奇数枚(3枚)になるよう調整すれば許容(近年20〜30代で増加)。4万円は「死」を連想するため絶対避ける、9万円も「苦」で避ける。ペア数字の2万円は「夫婦・2人でハッピー」と解釈できるため許容が広がっています。

欠席時のご祝儀は?

披露宴に出席するはずだった金額の3〜5割が目安。事前欠席なら1〜1.5万円、直前キャンセルは満額を後日渡す。電報・お祝いメッセージ・品物も添える。挙式前の欠席連絡は遅くとも1ヶ月前までが礼儀です。

会費制パーティーは別途必要?

会費制(1.5次会・カジュアルウェディング・北海道の結婚式)なら会費のみでOK。プラスでお祝いを渡したい場合は5,000〜1万円程度の品物が一般的。会費は新札を用意し、封筒に入れて受付で渡すのがスマート。

香典は結婚式ご祝儀と何が違う?

香典は弔事用で、新札を避ける・不祝儀袋(黒白/双銀水引)・「御霊前」等の表書き・下向きお札が原則。結婚ご祝儀とは真逆のマナーが多いため、慶弔の袋・袱紗・お札を明確に使い分けてください。

出産祝の相場と渡すタイミングは?

友人:5,000〜1万円、親族:1〜3万円、孫:3〜10万円。生後1ヶ月以内、遅くともお宮参り(生後30〜33日)までが目安。出産直後は母子の体調優先で、退院後1〜2週間の落ち着いたタイミングが理想的です。

七五三・入学祝の相場は?

七五三は祖父母から孫へ5,000〜1万円、親戚は3,000〜5,000円。小・中学入学は孫へ1〜3万円、甥姪へ5,000〜1万円。大学入学・就職祝は孫へ3〜10万円まで幅が広がります。近年は現金より図書カード・カタログギフトも増加。

還暦祝の金額と渡し方は?

子から親へ3〜10万円+赤いちゃんちゃんこ・食事会が定番。孫からは5,000〜1万円+品物が一般的。近年は本人が金銭を辞退し、家族旅行・記念写真撮影を代替とする家庭も増加しています。

祝儀袋のマナー違反で最も多いのは?

①結婚祝に蝶結び水引を使う(正しくは結び切り・あわじ結び)、②水引と金額の格が合わない、③お札の向きが下向き(慶事は上向きが原則)、④新札を用意しない、⑤袋の裏の折り方が下向き(弔事の折り方)—この5点が頻出ミスです。

地域による相場差はどれくらい?

北海道は会費制(1.5〜2万円)、東北・北陸は親族祝儀が10万円以上、名古屋・中部は「派手婚」で親族20〜30万円、九州・沖縄は招待客多数で1人あたり1〜2万円と控えめ、といった特色があります。家族・地域の先輩に事前確認が最も確実です。

お祝い金に贈与税はかかる?

国税庁の規定では、香典・年末年始の贈答・結婚祝・出産祝など社会通念上相当額は贈与税の対象外です。ただし、親族間で数百万円規模の贈与になる場合(結婚時の住宅資金援助等)は課税対象となり得ます。詳細は税理士または国税庁タックスアンサー4405を参照してください。

郵送でご祝儀を送りたい

現金は現金書留のみ可(郵便法)。祝儀袋のまま現金書留封筒に入れ、お祝いの手紙を同封。結婚祝は挙式1週間前までに、出産祝は生後1ヶ月以内が慣例。手紙には忌み言葉(切る・別れる・重ね言葉)を避ける配慮を。

キャッシュレス送金でお祝いを送ってもよい?

結婚式・葬儀など正式な冠婚葬祭では現金・祝儀袋が原則。ただし、カジュアルな内輪祝い・遠方への少額祝ではPayPay・LINE Pay等の送金も増加中。Amazonギフト券・カタログギフト等の品物形式は許容範囲が広く、若い世代の親族間ではむしろ喜ばれるケースも増えています。