土壌pH矯正(石灰施用量)
現在pH・目標pH・土壌タイプから必要石灰量を即算出。酸性土壌改良・作物適応pH調整に。
土壌pH矯正(石灰施用量)ツール
石灰施用量
苦土石灰(kg/10a) = 土壌別係数 × ΔpH
土壌別係数: 砂質100、壌土150、粘質200、黒ぼく300 (kg/pH上昇/10a)。緩衝能高い土壌ほど多量必要。
土壌タイプ別 石灰要求量(1pH上昇/10a)
| 土壌 | 苦土石灰kg |
|---|---|
| 砂質土 | 100 |
| 壌土 | 150 |
| 粘質土 | 200 |
| 黒ぼく土 | 300 |
土壌pH矯正(石灰施用量)の詳しい解説
日本の土壌は酸性化しやすく(火山灰由来+雨水多量)、pH 4.5-5.5の畑地が多いです。作物は概ねpH 6.0-7.0が最適で、酸性状態では養分吸収阻害・微量要素欠乏(Ca/Mg)が発生。石灰施用でpH矯正が定期的に必要です。
実務では「苦土石灰(炭酸カルシウム+マグネシウム)」が主流。消石灰・生石灰は反応が急激で作物への刺激強く、緩効性の苦土石灰が農業現場で好まれます。施用は作付け2-3週間前に行い、土壌との反応時間を確保。過剰施用はホウ素・鉄欠乏を招くため、pH 6.5-7.0までを目標に。
業界・現場での使い方
野菜農家
キャベツ・トマト・キュウリの適pH管理。
果樹園
ブルーベリー等の酸性好き作物 vs リンゴ等の弱酸性好き作物。
土壌診断連動
JA土壌診断→石灰施用推奨量算定。
よくある間違い・注意点
- 生石灰・消石灰の過剰施用 — 土壌pH急激変化で作物障害。緩効性苦土石灰推奨。
- 酸性好み作物にも石灰施用 — ブルーベリー(pH 4.5-5.5)には逆効果。作物別最適pH確認。
- 黒ぼく土を壌土と同量施用 — 緩衝能高い黒ぼくは2倍量必要。土壌診断必須。
関連する規格・法規
- 肥料取締法
- 農林水産省 土壌診断・施肥基準
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
pH 5.0→6.5に上げるには?
壌土10aで約225kgの苦土石灰。
苦土石灰と消石灰の違いは?
苦土=マグネシウム含有・緩効性、消石灰=急効性で作物刺激強い。
酸性を好む作物は?
ブルーベリー(pH 4.5-5.5)・ツツジ・じゃがいも(pH 5.0-6.0)。
施用のタイミングは?
作付け2-3週間前。土壌との反応時間必要。