計算ツール
旅行保険海外

海外旅行保険|期間・地域・補償額からプラン比較

海外旅行保険の保険料を計算する無料電卓。旅行日数・渡航地域・治療救援補償額から、主要保険会社の標準プラン料金・特約の必要性を瞬時に試算します。海外旅行保険は外務省も加入を強く推奨する必須の備えで、特に医療費が高額な米国・ハワイ・カナダ・オーストラリアでは、盲腸手術1回で200〜500万円、心筋梗塞集中治療で1,000万円超という請求例が実際に報告されています。無保険で海外医療を受けた場合、支払能力を超えて破産に至るケースもあり、1週間の旅行なら2,000〜5,000円の保険料を惜しむ理由がありません。本ツールは基本料(アジア200円/日・その他300円/日)に治療救援補償額の係数(500万倍率1.0〜無制限倍率3.5)を掛けて保険料を算出。クレジットカード付帯保険との違い、キャッシュレス提携病院の使い方、留守家族駆けつけ費用の考え方、コロナ後の感染症カバー特約まで、判断材料をワンストップで提供します。

最終更新:2026年7月28日/監修:計算ツールズ編集部

海外旅行保険 プラン比較ツール

計算式と保険料の内訳

海外旅行保険の保険料は「基本料(1日あたり)×補償額係数×旅行日数」で概算算出されます。実際の保険料は各社の商品設計・特約・年齢・持病告知により変動しますが、本ツールでは主要保険会社(東京海上日動損保ジャパンAIG損保)の標準プラン相場を係数化しています。

① 基本料(1日あたり)

アジア=200円/その他世界=300円

アジア(韓国・台湾・タイ・ベトナム等)は医療費が相対的に低いため保険料も安め。北米・欧州・オセアニアは医療費水準が高く、基本料も高めに設定されます。

② 治療救援補償倍率

500万=×1.0/1,000万=×1.3/3,000万=×2.0/無制限=×3.5

③ 計算例

  1. 7日間・アジア・3,000万:200円×7日×2.0=2,800円
  2. 7日間・欧州・無制限:300円×7日×3.5=7,350円
  3. 14日間・米国・3,000万:300円×14日×2.0=8,400円
  4. 30日間・アジア・500万:200円×30日×1.0=6,000円

補償項目とカバー範囲

補償項目標準補償額カバー範囲
治療・救援費用3,000万円〜無制限入院・通院・薬代・救急搬送
死亡・後遺障害1,000万〜3,000万円旅行中の事故死・後遺障害
疾病死亡500万〜1,000万円旅行中の病死
賠償責任1億〜3億円他人への損害賠償
携行品損害10万〜50万円盗難・破損・紛失
航空機遅延2〜3万円宿泊・食事代
航空機寄託手荷物遅延1〜3万円必需品購入費
緊急一時帰国実費補償家族死亡等での早期帰国
家族駆けつけ費用実費補償入院時の家族渡航

出典:主要保険会社パンフレット、日本損害保険協会公表資料

地域別・国別の医療費目安

海外での医療費は日本の健康保険制度がまったく効かない完全自己負担のため、無保険で受診すると想定外の高額請求が発生します。

国・地域盲腸手術心筋梗塞治療骨折入院1週間
米国(ニューヨーク)300〜500万円1,000〜1,500万円100〜200万円
米国(ハワイ)280〜450万円900〜1,300万円80〜150万円
カナダ200〜350万円700〜1,000万円70〜120万円
オーストラリア150〜300万円600〜900万円50〜100万円
英国・欧州100〜200万円400〜700万円40〜80万円
シンガポール80〜150万円300〜500万円30〜60万円
韓国・台湾30〜80万円150〜300万円15〜30万円
タイ・ベトナム20〜60万円100〜200万円10〜25万円

参考:外務省 世界の医療事情・保険会社事故事例集

米国・ハワイに行くなら治療救援補償「無制限」を強く推奨。3,000万円プランで足りず自己負担が数百万発生するケースが実際にあります。

クレジットカード付帯保険との違い

多くのクレジットカードには「海外旅行保険が自動付帯」ですが、補償額・対象条件・使い勝手に大きな違いがあります。カード付帯だけで足りるか、追加加入が必要かの見極めが重要です。

項目クレカ付帯専用保険
治療補償最大200〜500万円3,000万〜無制限
補償期間出発から90日最大180日
賠償責任最大5,000万〜1億最大3億円
携行品損害最大20〜30万最大50万
キャッシュレス病院限定広範
持病・既往症対象外特約でカバー可
コロナ対応◯(特約明示)
費用年会費に含む1回2,000〜10,000円

クレカ付帯で十分なケース

  • 短期(3〜5日)のアジア旅行
  • 治療費水準の低い国(韓国・台湾・タイ等)
  • 複数枚のクレカ保険を合算できる
  • 健康な若年層で医療リスクが低い

専用保険加入を強く推奨するケース

  • 米国・ハワイ・カナダ・オーストラリア渡航
  • 7日以上の長期旅行
  • 60歳以上・持病あり
  • スキー・スノボ・ダイビング等スポーツ含む
  • 妊娠中の海外渡航
  • コロナ・感染症リスクの高い地域

保険金請求の実務

保険加入時に確認すべき「キャッシュレスサービス」と「事故時の連絡先」が実務上最重要ポイントです。

キャッシュレス提携病院の利用

主要保険会社は世界各地にキャッシュレス提携病院ネットワークを持ち、事前連絡すれば自己負担なしで治療を受けられます。米国主要都市・欧州主要都市・アジア主要都市はほぼ網羅されており、旅行前に保険会社のアプリ・サイトで確認しておきましょう。

事故発生時の連絡フロー

  1. 保険会社の24時間日本語アシスタントに電話(無料通話番号を旅行前に控える)
  2. 症状・場所・希望を伝え、提携病院を紹介してもらう
  3. 提携病院に直接向かい、保険会社発行の証明書を提示
  4. キャッシュレスで治療を受ける(自己負担なし)
  5. 帰国後、追加書類(診断書・領収書コピー等)を保険会社に提出

非提携病院での受診

キャッシュレス対応外の病院・救急緊急時は自己立替払い→帰国後精算となります。診断書(英語)・領収書原本・治療内訳明細書を必ず保管し、帰国後30日以内に保険会社へ請求手続きを行ってください。

必要書類のチェックリスト

  • 診断書(英語または現地語)
  • 治療費領収書(原本)
  • 治療内訳明細書
  • パスポートの入出国スタンプページのコピー
  • 航空券(旅行の証明)
  • 盗難・破損の場合、現地警察のポリスレポート
  • 薬代領収書(処方箋含む)

これらの書類が揃わないと保険金支払いが遅れる・却下されるケースがあるため、旅行中はすべての領収書・書類をスマホで撮影しておくと安心です。

年間契約の損益分岐

年に複数回海外渡航する人向けに「年間包括契約」が用意されており、年間20,000〜50,000円程度で1回90日以内の海外旅行を回数無制限でカバーします。

年間渡航回数個別加入合計年間契約お得度
1回(7日)5,000円25,000円個別が有利
2回(各7日)10,000円25,000円個別が有利
3回(各7日)15,000円25,000円個別が有利
5回(各7日)25,000円25,000円拮抗
6回以上30,000円〜25,000円年間が有利
長期(1回30日以上)×3回45,000円25,000円年間が有利

月1回以上の海外出張・毎月海外へ行くビジネスマンは年間契約が圧倒的にお得。1回旅行者は個別加入で十分。

主要保険会社プラン比較

2026年時点、主要損害保険会社の海外旅行保険(治療救援3,000万円プラン・7日間・アジア)の相場を比較します。

会社7日相場特徴
東京海上日動3,500〜4,500円キャッシュレス病院最多、日本語アシスト強い
損保ジャパン3,200〜4,200円USJ・ハワイ強い、コロナ特約標準
AIG損保2,800〜3,800円米国の医療ネットワーク最強
三井住友海上3,500〜4,300円安定感、家族契約強い
ジェイアイ傷害火災2,500〜3,500円コスパ重視、オンライン特化
楽天損保2,000〜3,000円楽天ポイント連携、若年層向け
エポスカード付帯年会費無料治療200万上限、短期アジア向け
三井住友VISAゴールド年会費11,000円治療300万自動付帯、家族カード分も

相場は2026年時点、実際の保険料は年齢・特約・支払方法により変動

シーン別の使い方

初海外・韓国3日間

アジア3日×治療1,000万で780円程度。クレカ付帯だけで十分な場合も。ただし空港ロビーで加入するとお守り代わりに。

ハワイ家族旅行7日間

米国7日×無制限×4人=40,000〜60,000円。医療費リスクを考えれば妥当。キャッシュレス病院確認必須。

欧州周遊14日間

欧州14日×3,000万=8,400円、無制限にすると15,000円。持病持ちは無制限一択。

ワーホリ・留学1年

専用の長期留学保険(年間15〜30万円)を選ぶ。旅行保険では最大180日カバーが一般的。

ビジネス出張・年間契約

年6回以上の海外出張なら年間契約25,000〜40,000円が最安。個別加入の1/2〜1/3のコスト。

スキー・スノボツアー

危険なスポーツ特約が必要。標準プランではカバー外のケースも。事前に補償対象確認必須。

シニア夫婦・欧州クルーズ

60歳以上は保険料20〜50%割増。持病告知型プランが安全、無制限×2人で30,000〜50,000円。船内医療費もカバー確認必須。

妊娠中の海外渡航

妊娠関連治療は原則対象外、専用の妊婦向け海外旅行保険を検討。妊娠週数28週以降は加入不可の場合も。

短期出張・エコノミー症候群対策

アジア3日、治療1,000万、賠償3億で1,000〜2,000円。長時間フライト後のトラブルに備え、加入は最低限のセーフティネット。

よくある勘違い

1. クレカ付帯だけで十分と誤解

クレカ付帯保険は治療補償が200〜500万円上限のケースが多く、米国医療費の実費(1,000万超)に対して不足。長期・高リスク地域では専用保険追加加入必須。

2. 出発後の加入はできると思う

出発後の加入は原則不可。空港カウンター・オンラインでも「日本出国前」までが期限。忘れると1週間まるまる無保険。旅行申込みと同時に手続きを。

3. 治療補償が全額返ってくると思う

免責金額・自己負担分・除外項目により全額補償されないケースあり。歯科治療・持病・妊娠・危険なスポーツは対象外の場合が多い。約款で確認必須。

4. コロナ対応が自動でカバーと誤解

2020年以降、コロナ関連治療は感染症特約付きプランのみカバー対象のケースが多い。標準プランで対応か確認、オプション付帯を検討。

5. 携行品損害の対象を誤解

スマホ・パソコン・カメラは補償対象だが、現金・有価証券・データ復旧費用は対象外のケースが多い。保管中の盗難は補償されるが、置き忘れ・紛失は対象外の商品も。

6. 一度加入すれば全て自動でカバーと思う

事故発生時に24時間以内の保険会社連絡が必須のケースあり。事後報告では請求却下される場合も。緊急時連絡先を旅行前にスマホ登録推奨。

7. 保険料が高いほど良い保険と誤解

保険料と補償内容は必ずしも比例しない。複数社の見積もり比較・約款読み込みが最も重要。同補償額でも会社により2倍以上の差が生じることも。

8. 複数のクレカ保険で補償額が単純合算されると誤解

クレカ付帯の海外旅行保険は「治療費用は合算可・死亡補償は最高額のみ」という仕組み。合算できる補償と限度額適用の補償を混同すると想定と異なる。約款で確認必須。

9. 治療目的の海外渡航は対象と勘違い

治療目的の海外渡航(メディカルツーリズム)は保険対象外。海外での定期健診・美容整形も対象外の商品が多い。純粋な観光・出張目的のみカバー。

参考リンク・公的資料

本ツールが提示する保険料は主要損害保険会社の標準プラン相場に基づく目安であり、実際の保険料は保険会社・商品・年齢・持病告知・特約付帯・支払方法により変動します。持病・既往症・妊娠・危険なスポーツ・コロナ関連治療はカバーされない場合や特約付帯が必要な場合があり、キャッシュレス提携病院・提携医療機関のカバー範囲も保険会社ごとに異なります。米国・ハワイ・カナダ・オーストラリアなど医療費の高い国では治療救援補償「無制限」プランが強く推奨されます。約款・重要事項説明書を必ず確認し、加入前に各保険会社の公式サイト・見積もりで最新の正確な情報を確認してください。当ツールは特定の保険商品への加入を斡旋するものではなく、あくまで一般的な相場を示す参考情報です。

よくある質問(FAQ)

海外旅行保険は必要?

必須。米国の医療費は盲腸手術1回で300〜500万円、心筋梗塞治療で1,000万超という請求例あり。外務省も加入を強く推奨。

クレカ付帯保険で十分?

カード付帯は治療補償が200〜500万円上限が一般的。長期・高リスク地域(米国・ハワイ)は不足するケース多い。3〜5日の短期アジア旅行はクレカだけで概ね対応可能。

年間契約はいつからお得?

年6回以上の海外渡航なら年間包括契約が有利。頻繁な海外出張者は年間25,000〜40,000円で1回90日以内の旅行を回数無制限カバー。

キャッシュレス病院の使い方は?

旅行前に保険会社サイトで提携病院リストを確認、事故発生時は保険会社の24時間日本語アシスタントに電話。指定病院なら自己負担ゼロで受診可能。

コロナ関連はカバー?

感染症特約付きプランのみカバー対象のケースが多い。標準プランでは対応外の場合あり、加入時に必ず確認・オプション付帯を検討。

持病がある場合は?

「持病・既往症特約」付帯が必要。持病告知型プランは通常より保険料20〜50%高。持病未告知は保険金支払拒否リスクあり、必ず告知を。

妊娠中の海外旅行保険は?

妊娠関連治療は原則対象外のケース多く、妊娠週数により加入不可の場合も。専用の「妊婦向け海外旅行保険」を検討、事前に必ず告知。

危険なスポーツは?

スキー・スノボ・ダイビング・ロッククライミング等は「危険スポーツ特約」付帯必須。標準プランでは補償対象外のケース多。

出発後の加入は可能?

不可。日本出国前までが期限。忘れると1週間まるまる無保険状態。空港カウンター・オンラインどちらでも出国前手続き必須。

加入証明書は必要?

ハワイ等一部の入国審査で保険加入の確認あり。加入証明書のスクショ・印刷物を携行すると安心。保険会社アプリで提示できる商品も。

子供の保険料は?

大人と同額または若干安め。子供の医療費もカバー、家族一括契約が実質的に割安。乳幼児は特約で対応可能。

ペット同伴時のペット保険は?

海外旅行保険にはペット関連補償なし。ペット同伴の場合、別途「ペット保険」の海外対応プランへの加入が必要。獣医療費は別枠でカバー要。

クルーズ・船旅の保険は?

船内医療費のカバーを必ず確認。船上医療は割高で、緊急時のヘリ搬送費用も高額。クルーズ会社独自の保険と組み合わせるケースも多い。

戦争・テロ発生時の対応は?

戦争・内乱・テロによる負傷は補償対象外のケース多い。渡航直前の紛争発生時は外務省海外安全情報を確認、危険地域は保険会社が引受拒否することも。

盗難・詐欺被害の補償は?

携行品損害の補償対象。現地警察のポリスレポート(盗難証明書)取得が必須。証明書なしでは保険金請求不可のケースあり、被害後速やかに警察へ届出を。