材料密度早見(切削業界向け)
切削加工で使う主要材料の密度から丸棒/板/ブロックの重量を即算出。歩留り管理・原価積算に。
材料密度早見(切削業界向け)ツール
材料重量計算
重量(kg) = 体積(cm³) × 密度(g/cm³) / 1000
切削加工の材料重量計算は歩留り管理・原価積算・輸送計画の基礎。密度は材質固有で、この値を暗記しているのが職人。S45C=7.85、SUS304=7.93、A5052=2.68はよく使う3値。
切削業界頻出材料の密度
| 材料 | 密度g/cm³ | 用途 |
|---|---|---|
| S45C | 7.85 | 汎用機械部品 |
| SUS304 | 7.93 | 厨房・食品機械 |
| SUS316 | 7.98 | 海水・化学 |
| SUS440C | 7.75 | ベアリング等 |
| A5052 | 2.68 | Al合金主流 |
| A7075 | 2.81 | 航空・レース |
| C1100 | 8.94 | 電気導体 |
| Ti-6Al-4V | 4.43 | 航空・医療 |
材料密度早見(切削業界向け)の詳しい解説
切削加工現場では材料重量が全ての原価計算の起点。丸棒の切りしろ、板からの取り数、ブロック材の削減体積…すべて密度から始まります。SUS304の丸棒φ50×100mmなら1.56kg、SUS単価800円/kgなら材料費1250円。加工時間・工具費・段取り費を加えた製品原価の30-50%を占めるのが材料費の位置づけです。
歩留り管理は業種で違い、単純切削品で30-60%、複雑ボリューム除去品で20-40%、精密部品で70-85%。SUS316(1200円/kg)やチタン(10000円/kg)ではこの歩留りが利益を決めます。切粉(切削くず)売却益(SUS100円/kg)も含めた原価計算が実務標準。
業界・現場での使い方
切削加工原価計算
材料重量×単価で材料費算定。歩留り管理と併せて原価管理。
金型製作
ブロック材からの削減体積計算。SS400・S50C・SKD11のブロック材購入。
部品積算
量産部品の1個あたり材料コスト算定。歩留り改善で利益率向上。
よくある間違い・注意点
- SS400とSUS304を同じ密度で計算 — SS400=7.85、SUS304=7.93。1トン材料で約10kg差。
- アルミ合金を一律2.70 — A2017=2.79、A5052=2.68、A7075=2.81と微差あり。精密計算では区別。
- 切粉重量を無視 — 歩留り40%なら60%が切粉。SUS切粉100円/kg売却で原価改善。
関連する規格・法規
- JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板
- JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
S45C丸棒φ100×500mmの重量は?
π×50²×500/1000×7.85/1000 = 約30.8kg。
SUS304とSUS316で密度差は?
7.93 vs 7.98で約0.6%。1トンで6kg差。
チタンは鉄の何倍軽い?
Ti-6Al-4V=4.43、鋼=7.85なので約56%重量(=44%軽い)。
切粉買取価格は?
SUS100-150円/kg、鉄10-30円/kg、アルミ150-250円/kg(市況変動大)。