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化学pH水質現場実務

pH 計算ツール|水素イオン濃度・強酸強塩基・pOH・液性判定を即時算出

水素イオン濃度[H⁺]・水酸化物イオン濃度[OH⁻]・強酸/強塩基のモル濃度のいずれかから、pH・pOH・液性を計算。JIS Z 8802「pH測定方法」準拠、25℃基準のpKw=14で自動換算。酸塩基のpKa表、水道水質基準(5.8-8.6)、血液pH(7.35-7.45)、土壌pH、化粧品/食品/水産養殖の適正pHまでまとめて実務対応。水質管理・上下水道処理・化粧品品質・農業土壌診断・臨床検査・水産養殖・工業排水管理・pH電極校正の一次計算機として活用できます。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

pH 計算機

pHの基本式と定義

pH(ペーハー/ピーエイチ)は水溶液の酸性・塩基性を数値化した指標。1909年にデンマークのセーレンセンが提唱し、現在は国際純正・応用化学連合(IUPAC)およびJIS Z 8802「pH測定方法」で定義されています。

pH = −log₁₀[H⁺] (水素イオン濃度の負の常用対数)

pOH = −log₁₀[OH⁻] (水酸化物イオン濃度の負の常用対数)

pH + pOH = 14 (25℃、pKw=14)

純水(中性)ではpH=7、[H⁺]=[OH⁻]=10⁻⁷ mol/L となります。pH<7が酸性、pH>7が塩基性(アルカリ性)、pH=7が中性です。

水の自己解離とpKw

水は H₂O ⇌ H⁺ + OH⁻ の平衡にあり、25℃では [H⁺][OH⁻] = 10⁻¹⁴ mol²/L² (水のイオン積 Kw)。この負対数がpKw=14です。温度が上がると水の解離が進み、100℃ではpKw=12.3、純水のpHは6.13になります(それでも中性)。

対数目盛の意味

pHは常用対数(log₁₀)スケールのため、pHが1違うと水素イオン濃度は10倍違います。この直感に反する性質が「pHの厄介さ」の一因です。

pH[H⁺] mol/L[OH⁻] mol/L相対的な酸の強さ
0110⁻¹⁴非常に強い酸(1 mol/L HCl等)
110⁻¹10⁻¹³強酸(胃液)
210⁻²10⁻¹²強酸(レモン汁)
310⁻³10⁻¹¹酸性(食酢)
410⁻⁴10⁻¹⁰酸性(トマトジュース)
510⁻⁵10⁻⁹弱酸性(コーヒー)
610⁻⁶10⁻⁸弱酸性(雨水)
710⁻⁷10⁻⁷中性(純水)
810⁻⁸10⁻⁶弱塩基性(海水)
910⁻⁹10⁻⁵塩基性(重曹水)
1010⁻¹⁰10⁻⁴塩基性(石鹸水)
1110⁻¹¹10⁻³塩基性(アンモニア水)
1210⁻¹²10⁻²強塩基(石灰水)
1310⁻¹³10⁻¹強塩基(0.1M NaOH)
1410⁻¹⁴1非常に強い塩基(1M NaOH)

pH3の食酢とpH2のレモン汁では、酸の強さ(水素イオン濃度)が10倍違います。pH1の胃液は純水(pH7)の100万倍強酸。この感覚を持つことが化学理解の第一歩です。

身近な液体のpH早見表

日常・産業で目にする液体のpHをまとめました。pH試験紙・pHメーターで実測可能です。

液体pH備考
塩酸(1mol/L)0実験用強酸
胃液1.0-2.0タンパク質消化に必須
レモン汁2.0-2.6クエン酸主体
食酢2.4-3.4酢酸4-5%
コーラ・炭酸飲料2.4-3.2リン酸・炭酸
ワイン3.0-4.0酒石酸・リンゴ酸
ビール4.0-5.0ホップ・炭酸由来
トマトジュース4.1-4.5リンゴ酸・グルタミン酸
コーヒー4.9-5.2クロロゲン酸
雨水(標準)5.6CO₂溶解で弱酸性
牛乳6.5-6.7ほぼ中性・乳酸で低下
唾液6.5-7.4食後低下
純水(25℃)7.0中性の基準
血液7.35-7.45厳密恒常性維持
膵液・腸液7.5-8.5アルカリ性で消化
海水8.0-8.5近年酸性化進行
重曹水(飽和)8.3炭酸水素ナトリウム
洗濯石鹸水9.5-10.5脂肪酸ナトリウム
アンモニア水(1%)11-12刺激臭あり
石灰水(飽和)12.4水酸化カルシウム
0.1M NaOH13実験用強塩基
パイプクリーナー(強)13-14NaOH/KOH主体

主要酸塩基のpKa値表

pKa(酸解離定数の負対数)は酸の強さの指標。pKaが小さいほど強酸、大きいほど弱酸です。緩衝液設計、pH滴定曲線予測、生化学・薬学の基本データ。

pKa (25℃)分類・特徴
過塩素酸 HClO₄-10超強酸
塩酸 HCl-7強酸(完全電離)
硫酸 H₂SO₄ (1段目)-3強酸
硝酸 HNO₃-1.4強酸
硫酸 H₂SO₄ (2段目)1.99中程度
リン酸 H₃PO₄ (1段目)2.15中程度
クエン酸 (1段目)3.13弱酸(食品)
ギ酸 HCOOH3.75弱酸
安息香酸4.20弱酸(保存料)
酢酸 CH₃COOH4.76弱酸(食酢)
炭酸 H₂CO₃ (1段目)6.35弱酸(CO₂由来)
リン酸 H₃PO₄ (2段目)7.20生理的緩衝
次亜塩素酸 HClO7.50弱酸(消毒)
ホウ酸 H₃BO₃9.24弱酸
アンモニウム NH₄⁺9.25弱酸(NH₃の共役酸)
炭酸 H₂CO₃ (2段目)10.33弱酸
リン酸 H₃PO₄ (3段目)12.35弱酸
水 H₂O14.00基準

緩衝液(バッファー)の設計

緩衝液は少量の酸・塩基が加わってもpH変動が抑えられる溶液。弱酸+その共役塩基(または弱塩基+その共役酸)の組合せで作成。緩衝能はpKa±1の範囲で最大化されます。

ヘンダーソン・ハッセルバルヒ式:pH = pKa + log([共役塩基]/[弱酸])

代表的な緩衝液

緩衝液有効pH範囲用途
酢酸/酢酸ナトリウム3.8-5.8食品分析・電気泳動
リン酸緩衝液(PB)5.8-8.0生化学・細胞培養
リン酸緩衝生理食塩水(PBS)7.2-7.6細胞洗浄・免疫染色
Tris緩衝液7.0-9.0DNA・タンパク質実験
HEPES6.8-8.2細胞培養(生体適合)
ホウ酸/ホウ砂8.0-10.0核酸電気泳動
グリシン/水酸化ナトリウム8.6-12.8タンパク電気泳動
炭酸/炭酸水素塩9.0-11.0細胞培養(CO₂インキュベーター)

水道水質基準・上下水道

日本の水道法水質基準(厚生労働省告示第101号)では、水道水のpHは5.8以上8.6以下と定められています。極端な酸性・塩基性は配管腐食・味の悪化・健康影響につながるためです。

水道原水のpH管理

河川水・地下水のpHは季節・地質で変動。酸性側なら消石灰(Ca(OH)₂)や炭酸ナトリウム(Na₂CO₃)で中和、塩基性側なら硫酸や炭酸ガスで調整。浄水場で連続監視・自動制御。

下水処理場のpH管理

下水は工業排水・生活排水の混合で6.5-8.5に維持。活性汚泥微生物の適正pH範囲(6.5-8.5)を保つことが処理効率のカギ。排出基準(水質汚濁防止法)ではpH 5.8-8.6が上限。

工業排水の中和処理

めっき・製紙・食品工場の排水は酸性(pH1-3)や塩基性(pH11-13)のことが多く、放流前に中和処理が法定義務。中和剤コストが排水処理費の大部分を占めます。

プール・浴場水のpH

「遊泳用プールの衛生基準」でpH 5.8-8.6。消毒用塩素の効き(次亜塩素酸)はpH 7で最も高いため、pH 7.2-7.6を目標に炭酸ナトリウム・塩酸で調整するのが業界標準。

土壌pHと農作物

土壌pHは作物の育成を左右します。日本の火山灰土壌は酸性(pH4-5)、石灰質土壌は弱塩基(pH7-8)。作物ごとの適正pHから外れると、必須栄養素の吸収阻害・重金属溶出などの問題が起きます。

作物適正pH備考
ブルーベリー4.5-5.5強酸性を好む・ピートモス施用
4.5-5.5酸性土壌適応
ジャガイモ5.0-6.0そうか病予防で酸性側
イチゴ5.5-6.5微酸性
米(水稲)5.5-6.5湛水で緩衝
トマト・キュウリ6.0-6.8中性寄り
キャベツ・ダイコン6.0-6.8中性
ナス・ピーマン6.0-6.8中性
ネギ・タマネギ6.0-7.0中性〜弱アルカリ
ホウレンソウ6.5-7.5アルカリ性を好む
牧草(アルファルファ)6.5-7.5弱アルカリ

酸性土壌の中和には苦土石灰(MgCO₃)・消石灰(Ca(OH)₂)、アルカリ土壌の酸性化には硫黄・硫安・ピートモスを施用。農林水産省・農研機構が土壌診断法を公表しています。

血液・体液のpH恒常性

ヒトの血液pHは7.35-7.45という極めて狭い範囲に厳密制御されています(酸塩基平衡)。この範囲を外れると生命維持が困難になります。

  • アシドーシス(pH<7.35):糖尿病性ケトアシドーシス、腎不全、下痢、呼吸不全
  • アルカローシス(pH>7.45):過換気、嘔吐、利尿薬過剰
  • 致死域:pH<6.8 または pH>7.8

調節機構:①肺による呼吸性(CO₂排出量調整、数分)、②腎による代謝性(HCO₃⁻・H⁺排泄、数時間〜日)、③血液緩衝系(炭酸/重炭酸、ヘモグロビン、リン酸、タンパク質、瞬時)。臨床では動脈血ガス分析(ABG)で pH・PaCO₂・HCO₃⁻ を測定して評価します。

産業・食品・化粧品での応用

化粧品の弱酸性設計

健康な皮膚表面pHは4.5-6.0(弱酸性)。この「肌のバリア機能」を守るため、洗顔料・化粧水は弱酸性(pH 5-6)設計が主流。石鹸(pH 9-10)は洗浄力が強いが皮膚pHを一時的に上げるため、敏感肌には合成界面活性剤系(弱酸性)が推奨されます。

食品保存とpH

pH 4.5以下ではボツリヌス菌の増殖が抑制されるため、缶詰・レトルト食品ではpH 4.6を境に殺菌工程が異なります(酸性食品缶詰と低酸性食品缶詰)。梅干し・ピクルス・ヨーグルトなどはpH低下で保存性を確保。食品衛生法・JAS規格の対象。

水産養殖のpH管理

魚類生存の適正pHは6.5-8.5。特に酸性化(pH<6)はエラの障害で致死的。海水養殖は8.0-8.3、淡水養殖は6.5-8.0を維持。餌の分解・魚糞・CO₂で酸性化するため、石灰施用・水交換で調整します。

プール・スパのpH

プール水のpHは7.2-7.6が理想。7未満では塩素刺激で目・皮膚に痛み、8以上では消毒効果低下・水垢発生。「厚生労働省 遊泳用プールの衛生基準」で5.8-8.6が法定範囲。

ワイン醸造・ビール醸造

ワイン発酵前ブドウ果汁のpHは3.0-3.5、これがワインの保存性・味わいを決定。ビール仕込み水のpH 5.2-5.6が最適で、モルト由来のリン酸・炭酸カルシウムで調整。ドイツビール法・EU規格でも管理。

製薬・注射剤の等張・等pH

注射薬は血液pH(7.35-7.45)と浸透圧(290 mOsm/kg)に合わせる「等張・等pH」が原則。ずれると疼痛・血管障害・薬効変化。日本薬局方(JP18)で製剤ごとに規格化されています。

よくある間違い・注意点

  • pH+1 = 酸性度2倍と誤解 — pHは対数目盛のため、pHが1違うと水素イオン濃度は10倍違います。pH3の酢酸とpH5のコーヒーではpH差2、[H⁺]は100倍違い。線形感覚は禁物。
  • 弱酸に強酸の計算式適用 — 本ツールの「強酸/強塩基モード」は完全電離(100%解離)を前提。酢酸(CH₃COOH)や炭酸(H₂CO₃)は部分電離するため、pKaを使ったヘンダーソン・ハッセルバルヒ式で計算する必要があります。
  • 温度補正を無視 — 25℃で pKw=14 ですが、0℃では14.94、50℃では13.26。温度が違うと純水の中性pHも変わり(50℃で6.63)、pH電極も温度補正必須です。
  • pH試験紙の精度過信 — 万能試験紙は±0.5、リトマス紙は酸/中性/塩基の3区分のみ。0.1精度の測定にはpHメーター(電極式)が必要。校正はpH 4/7/10標準液で3点校正が原則。
  • 希釈でpHが7に近づくとは限らない — 強酸を100倍希釈すればpHは2→4に近づきますが、pHが7を超えて塩基性になることはありません(自己解離水素イオンの寄与で常にpH≦7)。極希釈時の計算注意。
  • 混合液pHの単純平均 — pH3とpH5を1:1で混ぜてもpH4にはなりません。水素イオン濃度で平均を取り([H⁺]混=([H⁺]₁+[H⁺]₂)/2)、その後対数変換。酸性側が支配的になります。
  • pHメーターを校正せず使う — 電極は経年劣化・汚染で応答が変化します。使用前に必ずpH4・7・10の標準液で校正(スロープ90-105%が正常)。JIS Z 8802で校正手順が規定されています。

関連する規格・法令

  • JIS Z 8802 ― pH測定方法。pHメーター・電極・校正手順・報告様式を規定する日本の公式基準。
  • JIS Z 8802-1 ― pH標準液調製法。フタル酸塩・リン酸塩・ホウ酸塩などの一次標準液。
  • 水道法水質基準(厚生労働省告示第101号) ― 水道水のpHを5.8-8.6と規定。
  • 水質汚濁防止法 ― 工場排水のpHを5.8-8.6(海域は5.0-9.0)に規制。
  • 下水道法排水基準 ― 下水道への排水pHの上限・下限規制。
  • 遊泳用プールの衛生基準(厚労省) ― プール水pHを5.8-8.6と規定。
  • 日本薬局方 第18改正(JP18) ― 注射剤・点眼剤等のpH規格。
  • 食品衛生法 ― 缶詰・レトルト食品のpH区分による殺菌基準。
  • ISO 10523 ― Water quality — Determination of pH。水質pH測定の国際規格。

参考文献・公的資料

より正確なpHデータや測定手順を確認したい場合は、以下の公的機関の資料を参照してください。

※本ページの計算結果は強酸・強塩基を前提とした概算値です。弱酸・弱塩基・緩衝液・実際の水質分析ではpKa・イオン強度・温度補正が必要となり、専門書・公的資料と実測値を優先してください。特に医療用溶液・注射剤の調製、水道水質基準対応、工業排水管理等では、有資格者(薬剤師・水質関係公害防止管理者・環境計量士)の判断を仰いでください。

よくある質問(FAQ)

強酸・弱酸の違いは?

強酸(HCl, HNO₃, H₂SO₄, HClO₄)は水中で完全電離し、モル濃度=[H⁺]。弱酸(CH₃COOH, H₂CO₃, HCN)は一部のみ電離するため、酸解離定数Kaから[H⁺]を計算する必要があります。本ツールの強酸モードは完全電離前提。弱酸の場合は本ページのpKa表とヘンダーソン・ハッセルバルヒ式を使用してください。

純水のpHが7なのはなぜ?

水は自己解離して H₂O ⇌ H⁺ + OH⁻ となり、25℃では[H⁺]=[OH⁻]=10⁻⁷ mol/L。pH = −log(10⁻⁷) = 7。温度が上がると水の解離が進んで平衡が右に動き、100℃で純水のpHは約6.13になります。それでも[H⁺]=[OH⁻]なので中性です。

pH試験紙とpHメーターの精度差は?

万能試験紙は±0.5pH、リトマス試験紙は酸/中性/塩基の3区分のみ。ガラス電極式pHメーターは±0.01〜0.02pHで、校正すればさらに高精度。研究・分析・法定測定にはpHメーター必須。校正はpH 4・7・10の標準液で3点校正が原則です。

pH1違うと酸性度は何倍?

10倍。pHは常用対数目盛なので、pHが1下がると[H⁺]は10倍、2下がると100倍、3下がると1000倍。pH1の胃液は純水(pH7)の1,000,000倍の水素イオン濃度です。この対数感覚がpH理解のキー。

pHが14を超えたり0未満になったりする?

あります。1 mol/Lより濃いHClはpH<0、1 mol/Lより濃いNaOHはpH>14。実測では10 mol/L NaOHでpH約15、超濃度硫酸ではpH-1〜-3にもなります。ただし対数目盛の意味は保たれます。

強酸を薄めるとpHはどこまで上がる?

強酸を無限希釈しても、水自身の[H⁺]=10⁻⁷ mol/Lの寄与でpHは7を超えません。例:1 mol/L HClをpH6にするには10⁻⁶倍(100万倍)希釈が必要。極希釈時は水の自己解離も考慮した二次方程式で計算します。

pHの温度補正はなぜ必要?

水の解離定数Kwが温度で変わるためです。0℃でpKw=14.94、25℃で14.00、50℃で13.26、100℃で12.30。純水の中性pHも温度で変化(50℃で6.63)。pHメーターの多くは温度センサー内蔵で自動補正しますが、手計算では温度指定必須。

血液pHが7.35-7.45という狭い範囲なのはなぜ?

酵素活性の最適pHが多くの場合7.4付近であり、これから外れると全身の代謝機能が阻害されるためです。pH<6.8またはpH>7.8で意識障害・心停止のリスク。肺(呼吸性)と腎(代謝性)の連動制御で厳密維持されており、臨床では動脈血ガス分析で監視します。

緩衝液(バッファー)の仕組みは?

弱酸+その共役塩基(酢酸+酢酸ナトリウム等)の組合せで、少量の酸・塩基が加わっても両者の比率変化でpH変動を吸収します。有効pH範囲はpKa±1。血液の炭酸/重炭酸系(pKa 6.35)は代表例で、代謝で生じる酸をH₂CO₃→CO₂+H₂Oとして排出。

海水の酸性化(オーシャンアシディフィケーション)とは?

大気中CO₂濃度上昇に伴い、海水に溶けるCO₂が増え炭酸→H⁺として海水pHが下がる現象。産業革命前pH 8.2 → 現在8.1、2100年予測7.8-7.9。0.1〜0.4のpH低下で、サンゴ・貝類の炭酸カルシウム殻形成が困難になり生態系への影響が懸念されています。

肌の弱酸性pHが健康的とされる理由は?

皮膚表面pHは4.5-6.0(弱酸性)で、この状態が①皮膚常在菌のバランス維持、②病原菌の増殖抑制、③角層バリア機能の保持につながります。石鹸(pH 9-10)使用直後は一時的に上昇しますが、健康な皮膚は数時間で戻ります(回復力)。

雨水がpH 5.6の弱酸性なのはなぜ?

大気中CO₂が雨に溶けて炭酸(H₂CO₃)になり、pH 5.6の弱酸性になります。これが「自然な雨」の基準。硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)が溶けるとpH 5.0未満となり「酸性雨」と定義。森林・湖沼・建築物への影響が問題視されています。