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違反行政処分警察庁

運転免許 違反点数 計算|累計から免停・取消の判定を一発算出

直近3年間の違反点数を累計し、免停・免許取消の行政処分を瞬時に判定します。免停30日(6-8点)・60日(9-11点)・90日(12-14点)・免許取消(15点以上)の基準、スピード違反・駐車違反・酒気帯び運転などの点数早見表、講習受講による短縮効果、前歴回数の影響、欠格期間(1〜5年)までを、警察庁「交通違反点数一覧」・道路交通法施行令別表の公式基準に基づき体系的に解説します。免許再取得や運送業許可への影響もカバーします。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

違反点数 計算ツール

違反点数制度の基本

運転免許の違反点数制度は、道路交通法・同施行令に基づき、違反行為ごとに定められた点数を累積して行政処分(免停・免許取消)を決定する仕組みです。警察庁が全国統一の運用基準を定め、各都道府県公安委員会が処分を執行します。

点数制度は「累積点数制」+「特定点数制」の2本立てで運用されており、通常の違反は累積で計算しますが、酒気帯び以上の重大違反は1回で免停・免許取消となる特定違反行為として別扱いされます。免許取消となった場合の欠格期間(再取得できない期間)は1〜10年で、悪質度に応じて延長される場合があります。

累計期間と点数計算

累計対象期間:直近3年間の違反点数を合算
リセット条件:1年間無事故無違反で軽微違反(3点以下)は削除
または3年間無事故無違反で全違反ゼロクリア

累計は違反日を起点として3年間さかのぼって計算します。ただし1年間無事故無違反を継続すると、それ以前の軽微違反(3点以下・過去2年目以降)はゼロカウントとなり、実質的にリセットされます。逆に前歴(過去に免停・免許取消処分を受けた回数)がある人は、より少ない点数で処分に至るため厳しくなります。

スピード違反の点数と反則金

速度違反は違反数の最多カテゴリで、超過速度と道路種別(一般道/高速道)で点数と反則金が変わります。

超過速度点数反則金(普通車・一般道)反則金(高速道)
15km/h未満1点9,000円9,000円
15-20km/h1点12,000円12,000円
20-25km/h2点15,000円15,000円
25-30km/h3点18,000円18,000円
30-35km/h(高速)3点25,000円
35-40km/h(高速)3点35,000円
30-50km/h(一般道)6点免停・簡易裁判所出頭
40-50km/h(高速)6点免停・簡易裁判所出頭
50km/h以上(一般道)12点免停・罰金
50km/h以上(高速)12点免停・罰金

25km/h以下は反則金納付で完結(青キップ)、30km/h超は刑事罰の対象(赤キップ)で罰金+前科が付きます。50km/h超は1回で免停確定です。

主な違反行為と点数

スピード違反以外の主要な違反行為の点数・反則金一覧です。警察庁「交通違反点数一覧」に基づきます。

違反点数反則金(普通車)
信号無視(赤色)2点9,000円
信号無視(点滅)2点7,000円
一時停止違反2点7,000円
通行区分違反2点9,000円
携帯電話使用(保持)3点18,000円
携帯電話使用(交通危険)6点刑事罰
シートベルト不着用1点反則金なし
チャイルドシート不使用1点反則金なし
駐車違反(軽微)1点10,000円
駐車違反(重大)3点18,000円
放置違反金0点10,000-18,000円
指定場所一時不停止2点7,000円
踏切不停止2点9,000円
整備不良(尾灯)1点7,000円
整備不良(制動装置)2点9,000円
あおり運転(妨害運転)25点免許取消・刑事罰
無免許運転25点免許取消・刑事罰
ひき逃げ(救護義務違反)35点免許取消・刑事罰

酒気帯び・酒酔いの処分基準

飲酒運転は特定違反行為で、1回で免停・免許取消となる重大違反です。呼気アルコール濃度と運転能力低下度合いで処分が3段階に区分されます。

区分基準点数処分
酒気帯び運転(軽度)呼気0.15-0.25mg/L13点免停90日(前歴0)
酒気帯び運転(重度)呼気0.25mg/L以上25点免許取消・欠格2年
酒酔い運転アルコール影響・運転困難35点免許取消・欠格3年
酒気帯び+事故(負傷)+13-25点免許取消・欠格3-7年
酒気帯び+事故(死亡)+25-35点免許取消・欠格5-10年

2007年改正で罰則が大幅強化されました。飲酒運転車への同乗者・酒類提供者・車両提供者も刑事罰の対象になります。忘年会シーズンなど、飲食店側の管理責任も問われる時代です。

累積点数と処分(前歴別)

前歴(過去3年以内に受けた行政処分の回数)によって、同じ違反点数でも処分の重さが変わります。

累計前歴0前歴1前歴2前歴3以上
2点免停30日免停60日免停90日
3点免停30日免停60日免停120日
4-5点免停60日免停90日免許取消
6-8点免停30日免停90日免許取消免許取消
9-11点免停60日免許取消免許取消免許取消
12-14点免停90日免許取消免許取消免許取消
15-24点免許取消(欠格1年)
25-34点免許取消(欠格2年)
35-39点免許取消(欠格3年)
40-44点免許取消(欠格4年)
45点以上免許取消(欠格5年)

前歴が多いほどより少ない点数で免許取消になります。免停処分後1年経過で前歴カウントは実質減算されるため、免停明けの1年間は特に無事故無違反を継続することが重要です。

免停期間と講習短縮

免停処分を受けた場合、停止処分者講習を受講することで免停期間を短縮できます。

免停期間講習区分受講料短縮日数(成績優)実質免停
30日短期13,200円29日短縮1日
60日中期21,000円30日短縮30日
90日長期25,000円45日短縮45日
120日長期25,000円60日短縮60日
150日長期25,000円70日短縮80日
180日長期25,000円80日短縮100日

講習後の筆記試験結果で「優・良・可」の3段階評価となり、成績によって短縮日数が変わります。優評価で最大短縮、可評価だと短縮日数が半分程度になります。営業ドライバー・仕事に車が必須の方は、講習受講が経済合理的です。

免許取消と欠格期間

免許取消処分は、その後一定期間免許再取得不可の欠格期間が付きます。欠格期間中に受験しても不合格となります。

欠格期間の計算

累積点数15-24点で欠格1年、25-34点で2年、35-39点で3年、40-44点で4年、45点以上で5年。特定違反行為(危険運転・ひき逃げ)は最大10年。

取消処分者講習

欠格期間経過後、再受験前に取消処分者講習(受講料33,800円・2日間13時間)を必ず受講。修了証明書がないと再受験できません。

再受験の実務

取消後の再受験では、教習所通学(通常30-40万円)または一発試験(技能・学科)を選択。取消履歴のある人は一発試験合格率が10%程度と低く、教習所通学が現実的です。

職業への影響

タクシー・トラック運転手・営業ドライバーは免許取消で失職。運送業許可(緑ナンバー)取得者も、役員1名が取消で会社全体の許可停止リスクあり。個人事業主は事業継続困難に。

実務での活用シーン

違反時の処分予測

青キップを切られた直後、現在の累計点数と今回加算を合算して免停リスクを即判定。3点残り、今回3点なら6点で免停30日と分かれば、当面の運転計画に反映できます。

ゴールド免許維持の管理

5年無事故無違反で更新時にゴールド免許取得。更新期間5年・任意保険2割引のメリット大。1点でもブルーになり最低5年経過必要なため、日常的な違反管理が重要です。

営業車両の管理

複数のドライバーを抱える運送業・営業所では、各ドライバーの累計点数を月次で把握。免停リスクの高いドライバーには研修・配置転換を実施し、業務継続性を確保します。

保険料への影響予測

違反による事故発生後、任意保険等級は3等級ダウン+事故有期間3年で保険料増加。行政処分と保険料負担を合算した「違反の総コスト」を試算できます。

優良ドライバー診断書取得

SDカード(Safe Driver Card)は無事故無違反1〜20年で交付。ゴールド免許維持者は各種割引特典(ホテル・レストラン・レンタカー等)が受けられます。

就職・転職時の履歴確認

運転経歴証明書(自動車安全運転センター発行)で過去5年の違反履歴を証明。運送業・タクシー・営業職の採用条件になっている場合があります。事前の点数管理が重要です。

よくある間違い・注意点

  • 「反則金を払えば点数は付かない」と誤解 — 反則金納付は刑事手続の免除であり、行政処分の点数は別枠で加算されます。青キップでも点数は必ず付き、累計で免停・免許取消の対象になります。
  • 3年経過で自動リセットと思う — 3年間無事故無違反継続が条件。3年以内に1回でも違反すれば累計は継続します。「3年経ったから消えた」と勘違いして油断すると、既存点数+新違反で免停になります。
  • 放置違反金は点数が付かないと誤解 — 放置違反金は「使用者責任」として車両所有者に請求され点数は付きませんが、駐車違反として運転者が特定された場合は運転者に点数が加算されます。会社車両の場合、運行管理責任も問われます。
  • 免停講習を「必ず受けるべき」と思い込む — 講習受講料は13,200-25,000円。営業ドライバーで免停期間が業務に致命的なら受講が合理的ですが、免停期間中に運転しなくても支障ない人は受講不要の判断もあります。
  • 免停通告書の期限を無視 — 免停処分の通告書には出頭期限が明記され、期限までに免許証を提出しないと無免許運転とみなされます。25点加算・免許取消の対象になるため、必ず期限内対応が必要です。
  • あおり運転を「軽微な違反」と誤解 — 2020年改正で妨害運転(あおり運転)は1回で免許取消・欠格2年の重罰。ドライブレコーダー映像で立件されるケースが急増しています。
  • 免許取消後の運転を「バレなければOK」と思う — 欠格期間中の運転は無免許運転(25点)で欠格期間延長。事故を起こせば刑事罰+保険適用外+民事賠償全額自己負担で人生設計が破綻します。

参考文献・公的資料

より正確な違反点数・処分内容を確認したい場合は、以下の公的機関の情報を参照してください。

※本ページの点数・処分基準は2026年時点の警察庁公式情報に基づく概算です。実際の処分は違反行為の詳細・前歴・情状で変動します。処分通告に不服がある場合は、行政不服審査・行政訴訟の手続があり、専門家(行政書士・弁護士)にご相談ください。無免許運転・飲酒運転は絶対に行わないでください。飲酒運転同乗者・酒類提供者・車両提供者も刑事罰の対象です。

よくある質問(FAQ)

違反点数の累計期間は?

過去3年間の違反点数を累計。3年無事故無違反でリセット、軽微違反(3点以下)は1年無事故無違反で1年以前の分がゼロカウント。「3年待てば消える」仕組みですが、途中に1回でも違反すると累計は継続します。

免停の短縮講習は誰でも受けられる?

免停処分を受けた本人が受講可能。免停30日で講習受講+成績優なら29日短縮(実質1日免停)。60日で30日、90日で45日短縮。受講料13,200-25,000円、受講は各都道府県運転免許試験場等で実施。営業ドライバーはほぼ全員受講します。

ゴールド免許のメリットは?

5年無事故無違反でゴールド更新。更新期間5年・有効期限5年・任意保険2割引。SDカードで様々な特典(ホテル・レンタカー・ガソリン割引)が受けられます。1点でもブルーに戻り、再度ゴールドまで最低5年必要です。

反則金と罰金の違いは?

反則金は行政罰(軽微違反・青キップ)で支払って完結。罰金は刑事罰(重大違反・赤キップ)で前科が付きます。スピード50km/h超、酒気帯び、無免許運転などは罰金+簡易裁判所出頭となり、就職・海外渡航への影響もあります。

違反したら任意保険料は?

違反による事故発生時は任意保険等級が3等級ダウン+事故有期間3年。10等級45%割引が7等級20%割引に転落し、3年で約30万円の追加負担。加えて事故ありは保険会社の更新拒否リスクも。

駐車違反の放置違反金と点数の関係は?

放置違反金は使用者責任として車両所有者に請求(10,000-18,000円)で点数は付きません。ただし運転者が特定された場合は運転者に点数(1-3点)+反則金加算。会社車両では別途社内処分の対象になります。

あおり運転の処分は?

2020年改正で妨害運転(あおり運転)は1回で免許取消・欠格2年の特定違反行為。ドライブレコーダー映像で立件されるケース急増中。急ブレーキ・幅寄せ・パッシング連発等が該当し、刑事罰(3年以下の懲役または50万円以下の罰金)も伴います。

免停中の運転はバレる?

警察の路上検問・オービス撮影・事故時に即発覚。免停中の運転は無免許運転(25点)で欠格期間延長。事故を起こせば刑事罰+任意保険適用外+民事賠償全額自己負担。「短距離ならOK」は絶対にありません。

飲酒運転同乗者も処罰される?

2007年改正で同乗者・酒類提供者・車両提供者も刑事罰対象に。同乗者は2年以下の懲役または30万円以下の罰金、酒類提供者は3年以下の懲役または50万円以下の罰金。飲食店側の管理責任も問われる時代です。

免許取消後の再取得までは?

欠格期間(1〜5年)経過後、取消処分者講習(受講料33,800円・2日間13時間)を必ず受講。修了証明書がないと再受験できません。その後、教習所通学(30-40万円)または一発試験で再取得。取消履歴ありの一発試験合格率は10%程度で、教習所通学が現実的です。

「ながらスマホ」の罰則は?

2019年12月改正で厳罰化。単なる保持のみで反則金18,000円・3点、交通危険(事故・急ブレーキ)を生じた場合は6点+刑事罰(1年以下の懲役または30万円以下の罰金)。ハンズフリー・カーナビ操作は原則対象外ですが、注視は違反となります。

SDカード(優良運転者証明)とは?

自動車安全運転センターが発行する無事故無違反証明書で、1年〜20年以上まで9段階。取得後1年経過ゴールド以上で申請可能(発行手数料650円)。提示で全国のホテル・レストラン・ガソリンスタンド・レンタカーで割引特典が受けられます。