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エコ補助金 計算ツール|太陽光・EV・断熱・給湯器・蓄電池の国と自治体の補助額

脱炭素・省エネ関連の主要エコ補助金額を、設備種別・容量・地域から即時算出。太陽光発電・電気自動車(EV/PHV/FCV)・断熱リフォーム・エコキュート・エネファーム・蓄電池・V2Hの国補助と自治体上乗せの併用ルール、申請時期、対象条件、税務上の扱い、DR/DER補助まで、経済産業省・環境省・国土交通省の公的資料に基づき解説します。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

エコ補助金 計算機

単位は補助対象に応じて切り替わります(太陽光はkW、蓄電池はkWh)。EV・給湯器・住宅など1台/1戸あたり定額の対象では、補助額の計算にこの欄は使いません。

補助額の計算式と国の考え方

基本式

補助額 = 単価(円/kW・円/戸・定額) × 容量 or 対象数

総額 = 国補助 + 自治体上乗せ(併用可の場合)

エコ補助金は「単価×容量」型(太陽光kW単価、蓄電池kWh単価等)、定額型(EV1台あたり、給湯器1台あたり)、費用の一定率(改修費の1/3〜1/2等)の3類型に大別されます。制度により上限額(車両1台85万円・断熱200万円等)が設定され、上限を超える部分は自己負担となります。

国の脱炭素目標との連動

政府は2030年度に温室効果ガスを2013年度比46%削減、2050年カーボンニュートラルを目指しており、その達成手段として住宅・自動車の補助制度が拡充されています。GX(グリーントランスフォーメーション)推進法により、今後10年で20兆円規模の脱炭素投資が計画されており、補助制度は毎年度見直されます。

補助金額の目安レンジ

制度・年度・自治体により大きく変動しますが、2026年度の代表的な補助単価は下記の通り。詳細は各制度の公募要領を確認してください。

主要補助制度の一覧(2026年度目安)

制度名所管対象・補助単価上限・備考
CEV補助金(車両)経産省/次世代自動車振興センターEV最大85万円・PHV最大55万円・FCV最大255万円車種・性能で変動、外部給電機能で加算
子育てエコホーム支援国交省省エネ改修:最大30万円/戸、リフォーム:5〜60万円子育て・若者夫婦は最大80万円
先進的窓リノベ経産省/環境省窓・ドア断熱改修:最大200万円/戸ガラスUw値等級で単価変動
給湯省エネ事業経産省エコキュート:8万円/台〜、エネファーム:20万円/台性能加算あり
DR補助(蓄電池)経産省/SII蓄電池:3.7万円/kWh(2026年目安)DR実証参加が要件
ZEH補助金環境省/経産省ZEH:55万円/戸〜、ZEH+:100万円/戸再エネ設備追加加算あり
V2H補助経産省/次世代自動車振興センターV2H機器:最大30万円・設置工事:最大30万円合計最大60万円
再エネ普及(住宅太陽光)環境省/自治体7万円/kW(自治体上乗せ)国補助は縮小、自治体主導
省エネ設備(業務用)SII設備費の1/3〜1/2ESCO・LED・空調
建築物省エネ改修国交省改修費の23%〜1/3非住宅特化

年度予算の消化状況により早期終了する制度が多く、着工前申請が原則です。

太陽光・蓄電池の補助単価

住宅用太陽光の国補助

2013年度で国の固定額補助は終了し、以降はFIT(固定価格買取)・FIP制度で買取価格による支援に移行しました。2026年度の住宅用太陽光の国直接補助は限定的で、主にDR実証事業ZEH補助自治体単独補助に分散しています。

家庭用蓄電池のDER/DR補助

DR(デマンドレスポンス)実証への参加を条件に、SII(環境共創イニシアチブ)がkWh単価で補助。2026年度は3.7万円/kWhを上限とし、10kWh蓄電池なら最大37万円の補助が受けられます(工事費は別途)。

V2H補助

EV/PHVを家庭の蓄電池として使う「V2H(Vehicle to Home)機器」は、機器最大30万円+工事最大30万円=合計最大60万円の補助対象。次世代自動車振興センター(NEV)が公募・審査。

自治体の上乗せ

東京都・神奈川県・愛知県等は独自にkW単価5〜10万円を上乗せ。東京都の「太陽光発電初期費用ゼロ促進事業」など、初期費用ゼロで導入できる自治体主導スキームも存在します。

EV/PHV/FCV補助金の詳細(CEV補助金)

車種2026年度目安加算条件備考
EV(普通乗用車)最大85万円V2H対応・充電性能等Nissan Leaf・Tesla・SUV型EV等
軽EV最大55万円Sakura・eKクロスEV等
PHV(プラグインHV)最大55万円Prius PHV・エクリプスクロスPHEV等
FCV(燃料電池車)最大255万円水素充填インフラ地域MIRAI・クラリティ
電動バイク最大2.9万円50cc超相当
電動トラック(小型)最大250万円営業用

CEV補助を受けた車両は、原則4年間の保有義務があり、期間内売却・廃車は補助金返還の対象。事業所での使用も条件次第で認められます。自治体の上乗せは東京都15〜45万円、愛知県20万円等がありますが、併用可否は要件で異なります。

断熱・省エネ住宅補助

先進的窓リノベ2026事業

断熱窓への交換で戸建1戸最大200万円が上限。窓のガラス性能等級(Uw値)により単価が変動し、高性能ほど単価が高い。1個あたり最大2.6万円(大サイズ)〜と細かい単価表が設定されています。

給湯省エネ2026事業

高効率給湯器(エコキュート・ハイブリッド給湯機・エネファーム)の新設・買替補助。エコキュートは8〜13万円/台、エネファームは20万円/台、性能加算で+5万円まで。

子育てエコホーム支援

子育て世帯(18歳未満の子)・若者夫婦(夫婦のいずれか39歳以下)が新築・購入・リフォームする場合の補助。新築100万円/戸、リフォーム最大60万円(子育て・若者夫婦は最大80万円)。

ZEH補助金

Net Zero Energy House基準を満たす新築住宅への補助。ZEH:55万円/戸、ZEH+:100万円/戸、次世代ZEH+:100万円/戸+蓄電池加算。設計段階からのBELS認証・一次エネルギー消費量計算が必要。

国と自治体の併用ルール

エコ補助金は国補助と自治体補助の併用可能なもの・不可のものがあります。判断は制度の公募要領で明示されており、迷ったら申請前に事務局に確認するのが確実です。

制度国と自治体併用備考
CEV補助金(EV/PHV/FCV)可(条件付き)東京都15〜45万円、愛知20万円等の上乗せあり
先進的窓リノベ基本可自治体窓補助と併用可能な例が多い
給湯省エネ同一設備で国+自治体両方受給可
ZEH補助自治体新築省エネ補助と併用可
再エネ買取(FIT/FIP)買取と補助は別枠売電収入と補助金は両立
DR蓄電池補助制限ありSIIの他事業補助と重複禁止のケース

一部制度は「同一設備に対する国の複数補助の重複受給は不可」というルールで、複数の国補助を同時申請できないケースがあります。

補助金の税務上の扱い

個人の場合

個人が受け取る国・自治体のエコ補助金は原則、一時所得として課税対象。ただし一時所得には50万円の特別控除があり、その年の一時所得合計が50万円以下なら課税ゼロ。50万円超部分の1/2が総合課税の対象となります。

非課税とされる補助金

低所得者向け給付、災害復旧補助、住宅取得等資金の贈与非課税等、個別の非課税措置がある補助金は課税対象外(所得税法第9条、租税特別措置法各条)。

事業者の場合

事業者は補助金を受贈益(雑収入)として法人税・所得税(事業所得)の対象とし、対象資産の圧縮記帳を選択可能。圧縮記帳を選択すると、補助金相当額を資産取得価額から控除し課税を将来に繰延できます(法人税法第42条・第44条、所得税法第41条・第44条)。

申請時期と手続きの流れ

着工前の交付申請が原則

ほぼ全ての補助制度で着工前・契約前の交付申請が必須。工事完了後の後付け申請は認められません。契約前に事務局または施工業者に確認、公募期間中に必要書類を提出。

先着順・予算上限あり

先進的窓リノベ・給湯省エネ等は予算上限に達し次第終了(先着順)。人気制度は年度中盤で予算消化が完了することも多く、早期の着手が重要。SII事業は複数期に分割公募。

登録事業者を通した申請

子育てエコホーム・給湯省エネ等は、事業者登録した施工業者・販売事業者が申請代行するのが原則。個人からの直接申請は不可。事前に「登録事業者リスト」で確認。

実績報告と確定通知

工事完了後、実績報告書と証拠書類(領収書・完了写真・登記書類等)を提出し、審査を経て補助金の交付確定通知が届き、指定口座に振込。着工〜受給まで3〜6ヶ月が目安。

財産処分制限

補助対象設備は法定耐用年数の間、処分制限がかかります(通常5〜17年)。売却・廃棄・移転は事前承認が必要で、承認なしの処分は補助金返還対象。

会計検査院の検査対応

特に高額補助・大型設備は会計検査院の抜取検査対象。契約書・領収書・帳簿は制度規程の保存期間(通常5年)保管が必要です。

よくある間違い・注意点

  • 契約・着工後に申請する — ほぼ全ての制度は契約・着工前の申請が要件。既に工事契約や購入契約を結んだ後の申請は原則不可です。
  • 予算上限を見落として申請遅れ — 先進的窓リノベ・給湯省エネ等は先着順で年度中に終了。着手前に事務局サイトで予算消化率を確認しましょう。
  • 登録事業者以外との契約 — 子育てエコホーム等は事前登録事業者を通じた申請が必須。未登録業者との契約では補助対象外になります。
  • 国補助の重複受給を試みる — 一部制度は同一設備への複数国補助の重複禁止。子育てエコホームと先進的窓リノベは併用不可のケースがある等、公募要領で必ず確認。
  • 財産処分制限に違反 — CEV補助のEVは4年間保有義務、住宅系は耐用年数期間の処分制限。期間内売却・廃棄で補助金返還発生。
  • 一時所得の申告漏れ — 個人受給の補助金は一時所得。50万円超の場合は確定申告が必要。他の一時所得(生命保険一時金等)と合算する点にも注意。
  • 圧縮記帳を活用しない事業者 — 事業者受給の補助金は圧縮記帳で課税繰延可能。特に大型設備補助では圧縮記帳有無で税額が大きく変わります。

関連する規格・法令

  • GX推進法 ― グリーントランスフォーメーション推進のための脱炭素成長型経済構造への円滑な移行の推進に関する法律。GX経済移行債発行と補助制度の根拠。
  • 建築物省エネ法 ― 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律。ZEH基準・建築物省エネ基準の技術要件を規定。
  • 省エネ法(エネルギーの使用の合理化に関する法律) ― 建築物・機器の省エネ基準、トップランナー制度の根拠法。
  • FIT法(電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法) ― 太陽光・風力等の固定価格買取制度。FIP制度への移行。
  • 次世代自動車振興法(道路運送車両法特例) ― CEV補助対象車の定義、性能等要件の根拠。
  • 補助金適正化法(補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律) ― 全国補助金の交付・実績報告・返還・処分制限の共通ルール。
  • 所得税法第9条・租税特別措置法 ― 個別補助金の非課税規定。特定の低所得者給付・災害復旧補助等。
  • 法人税法第42条・第44条 ― 補助金取得資産の圧縮記帳による課税繰延の根拠。

参考文献・公的資料

各補助制度の最新情報・公募要領は、下記の公的機関・実施団体で確認してください。

※本ページの補助金額・要件は2026年度公募開始時点の目安であり、実際の交付額は各制度の公募要領・年度予算消化状況・審査結果により異なります。制度は年度切替時に大幅変更される可能性があり、締切・上限額・対象要件は必ず所管官庁・実施団体の最新公募要領で確認してください。税務上の扱いは個別具体的な状況で異なるため、税理士・税務署に相談することを推奨します。

よくある質問(FAQ)

国と自治体の補助金は併用できる?

制度により異なります。CEV補助(EV)や先進的窓リノベ・給湯省エネは基本的に自治体上乗せと併用可能。一方、同一設備への「国補助の重複受給」は禁止のケースが多く、子育てエコホームと先進的窓リノベは併用不可の組合せもあります。公募要領の「他制度との併用可否」欄で必ず確認してください。

申請期限は?いつまで?

年度単位(4月〜翌年3月)の公募が一般的ですが、予算上限に達し次第終了する先着順制度が大半。人気の先進的窓リノベ・給湯省エネは年度中盤(10〜12月)に完了することも多いため、着工前の早期申請が推奨されます。SII事業は複数期に分割公募のため、次期公募を待つ選択肢もあります。

補助金は課税される?

個人は一時所得として課税対象。50万円の特別控除があり、他の一時所得と合算して50万円超の部分×1/2が総合課税されます。事業者は雑収入として計上し、対象資産の圧縮記帳で課税繰延可能。CEV補助金など特定の補助金は非課税措置がある場合もあり、詳細は国税庁タックスアンサーで確認。

EV補助を受けた車、いつまで持たないといけない?

CEV補助を受けた車両は原則4年間の保有義務があります。期間内の売却・廃車・海外移転は補助金返還の対象。やむを得ない理由(廃車事故・重篤な故障等)の場合は次世代自動車振興センターに事前相談し、承認を得れば返還免除の可能性があります。

太陽光の国補助はまだある?

住宅用太陽光の国直接補助は2013年度で終了し、以降はFIT/FIP制度による買取価格支援に移行しました。現在はDR実証事業・ZEH補助・自治体独自補助を活用するのが主流。東京都の「太陽光初期費用ゼロ促進事業」など、初期費用ゼロで導入できる自治体スキームも展開されています。

断熱リフォームの補助はいくらもらえる?

先進的窓リノベ2026事業で戸建1戸あたり最大200万円まで補助可能。窓のガラス性能等級・サイズ・数量で単価が決まります。子育てエコホームの窓改修枠(子育て・若者夫婦最大80万円)と組み合わせるケースもあり、断熱等級6以上を目指す全面改修では複数制度の併用検討を。

エコキュートの補助はいくら?

給湯省エネ2026事業でエコキュート1台8〜13万円、性能加算(高効率・寒冷地仕様等)で+5万円まで。エネファーム(家庭用燃料電池)は1台20万円と単価が高く、給湯+発電で日常光熱費を大幅削減可能。設置には事業者登録が必要で、施工業者経由での申請が原則。

蓄電池だけの補助はある?

蓄電池単独の国補助は限定的で、DR(デマンドレスポンス)実証への参加を条件にSIIから3.7万円/kWh程度の補助。10kWh蓄電池なら最大37万円の補助が受けられます。工事費は別途で、蓄電池と太陽光・V2H・EMSを組み合わせたZEH+・次世代ZEH+では加算補助が受けられます。

ZEH補助は誰でも受けられる?

Net Zero Energy House基準を満たす新築住宅が対象で、建築士事務所での設計と一次エネルギー消費量計算・BELS認証が必要。ZEH:55万円/戸、ZEH+:100万円/戸、次世代ZEH+は蓄電池加算あり。ZEH登録ビルダー・プランナーを通じて申請するのが原則です。

補助金を受給した後の処分制限とは?

補助対象設備は法定耐用年数期間中(通常5〜17年)、売却・廃棄・目的外使用は事前承認が必要。承認なしの処分は補助金返還対象。CEV補助のEVは4年間保有義務、住宅系設備は耐用年数期間。承認申請は所管団体に書面提出で通常1〜2ヶ月かかります。

登録事業者を通した申請とは?

子育てエコホーム・先進的窓リノベ・給湯省エネ等は事前登録した施工業者・販売事業者が申請代行するのが原則で、個人からの直接申請は不可。工事契約前に「登録事業者リスト」(住宅省エネ2026キャンペーン公式サイト)で登録有無を確認する必要があります。

自治体独自補助のおすすめは?

東京都(太陽光・EV上乗せ・蓄電池・V2H補助が全国最上位級)、神奈川県・愛知県(EV上乗せ充実)、京都府・福井県(再エネ関連)など。自治体HPで「補助金・助成金」検索、または全国脱炭素サポートセンター、地方環境事務所への問合せで最新情報を確認できます。