用紙の総重量とパレット数
用紙の連量と総枚数、梱包とパレットの条件から、総重量・坪量・パレット数と必要な便数を算出します。
用紙の総重量とパレット数ツール
総重量は総枚数÷1,000×連量で、40,000÷1,000×90=3,600.0kg、連数は40.00連です。四六判の面積は0.788×1.091=0.8597m²なので、坪量は90÷0.8597=104.7g/m²。1梱包500枚なら梱包数は80梱、1パレット20梱で4パレットになります。1パレットは900kgなので積載上限2,000kgでは2パレットずつ積み、必要な便数は2便、1便あたり1,800.0kgです。
判型と連量90kgのときの坪量
| 判型 | 寸法 | 1枚の面積 | 坪量 |
|---|---|---|---|
| 四六判 | 788×1091mm | 0.8597m² | 約104.7g/m² |
| 菊判 | 636×939mm | 0.5972m² | 約150.7g/m² |
| A判 | 625×880mm | 0.5500m² | 約163.6g/m² |
| B判 | 765×1085mm | 0.8300m² | 約108.4g/m² |
車両の積載上限の目安
| 車両 | 積載上限 | パレットの積載枚数 |
|---|---|---|
| 軽貨物 | 350kg | 0〜1枚 |
| 2tトラック | 2,000kg | 2〜3枚 |
| 4tトラック | 4,000kg | 4〜6枚 |
| 10tトラック | 10,000kg | 10〜16枚 |
※参考計算です。保安基準・条例・製品仕様は改定されるため、最新の告示や各社の仕様書で確認してください。
用紙の総重量とパレット数の詳しい解説
連量という単位が分かりにくいのは、紙そのものの厚さではなく1,000枚の重さを指しているからです。しかも基準となる寸法は判型ごとに違うため、四六判の90kgと菊判の90kgでは1枚の重さが同じでも面積が違い、紙としての厚みはまったく別物になります。両者を比べるには坪量、つまり1平方メートルあたりのグラム数に直す必要があります。四六判90kgは約104.7g/m²ですが、菊判90kgは約150.7g/m²で、手にした印象は大きく変わります。
判断が分かれるのは重量の丸め方です。実際の紙は湿度によって水分を含み、同じ枚数でも季節で数パーセント重さが動きます。運賃の計算では実重量で請求されるため、見積もりの段階で余裕を見るか実測値で組むかで結論が変わります。輸送距離が長く重量帯の境目に近い場合は、丸め方ひとつで運賃の区分が変わることもあるため、境目に近い数量では実測を優先するのが安全です。
見落とされやすいのは、積載の制約が重量だけではない点です。パレットは床面積を占有するため、軽い紙を大量に運ぶ場合は重量に余裕があっても荷台に載りきりません。逆に厚紙のような重い紙では、床面積が余っていても積載重量が先に上限へ達します。荷台の寸法とパレットの外寸から、平積みで何枚並ぶか、段積みが可能かを併せて確認する必要があります。段積みできない紙もあり、その場合は便数が増えます。
納品の条件も費用に効きます。トラックから降ろすだけの車上渡しか、指定の場所まで運び入れるかで作業の手間が違い、フォークリフトのない現場では手降ろしになります。エレベーターのない建物の上階では、1パレット分を人手で運ぶだけで相当の時間がかかります。保管の場所も必要で、4パレットを置くには通路を含めて5平方メートル前後の床面積が要ります。
条件による違いも押さえておきましょう。特殊紙や輸入紙は梱包の枚数が標準と異なることがあり、パレットの構成も仕入れ先で変わります。少量の追加発注では便数の下限があるため、1便分に満たなくても最低運賃が発生します。まとめて発注したほうが総額では有利になる場面が多くみられます。
業界・現場での使い方
印刷会社の資材受け入れ
入荷する用紙の重量とパレット数を事前に把握し、保管場所と人員を手配します。
紙商・代理店の配送計画
総重量から必要な便数と車格を決め、運賃を見積もります。
倉庫の保管計画
パレット数と重量から床の耐荷重と占有面積を確認します。
見積もりの運賃算定
重量帯に応じた運賃区分を判断し、まとめ発注の効果を検討します。
よくある間違い・注意点
- 判型が違う連量を同じ厚みと考える — 四六判90kgと菊判90kgでは坪量が5割近く違います。比較には坪量への換算が必要です。
- 重量だけで積載を判断する — パレットは床面積を占有するため、軽い紙では重量に余裕があっても載りきりません。
- 段積みできる前提で便数を計算する — 傷みやすい紙は段積みできず、想定より便数が増えます。
- 荷降ろしの条件を確認しない — フォークリフトのない現場では手降ろしになり、想定外の時間と費用がかかります。
- 保管の床面積を見込まない — 4パレットには通路を含めて5平方メートル前後の床が必要です。
関連する規格・公的資料
- 経済産業省 — 産業政策
- 国土交通省 — 屋外広告物・建築
- 総務省 — 地方自治・手数料
- 日本産業標準調査会 (JISC) — JIS規格
- 日本規格協会 — 規格の頒布
- 日本印刷産業連合会 — 印刷産業
- 全日本印刷工業組合連合会 — 印刷業
- 日本製紙連合会 — 製紙・用紙
- 資源エネルギー庁 — 電力・省エネ
- 日本郵便 — 郵便・ダイレクトメール
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
四六判90kgの用紙40,000枚は何キロですか?
40連なので3,600.0kgです。坪量に直すと約104.7g/m²になります。
連量と坪量はどう換算しますか?
連量を判型1枚の面積で割ると坪量になります。四六判なら0.8597m²で割ります。
パレットは何枚になりますか?
1梱包500枚・1パレット20梱の既定値で4パレット、1パレットあたり900kgです。
2tトラック何台で運べますか?
積載上限2,000kgなら1便に2パレットで2便です。荷台の寸法による制約も別途確認してください。
紙の重さは季節で変わりますか?
湿度で水分を含むため数パーセント動きます。重量帯の境目に近い数量では実測を優先してください。
梱包の枚数は決まっていますか?
一般的な用紙は500枚単位が標準ですが、特殊紙や輸入紙では異なることがあります。
少量の追加発注は割高ですか?
便数の下限があるため、1便に満たなくても最低運賃が発生します。まとめ発注のほうが総額は有利です。
保管にはどれくらいの場所が必要ですか?
4パレットなら通路を含めて5平方メートル前後が目安です。床の耐荷重も確認してください。