FCFイールド計算機|時価総額対比のキャッシュ創出効率
FCFイールドを計算する無料電卓。FCF・時価総額から、配当・PER以上に重要な実質キャッシュ利回りを瞬時算出。
FCF利回りツール
FCFイールドとは
FCFイールド(Free Cash Flow Yield)は時価総額に対するフリーキャッシュフローの割合。「会社を丸ごと買って手元に残るキャッシュ利回り」を表します。会計上の利益ではなく実際のキャッシュベースなので操作されにくく、配当余力・自社株買い余力・成長投資余力の総合指標として、バフェット型バリュー投資の中核指標。
計算式と考え方
FCFイールド = FCF ÷ 時価総額 × 100
FCF = 営業CF − 設備投資
例:時価総額5000億のFCF300億ならイールド6%。10年国債利回り(0.5-1%)+リスクプレミアムで「最低3-5%は欲しい」が目安。EV/EBITDAやPERより純粋なキャッシュベースで評価できる利点。
計算例
- 時価5000億・FCF300億 → イールド6.0% 割安
- 時価1兆円・FCF200億 → イールド2.0% 低水準
- 時価3000億・FCF400億 → イールド13.3% 非常に割安
早見表・基準値
| FCFイールド | 評価 | 投資判断 |
|---|---|---|
| <2% | 低水準 | 成長期待過大可能性 |
| 2〜5% | 適正 | 標準的評価 |
| 5〜8% | 割安 | 配当・自社株買い余力大 |
| 8〜12% | 非常に割安 | 要因(リスク)確認の上買い |
| >12% | 超割安 | 業績悪化織込み・特殊要因疑い |
注意点・落とし穴
- 単年FCFは投資サイクルで歪む。3-5年平均で評価。
- 運転資金の急激変化でFCF振れる。経常的水準を見極め。
- FCFマイナス企業は別手法(PSR・売上成長率)で評価。
- FCFイールド高い銘柄は業績悪化前夜の可能性も。要因分析必須。
関連用語
- FCF
- フリーキャッシュフロー。営業CF-CapEx
- CapEx
- 設備投資(Capital Expenditure)
- Owner Earnings
- バフェット型FCF。維持的設備投資のみ控除
- FCFE
- 株主帰属FCF。FCF+純借入
よくある質問(FAQ)
PER低いがFCFイールド低い銘柄は?
会計利益は出るがキャッシュ創出弱い。在庫増・売掛金膨張等で要警戒。
成長企業のFCFイールド低いのはOK?
設備投資・R&D先行で当然。Amazon等の例。将来FCF成長で説明されるべき。
米国S&P500の平均は?
長期で約4-5%。10年国債利回り上回るのが目安。
日本企業のFCFイールドは?
大企業中央値5-7%。PER低めなので欧米より高い傾向。
REIT・MLPは?
配当性向高くFCFイールド=ほぼ配当利回りに近い。8-10%超も普通。
FCF Yield 10%超は買い?
「割安に見える理由」を探すのが先。業績悪化織込みなら罠。
CapExはどこから取得?
キャッシュフロー計算書「投資活動」。「有形固定資産取得」+「無形固定資産取得」。