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タイヤ安全

ロードインデックス(LI)計算ツール|タイヤ耐荷重と速度記号の判定

タイヤのロードインデックス(LI)と速度記号から、1本あたりの最大耐荷重と最高速度を判定。インチアップ・サイズ変更時の安全確認に必須の完全無料ツール。ロードインデックスはタイヤ側面(サイドウォール)に記載される数値で、「195/65R15 91H」の「91」がLI、「H」が速度記号を表します。日本のタイヤ工業会JATMA(Japan Automobile Tyre Manufacturers Association)の規格に基づき、LI 91=1本あたり最大耐荷重615kg、速度記号H=最高速度210km/hを意味します。インチアップ・スタッドレス選び・車検・タイヤサイズ変更時にLIが新車装着時より下がると道路運送車両法違反となり、車検不合格・保険不払いのリスクがあります。エクストラロード(XL)規格・レインフォースド規格・ランフラットタイヤの特殊仕様まで対応した安全確認用ツールです。

最終更新:2026年7月26日/監修:計算ツールズ編集部

ロードインデックス 計算機

タイヤサイズ末尾の数値(例:195/65R15 91H の「91」)

LIと速度記号の読み方

タイヤサイズ表記は「195/65R15 91H」の形式で、順に「タイヤ幅195mm・扁平率65%・ラジアル構造R・リム径15インチ・ロードインデックス91・速度記号H」を意味します。

タイヤサイズの読み方

表記意味単位
195タイヤ幅(断面幅)mm
65扁平率(幅に対する高さの比率)%
Rラジアル構造
15リム径(ホイールサイズ)インチ
91ロードインデックス(耐荷重)
H速度記号(最高速度)

安全基準の考え方

タイヤ4本の合計最大耐荷重は車両総重量の110%以上を確保するのが安全基準。前後重量配分(FF車は前70%・後30%)を考慮し、実際の負荷率が最大耐荷重の80%以内に収まる設計が理想です。

LI数値と耐荷重の対応表

LI耐荷重(kg)4本合計適用車
602501,000軽量二輪車
703351,340軽自動車
753871,548軽自動車
804501,800軽・コンパクト
824751,900コンパクト
855152,060コンパクト・小型
885602,240Cセグメント
916152,460セダン・ミニバン
956902,760SUV・大型セダン
987503,000大型SUV
1008003,200大型SUV・ミニバン
1038753,500ミニバン
1059253,700大型ミニバン・商用車
1081,0004,000大型商用車
1101,0604,240ハイエース・キャラバン
1151,2154,860大型バン・小型トラック
1201,4005,6002tトラック
1251,6506,600大型トラック

出典:JATMA 日本自動車タイヤ協会

速度記号一覧

記号最高速度典型用途
L120 km/h雪上車・トラック
M130 km/h大型トラック
N140 km/h商用車
P150 km/h商用車・軽トラ
Q160 km/hスタッドレス(軽用)
R170 km/hスタッドレス(一般)
S180 km/h軽・コンパクト
T190 km/hセダン・ミニバン
U200 km/hSUV・大型セダン
H210 km/hセダン中級
V240 km/hスポーツセダン
W270 km/hスポーツカー
Y300 km/hスーパーカー
(Y)300 km/h超スーパーカー・レース

日本の高速道路制限速度(100〜120km/h)を考慮すると、通常走行ではS以上(180km/h)あれば十分。高速安定性・耐熱性の観点からセダン・SUVはH以上、スポーツカーはV以上を選定するのが一般的です。

XL規格・エクストラロード

XL(エクストラロード)タイヤは、標準タイヤより高い空気圧に対応し、より大きな荷重を支えられる強化タイヤ。ハイパワー車・SUV・輸入車の純正装着に多く、同じLI数値でもXL規格の方が耐荷重上限が高くなります。

規格LI91の最大空気圧最大耐荷重特徴
標準規格240 kPa615 kg一般タイヤ
エクストラロード(XL)290 kPa670 kg強化構造・輸入車向け
レインフォースド(RF)280 kPa650 kg強化構造・国産SUV向け
ランフラット(RFT)240 kPa615 kgパンク後80km走行可能

XL規格タイヤは空気圧を高めに設定する必要があります。ドアの内側にある「空気圧指定シール」の値を確認し、XL指定の場合は必ず高い空気圧(通常+30〜50kPa)で充填してください。空気圧不足は偏摩耗・燃費悪化・バーストの原因になります。

インチアップ時のLI選定

ホイールをインチアップ(15インチ→17インチなど)する際は、扁平率を下げて外径を維持する「インチアップ」を行いますが、LIは新車装着時の値以上を選ぶ必要があります。

標準タイヤ→インチアップ

195/65R15 91H → 205/50R17 89V。LIが91→89と下がるとNG。同等LI以上(89→91以上)を選定必須。

スタッドレスの選定

スタッドレスは速度記号Q(160km/h)が多い。高速道路走行時は速度制限(100km/h)以下なので問題なし、ただしLIは維持必須。

SUVのオンロード化

SUVをオンロード仕様にする場合、耐荷重の余裕が減るためLI選定に注意。全長タイヤ交換時は必ずSUV対応LIを選ぶ。

ミニバンのラジアル化

ミニバンは重量物運搬用途で耐荷重要求高い。LI選定時は満載時の重量+乗員体重で計算し、余裕率20%以上確保。

シーン別の使い方

タイヤ交換時の確認

純正LI以上のタイヤを選定。純正未満は車検不合格。カー用品店の担当者と適合表で確認しつつ、自分でも本ツールで再確認。

インチアップ検討

ホイールと同時にタイヤも交換する場合、LIとサイズの適合を確認。純正LI維持+外径維持で高性能化を実現。

スタッドレス選び

冬用タイヤは夏用と別LI基準。速度記号は落ちるが、LIは維持必須。積雪路面走行なら追加安全率10%以上推奨。

SUV・ミニバン購入

大型車両ほど高LI必要。ハイエース級はLI 108以上、大型ミニバンはLI 100以上。輸入車はXL規格が一般的で空気圧管理必須。

商用車・トラック

荷物満載時の重量から必要LIを計算。過積載でLI超過はバースト・重大事故の原因。定期的な空気圧・LI確認が業務用車両では必須。

中古車購入時

装着タイヤのLIが車両規格と合っているか確認。前オーナーが誤ったサイズを装着していた場合、車検不合格・保険不適用のリスク。

よくある勘違い

1. LIの数値が同じなら耐荷重が同じと誤解

標準規格LI 91は615kg、XL規格LI 91は670kgと異なる。XLは高空気圧対応で耐荷重も上乗せされる。輸入車はXL指定が多く、空気圧設定も高めに要求される。

2. 純正より低いLIを装着

純正LI 91→89のタイヤ装着は道路運送車両法違反。車検不合格・任意保険の不払い対象になる可能性。同等以上必須。

3. 速度記号が低いと危険と誤解

日本の法定速度は最大120km/h。Q以上(160km/h)あれば通常走行OK。ただし高速道路長距離では耐熱性・安定性でH以上推奨。

4. インチアップで乗り心地良くなると誤解

大径ホイールに扁平タイヤは乗り心地が悪化。段差・凹凸の吸収性能低下、ロードノイズ増加。見た目重視で選ぶと日常快適性を犠牲にする。

5. 空気圧を全ての規格で同じにする

標準規格230kPa、XL規格290kPaと空気圧が異なる。ドアの内側にある空気圧指定シールを確認し、規格に合わせた充填が必須。

6. 一年中同じ空気圧で問題ないと誤解

気温10℃低下で空気圧約10kPa低下。季節ごとに月1回は空気圧チェック推奨。空気圧不足は燃費悪化・偏摩耗・バーストの原因。

7. スタッドレスの速度記号を無視

スタッドレスの多くはQ(160km/h)。夏用のH(210km/h)から下がるが、日本の法定速度以下なので問題なし。ただしサマータイヤのVクラス以上装着車がスタッドレスでQは違和感あり。

参考リンク・公的資料

本ツールはJATMA(日本自動車タイヤ協会)の一般的なロードインデックス規格に基づく判定です。実際のタイヤ選定は車両メーカーの推奨タイヤサイズ・車検適合性・道路運送車両法・保安基準を遵守する必要があります。エクストラロード(XL)規格・レインフォースド(RF)規格・ランフラットタイヤの空気圧設定は各メーカーの指示に従ってください。インチアップ・タイヤサイズ変更は認証工場・タイヤ専門店での確認を推奨します。海外規格タイヤ(欧州ETRTO・北米TRA)とJATMA規格の相違にも注意が必要です。

よくある質問(FAQ)

LIとは何ですか?

ロードインデックス(Load Index)の略で、タイヤ1本が支えられる最大荷重を数値で示した指標。LI 91=615kg、LI 95=690kg、LI 100=800kg。タイヤ側面(サイドウォール)に速度記号と共に記載される。

純正より低いLIはNG?

NG。道路運送車両法の保安基準違反となり、車検不合格・任意保険の不払い対象に。純正LI以上のタイヤを選定必須。同等以上なら安全確認できる。

速度記号はどれくらい必要?

日本の法定速度120km/hを考慮するとQ以上(160km/h)あれば十分。高速道路長距離走行の耐熱性・安定性を考えるとH以上(210km/h)が推奨される。スポーツカーはV/W/Y必須。

XLとは?

エクストラロード規格の略で、標準タイヤより高空気圧・高耐荷重のタイヤ。輸入車・ハイパワー車の純正装着に多い。同LIでも耐荷重が上乗せされ、空気圧設定も高め(+30〜50kPa)が必要。

スタッドレスタイヤのLI選定

スタッドレスは速度記号がQ(160km/h)に落ちるが、LIは純正以上維持が必須。凍結路面走行の安全率を考えると余裕率+10%以上推奨。冬用専用サイズは適合表で確認。

インチアップ時のサイズ選定

タイヤ外径を維持しながらリム径を大きくし、扁平率を下げる。純正LI以上・外径±3%以内が基本。カー用品店のインチアップ適合表で確認しつつ、本ツールで再確認。

タイヤ空気圧の管理

ドアの内側の「空気圧指定シール」の値を月1回確認。気温10℃低下で約10kPa低下するため季節管理必要。空気圧不足は燃費悪化・偏摩耗・バーストの原因。

ランフラットタイヤとは?

パンク後も80km/h以下で80km走行可能な特殊構造タイヤ。BMW・レクサス等の高級車で純正装着。専用タイヤのためコスト高・乗り心地硬めだが、パンク時の安全性は圧倒的。

SUV用タイヤの選び方

SUVは車重が重く、荷物・乗員を含めた総重量から必要LIを計算。LI 100以上が一般的。オンロード仕様・オールテレーン仕様・マッドテレーン仕様と使途で選定。

商用車のLI選定

ハイエース・キャラバン級はLI 108以上、2tトラックはLI 120以上、大型トラックはLI 125以上。満載時の車両総重量から必要LIを算出。過積載は違法かつ危険。

タイヤの製造年月の確認

サイドウォールの4桁数字が製造年月(例:2523=2023年25週製造)。製造から5年以上経過で経年劣化検討、10年以上で交換推奨。溝の深さ以外に、年数管理も重要。

中古車購入時のLI確認

装着タイヤのLIが車両規格と合っているか確認。前オーナーが誤ったサイズを装着していた場合、車検不合格・保険不適用のリスク。購入前にディーラー・整備工場で必ずチェック。